わからないことがいっぱい!

飯舘村放射線・・・どうやら、核種からして原発由来のもののようです。色々とやってみましたが、どうやら外部汚染・・・つまり放射降下物のようです・・・ちょっと残念・・・そうなると、飯舘村が放射性降下物に狙われたのは・・・可能性がありそうなのは、この日南東の風が吹き、まとめて飯舘村のあたりを通過中に急激に気流の温度が下がり地表にたどり着いた・・・こんな風に考えるしかないかな?

空気の塊というのはどんな具合に移動するのか?ちょっと気になります。確かに、飯舘村は周りを山に囲まれいますから可能性はあるかもしれません。

しかし、放射線レベルの高い地域は限られていますから、この範囲が原発の上から流れた放射性物質がまとめて落ちた部分と考えられます。そして、飯舘村の中をその気流が流れくだり村域を汚染した・・・まあ、』こんな風に考えられますかね。

しかし、放射線量が高い地域とちょっと隔絶した村域も汚染がありますね。県道12号線のトンネルを越えたところ・・・ここも村域なんですが、今のような仮説を立てたのなら、この部分を汚染した気流は?まさか、トンネルを抜けたとか?

いや、トンネルの中の放射線量はほぼ0でした。したがって汚染物質はトンネルを抜けなかった。

そうなると、高濃度の汚染物質の塊となった空気があって、その東に、それより低い放射線レベルの空気の塊があったとなりますかね。

一部は擾乱を受け一部は擾乱を受けずに塊となって運ばれた・・・しかも、行政区画を狙ったように・・・自然は不思議なことをします。今度は、風向風速計を持って、どのような条件ならそういったことが起こるか・・・調査は無理ですね。

地形データはあるだろうから・・・数値地図の類が・・・こういったやつでコンピュータ上で計算させる?たぶん、スーパーコンピュータのような奴が必要になるのでしょう・・・

それとも、地形模型を作って線香の煙を流すとか・・・こいつのほうが簡単で安上がりかな?しかし・・・不思議なものです。

気象庁のサイトに放射性降下物の予測図がありますが、3月11日からしばらくは西風が吹いていますから、どんな気流が飯舘村へと運んだのか?まあ、考えてもわかりません。山谷風で運ばれたとかは・・・ちょっと無理だろうし・・・

一度、地上にたどり着いた放射性セシウムは、再び飛んでいかないのでしょうか?セシウムは何かに張り付くような性質を持っているのでしょうか?除染はどのようにすればよいのやら?

採取した石は結構真面目に洗ったのですが・・・完璧に吸着され、内部にも入り込んでいたとしか考えにくいし・・・SPEEDIによる積算線量の試算結果は・・・ちょっと理解しがたいし・・・まさか、飯舘村と浪江町の境が周りに比べて高いので、そこへ放射性物質がまとまって引っかかっていたのか?

いい加減な計測の結果とあわせて考えると、ベントによって上昇したか、水素爆発に伴っておよそ1000mほどの高さまで吹き上げられた放射性物質は南東の風に乗って請戸川の左岸の谷風が作る気流に阻まれて、最終的に手七郎あたりの山に着地した。そのため、このあたりの放射線レベルが高い・・・そして、日が落ち、右岸の下降気流と左岸の上昇気流で静かに運ばれてきた放射性物質がこのあたりを重点的に汚染し、左岸の上昇気流がなくなったために、飯舘村村域に下り、飯舘村を汚染した・・・この一部が県道12号線のトンネルの東の斜面を汚染したため。飯舘村の村域のずべてをほぼ均等に汚染したということになりますかね。

自然というのはどういった空気の流れを作るやら?私もまた、疑い深きトマスなのですから・・・でも、拾ってきた石の放射線の元になる核種は本当にセシウムなのか?未だに疑問です。よく洗ったのに・・・化合物としては水酸化セシウム、強塩基だから水に非常に溶けやすいはずなんだが・・・やはり出るし・・・水酸化セシウムの沸点は300℃程度だから・・・ちょっと熱してみて変化を調べてみるか・・・

しかし・・・本当にセシウムなのかね?緊急時における食品の放射能測定マニュアルの中の注意書きには次のようなことが書かれています。

ゲルマニウム半導体検出器を用いてI−131、Cs−137を定量する場合の定量可能レベルは、検出器の相対効率、測定容器(試料量、幾何学的形状)、検出目標値、高エネルギーγ線放出核種の存在等に依存する。
 特に、緊急時においてはI131、Cs−137のピークと同一か近接するエネルギーを有する放射性核種やコンプトンバックグラウンドレベルを高める高エネルギーγ線放出核種等多くの放射性核種の存在が予想される。したがって、事故の種類又は食品の汚染状況により定量可能レベルは変動する。

こんな具合にね。水洗いで除染できないのなら・・・まあ、わからんそのうち精密分析でもするでしょうから・・・結局のところ、近頃の物理化学は個人の手には届かないものなのでしょう。こりゃ考えないほうが楽なテーマで、個人的に関心を持っても意味を持たないものと考えてよさそうなものであると思われますね。

しかし、マニュアルの注記からすると・・・なんだか、「よくわからないけど、とにかく測って調べてみよ」と書いてあるような・・・まあ、非常に強い放射線レベルで人体に急性の害を与えるかどうかわからないものに注意を払うという上ではわからなくないが・・・

とにかく熱してみて、何か変化があるかチェックしてみましょう。たぶん、500℃程度までなら簡単に加熱することができるし、温度も800℃程度までなら測定できますからね。

そうそう、もう一つ気になるのは高濃度汚染地域の範囲ですね。一応私が道路を走り回って調べておよその推測の範囲と、福島原発のサイズを考えると・・・右のような関係なんです。放射性物質が飛び出したのは敷地内の右下の建物群でしょう。そこから出た放射性物質が20km以上はなれたこの地点に、特に高濃度に分布するということは・・・

大気中での拡散って非常に小さいのかな?なんって思えるわけです。それだけ、短時間に大量の放射性物質が放出されたということか・・・

同時に、原発はやたらとでかい敷地が必要であるということです。

やはり、日本には原発を置く余地は無いのかも知れません。

しかし・・・なんだか腑に落ちないことが沢山あるなあ〜

石の方は・・・十分加熱し、再び洗いました・・・十分のつもりなんですが・・・やはり放射線レベルは変わらない・・・

まあ、こんな金にならない話はやめにして、本業・副業に精を出すとしましょう。楽しいことを考えなければ!
(2011.05.13)

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