現在をうろうろ(348)

 北朝鮮の海岸防衛・・・軍事境界線から北へ・・・北朝鮮のミサイル実験場は?

 さて、吉州の市街には大きな工場が2つありますが、これは何の工場なのか気になります。市街地に広大な敷地を持っているという事は、古くからあるものであろうと思いますが、可能性があるのは、昭和10年に王子製紙の技術移転で設立された北鮮製紙化学工業ですかね?この工場の目的は、製紙用のパルプ製造でしたが・・・時局はそれを許さず、人絹用のパルプ製造へと移ります。しかし、それまで落葉松から人絹用のパルプなど製造したことが無かったので、かなり苦労したようです。昭和11年11月からから操業を開始して、この年度で16000トンほどの人絹パルプを製造し、年間35000トンの人絹パルプを生産する予定であったようです。そして、さらに増産のために工場の拡張を計画し2万トンの増産計画を進めていたようです。これ以外の事業として、マグネサイト鉱を採掘事業を行おうとしていますね。

 報道によれば北鮮製紙化学工業の敷地は25万坪という事ですから・・・その広さの工場は、右の写真中央から左に広がっている工場ですね。座標は・・・

 40°57'37.02" N 129°18'54.40" E ここですね。青い屋根の区画は2004年以降に建設され、2008年から2010年にかけてはヤードに木材が積まれていますが、2013年以降は木材の搬入が止まっているようです。5年契約か?更新が無かった・・・

 戦前の日本の進出は日本毛織が吉州に綿羊を50万頭飼育し、製品工場も建てるとかやってますが・・・どうも、資料が少なくて分かりませんね。さて・・・仕方ないから、ロケット基地を眺めますか・・・有名な舞水端里ですね。座標は・・・

 40°50'58.62" N 129°40'20.35" E ここですね。

 ここの施設は既に過去のものになったかと思っていましたが、何やら新しい動きがありますね。私が知らなかっただけですかね?

 ここは凄い速度で変化しようとしていますね。先ずは、集落が1つ消滅しています。

 この場所より西へ移転していますね。中国も、時々集落移転をやりますね。北朝鮮は小規模なものは行いますが、こいつはちょっと規模が大きいから本気ですね。計画は2003年に始まるようです。移転用地をいじり始めたのがそのあたりのような感じです。そして2009年には移転が開始され、2012年には移転が終了しています。その後にも新しい住宅が建設されていますから・・・施設関連の新住民がやってきたという事ですかね?

 さて旧来の主要な施設を眺めておきましょう。左の写真ですね。写真左のあるのがロケット組み立て工場でしょう。ここで打ち上げた大型のロケットは・・・2009年のミサイル発射実験には3段式のテポドン2号の改良型が打ち上げられてとか、そういった話ですね。そういったミサイルも、このサイズの組み立て工場で間に合うという事ですね。旋回半径15m、90m弱の建物で、幅は15m程、8m程増築しているのか?2段式ロケットを発射台で最終的に組み上げる予定だったのか?なんってね・・・

 右の写真が発射台の周辺です。写真中央上へ伸びるの黒い影がメインの発射台ですね。そして中央下の黒いゴチャが古い発射台というか・・・スカッドミサイルのようなやつの発射台ですね。このあたりは、ほぼ旧来通りですね。

 大きく変わったのは左の写真の兵舎ですかね?単身赴任用の蛸部屋・・・これはずいぶんと充実しているようです。建物の役割は私の妄想ですからあまり当てにはなりませんが、多分、兵舎だと思いますから、ミサイル部隊が拡充されているのではないかと思われます。

 どうやら、実験基地が実戦部隊へと昇格したのではないかと・・・実験部隊は一般に兵が少なく将校が多いものと相場が決まっているのでね。

 ん?しかし、ここは再度何棟かが解体されていますね?これは何故・・・新規に家屋が建てられた所への移転ですかね?そうなると・・・工事が完了したものがあるとか?それが、実は新規に建てられたミサイルサイロのようなものなんです・・・座標は・・・

 40°51'29.44" N 129°41'12.56" E ここですね。右のようなものです。最初見たとき・・・拝火教徒の神殿かと思いましたよ・・・しかし、ちょっと時間をさかのぼると・・・

 ミサイルの排ガスを偏向させるための仕組みのようにしか見えないというわけです。

 それとも、単なる新しい発射台の下部構造かもしれませんが・・・ミサイルサイロを研究し始めたと考えておけば驚かなくて済みそうです。

 因みに中国のミサイルサイロは右の写真のようなもののようです。この座標は・・・

 37°58'18.27" N 46°10'42.28" E このあたりですね。類似のものは・・・

 左の写真のようなもので、これがサイロだとすると・・・中国から日本を狙っている可能性が高い位置にあります。屋根がどんな風に開くのか分かりませんがね。微妙に2つのサイズが違うのが気になりますが・・・存在意義が分からない場所にある施設だったのでね・・・みんな軍事基地のように見えてしまうようです。

 少なくとも、北朝鮮はこの5年ぐらいの間に、ミサイル関連のインフラの嵩上げを狙っている可能性が高いのは間違いないような気がします。

 だいぶ、北朝鮮の国内の施設についての知見は充実してきたという感じですね。・・・日本が核兵器を開発したら、どこで実験をするのか?気になります・・・どうも、政治屋は本気の軍隊を手に入れたら、次は核兵器でしょうからね・・・北海道かね?それとも、核兵器工場になる予定の再処理工場の近くかね?日本は平和憲法をねじ曲げましたから・・・何でもできる国になったのでしょうからね。恐ろしい話です。言葉まで変えるんだから・・・まともじゃないね。侵略は新しい解釈では、平和のために軍を派遣する事になるんですかね?まあ、気分の問題のような気もしますが・・・日本の生命線を守るために海外に派兵する・・・戦前の日本も同じ論法で侵略戦争を戦いましたからね・・・単に、負けたから侵略戦争と言われるようになったとも言えるか?多分、あの政治屋の考えは、過去を正当化して清算する為に、戦争を引き起こして勝つことを考えているのかもしれませんね。それなら、仲良くする気は無いという事か?

 ああ、東電のお偉いさんが起訴されるのかね・・・あの人たちを裁けるのは・・・電気を使わない人だけではないかと・・・なぜ、電気を使っている人が裁けるのかね?私には理解できない・・・私も、電気の利用者で・・・その意味では咎人ですから、裁く事はできない・・・きっと、原発再稼働のための象徴的な咎人になるのかね?原発などやめてしまえ・・・人力と牛馬の世界に戻れるならね・・・北朝鮮の生活が理想なのかね?不思議な価値観・・・いけにえが不要になる日は来るのか?

2014.08.01

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

時々チェックすべきもの
 首相官邸ホームページ
 The White House
 U.S. Department of State
 United States Department of Defense (defense.gov)

 聯合ニュース
 産経ニュース検索 世界読解
 AJW by The Asahi Shimbun
 日刊ゲンダイ
 List of national newspapers - Wikipedia, the free encyclopedia
 一般社団法人 日本経済団体連合会 - Keidanren

 寄り付き前の外資系証券会社経由の注文状況

 International Institute for Strategic Studies IISS
 Chinese Military Review
 外邦図 デジタルアーカイブ - GAIHOZU Map Digital Archive
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 日露戦役写真帖
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮旅行案内記
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮港湾要覧
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 朝鮮群書大系
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮鉄道旅行便覧
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 新興産業の基礎知識












inserted by FC2 system