現在をうろうろ(5537)
日本貧窮者経済新聞
 米国はクルド人の地をいじりまわして何をしたかったのかね・・・?(3)→この最初へ

 さて、前回の続き・・・トルコ軍、トランプが見捨てたクルド人勢力に地上攻撃を開始 駐留米軍は危機、IS捕虜は逃亡の可能性も ワールド 最新記事 ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト これですね・・・

「最高司令官」失格
米陸軍士官学校の元助教で、複数の上院議員の顧問を務めたブラッドリー・ボーマンは8日、本誌の取材に応じ、撤収については現地の駐留部隊が真っ先に知るべきだったと語った。

 現場の判断が上がって行った結果じゃないかね・・・?既に呼集に応じないクルド人部隊の存在ね。米軍で全てをやるなら増派、さもなければ撤退を仰ぐわけでしょうからね・・・軍は命令で動くから・・・撤収を言上してあるわけだから・・・撤収命令が出るのを待つわけね。

「米軍の最高司令官(であるトランプ)が、最高司令官の役目を果たしていない」と、ボーマンは言う。「私の見るところ、それは国家安全保障プロセスがもはや破綻している証拠だ。米軍の将校は、こうした危険な地域に、武器を持った(クルド人の)戦闘員と共にいて、彼らが『おまえたちは敵か味方か』と疑い始めたときに、信頼をつなぎ止めなければならない。アメリカ人が身を置くには厳しすぎる状況だが、大統領はそれを少しでも楽にするどころか、窮地に陥れた」

 既に、北部からは撤退しているわけね・・・彼らが『おまえたちは敵か味方か』と疑い始めた兆候を捉えて、先に行動すれば良いだけでね・・・信頼をつなぎ止めていられる間に・・・だから、撤退が成功して・・・軍事的空白地帯にトルコ軍とシリア政府軍の共同作戦で米軍の空白を埋めた・・・あとは、米軍の撒いた兵器を回収して治安の安定を行う事になるね・・・

 反共・反独裁の十字軍ごっこをやっても無意味なのにね・・・

ボーマンは現在、ワシントンのシンクタンク「民主主義防衛財団」傘下の軍事・政治力研究所の上級ディレクターを務めている。

 反共・反独裁の巣窟のようなシンクタンクは・・・敵前逃亡のような事は認められないから、増派を求めたいのだろうとね・・・やると、米軍による軍政になっちゃうでしょうがね・・・残念ながら、これは非効率ですから・・・親米的な政権を立てて金を撒いて自分たちでやらせることになるだけでね・・・それが、いつの間にか反米的になる事も多くてね・・・

「私もあなた方同様ニュースを追っているが、国防総省の大きな要素、米中央軍かもしれないし、シリアの駐留米軍かもしれないが、大統領のツイートに驚いたことを示唆する報道は多い。こういうことは今に始まった話ではない。ジョセフ・ボテル陸軍大将が議会で、駐留米軍の生死に直接的にかかわる可能性がある大統領の宣言について、自分は知らなかったと証言するのを私たちは目にしたはずだ」

 ん?政治的な発言と、現実の決定をともなうものとでは違うというだけね・・・公約と、公約の実施の関係ね・・・公約と命令書にサインする事は意味が違うからね・・・

ボーマンが言うのは、今年2月にジョセフ・ボテル前中央軍司令官が上院軍事委員会で、昨年12月にトランプがシリアの北西部からやはり米軍を撤収させると表明した際、事前の「相談はなかった」と証言したことだ。

 昨年の12月には、そろそろ撤退させるのが良いのではないかと流しただけね・・・今度は、現実に撤退させなければならない状況になったというだけでしょうね・・・現地では、もうダメ・・・クルド兵に不穏な動きがある・・・で、撤収なのでしょうからね・・・

「この発表については知らなかった。もちろん、彼が過去にイラクを去り、シリアを去りたいという願望なり意図を表明していたことは、われわれも知っているが」と、ボテルは証言した。ボテルは今年3月、シリア東部の村バグズでISの最後の拠点を壊滅させる作戦を成功させた後、退役した。

 拠点の壊滅って・・・?IS「国家」崩壊=シリア最後の拠点制圧−クルド人勢力が宣言:時事ドットコム

 米軍の支援を受けるシリアのクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」は23日、過激派組織「イスラム国」(IS)が支配していたシリア東部バグズを制圧したと宣言した。バグズはシリアに残されたISの最後の拠点とされ、支配領域を持つ疑似国家としてのISは崩壊した。

 単に、ここの役所からISを追い出したという意味かね・・・34°25'55.1N 40°59'15.8E - Google マップ この辺りに広がる集落のようですがね・・・ISの支配下にはいった人間は皆殺しにでもしないと・・・民族浄化の手法と同じだね。住民は、ISのカリフ制を受け入れていただけの話しでね・・・民主なんってものは・・・なんじゃらほいの宗教的な生活をしているのでしょうからね・・・ちゃんと民主教育をしてイスラム的な生活を洗い流さないと・・・米国の望むような国にはならないのだがね・・・ISを叩き出したら、次は米国の干渉を排するようになっただけじゃないかね?俺たちの戦いは終わった、武器はあるから・・・シリア政府軍にも文句は言わせない!クルド自治区への干渉は許さない!・・・で、米国は撤退ね・・・クルド人地区でない反政府武装勢力の所へ米軍は行かなければならなくなるだけの話じゃないかね・・・

本誌が接触した国家安全保障会議の情報筋は、米軍の撤収とトルコの攻撃で、IS掃討作戦の成果が台無しになると危惧していた。

 ISじゃなくてクルド自治政府がどうなるかだね・・・自治を認めて民兵を正規兵にという事になるのだろうか?クルド人勢力の非武装化を図るのか?自治政府に任せるのか・・・そういった話になるのでしょうが・・・武装解除に簡単に応じるかどうかですかね・・・WRAPUP 2-トルコ、シリアの親米クルド人勢力への攻撃継続 民間人の死者も - ロイター

トランプ大統領は10日、ツイッターに「われわれには3つの選択肢がある。数千人の部隊を派遣して軍事的勝利を収めること、トルコに制裁を科し資金面で大打撃を与えること、あるいはトルコとクルド人勢力間の合意を仲介することだ」と投稿。

 増派は無いわけね・・・軍事的勝利など無意味だから。単に軍事的な空白地帯をどうするかの問題ね・・・トルコを制裁しても意味無いじゃん・・・米国が投げ出した場所ね・・・トルコとクルド人勢力間の合意を仲介ってのは米国にできるかね?これも無理だから・・・トルコに丸投げして撤収・・・という事になったのでは?

 トルコの話ばかりになっているが・・・トルコとシリア政府の合同作戦じゃなかったっけ?ISの残党と米軍が支援するシリアのクルド人部隊に対し、シリア政府軍と合同で軍事攻撃を開始する・・・この話しだものね。米軍が撒いた兵器の回収だよね・・・米軍は後始末もできずにいる無能な軍隊だというだけじゃん・・・シリア政府の打倒にも向かわず・・・クルドの土地で流血と破壊をやっただけですからね・・・

「ISの捕虜の少なくとも一部は、混乱に乗じて逃亡し、この地域に残るか、別の場所に移って戦列に戻るだろう」

 まあ、仕方ないのではないかね・・・武器を渡して抵抗権の行使をできるようにしちゃって・・・それが米国の敵になっているわけだからね・・・武力による文化の破壊などは無理なのだから・・・社会システムの中に宗教が入っているわけだからね・・・変えられないものを変えようとしているだけの話しね・・・ニーバーの祈り - Wikipedia これね・・・

神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。
変えるべきものを変える勇気を、
そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。


 米国にはその社会の重層性のために・・・色々な宗教や慣習が積み重なっているわけでね・・・それを共通の闘争対象としての反共・反独裁で理論武装したわけだが・・・同様に、文化の中の宗教的な慣習による単層の文化が、簡単には変えられない事を理解しなければならないのだろうとね・・・でも、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さは持ちたくないようでね・・・

昨年12月にトランプがシリア撤収を表明したことは、ジェームズ・マティス元国防長官を辞任に追いやる一因ともなった。マティスはトランプ政権内で「大人」と言われた数少ない側近の最後の1人で、シリア撤退に強く反対していた。

 単に、軍人だからじゃないかね・・・少なくともマティス君の時は、撤収すべき状況ではなかったからね・・・IS討伐の末期に・・・彼らが『おまえたちは敵か味方か』と疑い始めたときに、信頼をつなぎ止めなければならならなかっただけの話しね・・・それができなかったから、トルコとシリア政府軍に丸投げして逃げてきただけじゃん・・・逃げてきたことを糊塗するために米国世論に納得を与える与えるための神学論争のような記事が書かれるという事なのだろうね・・・

2019.10.11

    

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

時々チェックすべきもの


 首相官邸ホームページ
 国会提出法案|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ
 The White House
 U.S. Department of State
 United States Department of Defense (defense.gov)
 世界のビジネスニュース(通商弘報) - ジェトロ
 銘柄一覧 日本取引所グループ

 聯合ニュース
 AJW by The Asahi Shimbun
 日刊ゲンダイ
 List of national newspapers - Wikipedia, the free encyclopedia
 一般社団法人 日本経済団体連合会 - Keidanren


食べ物が・・・

 野菜ナビ

inserted by FC2 system