現在をうろうろ(900)
日本貧窮者経済新聞
 現実の戦争を考えると・・・華々しい戦いなど無い・・・?

 なんだか、我が国の政治屋君は戦争を何だと思ってるのですかね?かなり気になって来ました・・・戦争のできる国ってのは、人殺しのできる国を意味しますからね・・・人が人を殺す・・・なんだか、三文芝居のチャンバラでも考えているんですかね?

 何しろ、日本は海外領土がありませんから、自衛権を行使する戦争は、即本土決戦を意味しますね。まあ、その前哨戦のような離島攻略はあるかもしれませんが・・・それって、どう考えても意味を持たない・・・多分、経済封鎖をかけてくるはずですね。何しろ資源の無い国で、食料も自給できないわけですから・・・基本的なエネルギー資源も無い・・・

 日本を経済封鎖するには・・・機雷が良いでしょうね。下関海峡・紀伊水道・豊後水道・浦賀水道を機雷封鎖すれば良いかな。これで大まかに経済封鎖ができる・・・戦争海域になれば、船舶保険は意味を失い・・・日本に廻航できる船も無くなりますね。この状況を3ヶ月も維持できれば・・・どうなるか?

 今はミサイルの時代ですから、数千キロの彼方から飛来するミサイルに対抗するのはなかなか困難ですからね・・・

 例えば、中国の南海艦隊の弾道ミサイル原潜・・・右のやつ・・・多分 412長征12号こういったSLBMを12基も積んだのが出てくると6000kmの彼方から運が悪いと核ミサイルが12も飛んで来る・・・6000kmの彼方なら、静粛性も何もないですね。

 右の原潜が停泊しているのは海南島、東京まで3600km程ですから・・・この状態で発射して東京に12発の核弾頭が飛来するというのも夢物語ではないわけですからね。中国の各艦隊には数隻の弾道ミサイル原潜があり・・・各12発・・・しかも母港ですから・・・再装填も簡単・・・

 左の写真が海南島の地下潜水艦基地の入口です。ロールオーバーで、装甲扉が開いた状態が確認できるようにしました。ちょっとアングルが違うので美しくないが、雰囲気は分かりますね。ここから、出たり入ったりを繰り返せば良い・・・潜水艦を単なる発射機として使えば良いわけですから・・・日本には、こういった場所を叩くだけの兵器が無い・・・

 しかし・・・何で、中国の弾道ミサイル原潜がわざわざ公海上を走り回ってミサイルを発射するような発想になるのやら?わざわざ撃沈の可能性を高めるために出てくるとは思えないのだが・・・湾口を防潜網で封鎖して、港内からミサイルを発射すれば良い・・・何が静粛性だ?何でも、都合の良いように考えて物事を軽く見るのが国民性なんですかね?

 日本のカローラのエンジン4基の出力で走る静粛性の高い4200トンの潜水艦・・・優秀でも、ここまで潜行して辿りつけないでしょう。それに、本気の基地ですからここまで潜入できるかね?奇襲攻撃なら可能かな?貨物船に硝酸アンモニウムでも満載して宣戦布告とともに自爆攻撃・・・こんな戦術しか思いつきませんがね。しかし、上の潜水艦ブンカーを破壊する事は困難でしょうね。

 先方の攻撃の方は・・・海南島の海軍基地のこの地下基地でミサイルを装填して、引き出して発射、中に入って再装填、そして・・・と数回繰り返して撃ち尽くせば良いわけですからね。

 我が国の防空体制でどれだけの迎撃が可能か?3艦隊に各2隻として・・・一度に発射できるSLBMは72発・・・1発のミサイルを確実に迎撃するなら・・・3〜4発程度の迎撃ミサイルが必要になるから・・・288発は必要・・・発射機1基で16発・・・18基の発射機が必要で・・・我が国が保有する発射機は24高射隊に各5基とか・・・6波までは対応可能ですね・・・PAC-3にどこまで改修されているのか知りませんが・・・全てが東京を狙うのなら迎撃は不能ですね。

 物量は越えがたい壁となる・・・本気の戦争ってのは、こんなものですね。まさか、我が国の政治屋君は・・・遠からん者は音に聞け、近くば寄って目にも見よ・・・なんって名乗りを上げての戦でも考えているのではないかと・・・敵国をボコボコにして降伏へ・・・これが早いですからね。それでなければ経済封鎖・・・経済封鎖の方が安上がりですね。

 何しろ、中国は5〜7万個ほどの機雷を保有しているようですから・・・潜水艦発射の自走機雷でもバラマキに来るのではないかと・・・宣戦布告とともに貨物船改造の機雷敷設船が機雷を敷設して逃げて行けば良いわけですから・・・1隻に500個ぐらいを4隻でとかやられた日には目も当てられない・・・戦争は勝てば良いわけですから・・・

 どうやら、政治屋君は幼稚な戦略の下に戦争を叫んでいるとしか思えないというわけです。戦略兵器は、戦術兵器と違って遠距離の投射が可能なものばかりですから・・・戦争を叫んでいる政治屋君は・・・庭先から攻撃する弾道ミサイル潜水艦とか、機雷戦なんってものも考えていないでしょうし・・・掃海装備の拡充とかも考えていなさそうだし・・・国際貢献では掃海の話が出てきますが・・・我が国の掃海艇の数はどうなっているのやら?実績としては、ペルシャ湾の掃海で99日間で34個の機雷を爆破処分します。リモコン式処分具で5個、残りは水中処分隊員の手作業で爆破準備したものが29個という事ですね。日本の掃海機器は随分と遅れていて、その結果掃海艇の更新が行われたようです。現有の掃海艇は20艇ほどですかね?

 多分、日本を叩くとなると・・・安上がりな機雷戦が良さそうですね。主力艦の出番は殆ど無しで・・・国が飢える・・・首都防衛などやられた日には・・・どれだけの人数の疎開を計画しなければならないのか?首相官邸の地下の官邸危機管理センターの強度はどんなものかね?地中貫通爆弾に対する対弾性能を有するのか?立川広域防災基地がメインになりそうな気もしますが・・・ここには、内閣府の立川災害対策本部予備施設があるようですから・・・ここから指令が出るから、良い戦略目標でしょう。

 詳細は不明ですが、立川市のページからすると、右の中央の建物群の中に地上2階地下1階の建物として存在しているようです。ここも攻撃を受けると、どこへ逃げるのかね?日本には、深深度地下の指令室の設備とか無いのかね?戦争指揮を続けられるだけの設備・・・衛星通信施設など通信インフラに対する防衛とか・・・内閣衛星情報センター北浦副センターの最寄りの防空基地は10km離れた百里基地、30km離れた第1高射群第3高射隊が霞ヶ浦駐屯地にありますね。こんな所を開戦とともに攻撃されたら指揮系統はかなり混乱しますね。衛星からの情報も取りにくくなるし・・・戦略が立てにくくなる・・・

 公開されている情報から、殆どの防衛のための施設が分かるのでね・・・GoogleEarthによる偵察だけでも世界の戦力に関しての情報が取れるというわけです。その意味では、GoogleEarthは・・・戦争がやりにくくなっている事の証しでもあるわけです。地球儀を眺めている場合ではない・・・世界をもっと知らなければならないと思いますがね。

 まあ、戦争で平和を作ろうとする発想自体が間違っているから・・・駄目ですね。外交は下手で、大人とは話せないようですから・・・身内に対する法螺話・ハッタリ話を楽しんでいる程度にしか見えないのでね・・・きっと、アメリカ議会でも米国への戦争協力の話でもするのではないかと・・・ブーイングの嵐にでもあってくれば面白いですね。アメリカ様もちょくちょく戦争をやってますが、多分、警察行動としての軍事活動と考えているはずですから・・・日本の中国への挑発的な防衛大綱などには否定的な考えを持っているのではないかと思いますが・・・?

2015.04.06

  

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