現在をうろうろ(947)
日本貧窮者経済新聞
 TPPの日米合意は近いのか?安倍総理大臣の考えは・・・?(2)

 さて、前回の続きですね。

 WSJ:オバマ大統領にとって、もっとも重要な相手国の日本と合意できることを立証できれば、議会に対応するうえで非常に大きな追い風になると思うが、オバマ大統領が政治的な勢いを獲得できるように総理自身が手伝いするつもりはあるか。

 安倍首相:TPAについては、今まで多くの上院、下院議員が来日しているが、その際、TPA(貿易促進権限法案)の重要性を認識しているという話を聞いている。大変心強く思っているが、TPAについては、米国議会と大統領との関係だ。日本と米国においては、今まさに交渉が行われているところで、先ほど言った観点から、両国が判断することが重要だ。


 TPAか・・・米国にも必要だし、日本でも同じような枠組みが必要な気がしますが・・・日本の場合は国会決議がありましたからね・・・逆に言えば、トップが会談しても意味は事実上無いわけですからね。交渉のカードは場に晒してあるわけですから・・・交渉にならないと言うのが実態では?

 でもね・・・何で、答えになっているようないないような・・・不思議な答えを返しているのか?手伝うつもりはあるのか?両国が判断する事が重要だ・・・?先ほど言った観点?自由な経済圏を作ること?TPAの話をしているのとは違うだろうに?日本との合意が立証できれば・・・どうも、私にはわからんが・・・合意するつもりはあるのか?と聞かれているのではないかと思うが・・・どうやら、オバマ大統領の事など考えていないようですね。

 しかし、最も重要な相手国は?と言ったら、東アジア地域での日本・米国・中国の三者の関係は?となるね・・・アメリカ様を奉じて・・・中国包囲網とか言って外交を行っている日本ですから・・・ただ、気になるのは・・・報道が騒いでいるだけという感じですが・・・しかし、様々な政策の中で現れている・・・ただ、米国が友好関係を維持すべき重要な国として・・・中国がトップになる・・・つまり、戦争を望むものはいないと言う事なのでしょうが・・・・


 軍事的な心得としての対中戦準備とは別の話ですからね。対中戦の研究は十分に行っての上でのシーベースだろうし沿海域戦闘艦だろうけども・・・準備ですね。いずれにせよ・・・この手のハードウエアは使われない事を祈っているはずですから。

 沿海域戦闘艦は本格的に配備されつつあるようですが・・・左のが米国のやつですね。

 北朝鮮は結構この手の小型艇を試作しているような感じですね。右のやつが北朝鮮の1つの型ですが・・・この他には・・・

 中国の救難船のようですが、左のようなやつもありますね。

 中国の3艦隊にそれぞれ1隻ずつ配備されているようです。どこの国も、色々と準備はしていますね。大騒ぎをすること無く・・・まあ、日本のマスコミも騒ぎ過ぎなのかもしれませんが?少なくとも、マスコミはゼロサム型の思考をしているものが多そうですからね・・・威勢の良い話にしたがる傾向が強いようですからね。

 軍備に金を使うのはどこの国も同じですが・・・積極的に軍備を使う話をするのは日本ぐらいですかね?ちょっと、中国を意識し過ぎというより・・・中国を意識する事で求心力を生み出そうとしているようにしか見えないのが問題だと思われますね。昔なら、国内向けの話は国内だけだったかもしれませんが・・・近頃は世界に向けて発信されてしまう・・・従って、ちゃんと報道を教育しなければいけないのでしょうが・・・多分、政府専用機内で喋っちゃうのではないかとね・・・外務省あたりだと役人からのリークはまずなさそうですからね・・・あれ、ちょっと関係ない内容が多くなったね・・・続きは?

 WSJ:2年前にアベノミクスが始まって以来、その一番大きな目的はデフレ脱却だと総理自ら言ってきた。最近の物価上昇率ゼロの発表を受けて、日銀の黒田総裁もデフレに再び戻ってしまうリスクが極めて高いと言っているが、アベノミクスは失敗に終わったと判断しているか?

 安倍首相:この2年間で、GDPは実質で1.5%、名目で3.7%成長した。有効求人倍率は22年ぶりの高さとなっており、労働市場はタイトになり、給与も昨年は15年ぶりの高い伸びを示した。今年はそれを上回る勢いだ。確かに原油の下落等によって、CPIについてはいま質問されたような状況になっているが、われわれは3本の矢の政策、当初は異次元の金融緩和によって、デフレマインドを払拭することに成功した。確かに昨年、消費税を3%引き上げた結果、一時的に消費マインドは冷え、物価の上昇に給与の上昇が追いついていないという状況になったが、今年4月以降は給与の上昇が十分に超えていると思っている。15年間デフレが続いてきて、まだデフレから脱却したとはいえないが、デフレではないという状況を作り出すところに至ることができた。


 デフレ脱却か・・・私はインフレは嫌いです・・・あまり稼いでいないのでね。従って物価は低値で安定しているのがうれしい・・・無理やり物価を上げて喜ぶ庶民がいるのか?という事ですね・・・物価に先行して賃金が上がるわけがない・・・賃金が先行して上がるなら、需要は増えるから物価が上がる・・・

 あれ?ちょっと、中国の海岸を眺めていて・・・ちょっと、考えにくい場所に原発が建設されていますね・・・台湾から250kmの距離・・・台湾に対する中国の主力空軍基地から23kmの所にありますね。・・・座標は・・・

 27°02'41.75" N 120°17'13.97" E ここですね。台湾と戦争が始まったら・・・こいつは危険ですから・・・どうやら、台湾と中国の間では事実上戦争は起きないと言う事なのか?

 日本だと・・・北朝鮮のミサイルから原発を守るための対空ミサイルでも必要な感じですけどね。原発は100%の安全が確保できないのであれば、再稼働は無いと明言しましたからね。

 私だと、北朝鮮からのミサイル対策が無い原発は危険な原発となってしまうのでね。

 原発がミサイル攻撃を受ければ、半径30kmは汚染地区となってしまうわけですから・・・台湾には雄風IIE型って射程1000kmの巡航ミサイルがありますからね。これは2007年に配備されたようで・・・こういった兵器がある中で、こんな場所に原発は考えにくい・・・この原発は寧徳原子力発電設備というようです・・・

 2006年9月1日、国家発展改革委員会は、寧徳原子力発電所への準備作業を実行するためのプロジェクトを合意した。2008年2月18日の主なプロジェクトが正式に決まり、最初のユニットは、2012年12月28日に営業運転を開始したようですね。

 2004年あたりから台湾と中国との関係は動きはじめたような感じですね・・・統一促進法で・・・中華民国の存在を公的に認める動きが出ていますから・・・そして、2008年12月31日の・・・「台湾同胞に告げる書」発表30周年座談会で、胡錦涛中国共産党総書記が談話を発表。以下の6項目を提案した。
 (1) 一つの中国という原則を守り、政治的相互信頼を強化する
 (2) 経済協力の推進、共同発展の促進
 (3) 中華文化を発揚し、精神的な絆を強化する
 (4) 人的往来を強め、各界の交流の拡大
 (5) 国家主権を維持し、対外関係での協調
 (6) 敵視をなくし、和平協定に調印すること

 ふむ・・・とりあえず・・・これか・・・台湾の軍事力を気にする必要が無くなった・・・この声明が生きているうちは、台湾が攻撃しても、台湾には正義は無いから・・・中国が仕掛けない限り平和が保たれると言う事ですね。なかなか巧妙です。・・・またやっちまった・・・移り気なんで・・・

 デフレが好きなんですが・・・インフレを好むのは誰か?もちろん多額の借金をして、資産を築いた者ですかね・・・100万円の借金をした・・・物価が倍になった・・・100万円の購買力は以前の50万円分になった従って、半分の価値の返済でOK・・・自明・・・100万円で作った資産は・・・物価が2倍になったので200万円の価値になる・・・じゃあ、現金100万円の貯金の価値は・・・50万円分にしかならない。証明終わり・・・つまり、錬金術をやりたいんですね。庶民の預貯金を紙屑にすることでね。

 いずれにせよ・・・アベノミクスは道半ばという認識かね?・・・しかし3本の矢をまとめて実行する事で折れずに成功させられるとかの話がいつの間にか3本目は飛ぶ飛ばない4本目は人口・地方創生だとか・・・どうも、道が見えないが・・・困ったものです。続きは・・・

2015.04.22

  

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