北京の兵器産業と、清朝の軍事訓練施設・・・？

現在をうろうろ（809）

　北京の兵器産業と、清朝の軍事訓練施設・・・？

　さて・・・不思議な中国・・・なぜ、庶民は豊かな暮らしを楽しんでいるのか？どうも・・・鼓腹撃壌・・・お国柄なのか？基本的には庶民というのは、政治によって生活が左右される事は少ないはずですが・・・日本では増税に苦しめられている・・・そして、円安誘導に、物価高誘導・・・庶民を虐める政策ですね・・・庶民の金を毟り取って国が対外的に見栄を張るための富として回収しているようにしか思えないのですがね・・・報道も、この側面についてはだんまりだし・・・

　気になるのはTPPですが・・・なんだか、米国の狙いは微妙に変化しているのか？基本的にはアジアの貿易のルールをアメリカ主導で構築したいという思惑ですが・・・しかし、困ったことにアジアの貿易のルールの主導権は、どうやら中国が握りつつあると思われますからね。オバマ米大統領は貿易に関して、「われわれが実現できなければ、世界最大の市場でのルールを基本的に中国が策定することになる」という認識のようですからね。

　現実問題として、ちょっと気になるのはアジアでの貿易のルールに対して米国に何ができるかの問題ですね。米国にできるのは、海上貿易・・・中国は海上貿易と陸上貿易の両面作戦が展開できますから・・・どちらが主になるのかの問題・・・確かに、原材料は海上貿易の方が効率が良いが・・・どうやら、中国の鉄道網はユーラシア大陸、そしてアフリカまでつながりそうな気配ですからね・・・これに対しては、米国の主導権は存在しない・・・日本では鉄道輸送は既に過去のものとして忘れられようとしている・・・日本では、鉄道輸送の力を低く見積もっているはずですからね。陸上での結びつきというのは強い結びつきのはずなんでね・・・

　さて、北京には色々な研究所があるようです。戦車や装甲車などの特殊車両の研究を行っていると思われる北方車輛研究所というやつがあります。ここのテストコースは・・・座標・・・

　39°51'22.21" N 116°09'10.94" E　ここにあって、左のようなテストコースが衛星写真では結構目立っていてくれます。

　地上の様子は右のようなもので、こいつを走ると体がクタクタになりそうな・・・人工的な不整地ですね・・・

　車庫にはテスト車両が色々とあるようです。

　この、北方車輛研究所は中國兵器工業集團の組織との事・・・従って、軍用車両の開発のためにあるという事のようです。

　一応、左の写真のように車庫には様々な軍用車両と思われる車が並んでいます。

　不思議な構造物を・・・座標は・・・

　39°59'01.85" N 116°12'11.74" E　何？現代の物でないことは分かりますが・・・

　團城演武廳というものらしいのですが・・・清朝の乾隆帝13年1748年に建設された攻城演習のための施設のようです。中華人民共和国時代に入って荒廃していたものを1990年代に復元したとか・・・

広大な敷地の南の端から眺めるとこんな感じに見えるようで・・・2013年に整備が行われていたようです。

　清朝の軍事訓練場ですが、なかなか興味深い・・・いつの時代も安全保障・・・我が国の戦争の恐怖を増す事での安全保障は果たして上手くいくのかね？

　どうも、軍備への投資はあまり効率が良いとは思えませんがね・・・

2015.02.28