現在をうろうろ(928)
日本貧窮者経済新聞
 私が戦争を嫌うわけ・・・そして、世界が日本に求める事・・・?

 戦争ができる国ってのを、私が嫌う理由が分かりましたね・・・戦争ってのは、単純に平時における悪事の集大成を敵に対して行う事が推奨される事を意味する・・・戦争の実行を考えること自体が悪事に身を置く事になるから・・・敵なら殺して良い、敵の財産は大いに破壊すべし・・・殺し犯しまくれ・・・になる。価値観の転換が行われる・・・これが苦手ですね。

 兵器は、いかにして効率よく人を殺すか?これが開発の主眼ですね。そして、偵察・・・見られてならない物を見る作業、知られては困る事を暴く活動・・・恐怖を振り撒き恐れを抱かせ・・・言いなりにさせる。殺人、強盗、破壊、恐喝・・・何でもありですね。お前の国は、我が国と基本的な価値観を有していない、だから戦争だ!とかね。戦争は・・・お前たちの国民を殺し、お前たちの財産を破壊し、そして、占領して奪う、それが嫌なら価値観を共有せよ!と恐喝・・・

 前線の兵士は・・・通常とは逆の価値観に支配されている・・・殺人を始めとする悪事の数々により敵を圧倒する事が・・・恐怖を振り撒くもの・・・恐怖の数々を実行しなければならない。従って、人(敵)が嫌がる全ての行為を行うことで強制する・・・従って、兵士は前線に近い所にあると、犯罪者としての性格が強くなる・・・外征などをすると、その土地での犯罪率が高くなるという事かね?

 例えば、沖縄などは中国と近い所にあるから・・・米兵も前線に近い事になるから米国本土などより、悪事を行う事に対する意識が高くなっている・・・従って、犯罪率が高くなる?米軍にも犯罪関係の統計資料があるはずですから、そのうちチェックしてみるのも良いかもしれません・・・有意な数字が現れるか?

 結局のところ、殺人が公然と行われる戦場の周辺では・・・殺人に次ぐ、強盗・強姦・リンチの類が多くなるのは自明という事ですかね。米兵が来る、殺される、犯される・・・何をされるかわからない・・・与えようとした恐怖が我が身に降りかかる場合の当然の反応ですかね?

 侵略戦争には栄光などは無い・・・勝てばそれなりですが、侵略戦争を繰り広げて負ければどうなるかは、歴史が教えてくれます。基本的には外征は良い事が無い・・・出した国民が悪くなって帰って来る・・・正義のためだって言ってもね。その正義が・・・正義の名で、殺人を始めとする恐怖を振り撒きに行く事ですから。現在の戦争の多くは・・・内戦ですから・・・その部分を隔離して、戦争という精神の病が広がらないようにしなければならないという事なんでしょうね。

 さて・・・ちょっと興味深い報道・・・安倍首相の米議会演説に米国でエールの声 「戦時の謝罪は必要ない、日米同盟の実績を訴えよ」 JBpress(日本ビジネスプレス) によれば、ジム・タレント前上院議員は「安倍首相は、米国議会での演説について米側からの助言は特に必要としないでしょう。何を述べるべきか、彼自身に適切に判断する能力が十二分にあるからです」・・・との事。

 この発言は当たり前すぎる話ですね。米国は、事前に何を言うかなどは気にしているわけは無い・・・どんな発言をしたらどうしてやるかの問題ですからね。事前に発言をコントロールしたのでは本心を聞きだす事ができないですから。本心が世界に向けて発信されなければならない・・・それが良いか悪いかは別としてね。内心の吐露・・・これが重要だから、それは本人が判断する事で・・・しかも、公の場で為された発言に関しては、その履行の義務が生じる・・・ただそれだけの話ですからね。

 この発言をした前上院議員は・・・オバマ政権の対中姿勢は戦略(strategy)ではなく、単に中国側の動きに応じるだけの反応(reaction)である・・・とも言ってるようですが、これは国内だから言える話ですね・・・オバマ政権の姿勢は単に中国の動きに応じるだけ・・・そりゃ、中国国内の問題に対して米国が干渉するべきではないというだけですからね。米国が基本的にできるのは、中国に対する国内の戦略の整備しかできない・・・中国がニカラグア運河を通じてカリブ海に入って来るとなると、カリブ海のキューバに前進基地が置かれる事になるから、キューバとの国交を回復する事になるなどの方策が為されるわけですね。

 そして、軍事面でも最悪は中国本土への上陸作戦を可能とするシーベースという移動する軍港の考えですね。そのために機動揚陸プラットフォームなどを建造する事になる。米国には備えがあるというわけですね。中国動きに対してのリアクションが国内での戦略を構成する事になる・・・役割の違いなのでね・・・

 さて、この元上院議員は・・・強いて言えば・・・「では僭越ながら述べるとすると、私の期待としては、安倍首相には日本が長年、米国と歩調を合わせてアジアや世界の平和と安定に寄与してきた実績、そして今後もそうした道を進むという決意を強く伝えてほしいのです」・・・

 平和と安定に寄与してきた、これからもそれは変わらない・・・不戦の誓いですね。しかし、我が日本は、中国を仮想敵国として、国外に派兵する準備をしている・・・さて、どんな風に捉えるべきか?

 そして、さらに元上院議員は・・・「過去というならば、戦後の早い時期から、そして東西冷戦中も、日米同盟が世界でも最も成功した2国間同盟になり得たのは日本のおかげである、という実績を語るべきでしょうね」・・・

 ふむ。この発言の前提になる部分は何かの問題ですね。ちょっと気になるのは、この記事のちょっと先にあるものですが・・・

 上院共和党では、マケイン議員や、大統領選にも名乗りをあげそうな若手のマルコ・ルビオ議員が、安倍首相の靖国参拝に対してオバマ政権とは正反対の姿勢を見せた。オバマ政権が安倍首相の参拝に対して「失望」を表明したことは不適切だというのである。彼らは同盟国の最高指導者への不適切な叱責だと非難した。

 これですね・・・私も、同盟国への最高指導者への不適切な叱責だと思いますね。この叱責はアメリカの伝統ではないから。・・・基本的にはアメリカは内政干渉的な事はしますけど、表立ってはしないですからね。

 ジョン・クィンシー・アダムズが起草したモンロー教書なども、その原則が示されていますね。一般に、その内容は・・・合衆国はヨーロッパ諸国の紛争に干渉しない。南北アメリカに現存する植民地や属領を承認し、干渉しない。南北アメリカの植民地化を、これ以上望まない。現在、独立に向けた動きがある旧スペイン領に対して干渉することは、アメリカの平和に対する脅威とみなす。・・・こんな感じですからね。・・・あれ?これって・・・何だろう、今何かに似てると・・・なんだろ?まあいいか・・・引用しつつ何かを捕まえそこなった・・・

 そして・・・最近の米国では、民主党寄りの日本研究学者の間でも、「日本がどれほど謝罪しても中韓両国は絶対に満足せず、日本国内の分裂を深めるだけだ」(ダートマス大学のジェニファー・リンド准教授)というように日本がなんども謝罪を繰り返すことに反対する意見も出てきた。・・・こんな感じですね。

 さて、ちょっと戻って・・・「過去というならば、戦後の早い時期から、そして東西冷戦中も、日米同盟が世界でも最も成功した2国間同盟になり得たのは日本のおかげである、という実績を語るべきでしょうね」・・・これですね。

 「日本がどれほど謝罪しても中韓両国は絶対に満足せず、日本国内の分裂を深めるだけだ」が生きてきますね。謝罪の言葉などは意味が無いと私も思います。ただ、事実を認める事は重要ですね。反省とは・・・事実認識から始まる。誤っているものは正さなければならない・・・この精神的な活動・・・

 侵略戦争は誤りであって二度と繰り返してはならない・・・これが事実認識から始まる部分、そして・・・日本が長年、米国と歩調を合わせてアジアや世界の平和と安定に寄与してきた実績、そして今後もそうした道を進むという決意・・・必要なのはこれだとジム・タレント前上院議員が言ってると私はとるんですが・・・世界は謝罪の言葉ではなく・・・本当に日本は戦争の恐怖を振り撒く国になっていない事を明言し、それを信じたいというだけだと思いますが・・・

 中国を牽制し軍拡を押し進め・・・これでは近隣諸国は安心できない・・・戦前の日本が戻ってきた・・・何?戦後レジームからの脱却?・・・「過去というならば、戦後の早い時期から、そして東西冷戦中も、日米同盟が世界でも最も成功した2国間同盟になり得たのは日本のおかげである、という実績を語るべきでしょうね」・・・近頃は違うだろ!・・・

 だから・・・タレント氏は「日本の過去」を第2次大戦ではなく、“戦後70年間の前半”として受け止めていたからだ。・・・だと思いますが・・・。

 この記事からは不明なのは・・・タレント氏は「安倍首相が中国の軍事脅威に備えて日本の防衛を強化する意向を表明してくれれば、もっとよいですね」などと述べた。・・・日本の防衛の強化の中身ですね。外征のための装備ではない事は明白・・・米国の戦略で日本は・・・公海上での物資の輸送の安全を図るための防衛ですから・・・多分・・・私の妄想では。でも、勇ましいのが好きな日本は・・・自衛隊を・・・輜重輸卒が兵隊ならば 蝶々トンボも鳥のうち 焼いた魚が泳ぎだし 絵に描くダルマにゃ手足出て 電信柱に花が咲く・・・にしたくないのかもしれないが・・・本当は、戦線を支える最重要なものなんですが、ペリリューなどは・・・残弾無し玉砕・・・どこもかしこもこれで玉砕・・・後方支援など考えていない軍隊・・・現状も変わってなさそうですね。

2015.04.16

  

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