南アフリカをうろうろ・・・ダーバンの貧民の生活は・・・？

現在をうろうろ（957）

　南アフリカをうろうろ・・・ダーバンの貧民の生活は・・・？

　ダーバンの市街にも、やはり貧乏な生活をしている場所があるようですね。それとも、建築中の仮住まいなのかもしれませんが区画整理のあまり良くなく、地割も細かな場所を探せば、それなりに貧困な生活を見出す事ができますが・・・きちんと洗濯をしていますから、そこそこやる気はあるようですね。

　左の家の向かいには・・・・

　建設中の家がありますね。レンガを積んだ家ですね。近くの家もちょっと小さくて、ショボイですが・・・一応衛星放送が入っていますね。

　建物の中に建築資材のレンガが積まれていますから・・・治安が良いのか？それとも、建設現場近くに住んで資材の監視をしているのか？なかなか判断の難しいものです。

　しかし・・・左の写真の家は周囲を有刺鉄線を輪にして伸ばして人の侵入を阻止するかのように家の回りを囲っている・・・車を所有しているからなのか？ちょっと気になります。

　さらに隣の家は・・・右の写真のように廃車をバリケード代わりに使っているようです。正面には有刺鉄線がありますが、車とその先のキャンピングカーがあるだけで、どうやら防備はそれだけのようですね・・・なんだか、徹底していないような？

　それとも・・・なんとなくのステータスとしての有刺鉄線や金網なのか？それとも・・・積んである土や砂利の保護のため？

　上と右の写真の家を比べると・・・なんとなく、アメリカのケープコッドの家みたいに、徐々に増築を重ねて、立派な屋敷になるというやつなのかね？これもちょっと気になりますね。アメリカのケープコッドの家はハネムーンコテージって新婚の時にはハーフサイズの家を建て、子供が生まれると3分の2サイズになり、やがてフルサイズになるというパターンですね。

　ふむ・・・色々な建築様式があるものです・・・左の写真の建築物は・・・私も、設計施工した事があるタイプですね・・・多分、パレット用材を集めて作った家ではないかと思われます。

　一応、私もパレット用材を使った建物を・・・基本構造に関して簡易な強度計算をして・・・施工した事があります。斜面に建つ平屋というか二階建というか・・・不思議な建物・・・大きな出窓から海が一望できる・・・収容人員を最大限に・・・

　ベッドは・・・映画、大脱走を参考にして・・・これまた、パレット用材の刎ね出しですから・・・ひどい材料で建てたものだと・・・そろそろ築7年ほどになるのかな？一応は建っているようですが・・・この4年ほど良く見てないのでどうなっているのやら？

　うん・・・南アフリカでもこういった不思議系の建物があるのか・・・ちょっと安心・・・

　まあ、建物はそれなりに作って飾れば良いわけですから・・・私も、今年は6月から少し建設作業に入ります。今度はどんな小屋にするか・・・そろそろ図面を引かねば・・・それから、除草剤を撒かねば・・・予算は最小限で、どれだけ気に入る物が作れるのか・・・ん・・・ハウスメーカーの美しい家より・・・こういった細民の知恵を使った建物の方が面白いですね・・・

　ん・・・色々と工夫の跡が見られる・・・これって面白い・・・

　道行く車に不思議な積み荷・・・5～8ｍｍぐらいの細めの鉄筋棒で構成された円筒形のやつ・・・そして、脇にはRのついた材があって・・・これって何？もしかしてコンクリート製の円柱を作るためのもの？

　日本だと円柱って少ないですからね・・・これも面白いかも・・・

　どうやら・・・南アフリカの家屋は進化するようですね・・・初めはボロ家から始まって、徐々にレンガが積まれて、増築が繰り返されて行く様な感じですね。

　そう言えば、ログハウスなどもレンガが積まれてレンガ造りの家になって行くものもあるようですからね・・・

　さて、他の貧民街を眺めてみますかね・・・いくつかあるようですが・・・どんな感じなのやら？少なくとも、今回見たものは・・・貧民街≒ゲットーというやつとは違いますね。多分・・・貧民街の再開発の現場のような感じがします・・・さて、本気の貧民街は無いかな・・・と、変な物を探し始めてしまいましたがね・・・貧民街はある意味、その地での再出発の場所であったり、流れ者の定着への初めの場所であったりしますからね。日本には、貧民街が消えましたが・・・一応、あいりんとか釜ヶ崎、寿町、山谷・・・治安は良いですがね・・・

　まあ、よそ者が勝手なことを始めなければ、基本的に治安というのはそれほど悪くなるものではないし・・・単に、コミュニティーに属さないよそ者は、コミュニティーによって守る対象でないとされれば、命も含めて収奪の対象になる場合があるという事ですかね？

2015.04.28