ガイガーカウンターなるものは・・・

原子力と言う奴は、なかなか厄介・・・何しろ目に見えませんから・・・そして、いつの間にか健康が害される・・・そう言われる放射線が問題です。放射線を確認するには、ガイガーカウンターとか霧箱などを用意すればよいのですが・・・こういったものはなかなか手元に無いものですからちょっと問題です。

私も、東西冷戦期のSFなんかをずいぶんと読んでいましたから、ガイガーカウンターとか放射性物質とかに興味があったので、これを機会に、ガイガーカウンターを購入しました。

まあ、実用品としてのガイガーカウンターなどは面白くないので、古典的な・・・そう、SF映画に出てきそうな古風なやつです。買い込んでみて・・・がっかりです。理由は、自然放射線なんって面白くない・・・ということです。

0.01ミリレントゲン/時ですから、普通の環境ということがわかります。

ぴくぴくと針が時々ちょっと振れて放射線が飛び込んでくることがわかります。このガイガーカウンターには、動作確認用に放射線源がついていますから・・・

この、ガイガーカウンターも放射線を出しているようです。チェックしてみると、0.5ミリレントゲン/時を超える線量があるようです。

さて、これだけでは面白くない・・・身近に何か放射性物質があるか?どこかに夜光時計が大昔の壊れている奴があるはずなんですが・・・あれだと、たぶんラジウム塗料が使われているはずですから、結構な線量があるのでは?なんって思うのですが、そいつはどこへ行ったのか?

そこで、台所をあさります。昔々の放射線ガラスというやつを・・・ウランガラスとか言われるものを・・・

早速測定用の窓へと近づけると・・・すばらしい!0.25ミリレントゲン/時ほどの放射線を発していることがわかります。

環境放射線量に比べるとかなりの線量を出していることがわかります。

このワイングラス使っていて大丈夫なのかな?なんって思うわけです。

黄色の蛍光色のグラス・・・その昔流行ったやつですが・・・

あとは、カメラのレンズの中には結構な放射線を出しているものもあるようです。トリウムガラスなんってやつです。

これも、明るいレンズに使われていたはずです。私のところにはどうやら見当たらないようです。


しかし、0.25ミリレントゲン/時ですから・・・2マイクロシーベルト/時程度あるのかな?なかなか興味深いものです。家の中のものを色々と測ってみましたが、ホウレンソウや干しシイタケの放射線量はバックグラウンドに対してちょっと高いような感じです。これらはカリウム40ってやつからの放射線でしょう。中国からの輸入品の、地震前に仕入れて冷凍食品ですから、福島の汚染品ではないのですがね。

さて、このワイングラス・・・使い続けてよいものやら?ふと思うわけです。でも、この蛍光イエローのガラスが好きなんです。幸い、この手のガラスの手持ちは、これ一品ですから・・・いや、どこかにもうひとつぐらい隠れているかも?

ガイガーカウンターや霧箱の原理は単純ですから、何か代用品でも作ってみるかな?なんってね。とりあえず、放射線量は測れるようですから、放射線というやつをちょっといろいろ実験してみるのも良いかな?なんって思うわけです。

近いうちに、筑波とか北茨城のあたりで岩石を採集しに行くのも良いと思うわけです。家の中に昔採集したウランなどをふくむ鉱石があるはずなんですが・・・どこへしまったか?

自然には、興味深いものが山ほどあります。こんなことをしているから、いつまでたっても家の中が片付かないのかもしれません。霧箱が欲しい・・・ウィルソン霧箱ならそれほど作るのは大変ではないでしょうから・・・作ってみるのもよいかな?なんって思うわけです。何か、強力な放射線源はないかと考えるわけです。トリウムなんかは・・・ガスマントルに使われていたような?北投石の類もあるはずなんだが・・・

ガイガーカウンターなんか、買わなくても良かったかな?何か、単純なつくりのがいがーカウンターもどきを考案するかな?なんってね。そういった、簡易ながいがーカウンターもどきは、ガイガーカウンターがあるから考案できるような気もするし・・・まあ、何か活用することを考えましょう。とりあえず、所有する満足感は味わったし・・・使い道は、そのうち何か考え付くでしょう。

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