現在をうろうろ(1375)
日本貧窮者経済新聞
 偉大なる安倍晋三閣下の2015年11月22日のクアラルンプールでの記者会見は・・・?(3)

 さてさて、続きは・・・何だろうね?・【安倍首相記者会見(上)】南シナ海情勢「法の支配の重要性、各国と発信できた」(1-6ページ) - 産経ニュース とか、【安倍首相記者会見(下)】「テロ未然防止、できる対策はすべて講じる」(1-6ページ) - 産経ニュース 一応は、前回の続きですが、内容の無い記者会見・・・どうせ、記者会見も原稿を読んだだけなのでしょうけど・・・本当に、自分の言葉と思えるようなフレーズが無いね。ワンパターン・・・訂正、数パターン・・・原稿書きは何人かいるようなのでね。

 「そして今回、世界中の主要な国々のリーダーたちが集まる貴重な機会を利用して多くの国々と首脳会談を行いました。オーストラリアのターンブル首相、カナダのトルドー首相とは初めての首脳会談を行い、経済から安全保障に至るまで幅広い分野において意見交換を行いました。12回目の会談となったロシアのプーチン大統領とは、平和条約の締結を目指しあらゆる機会を見つけて対話を継続していくことで一致いたしました」

 そろそろ、みなさん同じ話に辟易としているのではないかと・・・ああ・・・前回引用した・・・TPP(環太平洋パートナーシップ)協定交渉への参加 首相官邸ホームページ

TPP交渉参加は国家百年の計です。
TPPは、日本経済やアジア太平洋地域の成長の取り込みといった経済的メリットに加え、同盟国の米国をはじめ、自由、民主主義、法の支配といった普遍的価値を共有する国々とのルール作りは、安全保障上の大きな意義があると思います。
我が国の国益を実現するための本当の勝負はこれからです。

 これを見返して・・・がっかり・・・普遍的価値を共有する国々とのルール作りは、安全保障上の大きな意義があると思います。どこに意義があるのかね?普遍的価値観を共有しているのなら、ルールは既に、その基本的価値観の中に包摂されているのではないかね?つまり、お友達の中でのお友達で通用するルールの確認しかできないと吐露しているのかね?価値を共有するとは、ルールも共有しているわけですからね・・・本来は価値観を持つ者同士が、お互いに納得できるルールを構築することが、契約であると思うのでね・・・様々な価値観を持つものが、合意または強制によってルールを共有することが契約・・・契約の箱の中のルールは、神から押し付けられたものであるが、その契約内容を飲んでモーセの一派が形成される・・・前回の最後の方で扱った三菱重工のハマった泥沼ってのは、契約の理解が不足したための物でしょうからね。130年も同じ商売をしていてもハマるんだから・・・困ったものですが・・・

 つまり、同じ価値観を共有していて、同じルールだと妄信しているだけなのかもしれませんが・・・だから、何かをきっかけに、ああ、わかった、君とは基本的価値観を共有していないんだ、さようなら・・・となるのかね?民主主義国家だと思っていた、アメリカ様の下の同盟国だと思っていた・・・誤解だった、共通する価値観なんって持っていなかったんだ・・・となるのでしょうね。

 でも、多分・・・偉大なる安倍晋三閣下の話等そろそろ誰も真面目に聞いてくれなくなっているのではないかと・・・TPPのやつを見返した理由が・・・「同盟国の米国をはじめ、自由、民主主義、法の支配といった普遍的価値」というフレーズをコピー&ペーストするためでしたからね。こればっか・・・アメリカ様の「自由、民主主義、法の支配」・・・この3つしか叫べない可哀そうな・・・偉大なる安倍晋三閣下・・・またかよ。どうせ、中身は・・・我が国の国益を実現するための都合の良い法解釈だろ・・・ではないかと、実効的な外交はやっていないですからね・・・

 どう考えても、すでに呆れられているようですから・・・2014年の4月の鮨屋から出てくるオバマ大統領の表情とあの、話しかける様子、同年11月の習国家主席の呆れた顔、2015年4月の儀式だけしかなかった訪米、そしてサプライズの数々・・・リンカーン記念堂から第二次世界大戦記念碑へのサプライズ・・・多分、第二次世界大戦記念碑の訪問が予定に無かったからでしょうね。そして、民主主義の根幹に関する理解をチェックしようとしたとしか思えない・・・そして、大統領晩餐会でのミニコンサートを知らなかった件、そして・・・アメリカのゴシップ紙が、大統領晩餐会ではお土産と称して食器の等の盗難が絶えない話・・・そして、6月サミットでの僕ちんの番が来ないで話が進んでいった事・・・・

 これらを見ると、どうやら、2014年の訪欧以来・・・安倍晋三のトリセツが出回っている雰囲気がありますね。

 首脳会談は何のためにあるのかを考えれば・・・日本のお家芸の根回しは有効なのはわかりますよ。しかし、根回しだけで済むなら・・・首脳会談は事実上不要ですから・・・だから、オバマ大統領は寿司屋でも外交を展開しようとした・・・つまり、人間が量られたという事ですね。この人間はやってくれるのだろうか?日本国に関しての理解と、その国益を秤にかけてどれだけのことをしてくれるのか?そして、責任能力が量られたのではないかとね・・・

 結果としては・・・その後のG7+1国の首脳の反応からすると・・・残念ながら、何もできない馬鹿者の烙印が押されたような気がしてね・・・多分、私もこの1年半ほどの内外報道からすると、そうとしか思えないのでね。残念ながら・・・明らかに、当意即妙の対応はできず、愚鈍としか思えないのでね。外国人記者との対応は多分不可能・・・平成27年4月27日 ハーバード大学ケネディ・スクールにおける安倍内閣総理大臣スピーチ 平成27年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ これには収録されていませんが・・・質疑応答が、質問書とその回答の読み合わせですからね・・・「日本らしい日本」を体現していた林銑十郎氏を彷彿とさせる、偉大なる安倍晋三閣下・・・とりあえず、安倍晋三閣下万歳!世界に冠たる日本 万歳!

 なんだかね・・・黄な粉を砂金に見立てての政策かね・・・甘い白砂糖が国民を引き付けて・・・衣を取れば只の餅・・・

 さて、続きは・・・

 「イギリスのキャメロン首相、ドイツのメルケル首相とは6月のエルマウサミット以来の再開を果たすことができました。インドのモディ首相、そしてトルコのエルドアン大統領、サウジアラビアのサルマン国王、さらにはASEANの友人たちとも率直に会談を行うことできました。米国のオバマ大統領とは盤石な日米同盟のもと、両国が基本価値を共有する国々と連携を進めながら地域や世界の平和と繁栄のために努力をさらに強めていくことで一致いたしました。そして両国が共有する価値である法の支配の重要性を改めて世界に向けて発信しました」

 友人たちね・・・どうも、偉大なる安倍晋三閣下の話はあまり魅力的なものにならないような気がしますが・・・なんとなくね。人間的な魅力というか・・・話をしたことは無いで分かりませんが・・・どうも、楽しい会話ができるとは思えないのでね・・・おお、久しぶり、御無沙汰してたね。また楽しい話をしよう!って雰囲気がまずないですから・・・率直な会談なんかできるのか?なんだか、原稿がないと話せないみたいな感じですからね・・・まあ、原稿なしで話をする場合でも、会話として成立するのか、それ自体が不明ですからね・・・立ち話とか・・・すっと入っていけるのかがね・・・?どうも、動画を眺めているとぎこちないような気がしてね・・・そして、述べることがいつも同じですから・・・自由、民主主義、法の支配・・・これだけのような感じですからね。他にないの?・・・両国が基本価値を共有する国々と連携を進めながら・・・どうして、話の合う連中だけと付き合うのかね?これならだれでもできるのだよ・・・基本的価値観を共有できるようにならなければならないところが問題なのだから・・・だから、馬鹿に見える・・・ああ、これって「島国根性」ってやつかね?基本的価値観を共有できる国を増やしながら・・・じゃないですからね、まず敵と味方の峻別があって、敵とは仲良くしない、味方とだけ話をして交流を深める・・・これじゃ、ダメじゃん・・・サウジアラビアのサルマン国王・・・この人、民主主義者?なんだか、私にはわからないことが沢山ありますね・・・親米が基本的価値観を共有する国なのかね?

 なるほど・・・どうやら、おとなしく演説を聞いてくれて、拍手してくれる人が好きなのかね?反対する人間ってのが苦手なのね・・・議論はできないのではないかと・・・国会の答弁でも、時々論旨を外すのはそのためかな?

 仲間の中だけでしか生きていけない・・・ああ、だから、あの小さな機関車なのか・・・なんだか、いつも教室の端で、クラスの楽しそうな会話をぼんやり眺めているだけの生徒のイメージだね・・・話の輪に入ろうとすると、話が止まって生徒が散って、またあちこちで話の花が咲く・・・そして、教室の端の定位置に戻って、ぼんやりと会話の輪を眺めている・・・そんな感じかな?邪険には扱わないアメリカ様の近くにいれば、話の輪の中に入った気分になっていられる・・・

 まあ、外遊が好きなのは・・・同行の記者たちがおとなしくハッタリを聞いてくれるからなのでしょうね。変な質問などが無く和やかに、ヤジも飛ばない・・・機内での至福の一時・・・

 あれ?関連したニュースなので、ちょっと・・・【緊迫・南シナ海】中国首相が安倍首相を立ち話で牽制していた…「中日関係はもろくて弱い」 - 産経ニュース 

 中国外務省の洪磊副報道局長は23日、李克強首相が22日にマレーシアのクアラルンプールで開催の東アジアサミットの前に安倍晋三首相と立ち話をした際、「改善に向かっている中日関係は依然、もろくて弱い。日本が約束を守るかどうかを見なければならない」と述べたと発表した。安倍氏が、南シナ海問題などで中国を批判していることにくぎを刺した発言だ。

 李氏は「中日関係のさらなる改善に悪影響を与えないように、日本側が、両国の相互理解にとって有益な話を多く語るべきだ」と述べたという。


 何だろう?日本が約束を守るかどうかを見なければならない・・・何の約束?中国首相「日本は歴史問題の約束を守るべき」 Joongang Ilbo 中央日報

 中国の李克強首相は17日、谷内正太郎国家安全保障局長に会い、「日本は被害国の懸念を考慮し、歴史問題の約束を守らなければいけない」とし「責任を負う態度で問題を処理するべき」と述べた。

 歴史問題の約束・・・まあ、無理でしょうね・・・敗戦も含めて無かったことにしたいようですから・・・反省の意味違いのような気がしてね・・・過去を心にとめて二度としないことを誓う事・・・過去を水に流して無かったものとして新しく進む事の違いかな?・・・・過去の清算、水に流す・・・それでなければ、雪辱・・・だから、なんとなく嫌なんでね。どうせ、軍事大国への道を走ることになる・・・何しろ、元経済大国二位でしたからこれだけで強がっていたのではないかと・・・実際には、大量の国債を発行しての粉飾を続けてきたみたいですからね。私だって、収入が多かった時の年収の25倍も借金ができれば大きな顔をしていますが・・・その後どうなるかは知りませんけどね。

2015.11.25

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

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