現在をうろうろ(977)
日本貧窮者経済新聞
 日米共同ビジョン声明ってなんだ・・・?(1)

 さて、楽しい事を考えないと・・・とか思っていたら、余計なやつが目についた・・・日米共同ビジョン声明 | 外務省 まあ、見ちまったものは読んでみないと・・・何が書いてあるのか気になりますから・・・

日米共同ビジョン声明  平成27年4月28日

 今日,日本と米国は,70年間にわたりグローバルな平和,安全及び繁栄に永続的に貢献してきたパートナーシップを誇っている。第二次世界大戦終戦から70年を迎える本年,我々二国間の関係は,かつての敵対国が不動の同盟国となり,アジア及び世界において共通の利益及び普遍的な価値を促進するために協働しているという意味において,和解の力を示す模範となっている。日米両国は,グローバルな問題及び我々の生き方の基礎となるルール,規範及び制度へのコミットメントに則り,ルールに基づく強固な国際秩序を構築することに共に寄与してきた。

 でもね・・・なんだか、日本は米国の二次団体として、アジアの代官のような立場に・・・あの政治屋君はなりたいような感じですからね・・・特に、「日本らしい日本」は米国の持つ価値観とは明らかに違うものであるように見えるので、どうやら口先だけの御追従なのか?ただ、それだと・・・正義というものから外れた行動をとる事になるから、非常に大きな反発を喰う可能性が高いような?基本的には正義には正直という概念が含まれる・・・嘘で塗り固めた口先だけのものでは、国際社会を渡り歩く事は困難ですからね。なんとなく・・・私利私欲を国益というものでまとめて叫んでいるような感じですからね・・・ここで、述べられていること自体が日米で差があるのではないかと・・・なんとなくね・・・

 かつての敵対国が不動の同盟国となり,アジア及び世界において共通の利益及び普遍的な価値を促進するために協働している

 この文をどのように解釈するかの問題・・・価値観を共有する事ができず、敵対した両国が、不動の同盟国になった(日本が価値観を改めることで・・・あらためた価値観とは何?)、アジア及び世界において共通の利益・・・共通の利益は何?・・・

 多分、この共通の利益というのは・・・外務省 新世紀の日米同盟 この中に示されているものであろうと思われますね。ですから・・・日米両国は、テロとの闘いにおける勝利、地域の安定と繁栄の確保、市場経済の理念・体制の推進、人権の擁護、シーレーンを含む航海・通商の自由の確保、地球的規模でのエネルギー安全保障の向上といった利益を共有している。・・・で明白かな?テロとの戦いの勝利か・・・これなどは捉え方が色々あるけれども・・・私は、平和的な解決が好きですね・・・テロリストの言い分を真摯に聞き、テロリストの主張も納得できる事は政策に反映させるシステム・・・まあ、民主主義的な手続きによる主張がテロに勝る事を示す事の方が好きですが・・・多分、米国も多様性の中での調和の道が基本でしょうから・・・日本だと、テロリストの主張など無視して征伐!問答無用!・・・我が国の気質は話したら負けみたいな感じですね。話し合いの中で合意を生みだすのが下手・・・なんとなくね。そして・・・

 日米両国は,グローバルな問題及び我々の生き方の基礎となるルール,規範及び制度へのコミットメントに則り,ルールに基づく強固な国際秩序を構築することに共に寄与してきた。

 国際秩序の構築って・・・話し合いの中から、正義を見出して行って、その正義をルールとして成り立たせて行く事を示していると思われるが・・・我々の生き方の基礎となるルール、規範・制度への・・・責任を持った約束や確信、責任を持つ関わりによって・・・ですからね。しかし・・・この生き方の基礎となるルールが、既に日米で乖離が起こっている・・・自民党の綱領では・・・正しい自由主義と民主制の下・・・「日本らしい日本」の姿・・・とか、他で良く聞くのは・・・戦後レジームからの脱却・・・

 民主・自由の内容が変わってきている・・・そんな気がしますね。国際秩序の基盤となる物に差があるのなら、それは基盤になり得ないと思いますがね。自民党の綱領は・・・表看板に隠れて、平成22年の綱領によって、その裏にあった目的が明らかにされています・・・「反共産・社会主義、反独裁・統制的統治」と「日本らしい日本の確立」―の2つを目的とし、「政治は国民のもの」との原点に立ち立党された。・・・これが、明らかにされたわけですから。・・・しかし、反共産・社会主義 と 反独裁・統制的統治・・・は矛盾する、共産・社会主義 は1つの思想で思想信条の自由を排する事は事は独裁や統制的統治につながる・・・共産党は廃党を命ず・・・自由主義に反する・・・民主主義は自由主義を基本とし多様性の中での調和だと、私は考えるのでね。

 日本型の自由・民主主義は・・・ちょっと興味深いのが・・・自民党の平成22年綱領に示される・・・

 家族、地域社会、国への帰属意識を持ち、公への貢献と義務を誇りを持って果たす国民でもある。これ等の伝統的な国民性、生きざま即ち日本の文化を築きあげた風土、人々の営み、現在・未来を含む3世代の基をなす祖先への尊敬の念を持つ生き方の再評価こそが、もう1つの立党目的、即ち「日本らしい日本の確立」である。
 我が党は平成21年総選挙の敗北の反省のうえに、立党以来護り続けてきた自由と民主の旗の下に、時代に適さぬもののみを改め、維持すべきものを護り、秩序のなかに進歩を求め、国際的責務を果たす日本らしい日本の保守主義を政治理念として再出発したいと思う。

 日本の保守主義って・・・戦前の暮らしじゃん・・・形式的には自由と民主の旗の下だけれど・・・統制型民主主義ですね。これって、自由化民主化が進んだ中国共産党と違いはあるのかね?まあ、どうでもよいか・・・続きは・・・

 この強固な同盟とグローバルなパートナーシップへの変革は必然ではなかった。数世代にわたるあらゆる立場の人々が,過去の経験は教えとすべきであるが,将来への可能性に制約を課すべきではないとの信念の下,我々両国間の関係を時間をかけて構築した。この努力が,日米両国を,今日における位置,すなわち,互恵的な経済的パートナーシップを通じ地域の繁栄を促進し,アジア太平洋地域の平和と安全の礎であるとともに,グローバルな協力の基盤たる揺らぐことのない同盟によって支えられた,世界の二つの主要経済大国へと導いた。我々両国がたどった道のりは,全ての関係者が達成のために献身的に尽力すれば和解が可能であることを示している。

 あれ?これって・・・何?・・・
 この強固な同盟とグローバルなパートナーシップへの変革は必然ではなかった。・・・これは日本の敗戦によるもの、ここで日本の現状が力によって換えられた・・・敗戦が日本の転換点・・・そして・・・数世代にわたるあらゆる立場の人々が,過去の経験は教えとすべきであるが,将来への可能性に制約を課すべきではないとの信念の下,我々両国間の関係を時間をかけて構築した。・・・敗戦から、心を入れ替えて行くプロセスの話ですかね?・・・しかし・・・平成22年の自民党綱領はこれからの脱却・・・発展的解消を目的としているような感じですね・・・我々両国がたどった道のりは,全ての関係者が達成のために献身的に尽力すれば和解が可能であることを示している・・・とは思えないような・・・再び、挙国一致で事に当たろうと、その状況を作りだそうとしているように見えるから・・・近頃は、アメリカ様も、これに対抗すべく反省を促しているのか?全ての関係者が達成のために努力をすれば・・・これって、あきらかに外向きの話ですね。

 でもね・・・この強固な同盟とグローバルなパートナーシップへの変革は必然ではなかった・・・この敗戦による転換は今や必然であるかのように強固になっているのに・・・押しつけられた憲法として改憲の動きがあるのは何故?まるで、日本の変節に対して確認作業をしているみたいですね・・・どうやら、あの政治屋君はよほど世界で信用を失くしているのではないかと・・・私の読み方が悪いのか?妄想家だから仕方ない・・・

2015.05.05

  

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