お金って厄介・・・?

ちょっと夏は忙しくて、あまりニュースなどを眺めていませんが・・・いつの間にか、世界経済はすごいことになっているようです。日本って国のすごいところは、逆境に陥ってもそれほど騒がないことかな?まあ、金融市場は結構ばたばたしているようですが・・・現金がかかっている場所では、それなりに動きがありますが・・・それ以外のところでは、そのうち何とかなるだろう・・・ってやっているのでしょうか?

ムーディーズの日本国債の格下げ・・・これって大事では?なんって思うのですが・・・そして、小麦などの値上がりも気になります。円高になっているのに輸入小麦の価格が上昇している?ちょっと気になります。

国債の格付けの低下・・・これって、わが国は借金が困難になるということを意味します。なにで資金調達をするつもりなのか?格付けが下がれば、当然金利を大きくしなければ、誰も国債を買ってくれませんね。確かに、国内の一般の庶民からかき集めるのは可能かも知れません。昔々の愛国心を煽っての国債の押し付け・・・果たしてできるのか?

まあ、ちょっと前なら、震災復興支援の金利ゼロに近い国債を発行しても売れたかもしれませんが・・・今となってはちょっと遅いでしょう・・・国債の格下げ・・・これに対して総理は「うん、残念だね」・・・お前さんが撒いた種では?

アメリカの格付け会社って、ある意味社会に責任を負っているという意識があるように思えるので、「うん、残念だね」っていうのはないよな・・・そう思うのです。震災直後のごたごた、政府の対応の遅さ・・・日本の金融市場の混乱・・・あの時点で日本の国債の格下げがあってもおかしくないと思ったのですが・・・国債の格付けの改定はありませんでした。そして、震災から半年が経とうとする中で、国債の格下げ・・・

時間は与えた、なぜ、復興のために大きな国債を発行しなかった?お前さん、資金調達の見込みはあるのかい?ってね。

さて、国債の格下げに伴って金利は上昇するかな?さあどうなるか?

いま、ジンバブエの100兆ドル紙幣を眺めて考えていますが・・・通貨の信用低下の極致を見ているような気がして・・・この紙幣で何が買えたのだろうか?そしてその前年に発行されていた1ジンバブエドル・・・この紙幣、相互に交換できるのなら100兆枚の1ジンバブエドルが・・・

かつてドイツで、籠に紙幣をぎっしりつめて買い物に行った・・・とか、籠が盗まれて紙幣が散乱していたとか・・・戦中に飲み明かしたビンでそこそこ小金持ちになった話とか・・・

こういった紙幣を見ていると笑い話ではないことがわかります。しかし、超インフレ紙幣って・・・すごいですね。ジンバブエの人は、大きな数字に慣れたのでしょうか?

ん?紙幣があるということは補助貨幣があるか・・・1セント硬貨なんって欲しくなりますね。この超高額紙幣で1セント貨は1京枚かい?1枚1gとしてもかなりの重さになる・・・

硬貨は紙幣と違って金属という素材の価値があるので、インフレ初期で消滅ではないかと思われます。10万ドル硬貨とか出たのかな?気になりますね。

経済政策の失敗で何が起こったかを考えるのに面白いので、この超高額紙幣を買い込みましたが・・・果たして円は大丈夫なのか?

まあ、わが国の不良債権処理は過去に例がありますから見当はつくのですが・・・預金封鎖とデノミ・・・あとは、南海会社泡沫事件系かな・・・それともロシアのMMMのようなネズミ講ファンドも良いかもしれない・・・

国債でおいしそうな権利が買えて、配当が極めて高率・・・MMMの通貨のような証券も・・・これって今も手に入るかな?どうも、私はまともでないもののコレクターなのかもしれません。

でも、まともでないもののコレクターかも知れませんが、日本国債はどうするかな?コレクションにするのはちょっと・・・一応現役ですから・・・

まともな物だって、少しはありますね1881年のアメリカの1ドル銀貨・・・日本の1円銀貨とほぼ同サイズの・・・

しかし1円銀貨は明らかな偽物・・・重さが違うんでね・・・何の本だったか?中国人の貿易商が貿易銀を手から手へ流し込むようにして、その際に偽物をはじき出す速度は欧米人の及ぶところではない・・・そんな記述を見たことがありましたっけ・・・私だって、数グラムの差があればすぐにわかりますがね・・・買弁・・・そうだ買弁だったね、中国人の貿易商、1800年代初頭の貿易商・・・

そう、価値というのは相対的なもので・・・絶対的な価値ってないですから・・・希少であったものが希少でなくなると価値は下がる・・・ただそれだけですから。

だから、金本位制ってのが、価値の標準を金に置き、金の裏づけのある分だけの紙幣を発行、紙幣は兌換紙幣というやつになるというわけです。正貨としての金貨に換えるよ!ってわけです。そういえば、日本の昔の2銭や1銭銅貨なんかにも五十枚換一円とか刻印があります。でも、補助貨幣かな?

そういえば、日本って金銀二本立ての本位貨幣ではなかったかな?そして、銅貨も2銭銅貨の重さは1銭銅貨の2倍ありますからね。金属地金の価格を反映していたのでしょう。

すると明治4年の金相場は1.5g1円なのかな?銀は24g1円で、銅は700g1円・・・地金の重量比は1:16:467か・・・なるほど金:銀=1:16ね。今は金:銀=1:43ぐらいですね。銀は今安い・・・のか?

いや?それほど安くない・・・金に対しては安いが・・・長期間の安定した導体として銀の需要があるからかな?太陽電池パネルを繋ぐ導線に銀が使われているような?何しろ、太陽電池パネルの耐用年数は25年を超えるような噂ですから・・・確かに、海岸に設置している太陽光パネルは、もうじき10年になろうとしていますが、安定して電力を供給してくれています。あと10年ぐらいは持ってくれるかな?なんてね。

金も工業材料として使われますが、銀だって、その導体としての性能から色々なところで使われているはずです。常温超伝導物質でも安価に供給されるようになれば別ですが・・・

熱伝導率の良さからも・・・時々思います・・・銀線で編んだ枕を・・・きっと夏は頭をクールにしてくれるのでは?なんてね。まあ、熱伝導率では、桁違いにダイヤモンドが・・・私の1.5カラットのダイヤモンド・・・触れると銀より冷たく感じます。熱伝導率からすると本物のダイヤモンド・・・しかし、宝石としては最下級・・・売っても1万円ほどにしか・・・いやもう少し安いかな?宝石は市場がありませんから・・・。

全く何を考えているのやら?しかし、ダイヤモンドは冷たい・・・私の欲するものは、高価なものではなく、興味深いものなのかね?

しかし、政府にお金がないようですからこれまた大変です。紙幣を大量に発行したり、信用の切り売りをすれば、通貨量が増し・・・これじゃ抜本的な対策にはならないし・・・そういえば、カジノ特区の話もちらほら・・・不健全なやつだな・・・日本に下層階級の創生計画なのか?それとも金持ち向けのカジノで、金持ちを零落させる気なのか?いずれにせよ、賭博は主催者が儲かるだけですから・・・「国際観光産業振興議員連盟」は新たな国民を食い物にするシステムを生み出そうとしているのか?世も末かもしれません?

宝くじだって、射倖性が強くて・・・明治刑法は禁じます。しかし、モラルの低下か、無い袖は触れないためか?1945年7月16日、国が戦費調達のため「勝札」を発売します。結局のところ、宝くじにせよ、賭博にせよいかに金をかき集めるかの手段に過ぎない・・・これじゃ、だめだよな・・・たとえ、カジノで得られた収益の一部を国や自治体が納付金として徴収し、東日本大震災の復興財源にも充てるとしても・・・。非合法なものを、一定の条件下で合法とするわけですからね。

末法の末なのかもしれません?
(2011.08.29)

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