豊かさって・・・? 続きの続きの続きのその続き

 中央集権国家が解体されると何になる?なんって、ちょっと考えてしまいましたが・・・中央政府の役割は何か?地方の調整か?なんって考えはじめましたが・・・ちょっと、故あって人が去って行きました・・・それは悲しいことであります。思索の世界はそういった別れとかないので好きですが・・・

 私も、一応は現実世界の片隅で暮らしている関係もあって、時々出会いと別れを繰り返します。職場を去る人・・・短期間のバイトでしたが、それなりにさびしいものです。

 どうも、このところ私もストレスが溜まっているらしく・・・一人ぼっちになって、静かにしていると・・・どうも、ぶつぶつやっているようです。まあ、このぶつぶつの独り言でガス抜きをやっているので、それほど問題はないのですが・・・

 悪いことに、車で出かけたときにNHKラジオで、よろしくない2つの番組を聞いてしまいました。1つ目はラジオ文芸館・・・

「目には青葉」 作:重松 清
「36歳・独身」の和生は、ある決意を持って日曜日の朝を迎えた。職場で知り合い、6年間つき合って来た(と思っている)翠に結婚を申し込もうと決めたのだ。ことの発端は「カツオ」だった。料理が苦手でお取り寄せの好きな翠が「カツオのたたき」と「カツオ一尾」を間違えてオーダーしてしまったのだ。「どうしようか」とかかってきた電話に「まかせろ」と和生は大見えを切った。「自炊歴は長い。カツオのたたきは料理の初歩の初歩だ」と。かくして翠はカツオを持って初めて和生の家に来ることになる。和生はこの機会に思い切って前から買ってあった指輪を渡そうと思うのだが・・・。
「ツバメ記念日 季節風・春」(文藝春秋社)所収

 こいつだね。その最後の部分・・・一人暮らしうになれている!お見合いの相手と食べに行けばよいだろ!と言っちゃって・・・一人暮らしと一人ぼっちは違う、ブランコは仲直りの・・・ふむふむ・・・

 この後の番組が・・・とっておきラジオ ラジオ深夜便 明日へのことば「統合失調症の母との歩み」の再放送の児童精神科医…夏苅郁子,【きき手】佐々木智一の番組で・・・・

 ちょっとさびしい雰囲気を味わってしまったというわけです。別に、恋愛感情などは抱いていませんでしたが・・・ぶつぶつ・・・統合失調症も、ストレスが引き金になって起こる・・・2回の自殺を繰り返し、その根底には母への思い?母との邂逅を果たして10万円の請求書だって?ふむ・・・こいつは安いのでは?

 行きつけの飲み屋で飲み屋の親父やママさんと話をするんだって金がかかる・・孤独の中に暮らす人間というのは、そういった行きつけの飲み屋っていうのも必要なのか?

 一人で、ぶつぶつやっているのはよくない・・・他人から見ると、明らかに怖い!せんべいをかじりながら一人でブツブツじゃ〜あ いけないのであります。

 そこで・・・カラオケね!ぶつぶつを大音量で・・・これって健全かな?なんって思いつつ・・・なぜか、オフコース・・・すっかり忘れていた歌を思い出しました・・・私の歌でなにができただろう 見果てぬ夢抱いて・・・青空と人生、ちょっと歌いたくなったのですが・・・カラオケにない・・・仕方ないので、「さよなら」「言葉にできない」「Yes-No」とか・・・「セーラー服と機関銃」とか・・・ああ、重症だ・・・

 気晴らしとしては、行きつけの飲み屋や、カラオケ屋というのは便利な代物かもしれないと思うわけです。そうか・・・ついでに、ギターや楽譜なども引っ張り出しておいて、ぶつぶつ練習していてもOKなのか?言葉にできないから言葉の代わりに歌にして騒いで、ストレス発散!というのも一つの手段なのでしょう。

 ふと・・・昔の映画、ベニーグッドマン物語なども思い出しました。屋上でクラリネットを吹く姿・・・グッドマンは、クラリネットでブツブツやってたんだ・・・

 とにかく、飲み屋は高くつくので・・・カラオケで安上がりに・・・1時間程度騒げば、言うべきことは言った気分になるということなのか?健全な心理学の応用か・・・しかし、歌った歌は・・・何十年も歌っていなかった歌でしたから練習不足・・・DAMの精密採点を入れていましたから・・・78〜81点程度・・・所々忘れていますから・・・いや、近頃の曲も似たような・・・「おひさま」「明日世界が終るなら」「ハナミズキ」・・・似たようなもの・・・基本的に上手くない・・・特に、このところ練習をすると更に悪くなる・・・

 別なストレスが溜まるかも?

 カラオケで気づいたこと・・・DAMは原曲キーから下げた曲が結構あるんです・・・どうも、原曲キーからずらされた曲は・・・歌っていなかった曲だと、音が上手く取れない・・・しゃくりのマークがやたらと付いて・・・なんとなく、違う曲のような感じがするんでね。原曲キーにすると、しゃくりのマークが減る・・・一応は、相関関係がみられる・・・なんって、考えると、今度はタメの方へ・・・歌詞をきちんと覚えている曲はそれほどではないですが、うろ覚えの曲はひどいものです。

 というわけで、なかなか歌いだしが上手くいかない・・・「ひとり長良川」原曲キーは+1だって?・・・というわけで、原曲キーで歌うと、すんなりと・・・いつもよりはちょっと良い点が付きますね。「雨の御堂筋」も原曲キー+1なども、原曲キーの方が音程はよくなりますね。

 ああ・・・何をやっているのか?研究熱心というか?

 さてさて、中央集権って・・・これだから、何事も大成しないのかもしれません・・・器用貧乏か・・・過去ではなく未来を見ることが好きなんで・・・未来を研究していたはずがいつの間にか、現実に追い越されることが多くて・・・最先端を走るということは難しい・・・過去の研究なら、比較的容易ですね。結果が出ていますから、それを元にして評価すればよいのですから・・・過去の研究は未来のためと思っている人間には・・・

 さて、中央集権は過去のものになろうとしているのか?企業の場合はXXホールディングスってやつですね。持ち株会社が中心にあって、その下に子会社の形で多数の企業がぶら下がる形・・・資本は一極集中化され、業務は分散される。権限の移譲がうまくいっていれば、子会社は、持ち株会社の顔色をそれほどうかがう必要はなく、良い企画を立ち上げれば、潤沢な資金が得られる可能性がある・・・日本型の企業は、企画の立ち上げと、そのメリットの説得が下手だから・・・どうなるか?金は分捕って来るものなのに・・・ジョン・ヘールのパロマ山天文台の建設を描いたパロマーの巨人望遠鏡を読むとアメリカ人の強さがわかるけど・・・

 資金調達と人材の登用・・・ちょっと、日本には勝ち目はない・・・そんな気になっちゃう本ですね。

 つまり、中央政府は消滅するのでは?だって、資金管理団体で良くなっちゃう・・・そんな気がするのです。国の富を集めて、何に振り向けるか?それを決定する・・・極端な話、財務省+日銀がJホールディングスの財務部門を担当し、国会の代わりに、全国知事会が予算の分捕り合戦をやればOKか?そうすれば、衆議院は不要・・・全国区の参議院だけにして、外交を中心に早く、継続した対応を要するものを担当させればOK・・・全国知事会と参議院と財務省と日銀が国政を決定する形になるかな?他の役所は連絡事務所を中央に置いて、各地方自治体へ移管・・・ああ・・・経済産業省は必要か・・・農林省も・・・ただ、衆議院をなくすのと同じくらいの減量をすることが可能・・・ああ、経団連を参議院に近い組織に改編すればOK?

 IT技術の発達で・・・代議士なる職業が消滅へと・・・オストラコンじゃないけど・・・直接民主制への道が開けつつありますから・・・

 上手くいくと・・・今までは漠然とした概念であるが、非常に強い言葉である・・・「国益」というやつがもっと明瞭なものになる時代になるのかもしれません。国家という法人行う行為について、権利者である個々の国民の民意の反映される世の中になる可能性が・・・個々の国民の私益の総体が国益になる世の中になるのではないかと・・・近頃は、国会で『国益』という言葉が多く使われていますが・・・この『』のついた国益は・・・実態を持たないもので、それを述べるものの理念の中にあるだけの国益のように思えるからです・・・日本人なら分かるはずだ・・・何ってやつと同じ・・・私だって、生粋の日本人なのですが・・・わからんものはわからんよ!って言っちゃう人間だから厄介・・・

 日本人なら分かるはずだ・・・日本人を黙らせるための言葉なんでしょうが・・・こいつまで出るようになると、おかしな時代になっていくのでは?

 もうひとつ、気になる言葉・・・民度ってわけのわからん言葉・・・度というからには・・・XXに対するXXの割合ということになるのでしょうが・・・基準となるものがわからん・・・

 私自身は・・・卑小な存在であることが分かっていますから・・・野心家ではないので、勝手なことを考え公表でき、憎まれても困らない・・・はず・・・なので、民度を論ずる人は・・・たぶん・・・その人の理念的であり抽象的概念の国益に沿って動く日本人を基準に、他国の民度を測るのではないかと・・・そうすると、日本以外の諸国民は、これまた個々人の恣意的な理念をベースとした国益という概念をもつことになるわけですから・・・日本の国益に対しては基本的にはネガティブ・・・よって、すべての国は日本より民度が低いことになる?かな何って・・・思うわけです。たぶん、逆もまた真・・・これが文化というものなのかも知れません・・・

 文化という言葉も、うまく定義することができないような?知識・信仰・芸術・道徳・法律・慣行などの人が社会の成員として獲得した能力や習慣など、生活のやりかたの総体・・・つまり、身体言語などを含むその社会の言葉の総体か?どちらかというと目に見えることより・・・生活のやり方が文化だと考えちゃいますから・・・美などもそうだと・・・近頃、日本人が保守化しているとかいわれるような、極端な言い方だと右傾化が進んでいる・・・なんって・・・

 たぶん、異文化に対する好奇心が弱くなっている?何か別の文化の美を見たときの反応などに現れるのでは?たとえば、見たことのない美術品を見て・・・反応A;これ、違う、だめ! 反応B;これ何?こんなのあるんだ 反応C;これ面白い、ちょっと面白いじゃない! こんな反応かな?
 
 さて、豊かさ・・・これって、基本的に多様性の中に存在すると思うのです・・・北朝鮮の一般民家は、画一化されたものですから、それがいかに合理的であり、必要十分なものであっても・・・豊かさとは言えない・・・多様性がないから・・・食事だってそうですね。毎日、キャビアにフォアグラ、焼きたてのバゲットとか・・・毎日同じ最高級のデザートを食べていたら・・・これ、おいしい!って言ったために8年間同じ食事を食べ続けることになるとか・・・こいつは豊かさではありません。

 となると、豊かさは・・・満ち足りた中での自由度の問題になりそうな気がします。自由度というのは・・・基本の生活からどれだけの逸脱が許されるか?それが基本でしょう。まあ、逸脱が過ぎて公序良俗に反するのは、さすがにルール違反ですが・・・公序良俗か・・・これって文化だな・・・

 近いうちに、異文化に触れることになるので、その予習をしっかりとしておかなければなりません。

(2013.04.04)

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