計画停電に対抗するには?

今年の夏の電力事情はどうなるのやら?非常に気になります。まあ、私の場合・・・困るのは冷凍食品ですね。近頃、液体のパンと冷凍食品で生きているようなものですから・・・一人暮らしだと、野菜を買うのが意外と困難・・・同じものを食べ続けるか、継続して家にいれば消費できるかもしれませんが7種類ぐらいの野菜と、3種類程度の肉を使って料理するとなると、素材系の冷凍食品に頼るしかないような気がするわけです。

とにかく、電力が長時間とまると厄介ですから気になるわけです。塩漬けの豚肉とか作るとそれなりに面白いかもしれません。でも、電気が数日止まると水もガスなども影響が出るはずですから、気になるんです。

まあ、わが国の場合オーバーロードによる停電は、1987年に経験していますから、それなりの対策は行われているのではないかと思うのですが・・・まあ、あのときの停電の記憶は・・・無いなあ?仕事してたはずなんですが・・・昼間だし、30分程度で回復したようだし・・・ずいぶん昔だし・・・そう、あの頃は・・・分電盤の周辺温度が高くなって、ブレーカーが落ちやすくなって、冷房を動かし続けるために、配電盤を扇風機で冷やした記憶はありますね。

原理としては・・・確か、バイメタルを使っていると思うので・・・電流量に応じて、発熱してあるところで切る・・・温度に依存する部分がある・・・よって、強制空冷でしのぐという、原始的な方法です。電流容量に余裕があまりなかったということだと思いますが・・・

そうか、案外あのとき電圧降下が起こっていたのかもしれませんね。電圧が下がって、モーターなどに電流が大きく流れ・・・たぶん無効電力の関係かな?抵抗器は無効電力に関係なく作動、負荷が大きくなたと・・・交流って難しい・・・勉強することが増えるな・・・。そうか、あの時、猛暑のため冷房の使用がピークを迎え、電圧降下が起こって、その結果モーターは電流を大きく吸い込み・・・無効電力は増加・・・ぎりぎりの設定のブレーカーは、発熱しオーバーロードとして回路を切断・・・こちらは、ある程度余裕があるはずという判断で、送風冷却で、何度かブレーカーの再投入を行っていたが・・・その後、大停電になったのに気づかず・・・仕事をしていて・・・仕事が一段落したときには電力が回復してたのかな?

自宅に帰ってからニュースを見ずに、自宅近辺が停電しなかったので、情報に触れていないので知らなかった・・・ということかもしれません。

日本の場合、きわめて高品質な電力が供給されていますから、インターネットのような高度な情報システムがなかった時代なので気づかなかったのかもしれないと思うわけです。

さて、5月の連休は、ある程度の容量を持つ発電機を所有する工場は、電力会社からの給電が止まったらどの程度まで自家発電で電力をまかなうことができるかのテストをするのではないかと思います。

計画停電に付き合っていると、仕掛品で大きな欠損が出る場合もあると思われますからね。昨年の場合は、計画停電は計画されていたが行われないパターンでしたから・・・しかし、工場などの場合は、普通は誘導発電機ですから、基準周波数は系統電力からのもので、タービンなどで動かされる発電機の負荷に対する追従性能がどの程度であるかが問題になりそうな気がしますからね。

モーターって起動の際にはでっかい電流が必要ですから・・・瞬間的な大きな負荷にどれだけ追従できるか?1万キロワットの発電機があり、3000キロワットの発電をしているところに、3000キロワットのモーターを起動しようとする・・・瞬間的には9000キロワットほどの吸い込みがあって・・・その前に使っている3000キロワットで、12000キロワット・・・オーバーオードの結果として、電圧降下、それに伴うブレーカーの切断・・・ブレーカーが落ちるより前にモーターが定格運転をはじめるとたぶん、OKでしょう。でも、今度はこの3000キロワットのモーターを切ると、負荷は半分になり、発電機の回転は変わらなければ、周波数が高くなる・・・すると、周波数の上昇で系統電力へつなぐ基準より周波数変動が大きければそこで、ブレーカーが働くことになるのかな?

たぶん、工場などの系統電力に依存している発電機には、無効電力対策のコンデンサーなどはそんなに無いのでは?意外と、発電機は持っているが、現実に系統電力から切断して、自力で発電機を動かし続けることができる工場ってそんなに無いのかもしれません。

まあ、私の知識は・・・大昔に学校で学んだやつと、十数年前に風力・太陽光発電を導入するときの俄か勉強の範囲ですから、最新の受送電システムは理解していないかもしれませんが・・・大いに興味があるというわけです。

そういえば、交流電流に関しては、近頃の学習指導要領の改訂で復活しましたが、四半世紀ぶりに学ぶ人間が現れてきたのかな?まあ、今の主流の政治家諸氏は中学高校で交流についても基本は学んでいるはずですから、ある程度の知識はあるかもしれません。

しかし、電気の節約というのはお金の節約とはずいぶんとちがう気がします。お金の場合は、オーバーロードした場合・・・資金ショートの場合は、直ちに支払いが強制的に停止しますが、電力の場合、オーバーロードの結果、電圧降下・・・周波数の低下・・・その先に大規模停電となりますからね。

まあ、大規模停電があっても、3時間程度で復旧するなら、OKですが・・・産業界は、生産を継続するための自家発電装置の有効性のテストを5月の連休中にやるのかな?

まあ、わが国の政治の中央にいる人たちは、多くのスタッフをお持ちですから、こういったことに対する回答を持って行動しているのでしょうから、私のような下々のものが考える必要など無いのでしょうが・・・情報化の時代、インターネットで調べてもわからんことは・・・困りますね。

さあ、停電対策を考えよっと!海岸の小屋は、系統電力に依存していないのでOKですが・・・・
(2012.04.23)

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