現在をうろうろ(439)

 中国が巨大空母を建造中か?・・・

 北朝鮮の様子はかなり分かってきましたが・・・農業国の側面と工業国の側面との二つがなんとなく、アンバランスに感じられる・・・先軍主義というのは、そういったものなのかもしれません。ちょうど、戦前の日本がそうであったように・・・高度な工業製品である兵器と、民間の生活・・・毒ガス対策の冷暖房の利いた戦艦内部や、温度・電力対策で蛍光灯で照らされた潜水艦内とか・・・ジュラルミン製の航空機とか・・・

 戦前の日本は高度な工業製品である兵器を多数開発するわけですが、それが民需と直接結び付く事はあまりない・・・軍事機密とかそういったものですね。基本的に貧しいから、兵器には金をかけるが・・・それ以外については、それほど金をかける事は無い・・・できれば、兵器もライセンスなどを回避する方向で開発されていく・・・リバースエンジニアリングは日常茶飯・・・そういったものですね。

 残念ながら似たものを作ることができるが・・・金剛の装甲は鏨も跳ね返す・・・こんな言葉に象徴されるわけです。金剛型の戦艦である・・・金剛・榛名・比叡・霧島の4艦のうち、金剛は英国で建造され、残りの3艦は日本で建造され、金剛を改修する際に・・・日本製の工作機械では金剛の装甲板を加工する事が困難であったというわけです。しかし、不思議なのは旧式の高速戦艦が惜しげもなく使われたおかげで・・・この4艦はかなり活躍していますね。

 その意味では、北朝鮮の旧式のミサイル艇などは、惜しげもなく使われるでしょうから・・・ちょっと怖いですね。常に、全力出動になりますから・・・多分、減価償却は終わっているわけですから・・・安価な兵器は気軽に投入できるが、虎の子の兵器は出番を選ぶことになって・・・結局は使われず仕舞いになることが多い・・・北朝鮮と戦うのはかなりの消耗を強いられることになりそうな感じですね。しかし、今時・・・戦争のできる国づくりなど時代錯誤なのではないかと・・・自衛のための装備が主力の感じがしますが・・・

 その意味では・・・北朝鮮の軍隊は予算面からすると悪くない構成のような気がします・・・

 世界は驚きに満ちていますね・・・中国でちょくちょくチェックしている場所があって・・・大きな船が建造できる船台が気になってね・・・久々で眺めると、全長450m全幅55mほどの巨大な船を作り始めています。・・・座標は・・・

 30°15'10.80" N 122°15'14.43" E ここです。ドックに広がっている盤木の規模からすると・・・全長は450m幅が55m程に見えるわけです・・・写真左に係留されている船で全長は340m程で全幅は64m程ですから、これより100m長くて10m幅が狭い船です。

 これって、普通の商船に見えないんですが・・・ちょっと不思議な船・・・まさか、航空母艦じゃないでしょうね?かなりほっそりとした感じの船ですね。

 日本でよく見かける空母を同じ縮尺で並べましたが・・・かなりデカイ・・・盤木は写真で判別が困難なので、盤木の端を示すためにドックの中に赤の印を入れましたが・・・これだけの長さの差があるのでね。かなりほっそりとした船なんで気になるわけです。世界最大のタンカーの全長に並ぶが、幅は10m程狭い・・・タンカーと考えるのは困難・・・と妄想したわけです。

 それに・・・この内部の様子は普通の貨物船の構造ではないと思われますが・・・この構造は無茶苦茶強靭な構造ではないかと・・・

 左はかなり、小さな船ですが・・・長さ300m、幅45m程度の船の内部は左のようなものですから・・・異常なほど強靭な船体を付与されている・・・

 バイタルパートのようにしか見えないのだが・・・なんとなく、本気で大型の空母を作っているような感じ・・・しかもデカイ・・・飛行甲板のサイズは幅60m長さ480m程度なら・・・カタパルトなど不要ですね・・・止まっていても離着艦が可能でしょうから・・・それに、甲板にどれだけ航空機が並べられるか?

 艦載機専用の訓練基地・・・座標・・・ 40°29'28.13" N 120°39'20.92" E ここですが・・・

 310m程の区画で訓練をしてますからね・・・全く、世界は新製品で目白押しという感じですね。日本の政治屋は、ハッタリばかりですからね。困ったものです。ロシアの計画した大型空母のシルエットをネットから拾ってきて合成すると・・・

 左の写真のような感じですね。これでは良くわからないですが・・・サイズ的には良さそうです。

 しかし、現在建造されているのは腰から下ですから・・・

 甲板部分を透明にして重ねると・・・まあ、こいつはピッタリかね?どうやら、噂の11万トンクラスの航空母艦が中国で建造中という事になるのか?

 船殻構造はどう見たって普通の商船のものではないし・・・さて、どんな船が出来上がるのかが楽しみになってきます。

 日本も対抗して、国民一人当たり10万円ほど集めると、この程度の空母を持つことができるのか?ちょっと気になりますね。

 これで、間違いなく・・・来年度は、安全保障税の名の大増税がやって来る・・・一世帯当たり10万円から20万円の新たな出費に耐えられるのか?気になります・・・私は・・・命を削るしかない・・・小麦粉の活用ぐらいでは食費が追い付きそうもないですからね。

 しかし・・・困った。我が国の口先だけの政治屋が余計な事を言って、大国を牽制するものだから・・・牽制ではなく挑発行為となり、巨大空母という厳然たる恐怖を生み出してくれましたね・・・このサイズだと・・・速力は16ノット程度の低速空母で良いから・・・だって、空母の速力に比べたら艦載機の速度の方が圧倒的に早く、侵略目的ではなく、あくまでも防衛的なものであれば・・・単に浮かべて置くだけでも良い・・・多分、中国は3艦隊に1隻ずつ配備して終わりとするのでしょう・・・米国のように世界中に派遣する必要は無いから、高速空母など必要としない・・・

 なんとなく、例のジャンプ台のある艦載機の訓練基地を作ったところで決まったのではないかと・・・動かない基地でも艦載機の運用ができる・・・我が国の防衛に資するためには、別に高速である必要は無い、格納庫+露天で80機で3艦運用をされたら・・・日本の全戦闘機の数に匹敵する・・・

 半径500kmで30分以内の到達を考えると、母港在泊時では右の赤丸が哨戒範囲・・・このサイズだと・・・在泊中でも艦載機を運用できるわけだから・・・ただ、地上基地があるから別段・・・そういえば・・・

 青島の空母桟橋のところ、山を大きく削って平らにしています。まさか・・・地上施設を展開するには広すぎるような・・・最初から在泊運用を前提として考えているのか?構想としてはまさに、動く事ができる空軍基地・・・上の写真で黄色の円を形づくる位置に配備したら・・・東シナ海・南シナ海は基本的に基地航空隊でカバーできるから・・・中国の3艦隊の総力を挙げて、原潜と駆逐艦を従えて来たら・・・こいつは対抗しがたい・・・1艦隊が日本海軍の総力に匹敵するのでは?それに、病院船を従えて来たら・・・闇雲の攻撃はできないし・・・

 できもしないことを大言する政治屋のおかげで、こういった状況になるんですね。日本は戦争などはできないわけですから・・・本来の積極的平和のための貢献と、1975年のヘルシンキ宣言をきちんと国民に説明する必要があるのではないかと・・・日本のハッタリ政治は、既に通用しないし・・・奥の手は・・・日本発の世界恐慌かね?経済戦を仕掛ける・・・経済で一旦負けることで・・・最終的な勝利を考えるとか?我が国の政府の借金は世界経済を揺るがすだけの力を持っていますからね。下手な核兵器より効果は絶大でしょう。実効ある政策を望みたいものですが・・・多分、国際情勢に関しては考えることすらできない状態でしょうね。日本人は見たくないものは本当に見えなくなるという特技を持っていますからね。

 建造中の船は空母のように見えるが・・・オイルタンカーであることを祈りましょう。

2014.09.22

  

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