現在をうろうろ(1374)
日本貧窮者経済新聞
 偉大なる安倍晋三閣下の2015年11月22日のクアラルンプールでの記者会見は・・・?(2)

 さて、続きは・・・何だろうね?・【安倍首相記者会見(上)】南シナ海情勢「法の支配の重要性、各国と発信できた」(1-6ページ) - 産経ニュース とか、【安倍首相記者会見(下)】「テロ未然防止、できる対策はすべて講じる」(1-6ページ) - 産経ニュース これですね。首相官邸のものと同じ物みたいですが・・・さすがに凄い速度で発言をデータ化できるのだと驚くばかりです。まさか、データで記者会見が回っていたとか?さすがに逐語的にチェックするつもりはないが・・・今更、首相官邸の公式のやつに差し替えるのも面倒なんで、そのまま続けましょう・・・

 「TPPはまさに国家100年の計」

 「今回の会議では日本の高い省エネ効率、国民皆保険、防災の知恵などにも大きな関心が集まりました。持続的な成長のためには地震や台風などの災害に強いインフラや環境への負担の少ない省エネ社会を構築していくことも必要です。こうした成長の質を確保していかなければなりません。サービスから知的財産に至るまで、幅広い分野で品質の高さが正しく評価される公正なルールが共有されるTPPは、21世紀の新たな経済ルールを作る営みであり、先般大筋合意したTPPに対しては、APECなどの場で台湾、フィリピン、タイ、韓国、インドネシアといった国や地域から将来の参加に向けた強い関心が示されました」


 TPPってのは呼び水みたいなものではないかね?A.S.E.A.N.諸国で自由貿易協定があるから、その中で関税率は・・・あまり考える必要は無いような気がするが・・・なんだかね?持続的な成長の足かせになっているのは、無制限のエネルギーの使用が許されずに、ケチケチやっている分野が多すぎるからではないかとね。重要産業にエネルギーを投入できるようにするとか・・・多分、円安になったのにも関わらず、自動車の国内生産が伸びなかったのは夏に向かっていたからではないかと・・・

 産業界では夏休み期間の電力料金の特別契約があって、工場をフル稼働させたくてもそうはいかない事情がありますからね。そのため、不足する電力を補うための、ガスタービン発電機とか導入されていたから・・・とりあえず、震災後の夏も乗り切れていただけのような感じですがね。

 そして、国の財政を圧迫する国民皆保険・・・消費税が上がるとこの手の収納率が下がるのでは?防災の知恵ね・・・自然災害の多い日本ですからね・・・台風が来ると人が死ぬ。長雨に合うと人が死ぬ・・・どうも、日本のインフラもそれほど優秀なわけでもない・・・何年も前に不通になっている鉄道が、いつまでたってもバスによる代行輸送から抜け出せないやつとかね。いつかは廃線・・・凄い国だよ・・・それで、海外に金をばらまいている・・・環境への負担の少ない省エネ社会を構築・・・納税者の負担によって、莫大な借金をどうやって返すのかね?税収の10倍の2.5倍ですから、年の稼ぎの25倍・・・年収500万円の人が1億2500万円を借りて返せるかという問題ですね。政府の寿命は人間の寿命より長いので・・・利息を考えなくても、税収の6割の返済を重ねて400年かかるわけですから・・・税収50兆円でどうして100兆円の予算が立つのか・・・これで政府が潰れない秘訣をどこの国も知りたがると思いますね。ちゃんと、その秘訣を説明してあげると、多くの国から感謝の言葉が返って来るのかと・・・心配ですね。

 ああ、そうか・・・ローンの上限ってのは労働可能年齢で決まるのか・・・50歳定年から65歳まで長くなった分だけ余計に金が借りられることによる経済効果が大きかったのかね?その効果もすでにないから経済成長は大きな伸びを見せないとか・・・そして、死ぬまで働けの時代への突入・・・

 省エネと効率の関係が間違っているのではないかと・・・産業活動はエネルギーが無ければ動かない・・・産業は現状では電力で動いていて、事実上GDPを伸ばすには電力の供給量を上げなければならないが、原発の発電量で夜間電力を100%賄うようになったところで、日本の経済成長は足踏みを開始しますね。エコアイス・エコキュート・・・電気自動車なども夜間電力の吸収先だったような気がしますね。原発をこれ以上増やせなくなり・・・同時に、温室効果ガス対策での省エネ・・・昼間電力の消費も抑えられた・・・そんな気がしますね。

 省エネで頭打ちになっているのが問題で、原発で、本物の水素社会を作り出せば夜間電力の問題はかなり解決できるが・・・そういった政治力がまるで偉大なる安倍晋三閣下には無いのでね。単に金をばらまくだけのものですから。原発の夜間の余剰電力で原料産業を興すとか・・・ソーダ化学工業など安価な電力があれば直ぐにでも・・・と思うのだが・・・つまり、政治力によって夢を見させなければならないのに、ひたすら節約、男も女も年寄りも、邪魔な子供や要介護者は収容所へ入れて休まず働け!の人海戦術になっているような感じなんでね。

 GDPに対する消費エネルギー量の割り当てをするとか・・・いかに効率よく稼いだかの方が、省エネより有意義な気がしますがね。まあ、同じようなものですがね・・・どこかで、価値の転換をしないと、無理が出ますからね。大きな仕事をさせたいなら、それに見合った材料やエネルギー、そして人間が必要ですからね。近頃は、人間の仕事の代行をする機械が増えていますから・・・原料と・エネルギーの供給を増やすしかないことになるわけです。

 だから、発展途上国はエネルギが欲しいから、日本では危険で使うものにならないような原子炉を欲しがり、日本で売れないものだから、偉大なる安倍晋三閣下も海外への売り込みに出かけることになる・・・間伐材や製材かすをエネルギー源とした工場と原子力をベースとした工場ではどちらの威力が大きいかいなんって自明じゃん・・・A社が増産しているからB社は休んでいないと電力供給が追い付かないなんって・・・児童生徒が休みでエアコンの電力需要が大きいから、産業は動かず減産を強いられるとか・・・こういった調整をするのが政府の役割だと思うのだが・・・明確な指示を出して行政機構を動かせばよいはずなのだが、なぜか、そういった話は出てこないのが不思議ですね。

 精神論みたいな抽象的な「この」に意味内容を持たない「この道しかない!」・・・どの道ですか?ってね・・・結局、私だって・・・この道っていうから、真面目に「この」の指す意味内容を探し続けてしまいましたが、結局何もない事だけがわかってきましたからね。一応、私も自分自身を食わせなければならないので、様々な情勢の分析をしますが・・・もうひとつわかったことは、日本で一般的に流れている情報では、十分な情報分析ができないという事ですね。さいわいな事に、インターネットを駆使すれば、かなり詳細な情報が取れることがわかりましたからね・・・

 面白いのは、情報分析の結果、理性的な判断予測と、現実の乖離ですね・・・どうやら、政治屋の言動ってのはそれなりに重みがあって人々を惑わすものなのだという事ですね。

 しかし、変な事を言っていますね・・・TPPは単に大筋合意しただけで、これから効果が表れてくるものなのに・・・なんで・・・APECなどの場で台湾、フィリピン、タイ、韓国、インドネシアといった国や地域から将来の参加に向けた強い関心が示されました・・・と言い得るのかが私にはわかりません。TPPで儲かるのなら凄く参加したいね!とでも言っているのだと思いますがね。まるでTPPへの勧誘が成功したかのように叫んでいるってのが、私には信じられない・・・こういった部分で政治屋が人を惑わすのだと思いますがね・・・商売上手が勝に決まっている・・・自由な商売のためのシステムですからね・・・商売の基本は、安く仕入れて一般価格で売る、できれば付加価値性を信じさせてなるべく高く売ることを心がける。そして、在庫を切らさずに提供し続ける事・・・安く仕入れた分だけ、値上がりについては最後に仕方なしに値上げしているように見せる事・・・こんなものではないかと。

 仕入れを安くすることが重要で、売れ筋商品は、低価格商品で薄利多売をこなせることができるのかですかね。そして、為替リスクなどに対して、十分な内部留保を持つこと・・・できれば、内部留保というより・・・何らかの形での信用の積み上げといってもいいかな?必要な時には現金がポンとどこかから湧いてくるような仕掛け・・・この方が良いですね・・・

 たくさんの連結・非連結子会社を持ち莫大なメインバンクの貸し付けの仲介を行って・・・・俺の会社が潰れたら・・・どの会社も危ないからな・・・貸さないなら・・・どうなっても知らないぞ!と言えたらね・・・日本経済で怖いのは、なんとなく・・・日本の偉大な総合商社様ですかね?なんだかマーカンタイル・ナショナル銀行とニッカーボッカー信託会社などの関係に近いような気がしてね・・・日本の偉大な総合商社様は資本注入力があるのでね。近頃は企業買収に近い事をやっていますからね。資金源は、多分信用によるメインバンクからの融資・・・1907年恐慌と同じようなものが起こる可能性をアベノミクスは秘めているような気がしてね。

 なんとなく、日本の偉大な総合商社様は資源外交成果で大損している雰囲気が強くてね・・・日本の複雑なサプライチェーンをリレーショナルデータベース上でシミュレートしようと思ったんですが・・・複雑すぎてね・・・ある会社から伸びるリレーション・・・複雑すぎて・・・そこで、日本の偉大な総合商社様の存在が浮かんでくるわけです。日本の偉大な総合商社様を中心にリレーションを組めば簡単結構簡単になる・・・どうやら、下請けの系列もなんとなく、日本の偉大な総合商社様の関与が濃厚なんでね。

 そして、日本の偉大な総合商社様は明らかに、銀行系列の物なのでね・・・資本の仲介をする日本の偉大な総合商社様なのかとね・・・じゃなくて・・・

 「TPPはまさに国家100年の計であります。TPP交渉参加国との首脳会談では協定の早期署名、発効に向けてそれぞれがリーダーシップを発揮していくことで一致いたしました。わが国としても署名後できるだけ早く、国会の承認をいただく努力をするとともに、TPP協定を広めていく取り組みにも力を注いでまいります。そしてTPPの効果を経済の再生や地方創生に直結させていく。国民の皆様の不安な気持ちに寄り添いながら、その不安を払拭すべく、効果的な政策大綱をとりまとめ、実行してまいります」

 ふむ・・・わが国としても署名後できるだけ早く、国会の承認をいただく努力・・・承認されるのかね?参議院決議はどうなるのかね?まあ、動き始めてしまったものは仕方ないと考える「日本らしい日本」がありますから・・・あれだけの譲歩をしているというか・・・表面化した部分だけでもあんなにあるのですからね・・・TPPの効果を経済の再生や地方創生に直結・・・地方の多くは農業生産で生きているんですからね・・・販路の開拓を政府主導で頑張るとかしないと、納得されないような気がしますしね・・・

 しかしね・・・なんとなく・・・国民の皆様の不安な気持ちに寄り添いながら・・・違うんじゃないかね・・・国民の皆様の不安な気持ちを食い物にしながら参議院選を戦いたいと思いますじゃないかと・・・?大丈夫かね?そして、庶民を騙すための効果的な政策大綱をとりまとめ、実行してまいります・・・そんな風にしか聞こえないのだが・・・GDPを2割伸ばすなんって・・・民間の仕事ではないね。しかし、TPPに関してもどんな方針で対応するかがまるで分らない・・・どうせ、オールジャパンでとか、意味のない言葉を掲げることになるのでしょうがね。輸出入政策はどうなっているのかね?政府が立案するのではなく、日本の偉大な総合商社様の領分で政府は関与しないとか?

 しかし、TPPは商社の口銭取りに影響を与えないのかね?それより不思議なのは・・・TPPの参加を決定するにあたって、まともな検討がなされたのかね?これが気になりますね・・・「日本らしい日本」の思いつき政策なのかと思っていますからね・・・なんで、今更・・・効果的な政策大綱を取りまとめるかね?すでにこんなのは参加する時点で作っていなくてどうするのかね?TPP(環太平洋パートナーシップ)協定交渉への参加 首相官邸ホームページ この時点で政策大綱があっても良いと・・・あるべきだと思いますがね。

TPPは、日本経済やアジア太平洋地域の成長の取り込みといった経済的メリットに加え、同盟国の米国をはじめ、自由、民主主義、法の支配といった普遍的価値を共有する国々とのルール作りは、安全保障上の大きな意義があると思います。

 基本的には経済的なものだから、別に独裁者の統治する国だろうが、共産主義だろうが関係ないと思うのだが・・・商売の法の支配の形態が同一であれば別に関係ない・・・商売の普遍的価値を共有すれば良いだけなのに・・・ああ、「日本らしい日本」は、:国益しか考えないから、商売に関してはまともではないという事かね?商売の法は・・・唯一、契約の順守ですからね・・・

 ああ、そうか、日本の企業は基本的に契約が下手でリスクヘッジがダメなんだった・・・客船でまた巨額損、三菱重工がはまった泥沼 企業戦略 東洋経済オンライン 新世代リーダーのためのビジネスサイト こんな具合の巨額損失を繰り返していますからね。

 左のやつが、巨額損失を生み出しつつ建造されている船のようですね。近頃の日本企業は、慌てる乞食は貰いが少ない状態になっているのではないかと・・・

 テキサスの日本の誇りの新幹線導入計画もほとんど金が集まっていない状態で、第二段階への移行が困難な状況下のようですからね。なんだか、日本政府は、その第二段階に移行するための資金を出すような感じでね・・・多分、支出額は・・・現在集まっている金のおよそ半分強ではないかと勝手に妄想していますが、それで、総工費の1%ぐらいなのではないかと・・・原油安の今、テキサスに遊んでいる金などないと思うがね。

2015.11.25

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

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 首相官邸ホームページ
 国会提出法案|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ
 The White House
 U.S. Department of State
 United States Department of Defense (defense.gov)
 世界のビジネスニュース(通商弘報) - ジェトロ

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