ツァイスのレンズにはまって・・・

近頃、私はツァイス狂に化しているようです。しかし、既に購入すべきレンズはほとんどなくなってしまいました。ちょっと5万円を超えるレンズは買う気がしないのが幸いですが、ずいぶんと買いまくった感じです。

このレンズは良いのか悪いのか?なかなか判断がつきにくいものです。厄介なのは、美しいボケ味と、色の再現性ですね。こいつが、ピンぼけ写真を量産するようです。ピントが合った瞬間が見えるようになるのに時間がかかるレンズのような感じです。

私の場合、フォーサーズのE-420とE-520、EOS-50D、5Dにくっつけて撮るわけですが、少し慣れるまではピンぼけ量産レンズと化していました。そして、ある時見えるんですね。ピントの合った瞬間が・・・開眼するのに時間がかかるという感じです。一度、見えると後は比較的簡単ですね。

さて、色々なカメラで使っているのですが、やはり比較的長い玉は、フォーサーズですね。特にE−520につけて使うのがよろしいようです。レンズ交換が楽ですからね。EOSのアダプターはレンズを外して、アダプターをつけなおして・・・ちょっと面倒です。

まあ、広角系のレンズには先にアダプターを装着して、EOSマウントにしてしまえばOKかも?しかし、お金がかかりますね。お金が・・・

時には、レンズなどは付いていれば良いと思うときもありますが・・・時々1000円で買ってきたEOSのキットレンズや、さらに安価なレンズを使ったりもしますけどね。

写真など、自己満足のための道具のような気もするので、何でも良い人には何でも良いし、つまらぬこだわりがあってもOKでしょう。別段、他人に価値観の押しつけをしなければ・・・ねばならぬ!・・・べきだ!・・・お前は馬鹿だ! はいはい・・・と軽く受け流せればOKですね。

しかし、何しろ昔の値段は高かったコンタックスのレンズ、今では非常に安く感じられます。だって、新品はないので、中古・・・昔に新品を買い込んで、ここまで使い込んだと思えばOK、実用品には傷が付くものです。新品を買い込んで、傷をつけてしまった時の残念なこと・・・それを感じなくて良いので、悪くないなんって・・・

EOSにつく、キャノンの純正レンズなんって、新品では1本も買っていないし・・・ジャンク品か、中古のカメラについてきたものか、難有品ですかね・・・フォーサーズにはE-520についてきた新品のレンズが2つあって、悪くないのですが・・・あまり使いませんね。ピント合わせは、表現の大きなカギですから、なんとなくですかね。そして、やはり写りが違う気がします。

このあたりは、やはり好みの問題ですかね?どのレンズも基本的に同じような傾向を持っています。日本のメーカーでも、良いレンズがたくさんありますが、あれ?変?これがXX社のレンズ?なんって思うことがあるからでしょう。

少なくとも、ツァイスのレンズって、基本的な傾向が似ていますから、レンズ交換してもそれほど違和感がないですからね。何か1本のレンズがきちんと使いこなせると、それが他のレンズにも広がっていく・・・まあ、この安心感なんでしょうね。

まあ、私にとってのツァイスのレンズってそんなものなんです。それから、一般的なレンズがF2.8でそろえられているので、絞りに関してもそれほど考えなくても良いというのがありますね。露出もマニュアルでやるとなると、これって意外と楽なんですね。

まあ、1.4のレンズもありますが、それはそれでラインナップすればOKなんでしょう。私の場合は50mm、85mmはF1.4を使っていますが・・・85mmのF2.8も良いような。近頃は、AEの精度も良いようですから・・・気に入らないけど・・・

別に、ツァイス教の信者じゃないので、高価な広角レンズは・・・ヤシカブランドの優秀なやつを使いますが、色乗りが違うような・・・まあ、上品な色って考えればOKですかね。

とにかく、設計と、どこで作られようと、設計値にあったものであることを保証する検査体制だけしっかりしていれば、どこの工場で作られようと、最低ラインはクリアーしているので、それなりの安心感はありますね。

しかし、記録という意味では、ツァイスのレンズはコストパフォーマンスが悪すぎますね。幸い、私は中古ですから、誰かが付加価値性の部分に関しては支払済みですから、問題ないし、慣らしも終わっているし・・・ね!

しかし、ツァイスのレンズのぼけ味の良さは何なのでしょうね?ピントの合っているところから、滑らかにぼけていきます。荒れないんですね。これが、ピンぼけ写真の原動力になってくれますが・・・そういえば、滑らかに変化するのと、クッキリと変化するのの好みが別れるようですが、車のヘッドライトも、国産車は結構芯のある配光特性を持っているような、プリウスやディアマンテはBMW的な配光特性のような気がしますね。

一見、暗いんですね。一応はきちんと光は届いているんですが、明るさをあまり感じないんですね。このあたりの感じの違いなのかもしれませんね。

クッキリすっきりが好みの人なら、ツァイスのレンズは向かないかな?まあ、テッサーの系統のレンズなら良いでしょうけどとか、ふと思います。

まあ、写真はレンズで決まる!これは言えるでしょうね。そりゃ使い勝手てのがありますから、そのあたりも問題ですね。近頃はユニバーサルマウントのカメラを使っているのに近いので、やはり、ボディーよりレンズですね。所詮、シャッター速度の精度の、問題ですから・・・場合によっては、露出計も使わずに、感で段階露光を重ね、カメラのモニターでチェックできますからね。そして、近頃は、モニターでしか映像を確認しませんから・・・はたして、正しい色や明度などは何が基準なのか?それも問題です。

昔々、オーディオに凝ったときがあります。自作の管球アンプの音がやたらと良くて・・・そりゃ良いわけです。なぜなら、レコードやCDに記録されていない音を作り出すという、不思議なマジックアンプを作っちゃったんですね。やや、発振気味で豊かな倍音を生み出す不思議なやつです。FM波なんかも拾っているらしい、きわめて不安定なデリケートな?いい加減なアンプでしたが・・・

まあ、少なくともツァイスのレンズはそういったいい加減さがない上で、一定の特性を安定して出してくれるということなんでしょうね。

その昔、写真家を目指したことがあります。その時は、ツァイスのレンズも良いと思っていました・・・しかし、テッサー45mmしか持っていませんでしたが・・・キャノンのレンズは良いな!なんって思っていましたね。しかし、全紙に伸ばすとテッサーの方が良かったりして・・・

当時は、使うレンズが限られていた上に、写真1枚の値段がけっこうしましたからね。今では・・・見たくない写真はなかったことにするという奥の手があり、撮影のコストは、機材と雀の涙のような電気代だけですからね。

そういえば、ニコンD60に入れた16GのSDカードはいつ一杯になるのやら?なんて・・・

でも、今のY/Cツァイスのレンズの中古価格は安いですね!たとえば、オリンパスのレンズでズームであろうとなかろうと、F2.8のレンズだと6万から12万程度ですかね?こうなると、中古のツァイスのレンズがいいですね!

何しろ、私は海岸の波打ち際で、足を海水につけて写真を撮っていることが多いですから、とても新品のレンズは使えないかな?なんってね。そりゃ、水没させてりはしませんが、結構塩が付きますからね。手入れはあまり好きではないですが、それなりにメンテナンスはしますがね。

でも、新品で24万円でEOS-5Dを買い込んでそれにテレコンバーター込みで25万円ぐらいのレンズだったら・・・ちょっと、波打ち際では使いませんね。

そういえば、ニコンの300mmF2.8mのレンズだって7万円程度でなければ、海岸には持っていきませんね!

たとえば、オリンパスの300mmF2.8なんって60数万円しますが・・・新品では買う気力はないし、10万円以下になるのは数十年先?でしょう。まあ、それより早く値下がりすると思いますがね。

何しろ、フルサイズの35mm版のデジカメが25万円程度ですから、あと数年で小さな受光素子の奴は消える運命にあるはずですからね。現在のレベルとしては、フォーサーズも良い規格だと思いますが、将来性はなさそうな気がします。

今ある、オリンパスを温存して、価格低下の先にある中古の高額レンズを狙うのもよし・・・かな?これが、偽らざる気持ですね。E-420、E-520をモスボールに漬けるか・・・なんてね。

まあ、カメラなぞ、写真を撮るためのものですから、ある意味何でもよいのですけど・・・まあ、中古の標準価格帯のコンタックスのレンズは安いのでは?さすがに、近頃は玉数が少ないのが難点ですけどね。案外、売れ筋になっているとか?何しろ、既に製造されていないレンズなんですからね。これは良いことです、ある程度レンズがそろったらそこでおしまいですから。現役のシステムの場合は、ちょっと変わっただけの大差のないレンズを買い続ける必要が出ますからね。

いずれにせよ、レンズ設計はなかなか厄介です。天体望遠鏡用に研磨したことがありますが、屈折面を少なくすることが重要でしたねレンズを張合するとコントラストが良くなるとか・・・。この意味では、安くて良い評判のレンズが良いことになります。安い旧ガラスで、普通の球面レンズで、レンズの数が少ないやつが・・・トリプレットの優秀な安いレンズが出ないかな、テッサーでもよいかな?なんってね。そりゃ屈折面が少ないと、収差の補正が大変でしょうが・・・

結局は、コストパフォーマンスなんですね(私にとって)。良くて安いレンズ・・・そりゃ、外見はあまり気にしませんから、要は使いこなすことなんでしょう。

このところ、新しいツァイスのレンズがずいぶんと出回るようになりましたが、価格は目玉が飛び出るほどですね。それなら、コストパフォーマンスの良い、ヤシカ・コンタックスのレンズが良いというわけです。なんだか、無駄遣いの言い訳みたいですが、ちょっと高価な現役のレンズの値段でフルセットになりそうな感じですからね。

さて、頑張って使いこなさねば!

inserted by FC2 system