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日本貧窮者経済新聞
 北朝鮮の極超音速ミサイルの解説か・・・?(1) 2022.01.14

 あれ?面白い・・・私と同じだね・・・私がデイリーNKの記事と称する奴を嘘つきちゃんの法螺話として扱っているのと同じように・・・北朝鮮のミサイルは誰が何と言おうと嘘だ!を・・・北朝鮮が発射した極超音速ミサイルの実態を徹底解説 上下左右に自由に軌道を変える中距離ミサイルは日本に大きな脅威(1-7) JBpress (ジェイビープレス) 面白いね・・・

 まあ、私の論点は単純でね・・・北朝鮮は衛星打ち上げ能力を有するので、宇宙空間から再突入を経て高度100km前後を飛行する極超音速ミサイルは可能である・・・北朝鮮には極超音速風洞が無い、観測衛星も有さない、対空レーダーを備える艦艇は少ない・・・よって、極超音速ミサイルの実験は日本海でやるしか無いから・・・頑張っても射程1000km程のテストしかできない・・・テストには、ロシアの観測支援が必要である・・・これだけだね・・・

 高度50km位だとかなり大気密度があるので・・・ミサイルの表面温度が高くなるから・・・この意味でも、耐熱試験をやっているようなものだとね・・・一応は、何度も宇宙圏を飛行するミサイルの実験をやっているから、大気の影響に関する知見は十分に有している・・・こんなところかね・・・?

 さて、こんな考えをベースに眺めるとするかね・・・

 北朝鮮が昨年(2021)9月(1回目)と今年1月5日(2回目)発射した「極超音速ミサイル」については、それぞれ1枚の写真を含めた北の発表内容と、日韓が確認した事実とは、大きく異なっているのが特色である。

 はあ?ポチな米国の奴隷国は・・・残念ながら、遠すぎてね・・・地球は丸いのだよ、よってレーダー観測が限定的なものになるのでね・・・高度60km程だと、ポチな米国の奴隷国からの探知の限界に近いわけでね・・・韓国からのレーダー観測に依存するわけですが・・・どの程度の情報交換が為されているのか・・・こいつの問題でね・・・

 日本の早期警戒レーダーは、弾道検知ができない・・・レーダーの探知距離からの推測で語るしかないわけでね・・・だから、弾道ミサイルをグアム攻撃の模擬発射で方位角を半分にして、津軽海峡上空をと為した奴で、韓国は最高高度を発表したが、ポチな米国の奴隷国は、最高高度の数値を出せなかった・・・

 レーダーでのブースト段階での弾道検知の重要性が分かるわけでね・・・

 空間での弾道検知をレーダーだけで行うためには最低4基のレーダーによる同時観測が連続して行われないと無理でね・・・レーダーは角度の分解能が悪いのでね・・・レーダーの反射波で距離の精密観測だけで軌道計算をするためには3次元の三角測量をするために3基のレーダーと、時間合わせをするための1基のレーダー・・・この4基が最低必要になるわけでね・・・GPSで、位置を決定するのに、最低4基のGPS衛星の信号をキャッチしないといけないのと同じでね・・・

 だから米国は海上配備Xバンドレーダー - Wikipedia こいつを4基予定していたようですが・・・残念ながら波間に浮いている奴では距離精度すら怪しくて・・・配備予定の島の湾の海底に・・・このレーダーの拘束のための施設を作って、投げ出して後続はキャンセルとなったようでね・・・残念ながら、日本からではレーダーでは十分な情報が取れなかったのだとね・・・

 1月11日(3回目)発射のミサイルについては、韓国の発表では「マッハ10前後」という私の予想を超えるものであった。

 1段目の弾道検知での結果だね・・・

 北が行う弾道ミサイル発射(以後、ミサイル)実験には、大きく分けて、外交交渉、ミサイル開発、その両方の3つの狙いがある。

 基本的には、弾道ミサイルではないミサイル開発・・・だね。勝手に怯える米国が、勝手に外交効果を生み出している・・・負け犬ちゃんを演じていますからね・・・吠えるだけ!北朝鮮は戦略的忍耐へ・・・簡単じゃん!

 この3つは、明確に分けられないが、どれかに比重が置かれている。

 比重がデカいのは・・・米国が怯えるミサイルの開発じゃン?外交は、この後に付いて来るだけじゃん!馬鹿らしい・・・だから、米国は北朝鮮の弾道ミサイルの評価を、毎回失敗と評価して行って・・・失敗と評価できない所まで行っちゃっただけじゃん?そこで、マティス君が本土攻撃、ワシントンも平らになって火の海だという奴を認めて・・・罷免じゃん?米国は基本的に弱虫ちゃんなのだよ・・・

 新たなミサイルの開発に重点を置いている場合には、開発初期、開発途上、開発完成の段階、または、開発の変革期であるかどうかを評価する必要がある。

 だから、衛星打ち上げ能力があって、再突入に関する実際的な実験もやっているので・・・スペースシャトルと同じように秒速8km弱・・・宇宙速度 - Wikipedia 第一宇宙速度・・・こいつに到達できるから衛星になって、ここから減速して降りて来るわけでね・・・

地球においてその出発点高度を海抜ゼロ(海面もしくは地表すれすれ)とした(仮想上の)円軌道の衛星軌道の軌道速度で、約 7.9 km/s (= 28,400 km/h) である。地表において、ある物体にある初速度を与えたと仮定した場合、その速度がこの速度未満の場合はどのように打ち出したとしても、弾道飛行の後に、地球の地表に戻ってしまう。逆に、これを越えて(第二宇宙速度未満で)水平に打ち出した場合、その地点を近地点とする楕円軌道に投入される。国際宇宙ステーションはほぼこの速度であるため、安定して地球を周回している。

 軌道速度を達成して、脱出速度・・・

第二宇宙速度(地球脱出速度)
第二宇宙速度とは、地球の重力を振り切るために必要な、地表における初速度である。約 11.2 km/s(40,300 km/h)で、第一宇宙速度のルート2倍である。


 こういった範囲の速度を達成しているわけで・・・秒速8kmというのが・・・マッハ24ぐらいね・・・スペースシャトルはマッハ25ぐらいから減速して大気圏に突入・・・こういった速度だからね・・・米国が、極超音速滑空体に興味が無いのは、新たに開発するための実験の意味が無い・・・既にデータを持っているのでね・・・極超音速機は随分と昔からやっているのでね・・・

 動力飛行でマッハ6とかを有人でB-52からの発進でも実現しているわけでね・・・この辺りのデータは、公開済みの大昔の技術なわけでね・・・ある意味、極超音速滑空体の技術は昔に研究されて・・・先が無いと、終わった研究なのでね・・・

 一方で、北朝鮮の発表には誇大宣伝(プロパガンダ)の場合があるし、韓国が発信する軍事情報には、政治的利益誘導の場合があるので、評価には十分な分析が必要だ。

 まずは、米国がかつて行ったX-15辺りから、スペースシャトルに至るまでのデータが、どの程度公開されているのかが重要なだけでね・・・公開データが無い部分が、実験で確認しなければならないものですが・・・終わった研究なのでね・・・

 そこで、極超音速ミサイル実験という3回の実験について、分析してみたい。

 さて、分析には米国の実験データなどが必要かと思いますが・・・どの程度の知識を有しているのかね・・・?私は、中学入試で使えそうな、小学生にもグラフなどで理解できる範囲あたりまでは情報収集をしましたが・・・小学生でもグラフ上で微分・積分も限定的にできるのでね・・・ルートの概念は無いが・・・積の形であらわすとどうなりますか?とかね・・・平方は開けないのでね・・・一応は、相似な図形なども教えるのでね・・・

 北は、極超音速ミサイルについて、2021年9月「誘導機動性を確認」、1月5日「120キロ側面移動」、1月11日「試射に連続成功」と発表した。

 まあ、1段目は機能して飛んだね・・・あとは、滑空するだけだから簡単だね・・・墜落しないだけの姿勢制御ができれば良い・・・

 このことについて、実際に確認できた情報に基づいて、実験したミサイルレベルの高・低、また日米韓が現在、対応が可能かどうかを評価するには無理があると考える。

 はあ?なんで無理があるかね・・・スペースシャトルは、操縦可能なのだからね・・・スペースシャトル - Wikipedia こいつは、低軌道なら24トン余りを上げられるのだからね・・・24トンも核弾頭を積み込んで特攻ができるわけで、軌道速度を達成せずに極超音速特攻機として使うなら・・・100メガトン級が搭載できるのでは・・・?貨物室寸法:4.6m×18.0m デカいね・・・

 こいつを、極超音速滑空ミサイルと考えると、よほどの新機軸でないと開発予算は付かないね・・・

 なぜなら、このミサイルは、まだ実験の途中であり、プロパガンダの可能性もあり、政治的に利用される恐れがあるからだ。

 馬鹿らしい・・・極超音速滑空体は過去のものなのだよ・・・衛星打ち上げ能力があって、衛星軌道から、スペースシャトルのように操縦して降ろせる奴で・・・1回の再突入が可能なものならOK、スペースシャトルは何度も往復できる耐熱材が問題だっただけでね・・・

 私は、事実の確認を積み上げ、これが「新たなミサイル開発途上期」、もしくは「ミサイル開発の変革期(ミサイル体系の変革)」であると考えた。

 はあ?どのような事実の積み重ねをしたのやら・・・?X-15 (航空機) - Wikipedia 1961年に高度30km位で・・・6,585 km/h マッハ5.5ぐらいかね?1967年10月3日に行われた188回目のフライトで、ウィリアム・J・ナイトの操縦するX-15A-2が最高速度7,274km/h(マッハ6.7)を記録した。 大昔だよ・・・この時点で、極超音速飛行の基本が習得されているわけで、しかも・・・実機は見学可能だからね・・・写真も山ほどあるし・・・翼型も分かっている・・・ただ、これは動力飛行用だから動力が失われると空力だけでは滑空が・・・かなり困難・・・

 すなわち開発段階についての分析をすべきであると考えたのだ。このために、

@昨年9月の実験について
A今年1月5日の実験について
B過去2回の実験のまとめ
C今年1月11日の実験について
D中距離ミサイルにおける今後の開発の方向性、について考察する。

 さて、どんな分析になるのかね・・・?

1.2021年9月:本来の極超音速を目指した
 2021年1月、金正恩委員長は、「極超音速滑空飛行前頭部を開発、導入する」と言及した。

 衛星打ち上げ能力を有していますから・・・マッハ25とかを宇宙空間で実現しているわけでね・・・再突入実験もやっているわけでね・・・だから、米国が黙るようになった・・・だから・・・

 左の奴の積極的な否定は無かったわけでね・・・だんまり・・・

 発射したミサイルを米日から撃墜されないために、中国やロシアが開発する極超音速滑空体(グライダー形)と同じものを製造したいという思いがあるのだろう。

 衛星軌道から再突入させるとマッハ25ですからね・・・宇宙空間から帰還させるのに必要な技術だね・・・

 北は、2021年から「極超音速滑空体」の実験を開始したばかりだ。

 衛星打ち上げ能力が基本で、再突入がその基本的な能力発揮になって・・・更に、速度をマッハ10ぐらいまで・・・半分以下まで落として飛行する話ですからね・・・上げて落とすまでの技術はあるわけでね・・・この事を理解しているのかね・・・?

 北は、2021年の9月28日に「火星8号」の名称を付け、発射実験を行い、発射して上昇するミサイルの写真を1枚だけ公開した。

 この実験は・・・最大動圧での実験だと私は理解・・・最大動圧点 - Wikipedia この事を理解していますか・・・?航空宇宙工学における用語で、打上げロケットや観測ロケットなどの飛翔体の飛行プロファイルにおいて、大気圏内で動圧が最大になる点、マックスQ(英語: max Q)のことである。・・・宇宙空間では空気抵抗が無いのでね・・・大気圏内で機体に最も大きな圧力がかかる点・・・

一般にほとんどのロケット(や、弾道ミサイル)の飛行プロファイルでは、高度数kmから数十キロメートルのどこかでマックスQとなる。すなわち、発射直後は大気密度は次第に減少するがロケットが加速することによる寄与のほうが大きく、動圧は増大する。マックスQでは両者の寄与が丁度相殺されている。マックスQを過ぎると、加速よりも大気密度の低下による寄与が上回り、動圧は減少する。スペースシャトルでは、マックスQは高度およそ11kmのあたりでおとずれ、アポロ宇宙船の打上げでは高度13-14kmであった。

 極限環境での実験をやったのかなとね・・・私の理解・・・

「途中、分離された極超音速滑空体(HGV)の誘導機動性と滑空飛行の特性をはじめとする技術的データを確認した」「極超音速滑空体の燃料系統とエンジンの安定性を確認した」と発表した。

 高度100km前後より、遥かに過酷な環境でのテストをやったという事になるね・・・

 だが、金正恩委員長の視察はなかった。

 単なる実証試験ですからね・・・まだ、先がある・・・

 北の発表だけを受け取っていると、滑空体の完成が近いのではないかと思い違いをしそうだ。

 単に、上げて落とすだけの単純な代物だから・・・再突入後に大気の影響をどの様に受けるかの確認をやっただけだね・・・米国の昔のデータがあるのだからね・・・既に、数式化されている・・・ただ、北朝鮮には大型の極超音速風洞は無いのでね・・・超音速風洞はあるかもしれない・・・

 右の施設のタンク群が怪しくてね・・・大型の真空槽は見当たらない、高圧空気槽か真空槽か?そうなると、超音速風洞は保有しているかもしれない・・・ここが、航空宇宙関連の研究所ならね・・・でも、不明・・・

 韓国軍が確認したところによれば、飛翔距離は約200キロ、高度約30キロ、速度はマッハ3であったという。この時点ではまだ、完成に近いところまで達成はしていないようだ。

 マッハ3での機体の温度は?比較できるのは・・・SR-71 (航空機) - Wikipedia これなどが手ごろだね・・・巡航高度は高度25kmでマッハ3.2ですから・・・最高速度:3,529.56km/h(マッハ3.3)・・・高度35kmでマッハ3.3・・・コクピット窓ガラスの強度による限界速度が最高速度となっている。一般に超音速ジェット機では、エンジンのパワーの限界ではなく機体が耐えられる限度が最高速度というのは、特に珍しいことではない・・・興味深いね!問題は・・・

高熱対策
SR-71の機体は、全体の93%にチタン合金が使用されている。これは、通常航空機で使用されているアルミニウム合金では上記の温度で強度が低下してしまうからである。


 具体的にどれくらいかというと・・・

SR-71は、1976年7月28日、第9戦略偵察連隊機により3,529.56km/h(実用高度25,929m)という実用ジェット機としての最高速度記録を出している。また、1990年にはアメリカ西海岸(ロサンゼルス)から東海岸(ワシントンDC)までを67分で飛行するという最速記録も出している。これだけの速度域では空気自体の圧縮によって生じる断熱加熱により機体表面温度は摂氏300度を超えて部分によっては摂氏700度近くに達する

 意味が分かるかね・・・?

 2021年と2022年に発射した3つのミサイルとも、「自衛2021」兵器展示会に展示されたものだ。

 ああ、ロケットエンジンがね・・・1段目の奴・・・

 3つとも火星12号に類似の推進ロケット(全長は、火星12号よりも短くなっている)で、同じ「極超音速ミサイル」と呼称しているが、弾頭部の形状が2021年9月と2022年の実験では、大きく異なる。

 基本形状は火星8型で、こいつに詰め込む奴の試験を2022年の2回の実験で行った・・・だから2022年になって火星8型とは言っていないと愚考するわけでね・・・技術試験・・・

 そこには、大きな意味・狙いがあるようだ。

@火星12号、A昨年9月、B今年1月5日、C今年1月11日

 2021年9月のものは、流線形の弾頭部に翼が付いた滑空体(グライダー形)で、どちらかというと、中国の極超音速弾道ミサイル「DF-17」の形状(翼が広がる形)に似ている。

 2022年2回のミサイルは名称がなく、弾頭部分はグライダー形ではなく、通常軌道の弾頭部の形(円錐形)で翼が小さく、中国の短距離弾道ミサイル「DF-15」に似ている。

 北は、2021年9月に実験したグライダー形の滑空体については、今後も力を注いで、実験を続け、完成を目指すであろう。

 まあ、基本データ取りは終わったのだろうね・・・あとは、火星8型の完成かね・・・?私だと・・・こんな風に開発するのではないかと・・・?予算をとるためには、ある程度の実績が必要ですからね・・・納得しないと金が出ない!

2022.01.14

    



 北朝鮮経済の実態 ―両江道恵山からの脱北者の証言 木村 光彦




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