放射線と言うやつは・・・

もともと少ないものや範囲が広くて感覚的に捕らえにくい、または数にだまされることなく、うまく表現する方法と言うものをちょっと考えています。だって、平均とか本当のようで大嘘だったりしますから。割合と言うのも時には嘘みたいなものもありますからね。

さて、今日は茨城の海岸で海を眺めていました。何人かのサーファーがサーフィンを楽しんでいましたが、この人たちには放射能の影響はないのか?とかちょっと考えてしまいました。

そう、放射能の影響・・・コウナゴ1kgから基準値の500ベクレルを超える放射能が検出されたとか・・・

ある報道では・・・
確かに平潟港で水揚げされたコウナゴから暫定規制値を上回る放射性物質が検出されました。ところが、同じ日に近くの港で採取されたヒラメやアンコウ、それにアイナメは、いずれも規制値を下回っています。いったい何が違うのでしょうか。実は、コウナゴが浅い海域を好むのに対して、ほかの魚は海底に生息しています。

ふむ・・・この解説は正しいのか?ちょっと気になります。私には、この解説は納得できません。理由は、1匹の魚のサイズです。これって、生物濃縮の例に使えそうな気がします。1匹の魚が放射能に出くわす確率は同じであるとすると、たくさんの魚が広い範囲で泳ぎまわっていて、その多くの魚を集めたら、放射性物質が多く集まったと言うことのような気がします。どうもあいまいな感じがしますね。実際にはどういった理由なのか?難しい・・・

とにかく、1kgに500ベクレル・・・1kgの水の中で1秒間に500個の原子核が崩壊してその際に放射線を出していると言うことでしょうから・・・1kgの水の中には100000000000000000000000000このぐらい原子があるようですから・・・この中から500個となると、化学分析ではこの濃度だと検出不能でしょう。純度の高い物質なんていうのも99.9999%とかそういったレートですから・・・ちょっと無理でしょう。

日本酒などの香りの成分などは、それらしいと思われる物質を作って、そのにおいと比べとか・・・鼻というのはかなり微量なものも検出できるとか・・・

そんなことを考えて、ベクレルについての良い説明方法はないかと、海を眺めて考えたのです。放射線って・・・X線なんてのが良く耳にするやつです。この仲間には波長によって分類がされていて、波長の長い方から電波・光・X線・ガンマ線などと呼ばれています。光もまた放射線の仲間なんで・・・ああ、1 秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量が1 ベクレル(Bq)ですから、もし、原子核から放出される1リットルの水を眺めていると、あちこちから1秒間に500回の小さな発光が見られるとか・・・

でも、これは正しい説明ですが、数の関係があまり正しく表現できていないように思われるわけです。先ほどの0のいっぱいついた数の中の500個とかそういったものをイメージすることが困難・・・光るもので数の多いもの・・・そうだな・・・PCのモニターなんかも良いかもしれません。1920×1080=2073600これだけの光る部分があって、真っ暗な画面の中で、その1個だけでも光っているとちゃんと識別できます。ぜんぜん桁数が違いますがまあ、良いところでしょう。

そうだな・・・田んぼがいいか・・・田んぼにたくさんの虫がいて、たくさんの虫の中で蛍を見出すことは容易ということになります。まあ、こんな例しか考え付きません。

とりあえず、放射能汚染というものがいかに微量な物質を相手にしているかということになります。さて、微量なものが何ゆえ生物に強い影響を与えるのでしょうか?こいつが問題です。

この説明は・・・う・・・被曝からはじめるか・・・文字通りの意味は、放射線にさらされたと言う意味でしょう。たとえば、強い日光を浴びると日焼けします。これは紫外線をあびたためですね。紫外線だと被曝とはあまり言いませんが、X線と波長が違うだけで似たようなものです。紫外線は、X線などに比べると波長が長いため体内深くに入り込むことがそんなにできないために、表面的に日焼け=火傷をするということになります。波長が短いと体のより深いところまで到達します。

X線なんって、体を通り抜けてフィルムを感光させ、体の内部を濃淡で映し出してくれます。さて、こういった放射線が体を通り抜けるとき、物質を構成している原子や分子を電離させます。電離、イオンをこしらえるわけです。細胞やDNAなどを作っている物質が直接電離して傷つけたり破壊されたり、水や体を構成する物質が電離することで、そのイオンが同様の破壊を行います。これが、放射線による生体に対する影響です。

そして、放射線の種類によって、生体に対する影響が違うと言うのも重要です。物質を通り抜けるときに、周りの物質に大きな影響を与えるのは、アルファー線ですが、このアルファー線は物質を通過するときにすぐにエネルギーを失ってしまうので、体の奥までそう簡単に入ることはできません。そして、ベータ線はアルファ線より奥まで入りますが、アルファー線ほどの影響力はありません、ガンマー線はさらに奥まで入りますがベータ線より影響が小さくなります。

放射線と言っても、いろいろな種類があって、それぞれ影響力が違うので、それを考慮した人体に対する放射線の影響を表す単位としてシーベルトと言う奴があるというわけです。これは、スウェーデンの放射線学者R.M.シーベルトの名からもらってきたやつで、法令で定める実効線量ってやつの線量限度は、女性を除く放射線業務従事者では5年間で100mSvかつ1年間で50mSvであり、一般の人たちは1年間で1mSvとされています。

どのくらいの線量を受けると命にかかわるか・・・一応、調べてみると
 1946年にロスアラモスの原子力研究所起こった臨界事故では・・・
  約12Svの被曝を受けた研究員は9日後に死亡
  約3Svの被曝を受けた研究員は24日後に急性放射線症候群のために死亡

ふむ・・・恐ろしいものです。

日本の報道って、どこまで信じてよいのやら?やはり、自分で色々なものを当たって、知識を増やして対応しないといけないようです。しかし、専門家と称する人たちは何をやっているのやら?ふと、思うのですが、来週の水曜日あたりが山かな?4月13日・・・わかりませんが・・・政権交代の必要はないとは思いますが・・・大連立とは行きませんが・・・なんとなくね。
(2011.04.07)

inserted by FC2 system