なぜか、自民党の綱領を・・・？(2)

現在をうろうろ（963）

　なぜか、自民党の綱領を・・・？(2)

　さて、自民党の新しい綱領を眺めていますが・・・不思議な民主主義に見えてきました・・・どうも、微妙に違うぞって感じですかね？どんな未来を作りたいのか？保守ではなく、反動勢力のような感じですかね？いま・・・The President and Prime Minister of Japan Hold a Joint Press Conference The White House　こいつを流しながら書いているんですが・・・1時間近くのビデオですが・・・英語は良くわからない・・・勉強しなきゃ！さて・・・前回の続きです。

　我が国は、これ等の現実を明るく希望ある未来に変えるため、少子化対策とともに、教育の充実と科学技術開発に国民資源を注力することにより生産性を向上させ、長寿人口の活用と国民資質の向上、国際化への良き対応により、経済成長が達成でき、国民生活の充実が可能なことを世界に示さねばならない。
　我々は、日本国及び国民統合の象徴である天皇陛下のもと、今日の平和な日本を築きあげてきた。我々は元来、勤勉を美徳とし、他人に頼らず自立を誇りとする国民である。努力する機会や能力に恵まれぬ人たちを温かく包み込む家族や地域社会の絆を持った国民である。
　家族、地域社会、国への帰属意識を持ち、公への貢献と義務を誇りを持って果たす国民でもある。これ等の伝統的な国民性、生きざま即ち日本の文化を築きあげた風土、人々の営み、現在・未来を含む３世代の基をなす祖先への尊敬の念を持つ生き方の再評価こそが、もう１つの立党目的、即ち「日本らしい日本の確立」である。

　国民生活の充実か・・・少子化ってのは？将来の希望が無い事を意味する・・・未来はバラ色ではない・・・現状を維持するのがやっとという感じですかね。子沢山が豊かさの象徴であった時代から・・・貧乏人の子沢山・・・子沢山による貧乏に至っているとか？そして、貧乏は嫌いだ・・・による少子化かね？

　天皇がなぜ出てくるのか？・・・それは良いとしても・・・何だ？　・・・生き方の再評価こそが、もう一つの立党目的、即ち「日本らしい日本の確立」である・・・はあ？昭和30年の立党宣言には無いね・・・という事は、立党に当たっての裏目的として存在してきたものですかね？

　日本らしい日本とは何？家族・地域社会・国への帰属意識を持つ・・・公への貢献と義務を誇りを持って果たす国民、祖先への尊敬・・・

　これを利用する気なのかね？これは怖い・・・どの国にもある美しい心・・・しかし、これを利用する政治屋は嫌いですね。どこの悪い政治屋もこれを利用しますね。できれば・・・家族・地域社会・国・そして国際社会の帰属意識を持つ、世界への貢献と義務となって欲しい・・・つまり、国際化というのは国を越えて世界のために生きる事・・・そう、前回の・・・国際化の中で我々は多くのものを得た半面、独自の伝統・文化を失いつつある・・・ではなく、より上位のもののために生きる事を決意した日本人が多くなっているという事ですね。民族意識を越えたもの・・・民主主義は・・・既に、人間の安全保障に行きついている・・・

　いま、永遠の０を見ながら書いているんですが・・・そう、この映画は色々な見方ができる・・・観客の立場によってそれなりに楽しめるし憎める映画ですね。テーマが大きく・・・描写が控えめですから・・・私はこの映画は好きですね。嫌いにもなれるが・・・日本的であり、日本的ではない・・・だから・・・とか言いつつ、オバマ・安倍記者会見も見ているんですがオバマ大統領は演説がうまい・・・凄いね。

　日本らしい日本・・・私は、家族を持ちません、一人暮らしですね。地域社会に属しているか？持ち家はありますが、自治会にも入っていますが・・・時節の戸外一斉清掃などには参加していますが・・・基本的に人が歩いている時間帯には自宅にはいない、日曜祭日も不在・・・遊び場として土地を所有していますが・・・地域社会の一員とは言い難い、それなりに友達はいますが・・・国への帰属意識は無い・・・この国で善く生きたいとは思いますがね。

　やっと　平成27年4月28日日米共同記者会見平成27年総理の演説・記者会見など記者会見首相官邸ホームページ　出てきましたね・・・今度はこいつを聞きながら続けましょう・・・21分48秒ぐらいで書類が飛ばされていますね・・・書類が無いと・・・過激主義・・・を繰り返しているだけになるね・・・どうやら練習不足？いや・・・原稿なしの方が良いのでは・・・反射神経がちょっと・・・活動に入るのに1秒近くあるので・・・ちょっとね・・・集中してたのかな？

　さて、私は残念ながら日本らしい日本として生きていない・・・正確には、これから逃げていた事は確かですね。だって・・・面倒ですから、我を通す事もできない・・・我を通すためには・・・いや、自分勝手に生きるためにはと言い換えた方が良いですね・・・永遠の０を踏まえるのら・・・私の命が鴻毛のように軽い事が条件・・・命が重くなるのは・・・大勢の人が死ぬな生きよというとき・・・かけがえの無い人間であれば死ねないという事ですね。鴻毛か・・・司馬遷の報任少卿書の・・・人固有一死、或重於太山、或輕於鴻毛、用之所趨異也。だね・・・一個人の死には、太山のように重いのか、それとも鴻毛のように軽いのかは、その命の使い方によって変わる・・・そんな感じですかね？鴻毛のような命にしないためには？なんて考えますが・・・趨異・・・こいつは、日本で熟語表現として使われていないですが・・・どうやら、現代中国語では遺伝学の領域の用語として発散・放散とかそういった感じで使われていますね・・・後に広がって影響を与えるとかそういった感じですかね？進化の分岐・・・

　永遠の０での宮部の生き方・・・趨異・・・重い生き方の方をしたようですね。26年の生涯・・・まあ、映画ですからそして、重い生き方をしているのだと若い死にたがる人間を諭しますね・・・私は鴻毛の如き命を選びましたが・・・ちょっと、いや・・・かなり情けない生き方ですね・・・分かってはいますが、私に対して生きよという人は多分いない・・・ある意味・・・分かっての選択ですから・・・仕方ない。

　自由というのは色々な問題を持ちます・・・私だと、自由の持つ重責に関しては・・・エーリッヒ・フロムの自由からの逃走1941年の著作ですね・・・英語版のペーパーバックは読みましたが・・・今の状況を示しているような？そんな気がしますね。新しい翻訳はあるのか？ちょっと気になります・・・新しい翻訳があれば、気にしている人達がいるという事ですからね。

　アマゾンは面白い・・・真っ当な書評がありますね・・・現代の日本人は、自由から逃走しまくりなんじゃないだろうか。そもそも幼い頃から自由から逃走する練習だけはばっちりである。学校生活では”空気を読む”ことが至上命令である。大人になっても働く以上組織に属し、和を重んじなければならない。多少和を乱せば、良心派を自認する「立派な人」から説教をくらう。いや、説教してくれるような人は、本当にいい人だ。しかし、いい人であるかどうかと、その人が「自由である」かどうかは違うのだ。自由なきところに個性はありえない。・・・見事・・・私なんかは空気は読まなかったから苦しかったね・・・実力で勝負するしかないからね・・・自由のために・・・経済的自由への道を歩んだ・・・ディケンズの・・・スクルージ君のように・・・クリスマスキャロルの映画は好きだが嫌い・・・だってね。過去を思い出しますから・・・そして・・・スクルージ君みたいに金持ちではないので・・・回心もできない・・・

　いや、それより・・・経済的自由ぐらいでは表現の自由が保証されない世の中がやって来るのかね？この国は暗くなりつつあるようです。まあ、私には関係ない・・・鴻毛のような身ですから・・・庶民に怖いのは徴兵・徴税・・・年齢と働かないことで逃げられるね。多分・・・人不足ですからどうなるか？働かないことで税金を逃れていると、強制労働が待っているとか・・・そういった凄い世界が現出するとか・・・

2015.04.30