現在をうろうろ(918)
日本貧窮者経済新聞
 この訓示で若い行政官は何を考えるのだろうか・・・?

 ああ、英文を久々に読んで・・・頭が疲れた・・・日本はなんだか変?第49回 国家公務員合同初任研修閉講式 安倍内閣総理大臣訓示・・・平成27年4月10日 第49回 国家公務員合同初任研修閉講式 安倍内閣総理大臣訓示 平成27年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ なんだか、支離滅裂な訓示のような感じがするのですが・・・きっと、英文を読んで頭がぐちゃぐちゃになっているんだ・・・この状況を記録しておいて後で反省に使おう・・・

 国家公務員として、国家・国民のために身を尽くす。その気高い決断をした皆さんを、行政のトップである内閣総理大臣として、まず、心から歓迎したいと思います。
 今年は、戦後70年の節目の年にあたります。経済再生、社会保障改革、教育再生、地方創生、女性活躍、さらには外交・安全保障の立て直し。私たちは、今、「戦後以来の大改革」に、果敢に挑戦しています。
 皆さんには、是非とも、そのエンジンとなって、新たな国づくりをリードしてもらいたい。そう思っています。


 ふむ、国家公務員は国家と国民に尽くすのか?公僕であるから、広く公衆に奉仕するものと思っていたが、国家主義的になっている事が分かりますね。気高い決断ね・・・なるほど、私が国家公務員試験に合格しなかったのは気高い決断が無かった上に学力が足りなかったという事か?まあ、首にならない程度にプラプラ働こうなんって心がけではいけないという事のようです。年金も良いし・・・総理大臣は行政のトップという自覚はあるのか・・・ホントかね?

 戦後70年を経て、国は疲弊し、経済も社会保障も教育も地方も女性もぼろぼろで、さらに外交や安全保障はガタガタで立て直しが必要という事ですね。こんな国に誰がした?・・・政治屋君たちじゃないかね?・・・私たちは、今・・・というのですから行政の長とその取り巻き連は・・・戦後以来の大改革・・・どんな改革だか?・・・未だに私には、「この道」が見えないのだが・・・ぜひとも、そのエンジンとなって、新たな国づくりをリードしてもらいたい・・・?なんだこれ・・・国づくりをリードするのは政府=内閣の役割で、その手足となって国民に尽くすのが公僕である国家公務員を始めとする公務員の職務では?

 エンジンはリードするものではないね・・・リードするものがあってエンジンは初めてその力を発揮する・・・強力なエンジンを積んだ車が、頭のおかしな酔っ払いの運転で、この道しかないとやられたのではたまらない・・・まさか、新たな国づくりをリードする力が政治屋君には無いので・・・日本の国技の丸投げをするのかね?

 昔、ある親子が、馬を引いて、家に帰ろうとしていました。
 それを見た人が、「馬の背が空いていて、もったいない。」と言いました。そこで、息子は、父親を、馬の背中に乗せました。
 すると、別の人がやってきて、「子どもも疲れているだろうに、歩かせるとは、ひどい親だ。」と言います。そこで、父親は馬から降りて、代わりに、息子が馬にまたがりました。
 今度は、また別の人が、「父を歩かせるとは、親不孝者だ。」と言います。そこで、次は、親子二人で、仲良く、馬に乗りました。
 そうしたところ、「大人二人が乗るなんて、馬がかわいそう。残酷だ。」という声が聞こえてきました。困り果てた親子は、とうとう、二人で馬をかついで、家に帰ったそうであります。
 その光景を見て、村の人々は、大きな声で笑い転げた。こんな話があります。
 様々な声に、謙虚に、耳を傾ける姿勢は、重要です。しかし、この親子のように、右顧左眄を繰り返し、「馬をかつぐ」が如き行政になってしまっては、国民の期待に応えることはできません。

 ん?行政ってのは、言われた事をきちんとする事が行政で、勝手な事はしてはいけないのが原則であると思うのだが・・・政治によって、法が作られ、法に則って、行政における命令などによって行政が行われるものだと思ったが・・・行政命令として馬を引いて帰れという命令があって・・・目的は、馬を連れて帰ること・・・行政手段として馬を担いで帰っても、親が乗ろうが子が乗ろうが、空荷でも行政命令を最小限の手間と経費で実現すれば良いわけですね・・・行政命令がどのように出るかが問題・・・馬は疲れているからなるべく労って連れて帰るように・・・で担いで帰ったらOK?笑われたら・・・行政命令の出し方が悪いね・・・馬は疲れているから、常識の範囲でなるべく労って連れて帰るように・・・だと、空荷で帰れば良い・・・公務員が右顧左眄を繰り返し、「馬をかつぐ」がごとき行政になるのは誰が悪いのかね?

 どうも、いつも喩話が変な気がしますが・・・英文で私の頭がおかしいのかな?私がひねくれている・・・妄想家だから仕方ない・・・

 改革には、批判が伴います。しかし、皆さんには、すべては国家・国民のため、最後の最後まで、改革への「志」を貫く公務員であってほしいと願います。

 え?仕事って、志しってのが重要なのかね?改革には、批判が伴う・・・この批判をかわすために動くのはだれ?政治家が改革を企図して、国民を説得して改革に向かわせるのではないのかね?政治屋の思い付き改革で、議論も積み重ねずに始めた改革の批判の矢面に立つことになるのは誰なのか?これって、公務員ですね・・・政治屋からはやれと言われ、バックアップも無しで孤立無援に、国家のために国民に対して強いる・・・その上、「志」を貫けだとさ・・・どうも、この手の言い方をされると・・・死守命令って言葉が私の頭の中に浮かんでしまいます。

 守備隊長に任ぜられた中川州男中将は、本格的な戦闘が始まる前に、1000人に及ぶ島民を撤退させ、その命を守りました。いよいよ戦況が悪化すると、部下たちは、出撃を強く願いました。しかし、中川中将は、その部下たちに対して、このように語って、生きて、持久戦を続けるよう、厳命したそうであります。
 「最後の最後まで務めを果たさなければならない。」

 死守命令が出ていますから・・・万歳突撃をすれば楽になる・・・最後の最後まで務めを果たせ・・・いずれにせよ孤立無援で玉砕・・・

 だからこそ、「現場に足を運べ」。そのことを、強く申し上げたいと思います。
 霞が関の机にしがみついているような役人は、もはや要りません。国民のための行政を進めるため、現場に足を運び、現場に根差した国民の声に耳を傾ける。それこそが、「行政のプロ」たる者のあるべき姿であると考えます。


 あれ?霞が関の役人って・・・職場はどこかね?ち!もっと真面目に試験を受ければ良かった・・・担当者はどこかね?「現場に行って不在です」・・・霞が関の役人は霞が関の机にしがみついていなければならないから、霞が関の役人なのでは?現場には現場の仕事があって・・・現場に行くのではなく、現場の人間をきちんと管理して采配が揮えるのが霞が関の役人で、霞が関の机をきちんと守っていなければならないのではないかと・・・国民の声は、現場の人間からきちんと上げてこさせなければならないだけで、国民と話をするのは・・・その役割の人間ですね・・・自分の仕事をした上で、非番の時にやるのならOKでしょうが・・・先ずは自分の職務をこなす事がプロのやることだと思うのですが・・・ああ、現場に遊びに行って仕事をさぼるのは楽しいですからね。士官は兵隊の国に遊びに行ってはいけないはずですが・・・統率の問題・・・

 江戸時代を代表する画家、圓山応挙(まるやま・おうきょ)は、一枚の鶏の絵を描くために、一年間、毎日、神社に通い、鶏の観察を行ったと言います。
 また、その絵を見た一人の老人が、「鶏のそばに、草が描かれていないのが、大層良い」と評したことを耳にすると、圓山応挙は、その真意を問うため、その老人の家まで、わざわざ足を運びました。
 そして、その老人から「描かれていた鶏の羽根の色は、冬のもの。だから、そばに草がないのが良いと思った。」と教えられ、大変に納得したそうであります。
 こうした熱心な努力の積み重ねによって、応挙の鶏の絵は、「誰も及ばない」と言われるほどのものとなりました。


 だから何?

 「本物」を描きたい。
 その高いプロ意識が、圓山応挙を、常に、「現場」へと駆り立てたのだと思います。
 皆さんもまた、「行政のプロ」としての誇りを持って、一にも、二にも、「現場」を大切にしてください。現場感覚に裏打ちされてこそ、皆さんの熱い「志」は、真の「確信」へと変えていくことができる。私は、そう考えます。


 国家公務員は「本物」を描く絵師か?・・・本物の「国」を思い描くのは政治家で、「公務員は」筆ではないのかね?優秀な政治家の思い描く「絵」を、公務員という「筆」が働いて現実のものにするのではないかね?絵師の役割は・・・政治屋君ではないかと・・・素晴らしい「筆」があっても、思い描くものがゴミのようなものや、構想そのものが無い「この道」ではどんな良い「筆」でも働きようが無いと思うが・・・それに、霞が関の役人にとっての現場は・・・霞が関の机だよな?ここから指揮する・・・

 政治屋君は絵空事を描こうとしているのかね?政治家が現場の声を代弁して、行政に乗せるのがこの国のシステム・・・代議制というやつだと思っていた・・・私はどうも、常識外れの世界で生きて来たんだ・・・行政官が国をイメージする?

 そうした「確信」を持って、140年ほど前、世界と渡り合った、一人の公務員がいました。神奈川県権令(ごんれい)に任ぜられた大江卓(おおえ・たく)であります。
 明治5年、マカオからペルーに向かっていた、マリア・ルース号が、嵐に巻き込まれ、修理のため横浜港に入ります。同時に、この船の中にいる231人の中国人たちが、奴隷の如き、ひどい扱いを受けている、との情報が寄せられました。
 当時の日本は、国際社会にデビューしたばかりであります。明治政府の中では、「事なかれ」主義の主張も強くありました。更に、いまだ不平等条約が残っていた時代です。審理の過程では、当然、欧米諸国からの干渉にさらされました。
 しかし、大江は、国際ルールに対する深い見識を武器に、堂々と正義を貫きました。慎重な審理を経て、「自然の正道(せいどう)に反する」。こう述べて、中国人全員の解放を決定しました。


 マリア・ルス号事件ですね。イギリス公使館からの要請で日本政府・・・副島種臣外務卿が大江卓神奈川県権令に清国人救助を命じた事による事件ですが・・・・。近代デジタルライブラリー - 白露国馬厘亜老士船裁判略記 しかし、よりによってこの時期にこの事件に言及するかね・・・マリア・ルス号の船長側の弁護士は・・・白露国馬厘亜老士船裁判略記 45コマ 遊女を束縛するため取結ぶ約定の趣意を弁解して遊女の年期証文写し並びに横浜病院医治告報書を代言人より差出したり・・・Wikiだと「日本が奴隷契約が無効であるというなら、日本においてもっとも酷い奴隷契約が有効に認められて、悲惨な生活をなしつつあるではないか。それは遊女の約定である」・・・日本国内でも娼妓という「人身売買」が公然と行われており、奴隷売買を非難する資格がないとの批判により日本は公娼制度を廃止せざるを得なくなり、同年10月に芸娼妓解放令が出される契機となった。・・・マリア・ルス号事件 - Wikipedia どうも、私はこれが思い浮かぶのでね・・・

 大江は、200人を超える中国人たちを、人身売買の瀬戸際から救い出し、無事、母国・清国へと帰れるよう、取り計らったそうであります。
 この快挙を、当時日本にいたアメリカ人学者グリフィスは、こう評価しています。日本は、「ペルーの甲鉄艦隊も、また時代遅れの連中も恐れず、人間の自由のために一撃を加え」た、と。
 その後、日本政府は、ペルー政府から賠償を請求されますが、初めての国際仲裁裁判に臨み、完全に勝利します。大江の判断が、国際ルールに合致していたことが、証明された瞬間でありました。
 この「マリア・ルース号事件」が起きた時、大江は、弱冠25歳。ここにいる皆さんと、ほとんど変わりません。


 国際法は一般的な正義から成り立っていますからね・・・ただ、大江君は国家公務員というより政治家ですからね・・・当時の知事などは・・・

 若い、一人の公務員が、いまだ開国したばかりの日本を背負って、世界を相手に堂々と渡り合った。その心意気を、現代の私たちも、大いに学ぶべきであります。
 グローバル化が進む現代で、もはや、いかなる行政も、世界を視野に入れることなく、また世界と交渉することなく、進めることはできません。
 どうか、「世界」という大きな舞台で、皆さんの能力を発揮してほしい。
 「世界に目を向けろ」。皆さんにはこう申し上げたいと思います。


 そう、田舎政治屋に目を向けてはいけないのです。国際感覚の欠如しているような政治屋のあとをついて歩くと大変なことになります。そして、日々研鑽していると、陸奥宗光のような人を見る目のある人によって見出されて輝ける・・・田舎政治屋では無理でしょうね・・・

 さて、会場を見渡しますと、昨年よりも、女性の姿が目立ちます。今年は、女性公務員の割合が、初めて3割を超えました。「女性が輝く社会」を実現する。これは、日本社会にとって、大きなチャレンジであります。
 世界の舞台にチャレンジし、大活躍している女子高生たちがいます。全米チアダンス選手権で3連覇。通算5度目の全米制覇を成し遂げたのは、福井商業高校チアリーダー部の皆さんです。
 元々あったバトン部から衣替えしたのは、わずか9年前。顧問の先生自身が「自分たちは素人」と語るように、文字通り、ゼロからのスタートでありました。しかし、「フロリダに行こう」を合言葉に、休日返上で厳しい練習を続け、その3年後、見事に全米を制覇しました。


 うんうん、目がいく事は良くわかる・・・若くて元気で・・・じゃなくて・・・

 「夢は、願い続ければ、叶う。」
 初優勝の後、チームリーダーは、涙ながらに、こう語ったそうであります。
 日本では、「もう成長できない」、「黄昏を迎えている」といった悲観論があります。
 しかし、国家公務員の道を選んだ皆さんには、どうか、強い意志の下に、楽観主義を貫いてほしい。「やれば、できる。」その思いで、いかに困難な改革にも、果敢にチャレンジしてください。
 そして、その成功の秘訣は、「成功するまで諦めないこと」であります。諦めることなく、努力を続ければ、いつか、思いは通ずる。その強い信念と使命感を持って、日々の仕事に、全力を尽くしてほしいと思います。


 夢は・・・期日に叶えられないと意味を失う事が多いのでね・・・やればできるではなく、やれば、XXまでにはできる!でなければ意味が無い・・・逆に言えば、引き延ばして期日にできないようにすれば、守ることができる事もある。これは良心が命ずる事ですが・・・良心に恥じないように強い信念と使命感を持って、日々の仕事に、全力を尽くしてほしいと思います。

 最後に、一つ、言葉を紹介して、私の話を締めくくりたいと思います。
 「かくとう に れいしょ なし」という言葉であります。
 「かくとう」とは、ぐらぐらと煮えたぎった熱湯のこと。沸騰しているお湯は、どの部分をとっても、煮えたぎっている。冷たい水は、一滴たりともない、という意味であります。
 どうか、仕事に燃えてください。煮えたぎるような情熱で、この国の未来を切り拓いてください。そうすれば、日本は、再び、力強く成長できる。世界の真ん中で輝く国になることができる。私は、そう信じています。
 皆さんに、大いに期待しています。頑張ってください。


 「かく」の字が表示できないので・・・「かく」はかく - Google 検索 こういった鍋ですね。かく湯獄なんって地獄を思い起こしてしまいました・・・心の中が煮え立っている状態と、自分の回りが煮え立っている状態の2つがあるのが厄介です。なんとなく・・・米国議会が「かくとう」・・・煮え湯とならないように願いたいものですが・・・気になるのは、マリア・ルス号事件の中身を知っていて引用したのか?私だと、現下の状況でこの例を引く気力は無いが・・・やはり、政治屋君と私の知の基盤が違う事は明白・・・共有できるのは・・・若い女性に対する見識か・・・これでは、私は尊敬されないね。

2015.04.11

  

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