私にできることは何?

ヨウ素って、どうやって回収したらよいのでしょうか?ちょっと気になることです。そういえば、ヨウ素の世界最大の産地は確か・・・チリ、ちょっと前は日本だったような?そうなると、ヨウ素回収の技術が日本にあっても不思議ではないですが・・・

しかし、何かあるはず・・・だって、基本的にヨウ素の産出って、非常に希薄なやつを回収する技術だったようですからね。何か資料がどこかにあったような?

確か、ヨウ素化合物をこしらえて回収する方法だったと思います。原子力発電所では・・・確か、活性炭でヨウ素を回収していたと思いますが・・・ヨウ素をどうと反応させるか、銅や銀と反応させて、ヨウ化銅とかヨウ化銀にして回収していたような・・・

なにしろ、ヨウ素は、天然ガス田の水の中にちょっと余計に含まれていて、それを分離して回収していたはず・・・これを手がけている会社は・・・日宝化学でしたっけ。残念ながら、上場企業ではないので・・・まあ、日本って、鉱物の標本箱みたいな場所なので、色々な会社があるはずです。

さて、ヨウ素を回収するには・・・シクロデキストリンなんて奴が有効らしいことがわかります。こいつは、でんぷんの仲間ですね。これの吸着作用を利用すれば、そこそこ回収できそうな気がします。

何しろ、この物質・・・匂い、否、香りを閉じこめる性質を持ていて、チューブ入りのわさびとか・・・そういったやつを製造するときに欠かせない物質だよな・・・たぶん・・・こいつを使うと、例の放射性ヨウ素なんかも回収できる可能性があるのではないかと思われます。

このシクロでキストリンを扱っている会社と言えば・・・ シクロケムかな?まあ、ここも上場企業じゃないので・・・私の、お金持ち計画には、残念ながら・・・ですけどね。

しかし、日本にはすばらしい技術を持った企業がたくさんあるのに、なぜ、原発対策に利用できないのでしょうか?ちょっと、不思議な気がします。特に、ヨウ素は世界で二位の産出量を誇っている地下資源ですから絶対に、何かすばらしいノウハウを持った企業が千葉県にありそうな気がするのですが・・・

やはり、政府と言う弱い心棒が、円滑に様々なものをまわすだけの器量がないのかもしれないのかな?なんて思うわけです。アイディアと言うのは、多くの人が、自分の持つ技術が役に立つかも?っていうので、意見を集約する場所があれば、それなりに、それを見る人が判断してコンタクトしたり、申し出たり、推薦したりして、何らかの結果を出せるような気がします。

政府でも良いでしょう・・・何らかの意見を書き込む為の掲示板を用意するとか・・・、ヨウ素を回収する技術を持った企業は、申し出ること・・・とか・・・とにかく、何か実になるものを集めるための中心があってもよいような気がします。

専門家であっても見落としていること、新しい発想・・・こいつは気づいていないだろうな、とか・・・そういったものを集約する場所があれば・・・単に、災害に対する対策だけでなく、新しい技術の温床となるような掲示板システムでも作ることができるような気がします。

おお、そういえば、原子力発電所には、そこで使う水を精製するためのイオン交換樹脂塔があるかな?ここで、ヨウ素を吸収するイオン交換樹脂を放り込んで回収するとか?そういったことも可能かもしれませんね。イオン交換樹脂は固体なので、結構な量のヨウ素を回収できれば、それを処理することも可能でしょう。

まあ、純水製造に使われるイオン交換樹脂は結構高価なものですから・・・たぶん、原発のやつも、1つのイオン交換樹脂塔の中のイオン交換樹脂のお値段は・・・数千万円?かな?

通産省が、音頭を取って、企業が何かできることを公募するシステムと言うのを作り上げればすごいことができそうな気がします。東電の原発担当者だって優秀な人材から成り立っているはずです、その人たちが様々な情報に触れられれば、それなりの判断と言うのができるでしょう、新しい発想、新しいパートナー、新しい技術・・・その温床となるものを通産省は生み出せるはずです。

たとえば、ある程度実績のある企業を登録して、テーマを提示して、どんな馬鹿らしいと思われることでも、登録されている企業が一旗上げられるかもしれない内容を、とりあえずアップできるような、登録企業だけの掲示板と言うものも良いかも知れませ。そう、一旗あげるチャンスを与え、大きな問題に対して、国を挙げて対応するための知恵を集約するための場ですかね。

ただ、厄介なのは、そこで討論された内容というのを元に、特許申請とかになると、権利関係が問題になりますから、そういった場で公表された、革新的な技術は、何らかの形で、特許に準じた先取権を与えるとか・・・そういったものが必要な気がします。

災害に際しては、緊急性が必要ですから、そこで書き込まれた内容についての扱いは、特許に準じた先取権を設定すれば、活発な議論が生み出されるかも知れません。

うん!これって良い考えかもしれませんが・・・先取権・・。権利がらみのことなので、やっぱり、これも国家機関が運営すべきものとなりますから、私のような一般人には、お金儲けも、それに参画する権利も生じないでしょうが・・・特許に関連しますから、特許庁かな?また、私がすることができない仕事を思いつきましたが・・・

こういった、BBSって、様々な問題を解決するためには必要なのではないかと思うわけです。何しろ、世の中のすべてが複雑に絡み合って、それで、わが国が成り立っているわけですからね。

原発に反対するのは・・・簡単、どのように安全に運用するかは難しい・・・しかし、原発はすでに必要不可欠なものである・・・否定したら・・・電気のある生活はあきらめるしかないかもしれない・・・毎日眺めるお日様もまた、原子力・・・私は、敗北主義者ではありません。困難を乗り越えて進む、人類の一員だと思っていますからね。否定ではなく・・・否定は簡単だが、肯定するための、多くの人が納得できる社会の構築が重要だと思っています。そして、どんな困苦があっても、生きているものは、生き続けるための努力をしていることを忘れないでもらいたいと考えます。

しかし、残念なことに、原発推進派と目されると、感情的廃絶損者の目の敵にあいますから、これまた厄介。一つ言える事!それは、私にとって、電力は不可欠・・・照明と、PCをある程度動かせる電力は、太陽光発電で、困らないようにすでに、10年近く運用している・・・私だって、それなりに努力をしているのです。しかし、原子力は・・・偉大だと思います。

あの、毎日見る太陽は・・・偉大なる核融合反応炉なんですから。一億五千万キロメートルのかなたから、われわれに、莫大なエネルギーを送り、そのエネルギーによって、我々の食料のすべてを賄った上に、石炭だって・・・石油もかな?その源になるエネルギーは太陽の、核融合の賜物なんですからね。

まあ、原子力の代わりに、太陽からのエネルギーをどれだけ利用できるか?それも、今後の大きな課題かもしれません。私は、人類の英知を信じるしかありません・・・否定することは簡単ですがね。

危険だから・・・ふざけるな!安全に飼いならす手段があるはずでは?何事も否定するものは、文明の恩恵を否定し、禽獣と同じ生活をすればよいのだ!と私は思います。禽獣の生活を望まないなら、英知を信じるしかありません。まあ、私は、禽獣と同じような生活も可能ですがね。

学生時代に、テントをかついで、あちこち歩き回ったことから学びました。科学文明が偉大なことも、形式的な自然主義の無力なことも・・・文明の利器を否定したければ否定するがいい。文明そのもを否定し、禽獣の生活ができるのであれば・・・私は無視され、文明を擁護することで迫害されようが・・・信念をもって生きるから!と・・・何事も否定することは簡単です。

まったく、私にできることは何かな?
(2011.04.07)

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