現在をうろうろ(1269)
日本貧窮者経済新聞
 アフリカの利権と自衛隊と・・・? (51)

 前回の小話の続きですね・・・平成27年9月28日 日本政府観光局(JNTO)主催訪日セミナー 安倍総理挨拶 平成27年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ どうも、不思議な構造の演説なんでね・・・私はこの手の文章が書けないので、非常に新鮮な驚きを持って、最新型の?日本語を学びなおしている気分になっています。

 160年を超える歴史を持つ、日本と米国の交流を一層深めていきたいと思います。もっと日本を知っていただき、そして、実際に目で見て感じ、日本の人々と交流していただきたいと思います。そんな思いで日本政府は「ビジット・ジャパン事業」を展開しています。
 日本の観光地は、米国の旅行雑誌で第1位に選ばれた京都や、世界遺産である高野山だけではありません。


 ふむ、日米関係は160年を超える歴史がある?これって何?寛政3年ごろから交流の歴史があるんじゃないかね?まあ・・・正式の国交交渉が始まってという風な意味合い何でしょうね・・・嘉永6年のペリー来航、1853年か・・・当時の幕府も現在の日本政府と同じで外交が下手だったんですね。そして、一念発起で、正義を盾に外交を進めるも・・・やがて、国益に走り東アジアに一大帝国を建設しようと試み、戦乱の巷へ・・・事変から拡大した戦争は15年近くも続くことになり・・・その末期に戦争内閣が作られ、満州へ派遣された岸信介が植民地からの収奪のノウハウを買われて、戦争内閣の商工大臣に大抜擢、南方資源の収奪を図り、高度国防国家の建設に邁進するも、その野望は断たれ・・・敗戦へ・・・そして、今や日本は戦後レジームからの脱却を図りアメリカ様の二次団体として、東アジアに覇を唱えようとする段階まで成長した・・・安倍晋三閣下万歳!世界に冠たる日本 万歳!

 ふむ、立派なアメリカ様の二次団体となった日本を・・・もっと日本を知っていただき、そして、実際に目で見て感じ、日本の人々と交流していただきたい・・・訪日旅行促進事業(ビジット・ジャパン事業) 国際観光 政策について 観光庁 重点市場は韓国・中国・台湾・香港・タイ・シンガポール・・・なんだか、日本への買い物ツアーへの話みたいな感じですね。今は、円安だから値ごろ感があっての買い出しの場所としての日本が喜ばれているのでしょう。平和だから成り立つビジネス・・・戦争だとか騒ぎ出せばどうなるのか?何しろ、仮想敵国の中国からの買い物客が激増ですからね・台湾・中国・香港で右のようにほぼ半数になる・・・台湾と中国の経済の統合が進む中で、我が国の戦争政策はどこかで中国やヨーロッパとぶつかる可能性がある・・・

 米国のリバランスってのも、なんとなく中国との海上輸送を牽制するための政策みたいですが・・・アジアインフラ投資銀行への参加状況を見ると・・・ハルフォード・マッキンダーの定義した世界島(ユーラシア・アフリカ)に対する海洋国家(アメリカ様・日本・イギリス連邦諸国)の立場・・・マッキンダーとの時代との違いが、明らかに大陸の国境を接しあう諸国家の関係の変化により独立主権国家が経済的な結びつきを強め・・・明確な世界島を形成しつつあることに対して・・・そして、イギリス連邦諸国が、どうやら・・・世界島陣営に寝返った・・・よって、イギリス東洋艦隊・・・のちに極東艦隊、そして1971年に解散・・・ANZUK Brigade & ANZUK Force として、形を変え1974年に消滅・・・フィリピンからのアメリカ海軍の撤退が1992年・・・欧米の力が急速にこのあたりから消えていくわけですね。そして、近頃はアメリカ様はフィリピンへ梃入れを図っている・・・

 こんなところで戦争をやられたんでは・・・右上のグラフの5分の4の観光客が消える・・・戦争と観光は両立しないはずだが・・・日本の観光地は、米国の旅行雑誌で第1位に選ばれた京都や、世界遺産である高野山だけではありません。・・・まあ、裕福なアメリカ人は日本へ爆買いに来るわけではないから、エキゾチックな日本を求めてくるわけでしょうね。そうなると、超高級宿泊施設、超高級な日本工芸の粋のような商品群を取り揃えなければならないことになりますね。貧乏人ではないのだから・・・こいつをやるだけの体力があるかどうか?1000ドルショップとか・・・売れなかったら大変!でも、このぐらいの価格帯から上でなければ金持ちのニーズには合わないと思うが・・・本気のコレクション・・・欧米の一流の目利きに選ばせて・・・資産価値のありそうなものを100年後には美術品として売買されるようなレベルのものですね。自然を眺めて1週間ぐらい滞在する金持ちに対応できる観光地に仕立て上げられるのか?日本は貧しいので、大衆化路線に走りますからね・・・至宝は至宝らしくしないと・・・さて、偉大なる安倍晋三閣下の構想は?チープな日本を売るのか?それとも絢爛豪華な高価な日本を売るのか?・・・絢爛豪華な高価な日本ってのが極めて限られているのが難点かな?

 さて、アフリカアフリカ・・・ですが・・・どうも、日本のアフリカに於ける利権が見えてこない?

 すでに取得しているやつをチェックしていくというのが手っ取り早いですね。アフリカ 日本 取得 鉱区 - Google 検索 手っ取り早く・・・双日、エジプトで陸上原油生産鉱区の権益を取得 双日株式会社 この取得鉱区などはどうなのやら?2008年には大きな話題になっているようですね・・・資源価格が上昇しないと厳しいのかな?

 四季報を眺めると・・・資源関連でかなり苦戦を強いられている・・・ということは、資源外交の結果得た開発費がやたらとかかる資源というのがかなり重いのかね?そういえば、シェールオイル事業から撤退する伊藤忠や住友商事などが話題になったっけ・・・

 なんだか、資源関連は、あちこちで高値掴みをしているような感じですね。ふと・・・原油安に関して、日本経済に対してマイナスだとか言っていた閣僚がいたような?・・・エルアラメインの油田地帯ってのはどうやら左のような広がりを持っているようですね。どうやら、油田は関心の対象になるらしく、2013年に左のように、更新されている部分があるわけです。

 なかなか、凄いね・・・アフリカに産出する原油が、今や全世界の1割になろうとしているようですから・・・このあたりの油田も2000年初頭に話題になり開発されたという感じですね。原油価格の急落は2014年で1バレル100USドル程度が、今や半値ですからね。利益が出ているとは考えにくいというわけですね。

 2014年ごろに資源価格が上昇して、そこから開発をスタートさせたものってのが、現在非常にリスキーなものになっているということですかね?ニッケルや鉱物資源は・・・ほぼ同時期に下落していますから・・・まあ、この油田はまともに稼働することになるようですから・・・利益が出始めるのがいつの事かの問題ですね。

 ただ・・・なんだか・・・うまく色々なものが噛み合っていないような感じですね。オーストラリアの潜水艦に関しても・・・豪潜水艦、日本が現地建造を本格検討 技術を移転 Reuters 技術者の教育を考えるようになってきていますね。完全な技術移転を目指している?

 日本は豪州の技術者を訓練し、自力で建造できる水準まで能力を引き上げることを検討。三菱重工業(7011.T)と川崎重工業(7012.T)の造船所がある神戸市と、造船産業が集積する南オーストラリア州アデレードの両方で、数百人規模の技術者を指導することを想定している。

 何が何でも売りたいというわけですね・・・ちょっと売れない気がしてね・・・日本の潜水艦の自動化の度合いが不明ですからね・・・そうりゅうクラスは平成17年からか・・・これの前はおやしおクラスで乗員70名・・・5人の減少は何?まあ、そのうち精査してみるか?意外と、定員に常に満たないので現状に合わせて減らしたかね?

2015.10.06

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

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 国会提出法案|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ
 The White House
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 United States Department of Defense (defense.gov)
 世界のビジネスニュース(通商弘報) - ジェトロ

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