現在をうろうろ(5629)
日本貧窮者経済新聞
 防衛研究所の中国の動向分析はどんな視点なのか・・・?(9)→この最初へ

 さて、前回の続き・・・中国安全保障レポート - 防衛省防衛研究所 これですね。読み進むと、どれだけ米国が低級な政策で世界をかき回しているのかがバレちゃいそうだね・・・しかし、我儘で暴力的な米国をどうやって封じ込めるか・・・まあ、国連の枠組みという鎖につながれていて、しかも脱退できないようにニューヨークに本部を置くという欧州の賢いやり方というのは凄いね・・・多くの本部が糞田舎の米国でない場所にあるというのにね・・・

 米国も大陸法的な法空間に順応させられることになるのかね・・・とりあえずやって、判例を出すという強引なやり方はやめにしてもらわないと・・・事前に相手の事も考えて・・・暴力的な嫌がらせをしないようにならないとね。幼い普ちゃんのポチ国も同様かね・・・

 ダメかと半分諦めていたワサビが復活してきましたね・・・緑の茎が残っていたので大丈夫かも?なんてね・・・草刈りも進んで、徐々に残存資源が分かってきましたね・・・まあ、この時期は食害を与えるのは私だけなので、まあ、大丈夫でしょうが・・・色々と食い物があれば豊かな気分ですからね・・・ああ、金がない・・・これは、仕方ない・・・

 レタスの仲間は、奴隷小屋から子孫を逃がす気なのか・・・花芽をつけやがったし・・・採種してやるか・・・さて、とにかく続きですね・・・

 いま1つに注目すべきは、中国と中東欧諸国との間の協力関係であろう。2011年、温家宝総理はハンガリーを訪問し、中国・中東欧経済貿易フォーラムに参加した。2012年 4月には初めての中国・中東欧首脳会合がポーランドで開かれ、同じく中国からは温家宝総理が参加した。この対話枠組みは後に 16 +1と呼ばれるようになったが、設立時点ではそうした呼称はなく、中国側では貿易・投資関係を促進するための「実務的な協力」の舞台として位置付けられていた 66。中東欧諸国との協力に取り組み始めた際、中国では慎重な対応の必要性が指摘されていた。特に、当該地域での中国の経済活動の活発化とそれに伴う中国の影響力の拡大が EU内部で反発を招く可能性があるからであった。こうした可能性を考慮し、2012年に開催された初めての中国・中東欧首脳会合の共同コミュニケの作成にあたっては、草案が事前に EU 側で審議された。EU 側から示された意見は、この枠組みの「長期化」と「制度化」に反対するものであったという67。

 面白いね・・・中国とロシアが中央アジアを上手く丸め込んで・・・

 カザフスタンを丸め込んだのが成功だね・・・中国からカザフスタンを経てロシアへの鉄道の直行列車が・・・さらにベラルーシを越えるようになる枠組みが作られていくわけでね・・・中国製品がハンガリーに行くには・・・内陸国なので、鉄道や運河や道路を通って運ばれるわけね・・・しかも欧州の西岸の貿易港から・・・この辺りのGDPに対する輸送費の割合がデカいわけね・・・これに目を付けて、ハンガリーとかを懐柔ね・・・鉄道輸送は速くて安い!

 ポーランドはバルト海に面しているけど、良港が無くてね・・・しっかりとした国際貿易港があれば発展の余地があるし、物流費も安くなり・・・

 というわけで・・・右の港を提案されちゃうのでしょうね・・・まあ、資金はオーストラリアの銀行と債券の発行で賄って・・・54°23'25.1N 18°42'25.8E - Google マップ ここに整備ね・・・当然中国からの直行便もやってくるわけで物流費が安くなるし・・・ここから鉄道に乗せ換えて・・・黒海に面するオデッサなどへの鉄道輸送も活性化するわけでね・・・冷戦下の東側陣営の強力な鉄道貨物輸送システムに新たな結節点が1つ生まれるわけでね・・・物流拠点を得る事が国の繁栄につながる事は自明なのでね・・・この港の完成が2010年だったかな?2005年にプロジェクトが開始で、2007年から部分共用・・・

 金儲けをしたい連中が・・・色々と先行して中国製品の流入のための下準備をしていたわけね・・・間抜けな米国が気付かぬうちにインフラの整備が進んでいたわけで・・・欧州は、それなりの資金の融通のネットワークがあるのでね・・・良い企画であればそれなりに金が集まる・・・問題は、信用の無い中央アジアなどの弱小国ね・・・自分で資金を集められないから苦労するわけでね・・・だから、アジアインフラ投資銀行が必要になるわけね・・・欧州勢が英国をはじめとして乗ったのは・・・既に、一帯一路で、どれだけの利益が出るかの皮算用ができていたからなのでは・・・?

 EU 側の懸念の一方で、中国は中国・中東欧協力の制度化にかじを切った。2012年 9月、中国・中東欧協力の常設事務局を北京に設置し、初めての参加国調整会議を開いた 68。なお、この事務局は中国外交部欧州局に置かれており、事務局長以下の主要ポストには中国外交部の幹部が就いている 69。2013年 11月の第 2回首脳会合では、首脳会合を定例化して協力の方向性を検討していくことを確認した 70。この際、李克強総理はこの枠組みで協力を進める原則として、@相互に尊重し、平等に相対すること、A互恵的に共同の発展を図ること、B中国・EU協力と歩調を合わせることの 3点を挙げた。これを踏まえて、@貿易・投資の増大、A連結性の向上、Bグリーン協力の強化、C融資ルートの開拓、D地方間協力の追求、E文化交流の充実、の 6点を提案した 71。中国と中東欧諸国との間の協力がその制度化に向けて動き出した時、その主な目的は貿易・投資関係の発展であり、経済外交の延長線上に理解できるものである。

 多分、一帯一路の現実性のデモンストレーションをロシアがやっていたのではないかとね・・・例えば、【MAZDA】マツダ、シベリア鉄道を利用した車両輸送を開始|ニュースリリース これなどは・・・2008年の話しね。

 シベリア鉄道を利用した輸送は、マツダ車の生産拠点である広島本社工場と防府工場からロシアのウラジオストック近郊のザルビノまで海路で運び、そこから30両編成の専用列車でおよそ9,300kmにおよぶシベリア鉄道を利用してモスクワまで運ぶ。所要日数はわずか10日と、旅客列車と同等の速さとなる。

 日本製品だって、モスクワ経由で東欧へ・・・船舶輸送より速い!という奴ね・・・シベリア鉄道の宣伝もやっていたはずね・・・そして、2011だったかな、重慶とドイツのデュイスブルクを16日間で中国大陸からカザフスタンを経てロシア経由で繋ぐ鉄道貨物が走り出して・・・鉄道路線が複数で繋がって行けば、こいつを利用しない手はないわけでね・・・中国としては、欧州へ船便で送ったコンテナを・・・空でも良いから欧州の内陸に散った奴を回収したいわけでね・・・コンテナが無いと欧州に送れないからね・・・

 初期の輸送では、空のコンテナばかりが欧州から中国へ来る・・・それが、いつの間にか空の割合が減っているわけでね・・・だから、十分な根回しを行った上で、貧乏国のインフラ整備のための与信のシステムを構築していったわけで・・・アジアインフラ投資銀行が上手く行っちゃったわけね・・・幼い普ちゃんのポチ国では米国が反対するから欧州は乗らないと思っていたようですがね。

 転機となったのは、2015年 11月に蘇州で開かれた第4回首脳会合であった。中東欧諸国の首脳と会見した習近平国家主席は、この枠組みを16+1協力と呼び、伝統的な友好国間の関係発展の「新たなルート」、中国・EU関係の「新たな実践」、加えて南南協力の「新たなプラットフォーム」と位置付けた 72。また、2015年 3月に中国政府が「一帯一路」構想に関する「ビジョンと行動」を発表していたこともあり、16+1協力と「一帯一路」建設を十分に接合することを、習近平は第 1の課題として指摘した 73。首脳会合で採択された 16+1協力に関する中期計画は、「一帯一路」建設を重要な契機として協力空間を不断に開拓すると同時に、「一帯一路」建設にさらに多くの貢献をしていくことを、16+1の目標としたのであった 74。また、この時期、習近平政権は「一帯一路」をグローバルガバナンス変革の取り組みの1つと明確に位置付けた。2015年10月、中国共産党中央政治局はグローバルガバナンスに関する集団学習を開き、習近平は「グローバルガバナンス体制をさらに公正で合理的な方向へ発展させ、我が国の発展と世界平和のためにさらに有利な条件を作り出す」と強調した 75。このプロセスの中心的な要素の 1つとされるのが、新興国や途上国の発展とそれに伴う国際的な影響力の増強であり、「一帯一路」構想にもそうした目的が付与された。習近平政権はこの文脈で 16+1協力を位置付けたということであり、グローバルガバナンスや新たな国家関係のモデルとしての16+1協力の成果を得るべく、中国は中東欧地域への関与をいっそう強めた 76。

 結局は中東欧域は・・・基本的に欧州西海岸経由で物資が入って来るからね・・・ドイツが東へ鉄道を伸ばすのに熱心だったのもそれがあってね・・・3B政策 - Wikipedia これね・・・ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世によって主導された、ベルリン(Berlin)・ビザンティウム(Byzantium、イスタンブールの旧名)・バグダード(Baghdad)を鉄道で結ぶという19世紀末からのドイツ帝国の長期戦略とされるもの。

 ドイツのシーレーン防衛がね・・・ドイツ植民地帝国 - Wikipedia 大儲けができる場所は無いですがね・・・それでも、英国が押さえていない場所を通らないとね・・・この時代の東欧は結構豊かですからね・・・工業化が進んでいたわけで・・・2010年頃には、既に中央アジアでの鉄道建設による欧州の利益が確定しつつあったのだろうとね・・・問題は、中央アジアでの鉄道・・・

 一応は、ソ連時代に整備されていったわけですが・・・老朽化がね・・・従って金がかかる事は分かっていた・・・新興国など貧乏国への支援の必要は分かっているが・・・資金の流れの透明性の担保がね・・・

しかし、中国の積極的な欧州進出は、欧州域内で警戒感を呼んでいる7 7。欧州側の警戒は多岐にわたるが、欧州の戦略的産業への中国の進出がもたらす安全保障上の懸念が高まっている。2016年には、ドイツの産業用ロボット企業・クーカが中国企業に買収された。クーカの技術は米軍の戦闘機 F-35の機体製造に使用されているとされ、中国への技術流出の懸念が欧州域内や米国で高まった 7 8。これを契機として、2017年にはドイツで買収審査制度が強化されたほか、EU も安全保障の観点から審査制度の導入に向けて動き始めた。また、16 +1協力の進展や中東欧諸国の中国への経済依存が高まる状況を EU の一体性へのチャレンジとみる見解も欧州で広まりつつある。例えば、スロバキア、ハンガリー、チェコ、ポーランドのヴィシェグラード 4国(V4)では中国の経済的なプレゼンスが拡大しており、中国という新たな経済パートナーを得て、V4諸国やドイツが「EU 域内貿易から自立的になっている」と指摘されるようになっている79。

 クーカの件は一般的な産業ロボットですからね・・・特に高度なものではない・・・まあ、今ではね。中国も同程度のものを製造しているので・・・この手のロボットの輸出制限や、技術流出などは問題にならないわけね・・・米国は共産主義者の触ったもので作られたものも嫌いだと騒ぐだけでね・・・それが問題なわけね・・・何しろ中国産の鉱物資源だって嫌だとか騒ぐお間抜けちゃんですからね・・・頭の程度は、どうやら頭のコチコチのイスラム原理主義者と同程度のようですね。共産主義者が触ったものは汚れているとか・・・ボルトン君など頭の悪い典型じゃン・・・

 欧州は、こういった米国の頭の悪い田舎者をどのように扱うかが問題になっている様だね・・・何かと言いがかりをつけて来る馬鹿な奴に対して・・・合意も勝手に破棄して、色々とやりやがる・・・程々に相槌を打っていないと怒り出すし。粗野で、街宣活動で艦隊などを出して威圧とか間抜けな事をするし、経済制裁とか面倒な事を始めるしね・・・

 米国には高度な加工機を作る技術が無いから・・・欧州では一般的な加工機に対しても、中国に技術が流出する!とか言い出すし・・・ふむ、オーストリアのシンクタンクのレポートかな?Will the EU lose the East AIES Wien 東欧がEUに留まるかどうか系の話しね・・・ウクライナ危機とか・・・米国の余計な工作が問題なだけのような気がするがね・・・ヴィシェグラード・グループ - Wikipedia このグループって面白いね・・・河川港で通行税のような形で、強制的に荷揚げさせられて3日間とか既定の期間だけ商品を陳列して販売しなければならない義務の回避のための通商路を生み出すことを約したものに始まる・・・陳列販売を回避するために金納の形になり貿易税へと・・・そういった話の奴ですね。1335年に始まった会議の流れですから・・・これまた凄いね。後にこの領域がハプスブルク家の支配領域になり・・・2つの大戦で国家として分離して・・・東側に入った国々・・・という前提で書かれたレポートのようですね。このV4諸国はつるむ癖があるという事ね・・・オーストリアとしてはどのような政策を取れるのか・・・?そういったものですね。こんなの、歴史的なものじゃん・・・単純に通商を盛んにすれば良いだけじゃん・・・

 結局、この辺りは東方の豊かさを知っている地域ですからね・・・国立西洋美術館に行きたいが・・・日本・オーストリア友好150周年記念 ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史 2019年10月19日(土)〜2020年1月26日(日) 1700円は近頃大金で・・・往復の電車賃や飯も食いたくなるだろうし・・・貧乏だから行きたいが行けないよ・・・じゃなくて・・・結局、大西洋を中心とした貿易が盛んになって東方貿易の衰退で東欧が貧乏くさくなり、東側に組み込まれて貧乏になったと言われるが・・・商業革命 - Wikipedia これからの流れね・・・

クリストファー・コロンブスの新大陸の発見や、ヴァスコ・ダ・ガマの東インド航路の発見などによって、世界貿易の構造が一変し、ヨーロッパにおける交易の中心はローマ帝国以来の地中海域から大西洋岸地域へとシフトした。その結果ヨーロッパ内での勢力の交代や、経済・社会・生活に変化が生じた。このことからイタリア、ドイツの東方貿易は衰え、代わってスペイン、ポルトガル、オランダ、イギリスが世界貿易の覇権を握った。そしてヨーロッパ織物工業の勃興を促し、資本主義の発展の前提をつくった。

 こいつで発展する前のオランダとか・・・ゴイセン - Wikipedia こういった連中の跋扈した所ですからね・・・ローマ帝国以来の地中海域から大西洋岸地域へとシフト・・・地中海貿易などで黒海沿岸が豊かな地域だったわけね・・・この回の最初の方のポーランドの港と鉄道でオデッサとかね・・・古き夢よ・・・こういった、東方貿易への憧れが、どのように作用するかとか・・・そういったものが気になるのでしょうね・・・文化的に東方が豊かだったわけで・・・中国のシルク・陶磁器、中東の絨毯やら・・・新大陸によって成金になった連中とは違うんだ!ですからね・・・さて、一旦切って昼飯だね・・もう1時になるよ・・・

2019.11.12

    

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