現在をうろうろ(5859)
日本貧窮者経済新聞
 新型コロナウイルスの飛沫感染を説明するには・・・?

 ああ、なんだかね・・・私が嫌われる理由も知っているが、まあ・・・理科の問題作成では優秀であった理由が分かったし・・・一応、進学塾という劣悪な教育の現場にいて、教材からカリキュラムまでいじる立場にいたのでね・・・ふとね。

 昨日眺めていた新型コロナウイルスの感染に関するもの・・・意外と、基本的な事柄の組み合わせで高度な中学入試の問題が製造可能であることにも気づいたのでね・・・そして、ファラデーが凄い研究者であった理由も理解できましたね・・・ろうそくの科学って著作からね・・・マイケル・ファラデー - Wikipedia この人は実験室の研究者としても優秀で、かつ一般大衆にそれを上手に説明できた偉大な学者なんでね・・・ファラデー君は教育を受けていないのでね・・・

。マイケルは4人兄弟の3番目で、学校にはほとんど通っていない。14歳のとき、近所で製本業と書店を営んでいた ジョージ・リーボー のところに年季奉公に入った。7年間の奉公の間に多数の本を読んだ。中にはアイザック・ウォッツの The Improvement of the Mind もあり、彼はその中に書かれていた主義と提案を熱心に実践した。多数の本を読むうちに科学への興味が強まり、特に電気に興味を持つようになった。特に影響された本としてジェーン・マーセットの『化学談義』(Conversations on Chemistry)があった。

 本から学んでいるわけ・・・本の中に解答を求めるという学習をしたわけね。つまり、詰め込み教育とは違って・・・本の中に書かれている事から、知識を拾い集めてそれを体系化する作業を頭の中でしたわけね・・・1冊の本という大きな情報の塊を、章ごと、段落ごと、意味上の一文とかに分けて・・・情報抽出を行い、これに自分なりの体系の中に組み込んでいったという事になるかね・・・?

 1冊の本は、ある一定の体系を持って書かれていて・・・別の本では、違った体系の中で同じ事柄が書かれている・・・2冊の本の異なる体系を自分の頭の中で1本の体系に再構築して・・・意味上の一文を適切な位置に置いて行く事で理解したという事になるかね・・・

 私も、学校には行っていたが・・・あまり学校では勉強しなかったのでね・・・自宅に学術関連の各種の入門書的な物がある程度あって、それと百科事典と広辞苑があったのでね・・・入門書でその分野の体系を身に着け、体系の中に当てはめるべき意味上一塊の文の集積を百科事典に求めたから・・・学校で習うはずの体系や意味上一塊の文の集積が・・・違ったわけね。

 森羅万象を説明した意味上一塊の文を示す広辞苑や百科事典を、入門書と読み比べながら勝手に学んだ・・・しかも、広範囲の学術に関して・・・頭の中が既に学際的なものになっているのでね・・・これは、専門家と話をするときに嫌われる根本になるようでね・・・

 マズいのは、専門家のプライドは・・・お前らより俺の方が知ってるんだ!という奴ですからね・・・怒らせるのは簡単、これ知らないだろ!専門家なのに!で、間違いなく多くの専門家は怒る。楽しむ専門家は本物の研究者だね・・・ああ、そういった見方があるか!分かった、ちょっと研究してくる・・・と喜ぶからね。

 知る楽しみで学習しちゃうとね・・・そんなのが、進学塾教師をやっているから間違っていたのかもね。つまり、権威主義的な教師は・・・答えられない質問を持ってくると権威が傷つけられると考えるわけね・・・こんな事も分からんのか!ここを読んでやり直せ!とか、これは入試に出ない!この前のテストは何だ!それをやれ・・・まあ、幼い普ちゃんと、その取り巻き君たちがやっている事ですね・・・

 なんだこのGDPの集計は!こんな集計で官邸が満足するか?やり直せ!と、強権的な連中が言うからやり直さなければならない・・・つまり、官邸の意向に沿った書類を作り上げちゃうわけね。あとは・・・論点のすり替えによって逃げるわけね・・・

 入試という限定的な範囲からの出題が基本で、時間の限られた中での受験勉強では、これは入試に出ない!というのは、実は間違いではないのですがね・・・しかし、これに馴らされているわけでね・・・

 私は主に中学受験の理科の専門教師でしたが・・・一応は大学入試まで理科の全教科OKで教えていましたから、一応は算数から大学入試の数学もある程度は何とかなって・・・本来の研究者の道を歩きたかったのが法哲学だったので・・・どの教科も教えられましたがね・・・

 で、昨日・・・ウイルスの知識遊びをしていたわけです・・・私のウイルスに関する知識は、中学・高校入試では扱われないだろうウイルスの知識が無いわけでね・・・一応は・・・科学史的に重要なタバコモザイクウイルス - Wikipedia これに関する概要は知っていましたから、これを軸に考察したわけね・・・コロナウイルスの感染に関して利用できる知識が・・・タバコモザイクウイルスの・・・

1935年にはウェンデル・スタンリーがこのウイルスの電子顕微鏡観察のために結晶化に成功し、結晶化後も活性を失わないことを示した。ウイルスは生物というより物質に近いことが明らかになり、彼はこの業績により1946年度ノーベル化学賞を授与された。

 これね・・・一般的なウイルスでは結晶化=干物になると活性を失うが、タバコモザイクウイルスは干物になっても生きているわけで、この稀有な・・・水で戻すと生き返る事で・・・生物というよりは物質だね!という事が分かったわけね・・・するめを水に戻すとイカとして生き返るわけないよね!って奴ね・・・

 今は、イカがするめへと変容するのは・・・水の表面張力が大きくて、乾燥する際に水が抜ける事で組織を押しつぶして破壊してしまうわけね・・・電子顕微鏡は電子が自由に飛び交える真空の中で試料を観察しなければならないので、イカの組織を観察するのに、乾燥させたするめを見ても、壊れた組織しか見えない・・・生きた組織を観察するには?表面張力の小さな液に水を置き換えて乾燥させなければ、生きたイカそのままの組織を見る事は出来ないというので・・・水より遥かに表面張力の小さな液体二酸化炭素に置き換えて、乾燥・・・という風にやるわけね・・・コロナウイルス - Wikipedia コロナウイルスも、干物になると形が変わって壊れちゃうので・・・コロナウイルス 電子顕微鏡写真 - Google 検索 こういった生けるがごとくの電子顕微鏡写真は、生きたままの姿の干物の写真なわけね・・・

 ここで使った知識は・・・電子顕微鏡の世界 (1965年) (岩波新書) 東 昇 本 通販 Amazon とか、超ミクロ世界への挑戦 - 岩波書店多分、これらを読んで得たものじゃないかね?こういった入門書と百科事典で私は学んだのでね・・・電子顕微鏡の一般的な知識と・・・その周辺知識の体系がこの本で、私の中に作られているわけね・・・こういった入門書的なものって、派生知識の枝の重要な供給源でもあるわけ・・・開発されていく技術と、それを支える技術の関係ね・・・コロナウイルスを核に、私の中の知識の再構成が行われたわけね。

 飛沫感染の話で・・・コロナウイルスは生物に依存して生活している。細胞液などの液体の中で活性を保っている。従って、体の外に飛び出す時は、びしょ濡れの体であるうちは生きていける・・・つまり、河童ちゃんなわけね。頭の皿に水があるうちは元気、無くなると死んじゃう・・・

 くしゃみをすると、びしょ濡れのコロナウイルスが口などから飛び出して、乾いて干物になる前に、別の動物の粘膜にたどり着いて水を得られれば感染する事ができるという事になるね。

 飛沫感染と空気感染の違いは・・・液体の飛沫であるときは感染できる・・・タバコモザイクウイルスの様な特殊な干物になっても構造が変わらないものは・・・という事がウェンデル・スタンリーの結晶化の中で分かったわけね・・・普通のウイルスは干物になると死ぬ・・・多くのウイルスは水も体の一部であるわけね・・・

 飛沫である時間の問題であるわけね・・・でも、空気感染=固体のエアロゾル?という問題になるわけね・・・タバコモザイクウイルスでは固体のエアロゾルでも感染するはずだから、これは純粋な空気感染を呼んでも良いのでしょうね・・・でも、空気感染の結核菌は、表面に乾燥に耐えられる皮を持ているので液体の飛沫の状態を保てる時間が長いので、空気感染!と呼ばれている・・・菌を撒き散らしている人がいなくなっても、その場の空気に生きて漂っていられる・・・患者が退出したからOKというのではないが、コロナウイルスの場合は、マスクを通り抜けるような飛沫は、マスクを通り抜けて1mも進まないうちに干物になって死滅する・・・従って、患者が退出すれば、その時点で・・・ほぼ患者が飛ばした飛沫は感染力が無くなっている・・・だから、患者が出て行けば大丈夫という事になるのが飛沫感染と呼んでいる・・・

 理化学で言うエアロゾルの定義と、疫学で言う感染力を持ったエアロゾルの概念に差があるわけね・・・液体の飛沫でないと感染しないからという疫学的な奴・・・液体の飛沫が乾いて固体のエアロゾルだってエアロゾルじゃん!というのとの差かね・・・?

 私は、その分野の専門家じゃないのでね・・・色々な枝として見る事になれている・・・というだけね。

 しかし・・・?コロナウイルスは電子顕微鏡の試料のように生けるような姿で活性を保持しているのか?という奴ね・・・タバコモザイクウイルスは特殊、しかも電子顕微鏡標本ですからね・・・だから、活性は保持していないのだろうと・・・推測ね。先の1935年の研究の一文から沢山の事を私は妄想的に読み取る事ができるのでね・・・

 ファラデーも同様に、読み取った事を色々と活用できる研究者だったのだろうね・・・言語化する事で知識を増やす・・・人に説明できる研究者ね。そして、質問を受けると・・・質問した人間に分かるレベルの説明を考えられ演示できるから・・・あの、ろうそくの科学という著作へ・・・演示の記録のようなものですからね・・・

 じゃあ、私も・・・このように、コロナウイルスは干物になると活性を失って元の様な元気な姿に戻る事ができません・・・ここまで、納得させて・・・

 気になる事は・・・どこまで飛んで干物になるか・・・霧吹きの登場ですね・・・

 ここに霧吹きを持ってきました。この霧吹きでできる水の粒はマスクを通り抜ける飛沫よりも遥かに大きいものです・・・寒い日のマスクからの息は白く見えて、水滴の存在を知る事が出来ますね。水が蒸発して水蒸気になると見えなくなるので、冬の寒い日にマスクから出て白くなった息の届く範囲が飛沫感染の領域と考えられるかと思います・・・霧吹きで実験しなくても良いとは思いますが・・・やってみましょう・・・

 ここに、水が付くと赤く色が変わる紙を用意してきました。この青い色をした紙が塩化コバルト紙です・・・小学校で実験をしたかもしれません。あと、お菓子の袋の中の透き通った粒粒の入った乾燥剤に青い粒があるのを知っていますか?この青いのも塩化コバルトで、湿気を吸うと赤く変わって、もう効果が無い事を教えてくれたりする身近なものです。

 この紙に、霧吹きで近くから水滴を飛ばすと・・・点々と赤い点ができます。空気中には水蒸気がありますが、塩化コバルト紙を袋から取り出しても色が変わらないのは、水蒸気では簡単に色が変わらないからです・・・(半分嘘かも?徐々に赤く変わるわけでね。これは無視・・・だって、演目は霧吹きから遠ざかると、水滴が乾燥して小さくなることを示せばよいわけですから・・・)

 近くだと、かなり目立つ赤い点々ができます。それではもっと遠ざけると・・・

 遠くになると、点々の間隔が広がり・・・点の大きさは小さくなっていますね。空気中を飛んでいる間に乾いて小さくなっている様子がこれでも分かるわけです・・・

 こんな話をすれば、飛沫感染を少しは恐れなくさせる事ができるのかもしれないですが・・・残念ながら、こういったファラデーがやった演示をできるような人が少なくなっているのかもしれないですがね・・・

 まあ、大衆と科学が遠ざかってしまった・・・岩波新書のXXの話とか・・・これが流行らないというのもね・・・知識を先に詰め込んでいるから・・・こんなもの知ってる!になっちゃうのだろうね・・・だから、XXの話系の入門書がありがたがられない時代になったのだろうとね・・・

 まあ、電子顕微鏡などは、先に挙げた本などの時代は、まだ先端的なものとしての興味があった時代でしょうからね・・・

 そうか、ディープランニングって、画像解析などではビッグデータである必要は無いじゃん・・・完璧なものがあって、その属性を表す膨大な言葉があれば・・・ここが良い!で・・・このランク分けね・・・ここが良い!どのくらいまで許容?こんな風じゃ捨てる?の閾値のセットが記述できれば良いだけでは・・・?なんてね・・・意味上ひと塊の文から何が読み取れるのか・・・それと同じですからね。

2020.02.11

    

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