現在をうろうろ(946)
日本貧窮者経済新聞
 TPPの日米合意は近いのか?安倍総理大臣の考えは・・・?(1)

 さて、ウォール・ストリート・ジャーナルによる我が政治屋君のインタビューが出ていますね。安倍首相、WSJインタビュー抜粋~#12288;「TPP日米合意は近い」 - WSJ ・・・有料のが特別に無料で読める?まあ、眺めてみました。ざっと見た感じでは、新しい話はなさそうですね。

 WSJ:来週オバマ大統領と会談する中で、TPPに関する何からの取り決めや、妥結の基盤となるような何らかの発表ができると考えているか。

 安倍首相:現在、フロマン氏(米通商代表)が日本で甘利担当大臣と交渉を行っている。私達は日米の合意は近いと思っているが、さらに進むことを期待している。もちろん首脳会談までに妥結していればいいと思うが、山に登るにも最後の段階が一番難しいと思う。基本的に両国にとって、TPPは極めて有益であるという認識を一致させたいと思うし、日米両国のリーダーシップで、TPPを成立をさせたいという認識を一致させたいと思っている。

 ああ、どうせ疲れ果てた甘利さんの顔を眺める事になるね・・・何しろ、落とし所は国会の議決があるから、甘利さんの出番は事実上無い状況になっているわけですからね。死守命令を持ってTPP交渉に臨んでいるわけですから・・・しかも、議会での議論も無いから、孤立無援で最後は玉砕ならぬ、TPPからの撤退しかないが・・・撤退はさせてはもらえないでしょうからね。ある枠組みのなかいに日本を置かないと日本は何をするか分からない危険な国ですから・・・似ているのは、やはり昔々の国際連盟の脱退劇、これとよく似ていますからね。簡単には抜けさせてもらえないのは自明・・・孤立した国家が危険な存在になるのは・・・近くの北朝鮮を眺めれば明らかですからね。

 そう、国連の常任理事国の拒否権なんかは・・・明らかに、国連から抜けさせずに議論の場を保つための装置として重要ですが・・・我が政治屋君は・・・議論ができない典型的な日本人ですから・・・平成27年3月16日 国連創設70周年記念シンポジウムにおける安倍内閣総理大臣スピーチ 平成27年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ この中で・・・

 何より、安保理の改革は、もはや議論に時間を割く時ではありません。具体的な、成果を生む時です。
 日本は、一つ、一つ、実績を積み上げてきた静かな誇りを胸に、常任理事国の役割を引き受ける用意があります。今までも、そうでした。この先も、そうであり続けます。

 戦争の代わりに議論を・・・そして、戦争を回避するための場なのに・・・もはや議論に時間を割く時間はありません・・・これでは常任理事国になる準備はできているとは思えないのですが・・・人の意見に耳を傾けられずに、国益という抽象的な不思議な物を掲げるとこんなことになるのではないかと・・・この相互依存の世界の中で・・・ああ、変な言葉を思い出しました・・・米帝・・・攻殻機動隊のじゃなくて、アメリカの帝国主義的な側面・・・しかし、1975年を境に明らかに変化していると思うが・・・多分、日本の国際政治学は冷戦構造から少しも進歩していないのではないかと・・・1975年のヘルシンキ宣言を容認できない日本・・・アメリカですら、サイゴン撤退で・・・全欧安全保障協力会議で採択された10項目の原則を認めるしかなかったと勝手に妄想しているのですが・・・

 多分、長く続く冷戦の恐怖と・・・泥沼化するベトナム戦争・・・帝国主義的なアメリカ・・・これにうんざりしていた・・・4月のサイゴン陥落、米国の撤退・・・同年7月から8月にかけての会談と、ヘルシンキ宣言・・・多分、日本にはこれ以降国際政治学者が生まれていないのではないかと・・・

 まあ、TPP交渉も多分駄目では?何しろ、決められない政治屋しか日本にはいないから・・・死守命令しか出せない・・・後方支援なしで・・・最後は玉砕・・・パターンじゃないかね?不思議なのは・・・大東亜戦争の資料を眺めると・・・軍は戦争に基本的に反対・・・国力がそんなに無いという認識がある。そりゃ、戦うのは軍ですから敵国の情報を取り、自軍の兵力を知り、策をなるわけですからね。そして・・・戦争を起こすとなると・・・ここで、本気の見積もり、これだけの兵力が無ければ無理・・・政治家は義務感の強い軍人を引っ張ってきて、戦争するぞ!頑張れ!この道しかないと吹きこむ・・・それを、信じて堅物が全霊を捧げて、戦争を・・・

 ちょっと・・・東條英機・・・この人は、再評価されるべきだと思いますね。なぜ、この人物が組閣する羽目になったのか・・・近衛は「戦争には自信がない。自信がある人がおやりなさい」・・・陸軍を抑えられるのは・・・じゃないね。勝てない戦争を誰が望んだか・・・東條英機・・・ではないと思うのでね。極めて有能で緻密な人間で論理によって動いていますから・・・だから物凄く強い・・・怪しいのは、木戸・吉野・岸あたりかな?商工省の連中が戦争を画策したような気がしてね・・・そして商工省残党が戦後の日本の形の糸を引いていた気がしてね・・・金の流れ・・・なんとなく妄想・・・だって、商工大臣は首班が交代しても留任可能ですから・・・変な大臣・・・なんとなく財政問題の打開のために、東條君を使ったのかな?なんって・・・この道しかないと・・・

 多分、財政問題の関係で・・・懸案の支那駐兵問題は撤退できる状況ではなかったという事では?多分、木戸の動きからすると・・・本気を示すために戦端を開くというハッタリのために東條君を使ったが・・・扱いきれなかった・・・多分、東條君は真面目に勝つための努力をし、開戦してしまった・・・従って、戦争は広がり・・・木戸達のハッタリが本物になってしまった・・・という事じゃないかと。結果として、木戸は・・・策士の運命である造反・・・焼き打ちを経験する事になるけど・・・まあ、私は研究者じゃないので分かりませんが・・・可能性は高いと思いますね・・・商工省の残党・・・財閥解体でも生き残った三和銀行系?神戸製鋼も気になるが・・・戦前を温存する物ってのが、日本には結構あるような気がしてね・・・あれ、随分と外れた・・・

 WSJ:何が最後の障害になっているのか。課題は自動車、農業だけか、それともそれ以外にもあるか?

 安倍首相:基本的には、米国にとっては自動車、日本にとっては農業、これらに両国のセンシティビティがある。アジア太平洋地域において、人やモノや金が自由に飛び交うしっかりしたルールの下に、そうした自由な経済圏を作っていくことが極めて重要であるという認識に基づき、最終的に両国がそれぞれ政治的な判断をしながら、TPPの有益性を念頭に判断することが求められている。


 こいつは答えになってないね・・・何故、関係ない事を述べるかね?だけか?の問いに、これらがある・・・他には・・・何故、判断する事が求められるになる?そうなると、最後の障害になる事は・・・何?政治的な判断と言っているが・・・TPPの有用性を念頭に・・・TPP以外の話だね?ちょっと気になるね・・・どうも、自由な経済圏を念頭に置いているとは思えないが・・・覇権・・・政治的な判断という言葉からすると・・・日本的な概念の政治的からね。

 しかし、何のために戦争のできる国?という宣言・・・TPPに参加、アジアインフラ投資銀行には不参加・・・財政は最悪・・・状況の打破のため?ハッタリの目的は?軍拡の政治的な意味が見えない・・・中国との緊張を高める事は国益につながるのか?

 対外的には、あまり意味を持たないから・・・国内向けですかね?やはり・・・一党独裁体制を戦争の恐怖によって作りだす気なのではないかと・・・?まあ、挙国一致・・・か?こいつをやらかすと・・・日本は孤立する可能性が高いかな?ちょっと、昭和の初めの日本の財政史をチェックしておくと面白いかも?

2015.04.22

  

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