現在をうろうろ(1102)
日本貧窮者経済新聞
 エルマウサミット首脳宣言は・・・?(10)

 さて、続きですが・・・今度は右翼の軍国主義者の安倍晋三君の苦手な外交政策ですね。我が国の国際政治学は事実上1975年以降の発達は無いようなのでね・・・外交に関してもどうせ、時代遅れの概念で、金をばら撒く事に専念しているのかもしれません・・・何かを話に行くためには金包みを用意しないといけないと思い込んでいるようですし・・・

外交政策
共通の価値及び原則に関する行動
 我々G7は,自由,平和及び領土の一体性と,国際法及び人権の尊重の重要性を強調する。我々は,全ての国の主権平等を堅持するためのあらゆる努力とともに,領土の一体性及び政治的独立の尊重を強く支持する。我々は,国際法の尊重及び世界の安全保障を損なうことを示す現在の諸紛争を懸念する。

 我々の共通の価値及び原則に基づき,我々は以下のとおりコミットする。


 やはり、日本政府はは共通の価値や原則を享有していないのではないかと?ちょっと心配になりますね・・・この平和や領土の問題に関しては・・・冷戦を終結させる上での重要な合意・・・1975年のヘルシンキ宣言が重要であると私は思うのですが・・・例によって妄想かもしれないが・・・全欧安全保障協力会議における、ヘルシンキ宣言とかヘルシンキ合意というやつですね・・・ヘルシンキ宣言 (全欧安全保障協力会議) - Wikipedia ここで35カ国が署名したものは・・・国境を1975年時点で凍結するというものですね。これによって侵略戦争はできなくなった・・・侵略戦争の恐怖からヨーロッパは解放されたわけです。一応、10個の合意から成り立ちます・・・英語版から引いて来て、いいかげんな訳を付けると・・・

 Sovereign equality, respect for the rights inherent in sovereignty ・・・主権は平等である。主権に固有の権利を尊重
 Refraining from the threat or use of force ・・・威嚇又は武力の行使を控える事
 Inviolability of frontiers ・・・国境の不可侵
 Territorial integrity of States ・・・国の領土保全
 Peaceful settlement of disputes ・・・紛争の平和的解決
 Non-intervention in internal affairs ・・・内政不干渉
 Respect for human rights and fundamental freedoms, including the freedom of thought, conscience, religion or belief ・・・思想、良心、宗教や信仰の自由を含む人権及び基本的自由の尊重
 Equal rights and self-determination of peoples ・・・平等な権利と民族の自決
 Co-operation among States ・・・国家間の協力
 Fulfillment in good faith of obligations under international law ・・・国際法の下での義務の誠実に履行

 右翼の軍国主義者の安倍晋三君が、あたかも自分の考えであるかのように広言している物ってのが、1975年に東西両陣営で認め合った事によって冷戦が終結したわけです。基本的価値観の共有というのは・・・ここにあるわけです・・・主義の違いを越えて・・・内政不干渉と国境の凍結・領土の保全・・・基本的人権・・・自民党の叫ぶ自由主義・民主主義などとは次元の違った合意・・・自民党の奴は制限された自由を党是にしているわけです・・・だから、別に右翼の軍国主義者の安倍晋三君が叫んでいるから・・・というわけではなく、基本的価値観の取り違いでは?基本は1975年のヘルシンキ宣言の合意が基本的価値観・・・だから・・・

 我々G7は,自由,平和及び領土の一体性と,国際法及び人権の尊重の重要性を強調する。我々は,全ての国の主権平等を堅持するためのあらゆる努力とともに,領土の一体性及び政治的独立の尊重を強く支持する。我々は,国際法の尊重及び世界の安全保障を損なうことを示す現在の諸紛争を懸念する。

 こういった内容が掲げられているのではないという事なんですね・・・残念ながら、1975年のヘルシンキ宣言の内容は、日本にとって非常に都合が悪いものです・・・学者は避けて通りたい物ですね・・・理由は、竹島・・・残念ながら、1975年時点で日本の実効支配が及んでいない・・・したがって、ヘルシンキ宣言の枠組みでは、日本の領土であるが、取り返す事はできない・・・国際政治学は危険な学問で・・・国益に反する内容の研究も必要になる事が多い・・・日本で、冷戦構造の解消に関する研究などがあまりないのはこのあたりに起因するようです。下手に扱うと・・・国賊・非国民と呼ばれるかもしれない・・・国際政治学を志す者は、先ず外国語に堪能であること、働かなくても生活する事ができる財産がある事、場合によっては亡命も必要になる・・・この条件と心づもりが必要になる学問というわけです・・・

 右翼の軍国主義者の安倍晋三君の政権が強くなればなるほど・・・学問の自由なんってものは制限されてしまう分野というのがあるという事なんです。国益・・・この言葉は非常に怖い言葉なんです。中身が不明ですから・・・誰にとって益になる国益なのか・・・少なくとも、戦争による国益の保護の被害者は普通の国民の庶民ですね・・・庶民が基本的人権を剥奪されて、平穏な生活を捨てさせられて戦いに駆り出される・・・

 只厄介なのは・・・先に上げたヘルシンキ宣言の・・・数々の約束事・・・自由・平等に対する戦いに志願する事は尊い事であるというのがね・・・自由・平等のための戦い・・・

 これに対する、右翼の軍国主義者の安倍晋三君の国益のための戦い・・・明らかに違いますね・・・だから、私は・・・右翼の軍国主義者の安倍晋三君の叫ぶ戦争には反対の立場ですが・・・残念ながら、日本は泣く子と地頭には勝てない事になっているので、アメリカ様を仰ぐ地頭であり泣く子の右翼の軍国主義者の安倍晋三君の戦争法案は、国会を通過して夏には成立・・・下手をすると、平和の祭典であるオリンピックは中止で、戦争のためにその資金が使われる事になるのではないかと・・・心配になるわけです。

 日本の財政・借金の山からすると・・・既に都の金を引き出そうとしていますし・・・平和と戦争の両方はできない・・・既に、オリンピックのためのスタジアムの建設は、世界に宣伝したものとは似ても似つかないものになっているようですからね・・・それに、2020年に向けて行われている奇想天外プロジェクトの数々もそろそろ馬脚が現れているような感じだし・・・次は・・・

ウクライナにおける紛争解決の追求
 我々は,ロシア連邦によるクリミア半島の違法な併合への非難を改めて表明し,同併合の不承認政策を再確認する。


 こいつは・・・分からんね。一応、ウクライナでの自治を拡大、ロシア連邦に編入・・・この住民投票が行われ、民主的な手段でのロシア連邦への編入・・・ウクライナ政府と西欧(かつての反共陣営かな?)が認めたくない・・・結局は、かつての民族や経済的に一体であった地域を強国の都合で線引きしたあとの後始末という感じですからね・・・中東などは完全にその様相で、かといって先に掲げた、ヘルシンキ宣言に準拠しなければならない・・・ジレンマですね。ですから・・・G7の首脳の中で蚊帳の外に右翼の軍国主義者の安倍晋三君はなってしまう事は自明・・・このあたりの話は分からないか、分からないふりをしなければならないわけですね。・・・それで・・・

 我々は,ウクライナ東部における紛争の外交的解決を見いだす努力,特にノルマンディー・フォーマット及び三者コンタクト・グループの枠組みの下でのものへの完全なる支持を改めて表明する。

  ノルマンディー・フォーマットは・・・ウクライナ・ドイツ・フランスとロシアでのウクライナ問題を話し合う枠組みですね・・・2015年2月11日から12日にかけては・・・この、4カ国の首脳によって会談が16時間にわたって行われて・・・15日から停戦をするということで合意・・・こんな具合ですから・・・16時間か・・・皆さん元気なものです・・・これに、右翼の軍国主義者の安倍晋三君が同席したら・・・なんとなく・・・ふと、安倍晋三君はペン回し;Pen Spinningの妙技を身につけているかと・・・何と、このペン回しは英語版のWikiによれば・・・The earliest record of pen spinning comes from a student in pre-World War II in Japan (Asahi Shimbun January 31, 2008, 37th page).・・・戦前の日本の学生が既に身につけていた技であると・・・Pen spinning - Wikipedia, the free encyclopedia 日本発祥なのか?・・・授業に退屈している生徒を思い浮かべてしまった・・・それと、誰かさんを重ねてしまったのが・・・じゃなくて・・・話し合いは重要ですね。16時間か・・・日本的ではないね・・・日本だと・・・報道が作り上げた山下中将のイギリス軍司令官のアーサー・パーシバル中将に対する「イエスかノーか」のやりとりみたいなのが好きですからね・・・

 右翼の軍国主義者の安倍晋三君も・・・なんと、議論の場の国連改革に関して・・・平成27年3月16日 国連創設70周年記念シンポジウムにおける安倍内閣総理大臣スピーチ 平成27年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ・・・何より、安保理の改革は、もはや議論に時間を割く時ではありません。具体的な、成果を生む時です。・・・議論なしで何をやるのかね?議論を尽くしたとも思えませんがね・・・田舎芝居みたいな台詞ばかりが飛びだすのが・・・困ったものです。

 我々は,平和的解決を見いだすことに関する欧州安全保障協力機構(OSCE)の主要な役割を歓迎する。我々は,全ての当事者に対し,設立された三者コンタクト・グループ及び4つの作業部会を通じて,2015年2月12日にミンスクにおいて署名された実施のための包括措置を含むミンスク合意を完全に履行するよう要請する。

 田舎芝居みたいな台詞も・・・時には悪くないが・・・停戦するのかしないのか?停戦は歓迎されるが・・・戦闘は、ある種の主張の表明ですから、その主張のために戦っている・・・したがって、その主張が相手に伝わらないのであれば戦闘を中止するのは意味が無い・・・泣く子と地頭と同じ・・・自分の主張を聞いてもらうために、泣き叫ぶ、もしくは武力による威嚇又は行使を行う・・・安保理の改革は、もはや議論に時間を割く時ではありません。具体的な、成果を生む時です。・・・どんな手段で成果を得るのかね?・・・議論ではないとすれば・・・ぼくちゃん泣いちゃうから・・・?・・・戦争で白黒つける?・・・威勢の良い言葉の裏にあるはずの実効的手段が見えない叫びをしても・・・それでは何の役にも立たない・・・私には、右翼の軍国主義者の安倍晋三君の言葉が、芝居の台詞に見えてしまうのはこういった事からなのかもしれませんね。

 ミンスク合意の内容は・・・停戦,ウクライナ・ロシア国境におけるウクライナ側管理の回復,完全かつ早急なる外国軍部隊及び要請の撤退,2014年9月19日付分離ラインへの脱出の確保,重火器の撤収,人質及び違法に拘束された者の解放,地域の人道状況の改善,並びにウクライナ法に従っての地方選挙の実施を含んでいる。・・・ウクライナの駐日大使館のやつから引いてきましたが・・・まあ、普通の内容ですね・・・しかし、問題は・・・全ての戦闘員が1つの指揮権によってつながっているかの問題ですね・・・反政府ゲリラには、当然のことながら沢山のセクターがあるはずですからね・・・逆に言えば、ロシア側が十分に要求に応えられないという事は・・・ロシアの組織的な関与は・・・限定的であるという事ですね。

 いずれにせよ・・・長い散発的な戦闘と、延々と続く話し合いの中で・・・実動部隊に疲れと倦怠感が生まれてからの、本格的な停戦合意と民主的手段による平和的解決になるのでしょうが・・・私も日本人だから分かるが・・・こんな忍耐力を持った日本人は沢山いるのか?・・・分かっているけど・・・もはや議論に時間を割く時でない!殺し合いだ!皆殺しだ!と叫びたくなるかも?それとも、会議中はペン回しの練習とか・・・余計な事をすると、直ぐに長くなるね・・・一旦切るか・・・

2015.07.05

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

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