現在をうろうろ(1467)
日本貧窮者経済新聞
 フルートの音とリッププレートの形状の関係は・・・?

 さて、フルート遊びがやはり面白い・・・色々なフルートで遊んでいますが・・・何で、こうも1本1本違うかね?と大差のないものを眺めていますが・・・メカニズムも微妙に差があって面白いものです。

 色々と吹き比べて・・・管の材質の違いによる音の差はそれほど無いような気がしますね。なんとなく音の差があるかな?という程度・・・傾向みたいなものですね。まだ、はっきりとしたことは分かりませんが、銀の音ってのがあることはなんとなくわかったような気がしますが・・・どうも、その差は頭部管の歌口による差よりも僅少のような感じですね。一応、プラスチック製のフルートでもフルートの音がするのでね。

 ただ、NUVOのプラスチック製のフルートを鳴らし切るには・・・かなりの横隔膜の鍛錬がいるような気がしますね。なんとなく分かってきたのは、歌口の形状が丸いやつ・・・こいつはかなり息が必要になるという事のようです。このフルートを吹き切るのは・・・なかなか大変という気がしますね。息の速度がかなり必要な気がしてね・・・これで、メリハリが利く音を出すのは・・・・かなり難しい気がね。熟練を要するのでは?初心者向けの位置付けとしても悪くないけど・・・これを鳴らし切るのは非常に難しい。ある意味・・・ダイナミックレンジが非常に広いと言える・・・広い部屋で、こいつを響き渡らせるには、かなり鍛錬された横隔膜が必要ですね。・・・近頃、このプラスチックのフルートから十分な音をひねり出せるような気になってきましたからね・・・このフルート・・・リッププレートのバリエーションを展開してくれると面白いのに・・・


 これって、響きの良い洋銀、少し音が暗いが息を沢山必要とする銀、管鳴りを期待できないプラ管・木管のフルート・・・という気がしますね。残念ながら木管は持っていないのでわかりませんが・・・素材の鳴きからするとね。ただ、この管体の違いより歌口の形状の違いの方が大きいような・・・

 左の写真はムラマが東京から所沢へ本拠を移した前後の製品の頭部管ですが・・・一番上が全部銀、真ん中はリッププレートが銀、下は全部洋銀ですが・・・ハイウェーブタイプでね。

 いま、このハイウェーブタイプのリッププレートにはまっています。こいつは、非常に高効率なんでね。特に低音が良いので・・・何で、近頃このタイプのリッププレートが無いのか?非常に気になりますね。

 流行らない理由は・・・多分、安定性かね?ムラマツの他のフルートは、私の場合歌口の端を唇のどのあたりに感じるかで構えていますが、このハイウェーブタイプのやつは・・・歌口に唇が触れないあたりに構えなければならないから・・・良い音がするときもあれば、音にならない場合もあるという事ですね。つまり、安定した構えができないから困る・・・なれれば、唇の端の方で、位置を感じられるからある程度、良い構えの位置がわかるが・・・かなり不安定・・・だから、このタイプのリッププレートが違和感のないものとするには・・・普段歌口の端に唇が触れるのと同じ位置に・・・位置合わせ用の刻みでも入っていれば良いのかと・・・

 このリッププレートはパワフルですね。

 この3本の管の刻印は左のように、左の2本、上の写真の上の2本は所沢の銘ですが、ハイウェーブタイプのやつはTOKYOでプリマの銘が入っているやつです。他の文字は同じで現在のものと同じですね。

 このハイウェーブタイプのやつ・・・ムラマツで特注で作ってくれるのか?他のフルートと同じ感覚で吹けるように、刻みを入れれば普通のやつとの持ち替えが凄く楽になる・・・そんな事を考えていました。

 この3本は主管・足部管の形状は同じで、頭部管の差し替えが可能で・・・

 右のように一見しただけでは見分けがつかないものです。

 実際、注意深く組み合わせが狂わないように注意して・・・頭部管を差し替えて吹いてみても、その差はありませんでした。一番下のやつの輝きがちょっと良いのは、多分、新参なので、磨きがちょっと良いからかな?この3本は一番上の写真でわかるように、ヘッドクラウンは同じです。よって、多分同じ一連のシリーズなのでしょう。

 ちょっと気になるのは、今も続くメーカーが、古い自社製品のラインナップの情報提示が無いのがね・・・こんな製品も作っていました・・・そういったやつですね。

 まあ、作ったものは売るためのものですから・・・資料をそれほど残していないというのは分かりますが・・・この、ハイウェーブタイプのリッププレートを付けた頭部管には何の刻印もないのでね・・・ただ、ヘッドクラウンの形状からムラマツの物であると見当は付きますがね。それに、特注品も数多あるでしょうから・・・

 この1年で色々なフルートをいじりましたが・・・調整機構が一番良く発達しているのがビュッフェ・クランポンのですかね。ベーム式のフルートの初期からかかわっている会社の威力ですかね?

 ふと、気になるのは・・・初期のムラマツフルート・・・国際特許の時代ではないとは思いますが、特許がね・・・まあ、1860年代には、特許は出尽くしているような感じですから・・・問題は無いとは思いますが、そういった物の考慮無しでのコピーかなんってね?

 まあ、大正・昭和初期は日本はコピー商品の巷だったみたいですからね。蓄音機も・・・

2016.01.01

  

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