現在をうろうろ(5510)
日本貧窮者経済新聞
 韓国が北朝鮮関連でGSOMIAの破棄で困るわけないじゃん!(1)

 さて、面白い話は無いかね・・・北朝鮮ミサイル発射で混乱したのは韓国ではなく日本だった!菅官房長官は「2発」と誤情報を発表 SLBMも把握できず|LITERA/リテラ 当たり前の話を蒸し返しているのかね・・・?日米韓の3カ国での情報伝達は・・・米軍の早期警戒情報(SEW :Shared Early Warning)これを1996年から受領しているわけね・・・

 これで、レーダー観測へ入るわけで・・・佐渡のレーダーでしょうね。38°05'13.5N 138°19'50.4E - Google マップ このレーダーは3面の内1面だけが主警戒面で・・・J-FPS-5 - Wikipedia これによると・・・

3面ある内の中央面には、直径約18mの覆いの下にL・Sバンドのレーダーが設置されており、これが航空機と弾道ミサイルに対処する主警戒面である。残りの2面には、直径約12mの覆いの下にLバンドのレーダーがあり、航空機に対処する警戒面となっている。建物全体が回転できるため、必要に応じて高脅威方向へ指向できる。

 このSバンドレーダーがミサイル探知という事になるね・・・このレーダーの性能は・・・?多分・・・PAVE PAWS - Wikipedia これより性能は低そうですが・・・早期警戒レーダーですから、3次元レーダーではないから・・・高度のデータが十分に取れないのでは・・・スペースデブリ観測は不可・・・多分、3000km位までは探知できるのでは?試作機は1200km程離れた北朝鮮の東海衛星発射場のロケットを探知ね・・・地球は丸いので高度90km位に到達したときに探知できたのではないかとね・・・米軍のレーダーはビームは3〜85度の任意の仰角にすることができるようですね・・・ビームは2.2度ぐらいでしたかね・・・

 システムは・・・asahi.com(朝日新聞社):「発射」の誤報2回も 防衛省、全国の部隊や官邸に - 北朝鮮関連 ここにフローがあるね・・・

防衛省は4日夕、航空自衛隊の航空総隊司令部(東京都府中市)が午後0時16分、中央指揮所に(1)米国の早期警戒衛星による発射情報が流れた(2)千葉県旭市にある新型レーダーFPS5(通称「ガメラレーダー」)がミサイルの航跡を探知した――との誤った情報を流したことが原因だったと明らかにした。

 米軍の早期警戒情報を中央指揮所が受領して、航空総隊司令部が指示を受けてレーダーを向けるわけね・・・そして、探知へ・・・

 米国の早期警戒情報は実際は流れておらず、ガメラレーダーがとらえた航跡もすぐに見失い、結局、誤探知とわかった。政府内には、北朝鮮のミサイル基地周辺に展開しているミグ戦闘機だったのではないかとの見方も出ている。日本海に展開するイージス艦のレーダーも発射を探知しておらず、官邸危機管理センター詰めの防衛省の連絡官が午後0時20分、センター内に誤探知を知らせた。

 米軍の情報が無いにもかかわらず、指令が流れてレーダーが・・・捉えるものの失探・・・イージス艦もレーダーを向けるものの探知していなかった・・・こんな感じね。多分、米軍からの早期警戒情報でスタート・・・これは衛星情報だね・・・

 そして、韓国軍の・・・38°19'58.5N 128°19'02.3E - Google マップ ここのレーダーが探知して、ブースト段階が終了した時点で、軌道計算を行い・・・韓国軍の発表では水平距離450km、最大到達高度910kmという事でしょうね・・・日本のレーダーでは到達高度が出せないので、毎回、この到達高度情報は流れないわけね。

 そして・・・mod.go.jp 北朝鮮による核及びミサイルの脅威に関する日本国防衛省、大韓民国国防部及びアメリカ合衆国国防省の間の三者間情報共有取決め これがあって・・・韓米日3国間情報共有約定と報道されていた奴ね・・・

4.日本国防衛省及び大韓民国国防部が相互に秘密情報を共有する意図を有するときは、それぞれはこの取決めに基づき、アメリカ合衆国国防省に当該秘密情報を提供することによってこれを行うことができる。当該情報は、日米協定及び米韓協定に従って扱われ、保護される。また、当該情報はこの取決めの他の参加者に共有する秘密情報であって、関連する二国間協定に従って適切な保護を必要とする秘密情報であることが明示される。

 米国経由で情報の交換ができるシステムを構築したわけね・・・そして、その先にGSOMIAがあったわけね・・・GSOMIAは破棄・・・仕組みはこんなものだったね・・・

 きのう2日、北朝鮮が午前7時10分ごろに弾道ミサイルを発射し、日本政府は同27分ごろに島根県・隠岐諸島沖合約350キロ付近の日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられると発表した。

 これらの情報からすると・・・佐渡のレーダーが高度1万mほどで失探・・・どの程度の高度まで追跡できていたのかは不明ですがね・・・別のミサイルでしたがロシアの早期警戒レーダーは、上昇時と下降時の2つの探知をした旨の発表をしていましたっけ・・・ロシアの早期警戒レーダーは、それほど大きな仰角をかけられないための2つの探知ね・・・

 多分、右の図の様な感じね・・・AからA’への上昇を捉え、BからB’への下降を捉えたわけね・・・

 北朝鮮の弾道ミサイルがEEZ内に落下したのは2017年11月以来だが、ネットではなぜかそのことよりも、韓国政府が日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を通じて日本政府に情報共有を求めたことのほうが話題になっている。

 日本のレーダーの性能の情報が欲しくなったのでは・・・観測データの差から、性能がバレるからね・・・こんな450kmも離れた場所の探知はそれほど精密な事は出来ない・・・方位角・高度角が3度程度の精度でしょうからね・・・海面の温度と大気の温度の差があると高度の誤差は大きくなるし・・・台風による暖かい空気の北上とか・・・色々と、レーダー探知も厄介でね・・・磁気嵐に関しては今は平穏なようですが・・・

 ネトウヨから「どの面下げて言ってるの?」「韓国バカ丸出しじゃん笑笑」「厚顔無恥とはこのこと」などといった意見が殺到しているのだ。

 まあ、無知ちゃんですから・・・仕方ないのでは・・・馬鹿にすることしかできない。

 言っておくが、韓国政府は今年8月にGSOMIAの破棄を決定したものの、失効するのは11月22日であるため、情報共有を求めることは決定を反故にする行為ではない。だが、「自分から破棄しておいてGSOMIAがなくて困っているのはやっぱり韓国のほう」だとし、さらには日本が今回、韓国には情報共有を求めていなかったことから、「ほぼ活用できない韓国の防衛システムと日本のそれとは大きな差があるんだろうな」などと噴き上がっているのだから、始末に負えない。

 近くで観測した方が精度が高いだけでね・・・

 だいたい、きのうの北朝鮮のミサイル発射への反応を見るかぎり、むしろ情報が混乱していたのは日本政府のほうだった。

 基本が米軍からの早期警戒情報でレーダーを指向して・・・という感じでしょうからね。Lバンドでの哨戒から、主警戒面を元山方面へ向けて・・・Sバンドレーダーで探知開始・・・高度90km位から探知できるかね・・・?高度90km程度に到達するのは1分ぐらいですから・・・米軍からの早期警戒情報は、3分程度はかかるのでは・・・この時点で韓国軍は軌道計算・・・?

 日本が非常に速く反応して報道を流したのがありましたっけ・・・令和元年8月24日 北朝鮮による弾道ミサイル発射に関する総理指示(6:52) 令和元年 総理の指示・談話など ニュース 首相官邸ホームページ 6時52分に発した奴ね・・・防衛省・自衛隊:北朝鮮によるミサイル発射について(続報) この時ね・・・

1.北朝鮮は、本日6時44分頃、北朝鮮の東岸から、1発の弾道ミサイルを東方向に発射した模様です。発射された弾道ミサイルは、約400km飛翔し、日本海上に落下したものと推定されます。なお、落下したのは、我が国の排他的経済水域(EEZ)外と推定されます。詳細については現在分析中です。
 さらに、北朝鮮は、本日7時1分頃、北朝鮮の東岸から、1発の弾道ミサイルを東方向に発射した模様です。発射された弾道ミサイルは、約350km飛翔し、日本海上に落下したものと推定されます。なお、落下したのは、我が国の排他的経済水域(EEZ)外と推定されます。詳細については現在分析中です。


 6時44分に発射・・・官邸は6時52分に発表・・・8分か・・・だから・・・早期警戒情報は発射から3分ほどで日本が受領、これに判断を行って官邸が発表ぐらいでしょうね・・・従って・・・宇宙圏に入ってからの探知になるのでしょうね・・・

 分からないのは、どの程度の高度までの探知なのかね・・・米国のレーダーでは、地表から3度から上を探知ね。これと同じなら・・・高度150km近くにならないと捉えられないかな・・・??早期警戒情報が、どの程度の時間で受領できるか・・・

 レーダー波も異常伝播が問題でね・・・気象レーダーは5G帯だから、Cバンドだが・・・気象庁 気象レーダー ここの最後の方の気象レーダーを利用する際の注意事項 ここで、上手くまとめられていますね・・・このほか磁気嵐によるものとかね・・・気象レーダー - Wikipedia

異常伝播
気象レーダーも、無線などと同様に異常伝播が起こることがある。デリンジャー現象は、気象レーダーに使用される波長は影響を受けにくいが、磁気嵐の影響、スポラディックE層の影響は気象レーダーでも発生することがある。

 こういった奴ね・・・

 現段階で、北朝鮮は1発の弾道ミサイルを発射し、2つに分離して落下した可能性があると伝えられており、2日午前11時すぎからおこなわれた河野太郎防衛相の囲み取材、および11時半すぎからの菅義偉官房長官の会見でも「北朝鮮が発射した弾道ミサイルは1発で、上空で2つに分離した可能性がある」と述べていた。

 水平線近くで上昇する奴を探知・・・異常伝播でもあるといくつかに分かれるわけね・・・グアムへの方位角を半分にして発射した北朝鮮のミサイルが磁気嵐の影響で距離が変だったので、韓国が軌道計算で発表した飛距離との差が出たようでね・・・

 しかし、午前8時前に開かれた菅官房長官の緊急会見では、北朝鮮から発射された弾道ミサイルは「2発」であり、そのうち1発がEEZ内に落下したとみられると発表していたのだ。

 レーダー情報の解析の問題でしょうね・・・多分、台風の接近に伴う奴ね・・・左が北朝鮮が発表した潜水艦発射ミサイルからの地球の様子ね・・・

 概ね右の様な範囲を撮影したと思われますがね・・・

 海面の温度との関係もあるし・・・異常伝播は難しいね・・・

 この季節はどうなのか?私の知識は・・・文字情報からがほとんどですからね・・・レーダーの実務経験は無いですからね・・・漁船のレーダーは近くから見たことはあるが・・・その程度ですからね・・・そうか、海水面の温度もあるね・・・気象庁 海面水温に関する診断表、データ 日別海面水温

 概ね20度ちょっとね・・・台風の影響でもあるのかね・・・?

 これに対し、韓国軍合同参謀本部は、早い段階から今回の弾道ミサイルは2発ではなく、1発であることを発表していた。しかも、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)で「北極星」系列だと推定されることも公表。飛距離はおよそ450キロ、最高高度は910キロ余りだとし、韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相も国会の質疑で、今回発射されたのは1発で、1段目と2段目が別々に落下したという見方を示していた(NHKニュース2日午前10時11分配信記事)。

 北極星2は2段式でしたよね・・・金正恩元帥が地対地中・長距離戦略弾道ミサイル「北極星2」型の試射を現地で指導 という奴で・・・

 【平壌2月13日発朝鮮中央通信】朝鮮式の新しい戦略兵器システムである地対地中・長距離戦略弾道ミサイル「北極星2」型の試射が12日、成功裏に行われた。
・・・
今回の試射を通じて地上での冷発射システムの信頼性と安全性、大出力固体エンジンの始動特性を実証し、能動区間飛行時の弾道ミサイルの誘導および操縦特性、大出力固体エンジンの作業特性、階段分離特性を再確認した。

また、より能力が向上した核弾頭装着が可能な操縦戦闘部の分離後の中間区間と再突入区間での姿勢操縦および誘導、迎撃回避機動特性などを検証し、新しく設計、製作した自走発射台車の機動および運営状態を極悪な地上環境の中で試験、完成し、実際の弾道ミサイルの発射を通じてその技術的指標を完全に確定した。

地対地中・長距離戦略弾道ミサイル「北極星2」型の試射は、周辺国家の安全を考慮して射程の代わりに高度を高める高角発射方式に行われた。


 こんな風な感じね・・・操縦戦闘部の分離・・・これね。

 左が今回の北極星3ですね・・・姿勢制御が変わったか・・・北極星2では、グリッドフィンを用いていますが・・・ミサイルの下の端の広がった奴ね・・・

 今回の北極星3ではグリッドフィンが無くて・・・ベーンを使っての姿勢制御だね・・・

 一方、日本は午前10時前になっても、正確な情報を発表できなかった。河野防衛相は午前10時前に「北朝鮮はどのような弾道ミサイルを発射したのか」と記者団から質問を受けると「整理している」としか答えなかった。

 米軍の早期警戒情報だけなのですからね・・・韓国側は韓米日3国間情報共有約定の日本国防衛省及び大韓民国国防部が相互に秘密情報を共有する意図を有するときは、それぞれはこの取決めに基づき、アメリカ合衆国国防省に当該秘密情報を提供することによってこれを行うことができる。・・・これを、渋って米国が韓国側の言い分を認めているという事になるかね・・・?つまり、第二報が発表できなくて、独自のレーダー情報だけでの解析の結果なのでは・・・

 そして、日本政府が今回のミサイル発射にかんして全体像を説明したのは、前述したように、この韓国軍の発表からしばらく時間の立った午前11時台。そこで菅官房長官は最初に「2発」と発表したことを修正し、「発射されたのは1発で、2つに分離して落下した可能性がある」と言い出したのである。

 今までは、米軍の早期警戒情報で第一報と・・・韓米日3国間情報共有約定による韓国側の秘密を緩めての開示で第二報が可能だったが・・・この情報は共有していても非開示になったとか・・・それとも共有を認めなかったか・・・?

どうしてこれで「やっぱりGSOMIAを破棄して困るのは韓国のほうだった」ということになるのか。両者を比べてみると、明らかに混乱していたのは韓国より日本のほうではないか。

 GSOMIA以前の韓国側は韓米日3国間情報共有約定の範囲での問題ではないかね・・・しかし、韓国側は韓米日3国間情報共有約定・・・これは、韓国の報道で出たぐらいで、日本での報道には流れていないのでは・・・この協定の正式な日本名が不明で、英語の協定書から見出すことになりましたからね・・・まさか、日本の報道機関は把握していないのかね?

 わ!もう2030じゃん、小腹が空いたよ・・・一旦切る!

2019.10.03

    

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