現在をうろうろ(919)
日本貧窮者経済新聞
 フルートで良い音を出すには?遠鳴りってのはなに・・・?

 さて、どうも精神論ってのは苦手で・・・といっても、単にフルートで良い音を出したいだけなんですが・・・良い音とは?そして、その良い音を出すには・・・こいつを考えるわけです。心をこめて吹くなんってのでは・・・どうも、再現不能なんで、そして、心をこめて吹いているつもりが・・・実は?とかでは困る・・・音ですから、物理的な条件で決まるはずなんでね。物理的な条件を理解すれば合理的な上達ができるはずだと考えるわけです。

 そこで、CDなどで名家の演奏を大きな音で聞いて良い音の条件を考えるわけです・・・大きな音でもうるさくない・・・楽器ってのはそういったものですね。まず、名人の音は・・・がさついたホワイトノイズが聞き取れない・・・ちゃんと音にならない余計な風きり音を出さない事ですね。これで明瞭度が上げられる・・・こいつは、息の吹き込み方で息の音への変換効率を上げる事で実現できますから・・・口の形を色々と工夫するしかない・・・歌口のサイズにあった息の束を作りだす事になるのでしょうがね。色々と試して余計なノイズの無い音を探せば良いわけで・・・あとは、練習で、安定してノイズの無い明瞭な音を作れるようになれば良いという事になりますかね。

 正確な指遣いと・・・替え指でも同じ音が出せるように・・・練習・・・練習嫌いだから・・・でも、仕方ない・・・ここまでは論理的に構成できる・・・そして、チューニングメーター相手に音程をふらつかせないようにして・・・これで大体良いのでしょう・・・

 さて、問題は芸術性の方ですね。印象深い音・・・まあ、音によって倍音成分が随分と違いますから・・・音のつながりが良ければ良いとして・・・問題は・・・遠くまで響く音・・・遠鳴り・・・

 ホールの隅々まで響く・・・という事は、物理的にそれなりの音圧が無ければならないわけです。音ですから、精神論ではなく・・・心に響く音ではないのでね。音圧は強く吹けばそれなりの音圧になりますが・・・パワーが足りる足りないの問題ではないですね。従って、精神性に関わるものである事が分かります。感覚の領域・・・

 そうなると、考察すべきは、遠鳴りを目的とした楽器というか発音器を考える事になります。・・・ホイッスルですね。ホイッスルの音は遠くまで届きますね。発声メカニズムはエアリードでフルートと同じ仲間・・・誰が吹いても明瞭に遠くまで届く・・・フルートの場合は同じ大きさのおとでも、遠くまで届く時と、届かない時があるようだ・・・気のせい・・・気を向かせられる音が到達しなければならない・・・

 というわけで、ホイッスルの歴史的な発展をみる事になるわけで・・・どうやら、現在のホイッスルの発明者は発明家のジョセフ・ハドソンであるようですね。そして、J.ハドソン&カンパニーで製造・・・

 ハドソンは、アクメ市警察の1マイルもの距離を越えて音の良く通る笛という課題を1883年に解決します。これに先立って、音が良く通る笛をサッカーの試合用に作っていましたから・・・その方法は・・・バイオリンを落として床で砕けたときの音・・・不協和音による耳障りな音・・・こいつを実現するには・・・笛の中にエンドウマメを置く事で実現・・・しかし、不協和音では楽器で出すわけにはいかない・・・Whistle - Wikipedia, the free encyclopedia 英語版のWikiは興味深い・・・笛一般を扱っていますね。日本語版とは違った感じですが・・・Trillerpfeife ふむドイツ語だと・・・日本語版と重なるね・・・

 日本語版は・・・ホイッスルは主にイギリスでコルク球を内蔵させたものを中心に発展した。1980年代後半にカナダでコルク球を内蔵しないホイッスルが発明されたことで音の立ち上がりが遅いあるいは内部のコルク球が引っかかるといった問題が改善された。・・・音の立ち上がりが遅いと遠くまで届かない・・・従って・・・以前の考察のフルートで良い音を・・・アナログシンセサイザーからの考察? で・・・

 ある周波数の音が・・・右のように音の強さが変化するとき、最初のAアタックの部分が明瞭であれば・・・遠くの人も気付いて残りの音の細かな襞を聞いてくれる・・・ここが不鮮明だと、何?聞こえなかった・・・となるのでは?耳をそばだたせてくれる音が遠鳴りのする音という事になるかね?

 鋭い立ち上がりは・・・横隔膜の鍛え方の問題になるか・・・立ち上がりの早い大きな音が出せるようにならないといけない・・・そして、小さな音も立ち上がりが良ければ・・・遠くの人も気付く・・・どうやらそういった所ですかね。Aアタック、Dディケイタイム、Sサステインレベル、Rリリースタイム・・・Aのアタックの突出が無いと、オルガンの音のようになるわけか・・・

 鋭い立ち上がりを練習するには・・・横隔膜が早く引き上げられることで胸郭が広がっては鋭い立ち上がりにならないか・・・肩で息はしてはいけない・・・横隔膜でコントロールしないと・・・フルートの音ではなくオルガンの音のように気の抜けた音になるという事ですかね?

 聞いてもらうために必要な条件がどうやら、このAアタックの部分で、その後がバランスよく減衰させていく事が重要という事のようですね。という事は・・・Aのアタックの部分で音を破綻させること無く、余計なノイズ成分無しで息をパッと吹きこめないといけない事になりますかね・・・おっかなびっくりで息を吹き込んではいけない・・・大きな通る音が出せたら、小さな音でも同じような特徴が出せるように練習という事になりますかね・・・まあ、Aの部分が弱くて、徐々に大きくなると雄大な感じの音になりますが・・・軽快さを感じさせるにはAのアタックが重要かな?

 楽器は面白いね・・・練習は嫌いだけれども・・・1度に15分しか続かないのでね・・・ホイッスルのピロピロは・・・トリルとかビブラートもピッチや強弱の変化を使って音を無理やり聞かせる力を持っている・・・という事ですね。単調では聞いてくれないという事か・・・船の汽笛の音のようなイメージと、蒸気機関車の汽笛のイメージ?曲想に合わせて・・・

 なんとなく、理解・・・そうなると、小さな音でのビブラートが隠し味的な存在になるのか?名手のCDを聞いてみなければ・・・小さな音に隠れた工夫かね?・・・妄想は面白い・・・ふむ・・・ピアノが多彩な音を出せるのはタッチとペダルの威力か・・・

2015.04.12

  

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