危険と専門家と・・・

IAEAがなにやらコメントを出し始めたような・・・

『国際原子力機関(IAEA)のフローリー事務次長は7日、ウィーンの本部で記者会見し、福島第1原発の状況について、「依然として非常に深刻」との見方を示しながらも、「電力や設備に復旧の兆しが見られる」と語った。
 同事務次長はまた、日本に派遣した原子炉の専門家2人が同原発を訪れたことを明らかにした。
 日本側の対応が遅れたため、被害が拡大したとの批判に関しては、「前例とは比較できない規模の事例であり、対応が迅速だったか、緩慢だったかは判断できない」と述べるにとどまった。 』

対応が迅速であったか緩慢であったかは判断できない・・・そりゃそうでしょうね

首相の周囲では・・・

『首相周辺によると、「首相は怒鳴る回数が減ってきた。何をやっても批判されることが分かって、落ち着いてきている」という。民主党内では、「ぶら下がり」取材に応ぜずに官邸にこもる首相への不満も漏れ、ある参院議員は「こういうときこそリーダーシップを見せないといけないのに」と嘆いている。 』

『小沢氏系議員の間では、大連立への賛否は分かれているが、首相の「延命」反対では一致。「岡田克也幹事長に調整役をやらせても無理だ」(中堅議員)と突き放す声もある。福島原発事故に関しては「結果責任だ。こうなった以上、首相には辞めてもらわないといけない」(参院議員)と厳しい指摘が出ている。』

ふむ・・・ずいぶんと旗色が悪いようで・・・安全と言うものは・・・

安全と言うものはない、生きている限り人間は死ぬ。死なないようにするために何をするか?死を遠ざける努力をする・・・

死を遠ざける努力・・・まず、食べること、よく寝ること、適度な運動をすること、満足のいく生き方を心がけ、日々感謝を忘れないことかな?

しかし、これだけでは生きてはいけません。命の時間を売って生活の糧に換えなければなりません。家に篭っているわけにはいかないのです。家を出ると・・・車が走っています。これだって想定される危険、電車だって安全性は高いのですが、それでも事故は根絶しません。周りにいる一見まともに見える人たちも、いつ狂気に駆られて刃物を振り回すかもしれません。地震の災害だってあるでしょう、ビルの近くを歩くと落下物があるかもしれません。隕石だって落ちてくるかもしれません。

家の中だって危険がいっぱい、ガスなんって結構危険です。火が出るかもしれないし、爆発するかもしれないし・・・ちょっと前のテレビなど、X線放射がありましたし・・・煙感知器なんかにも放射性物質のアメリシウムが含まれているものがありますし・・・

そういえば、蛍光灯のグローランプにも放電を安定させるために、プロメチウムが使われていますね。半減期が2年半ほどですから、グローランプって消費期限があるのかな?

そうそう・・・放射線で思い出しましたが・・・カリ肥料って放射線を多量に出すのでは?ふと・・・カリウム40ってやつ、存在比が・・・0.01%かな?カリウム1グラム当り、30.4ベクレルが含まれるとのこと・・・じゃあ、20kgの袋のやつってどのくらいの放射線量になるのやら?カリ分50%とすると10kgで・・・1kgで30400ベクレル・・・

ちょっとまてよ・・・セシウム137はベータ崩壊して・・・ベータ線を出す。てっことはベータ線を測定してセシウム137の量を推定している?そして、ヨウ素131はベータ崩壊した後にガンマー崩壊をするからガンマー線を測定しているのか?

ちょっとまてよ、そうなると、カリウム40はベータ崩壊だから・・・線量計の簡易検査ではセシウムの量に換算される?のか?ほうれん草はカリウムを多くふくむ食品で透析患者は摂取制限があったような?

肥料も結構危険なのか・・・線量計だけで検査したら・・・初期に放出されたヨウ素は半減期8日ほど・・・セシウムは30年あまり・・・ベータ線線量計で計って、バックグラウンドの放射とされるものを引いた値で、カリ肥料が付着したホウレンソウを計ったら?

わからん・・・そもそも、発表されている放射線データはどのように計られているのか?文部科学省の緊急時における放射性ヨウ素測定法こいつだな。放射性ヨウ素に関してはガンマー線量を計るだけ・・・セシウムはカリウムを定量して、その後ベータ放射を測定、計算ということのようです。もしかしたら・・・カリウムの定量なしに、放射性ヨウ素と同じように、ベータ放射だけを単に測定しているとか・・・放射能測定法シリーズこれらを、後で時間があったら読むことにしましょう。

ちょっと・・・初期報道のセシウムの量の多さがね・・・

影におびえているのかも?少なくとも放射性のヨウ素はかなりの量が出てきているが、すでに1ヶ月最初に放出された量の16分の1程度になっているはずですから・・・どうなることか?空騒ぎの風評被害だったら?損害はどこが補填するのやら?

おかしな、情報を流していたのなら・・・日本の危機管理の評判はますます落ちるのではないかと思うわけです。そして、日本の専門家と称する人たちが、実はあまり勉強していないと言うことがばれるのかも?
(2011.04.08)

inserted by FC2 system