何事も準備というやつは・・・

このところ、どうも忙しくて・・・忙しい理由は、実は予定が立たないから忙しいという感じです。予定があれば、その予定にあわせて考えて行動すればよいのですが、未定であることが多くて、その準備のために何かを始めなければならないことが多いというので、忙しいというわけなんです。

まあ、様々なことが確定してから走り出せばよいのですが、時間的な制約の多い仕事なんで・・・現行の締め切りというやつは非常に厄介です。

したがって、事前にできることは、なるべくやっておく、仕事の手順をよく検討しておく、自動化できるものは自動化する・・・ごく当たり前の作業の準備をしているという感じです。

しかし、それまた未定のことをあたかも決定事項のように検討するのですから、乗る気は薄くなるので、効率がよくないなどの問題点もあるわけです。

こういった準備をしておくと、魔法のようなことができるのでよいのです。準備を怠らないことって重要だとわかっていますからね。

さて、原稿書きの準備として・・・理科の教材って厄介なことに図版が大量に必要になるんです。一応、様々なストックがあるので、そういったものを加工して利用するわけです。

近頃は、国会図書館の明治大正期の書籍の図版などもダウンロードしたPDFファイルから抽出して手持ちの図版を増やす努力もはじめています。こういった図書からの図版をトレースする作業やら・・・基本的には、準備の集積の上によい仕事ができるのですから、仕方ありません。

入試問題も、少しずつデータ化が進んできています。

まあ、授業をする以外に教材屋の仕事も副業でやっていますからね。しかし、この仕事がやや不安定なんです。で、予定が立たないが先行して様々な準備をするのですが、その準備が無駄になる可能性もあるというわけです。

しかし、独自教材をワンセット作ってしまうという作業ってちょっと魅力的なんです。某三島に本社のある通信教育の会社の教材なんかも執筆しましたが、先方の要望に沿ったものなんかを作るのはあまり魅力的ではありません。

やはり、企画から自分でやってみたいので、その準備でもあるわけです。インターネットの中を探せば、様々な写真や図版にめぐり合えます。最新の研究結果の報告書なども眺めることができます。

インターネットは、知の源泉としての役割を持っていると思いますからね。

こんなことを考えながら、ごろごろして構想を練るには海岸の小屋はなかなか便利なんです。

仲間もずいぶんといますからね。先日、農業を営んでいる個人営業の土建屋さんとちょっと話をしていて・・・私も、ちょっと農業関連の仕事をしたくなりました。農地を手に入れて・・・耕作者に委託して・・・年貢を取るという地主様が良いような・・・農業会社を設立するとか・・・


年貢米というのは魅力的です。鹿行地区では、あまり働かないので生活できる人が結構いるようです。農繁期の親戚の手伝いをすると、1年分の米が手に入るとか・・・そういった人がかなりいるようです。フリーターのような雰囲気ですかね。

そういったものを眺めていると、老後の蓄えというやつをちょっと切り崩して農業従事者に化けるのも良いかもしれないと思うのです。

こういったことを考え始めると、実現のための条件を考え始めてしまいますし、こういったことについての情報を持っている人を紹介してもらうとか・・・始まっちゃうんですね。

私は、一人で考え、行動するのが基本的には好きなのですが、一人の力というのはそんなに大きくないことも知っています。良いチームを作ると人の力は非常に大きくなります。

まあ、コンピュータとインターネットというやつが普及したおかげで、一人の力もコンピュータやネットワークを利用することでかなり大きくなった気がしますが、それでも、大勢を束ねれば大きな力になります。

海岸の仲間たちは、様々な職業に携わっていますから、そういった人経由で様々な人に出会えます。

すると、特殊な仕事が舞い込んだりします。今日も、実はある事務所のPCいじりに狩り出されてしまいました・・・先日、ネットワークを構築してもらったんだけど・・・請求書とかを入れていたファイルが見当たらないんだよ・・・ってね。

話からすると、ハードディスクは認識されていて、そこにはデータがないということなので、だれかがフォルダーごと消去したのかと思って、ノートPCにそれなりのツールを入れて出かけてみると・・・・

なんと、ハードディスクが認識されていないのであります。27日・・・月末締めの請求書などが、認識されないハードディスク上にあるとのこと。

外付けのハードイディスクですから、耳を当てて電源を入れると、モーターの回転音とそのあと磁気ヘッドを動かすアームの音が・・・カチン、カチンとやっています。シーク音がおかしいのですから典型的なハードディスク不良です。まあ、USB=ATA変換部分の不良もあるかもしれませんが・・・こりゃだめだ・・・でもデータは回復しないと厳しいというわけです。

データサルベージ業者に頼むと・・・着手金5万円、成功報酬20万円ぐらいかな?なんって・・・そんな話をしながら、いつもならビールが出てくるのですが・・・なぜか、ビールは切らしていて・・・ないとのことで、コーヒーが出てきました。

今回のやつはハードウエアの損傷に該当するわけですから・・・ちょいと厄介、でも一応は経験がありますからね。

私の場合、ハードディスクは同じやつを2台買うのが基本ですから、モーターやヘッドシーク音があって、読み出せない場合は、基板に何らかの障害がある可能性があります。

そうなれば、同型のハードディスクの基板と交換すれば、データサルベージが可能になります。

音から判断して・・・こりゃ、ハードディスクを探してくればデータサルベージが完了しますから、外付けハードディスクの型番と、内蔵されているハードディスクの型番を控えて、近くの量販店へ向かいます。

残念ながらバルクのハードディスクは置いていない店なので、モデルチェンジされた同じ容量の外付けハードイディスクを買い込んできて、早速ケースをこじ開け、ハードディスクを取り出します。思ったとおり同型のハードディスクが搭載されています。

USB=シリアルATA変換基板を交換しても、例によって、カチン、カチン・・・続いて、制御基板の交換、このためにはトルックス例の星型の特殊なドライバーが必要です。・・・先ほどから作業で使っていた車に積んでいる工具箱の中に、トルックスのビットが入ってるなんて思ってもいませんでしたが安物のビット沢山の工具って、こんな時に役立つのであります。

何しろ、近くに大きなホームセンターない?なんって言ったときに、あれあった!なんって間抜けなことを言ってるんですからね。

すばやく交換、シリアルATA=USB変換基板をつけて、USBケーブルと電源を入れると、モーターの回転音とともに正常なヘッドシーク音、ちょっと待つとコンピュータがハードディスクを認識してくれます。

データサルベージ成功!認識されたら、即フォルダーごとコピーしてほっとすると・・・なぜか、切らしてないはずのビールの登場です。

缶ビールを開けながら、ふとハードディスクの基板がなんとなく変?ハードディスクの密封された筐体から出るコントロール端子と接するプリント部分の電極の色がわずかに茶色みががっているのです。ちょうど、銀製品が硫化水素とかそういったもので着色するような・・・

軽く、紙でこすって、元のようにくみ上げると認識します。まさか、絶縁体の影響で酸化皮膜ができたのかな?とかそれとも、湿気かガスか?まあ、不明でしたが、データサルベージはうまくいって、とりあえずOK

朝の10時から始めて、1時間程度で終了・・・またまたビールが湧いてきて、さらに昼飯まで出てきました!

人の役に立つというのは良いことです。しかし、予定が・・・と、毎日、様々な突発事件の中で暮らしているというわけです。とにかく、何事も備えがあれば、楽ができるはずなんです!

でも、役に立つ準備というのは、なかなかないので厄介です。無駄を減らすために、無駄しているのか?こいつもちょっと気になります。

(2011.01.27)

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