平安南道北道の工業とそのインフラ（43）　北朝鮮の工場の調査のために・・・？

現在をうろうろ（440）

　平安南道北道の工業とそのインフラ（43）　北朝鮮の工場の調査のために・・・？

　ちょっと、中国の空母が気になってきました。一応は、空母を運用できると思われる桟橋がいくつかあります。ざっとチェックしたところ、前回眺めた時と写真が変わっていないのでちょっと残念・・・まあ、変わっていようが、変わっていまいが私には関係ないことなのでね・・・ただ、知的好奇心って野次馬根性がさせる事です。昨日は、珍しく朝から晩まで色々な人に会って忙しいこと・・・普通は暇な時間ばかりなのに・・・変な日だった・・・

　そのうち、ニュースにでも現れたら気合を入れて気にする事にしましょう・・・北朝鮮の工業の裾野をチェックする続きの方が先ですね。本当は・・・ソウルをチェックしたいのでね・・・遊びに行く都合がありますから・・・さて・・・北朝鮮の送電系はどうやら2000年代に入ってから整備が進んできたみたいですね。しかも凄い速度で・・・かなりの工場の生産が向上したのではないかと・・・しかし、送電線を眺めるので、ちょっと疲れた気がします。やはり、気楽に軍事基地関連を眺めるのが良いのかもしれません・・・どうせ、これ以上の調査を行うとなると、やり方を変えなければならないだろうし・・・つながらない送電系も山ほどあるし・・・

　さて、偉い人たちの行動記録から工場などを特定する作業を開始しましたが・・・事実上交通網のチェックに近いものですから、こいつはちょっと時間がかかりますね。

　例えば・・・拡張された新義州の養鶏工場として報じられた物などは可能性の高い場所は直ぐに見つかります。多分、座標は・・・

　40°05'52.88" N 124°28'38.85" E　ここで、右の写真のように拡張されていることが分かります。ですから、これが報じられた養鶏工場であると考えられるというわけです。

　新義州関連の視察の際に名前が出る事があるのが、雲山工具工場ですが・・・雲山郡に鉄道の駅が現在は存在していないみたいなので探す事が困難・・・廃線になっている鉄道を辿ると、かつての駅がある程度分かりますが・・・街道では博川と温井の間に雲山はビッグネームで存在する事は分かるのですが・・・

　古い地図では左のように寧辺の旧市街の北にある事も分かるのですが・・・報道では・・・

　金日成主席が1950年10月にみずから敷地を定めた同工場には、総書記が2009年11月、みずから現地に赴き工具革命の炎を点じた。工場の労働者階級と蓮河機械管理局、平安北道の党員と勤労者は、１年足らずの間に総敷地面積が11万平方メートルの工場を新たに建設した。

　こんな風に、語られています。11万平方メートルの工場などこのあたりに無い・・・現在、雲山郡で景気の良い場所は北鎮と温井ぐらいですね・・・どうやら、温井にそれらしい工場があります。ロシア語情報では・・・工具工場がありますから・・・どうやら雲山工具工場は温井と確定できます。座標は・・・

　40°06'51.98" N 125°54'24.97" E　ここですね。

　ここには、左のような工場が存在します。一応、この工場は2006年から2012年の間に増築が行われていますから、条件に該当しそうです。

　関連としては・・・香山郡の雲山工具工場香山分工場に口腔総合治療台と耳鼻咽喉総会治療台をつくる課題とを与え、この春、煕川へ向かう途中立ち寄ってみたところ、何台かつくってありました。医師にもっていって使用してみるようにと言ったところ、外国製に劣らずたいへんよくできているとのことでした。それで、私はその医療機械を「妙香山」と名づけ、赤十字病院に送らせました。

　という事ですから、雲山工具工場香山分工場は医療機器関連の製造していることが分かります。妙香山駅の近くに2つの工場があるのと、この工場の情報が限られているので、どちらなのか不明です。

　煕川へ行く鉄道がありますが、温井へは鉄道はありません・・・廃線を途中まで書き込んで雲山郡を探りましたが・・・あまりはっきりしませんが、偉い人たちが通る道は推定できますから、右の写真の右中央の妙香山駅から、温井への道は確定できます。妙香山からこの道で道路距離40ｋｍ程を移動するようですね。

　偉い人の旅行企画は、普通は一筆書きで1つの移動行程は休憩を含んで90分程度を予定すれば良いでしょうから・・・悪くない距離でしょう・・・沿道で、常に寄る場所を決めておかないと・・・今回は寄らなかったとかうるさいかもしれないのでね・・・

　しかし、北朝鮮の地形は平坦な道路を否定しますから、なかなか厄介ですね。ただ、利用できる道路が限られる事になるので、その点では追跡は簡単になります。

　この温井の雲山工具工場からどこへ行くかが問題です・・・逆戻りなしで、翌日には、良策ベアリング工場、新義州製靴工場、改築され拡張された新義州養鶏工場を回って平壌に戻るには・・・車で、大館里の近くの屋根付きの駅へ行き・・・そのまま車で・・・座標・・・

　40°18'17.65" N 125°12'21.03" E　ここへ抜け、ここへの道は近頃はトンネルがあって楽に抜けられるようですから・・・そして、ここから南下して・・・座標・・・

　40°01'54.53" N 125°10'37.25" E　ここの御屋敷へ入られるのではないかと思惟されます。

　新義州へも直接行けますが・・・あちらにもお屋敷があるので・・・この屋敷を、朝の7時頃に出て、新義州方面へ車ですかね？領土に散在する別荘群をチェックする必要もあるような感じですね。そして、行動記録のデータベースでも作れば・・・行動パターン解析ができるかも？

　あとは、部隊番号ですね・・・こいつの命名に関するルールがあると思われますが・・・単なる設立順の連番だと面白くもないですが・・・なんとなく、内外への報道の差が無さそうな気がして・・・日本は内外で報道に差があるので・・・報道の意図が読みやすい・・・全く、何と言う国かね？日本には言論統制は必要ないような？お上に基本的に従属的で、世論を醸成しているような？変な感じ・・・

2014.09.23