現在をうろうろ(877)
日本貧窮者経済新聞
 総理大臣の米上下院デビューは・・・?(1)

 さて、例の政治屋君の米国での晴れ舞台の詳細が出てきましたね・・・どうしんウェブによれば・・・

 ベイナー米下院議長は26日、安倍晋三首相が4月29日に日本の首相として初めて上下両院合同会議で演説すると発表、「歴史的なイベントを主催することを誇りに思う」と表明した。ベイナー氏が26日に正式に招待した。

 ベイナー氏は声明で、日本は最も関係の近い同盟国の一つだとし、首相の訪米を歓迎。演説は「日米が経済、安全保障上の優先課題においてどう協力を拡大していくのか」について米国民が日本の考えを聞くことができる機会になるとした。

 経済か・・・そして、安全保障・・・どうも、中国を牽制したために安全保障の足を引っ張っているような感じがしますが・・・まだ、米国の新しい戦略に基づく軍の再編が終わっていないですからね。その前に、余計な事を色々して、中国が海軍力を高めるのを促してしまったという感じですから。平和な期間というのは戦争と戦争の間の・・・、次の戦争の準備期間という位置付けなら、その期間を短くしてしまったようにも見えますからね。

 あれ?関連報道で2月12日の施政方針演説に言及している・・・先月の施政方針演説では歴史問題と第二次世界大戦後の平和に対する貢献について、非常に前向きなメッセージを打ち出していた・・・モンゴルとか眺めていたんで、良く読んでなかったかな?・・・平成27年2月12日 第百八十九回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説 平成27年 施政方針/所信表明 記者会見 首相官邸ホームページ

 どうせ、中身は無くいつもの繰り返しでしょうが、歴史問題・平和貢献に関して眺めてみる事にしましょう。施政方針演説の中では・・・六 外交・安全保障の立て直し に該当しますね。

六 外交・安全保障の立て直し (平和国家としての歩み)
 昨年十月、海上自衛隊の練習艦隊が、五か月間の遠洋航海から帰国しました。
 「国のために戦った方は、国籍を超えて、敬意を表さなければならない。」
 ソロモン諸島リロ首相の心温まる御協力を頂き、今回の航海では、先の大戦の激戦地ガダルカナル島で収容された百三十七柱の御遺骨に、祖国へと御帰還いただく任務にあたりました。
 今も異国の地に眠るたくさんの御遺骨に、一日も早く、祖国へと御帰還いただきたい。それは、今を生きる私たちの責務であります。硫黄島でも、一万二千柱もの御遺骨の早期帰還に向け、来年度中に滑走路下百か所の掘削を完了し、取組を加速してまいります。
 祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら、お亡くなりになった、こうした尊い犠牲の上に、私たちの現在の平和があります。
 平和国家としての歩みは、これからも決して変わることはありません。国際情勢が激変する中で、その歩みを更に力強いものとする。国民の命と幸せな暮らしは、断固として守り抜く。そのために、あらゆる事態に切れ目のない対応を可能とする安全保障法制の整備を進めてまいります。


 ?どうも気に入らないね・・・戦争をしなければ良いと思うのですが・・・安全保障法制ね?侵略を受けたら即、降伏・・・政府首脳が命をかけて交渉する・・・それ以前に命がけでの外交交渉を行い、戦争に至らないようにする事の方が重要だと思うが・・・名誉のために徹底抗戦、最後は国民の万歳攻撃・特攻・玉砕戦を演じて、政府を守り・・・最後の砦で政府の玉砕で幕を閉じる?・・・これでは、中川大佐のペリリュー戦と変わらんじゃん・・・国民の命と幸せな暮らしは、断固として守り抜く。そのために、あらゆる事態に切れ目のない対応を可能とする安全保障法制の整備・・・戦争をしないで済む国づくりが重要で、国際社会の一員として名誉ある地位にあれば、時間稼ぎ程度の軍備で済むと思うが・・・恐れているものは何?とりあえず、近隣諸国には、侵略戦争の前科のある国は、沢山は無いと思うが・・・だから、日本の軍備が問題になり・・・しかも外交は下手と来ているし・・・威勢の良い事を叫ぶのと、肝試し的な行動を取るのが好きですからね・・・しかし、表題が外交・安全保障なのに、外交が先頭に無いのかね?

 まあ、戦争は、政治家による外交の失敗の尻拭いという感覚が無いのかもしれないですね。なんとなく、外交そのものができない政治屋しかいないし・・・交渉なんって遥か彼方・・・報道も、交渉事が分かっていないから・・・TPP交渉で無様な報道を繰り返したわけですからね。大言壮語癖はなんとかならないのかね?さて、続きは・・・

(戦後七十年の「積極的平和主義」)
 本年は、戦後七十年の節目の年にあたります。
 我が国は、先の大戦の深い反省と共に、ひたすらに自由で民主的な国を創り上げ、世界の平和と繁栄に貢献してまいりました。その誇りを胸に、私たちは、これまで以上に世界の平和と安定に貢献する国とならなければなりません。次なる八十年、九十年、そして百年に向けて、その強い意志を世界に向けて発信してまいります。


 貢献する国か・・・金を出す事だけが貢献ではない、そして兵士を輸出する事だけが貢献ではない・・・重要なのは、仲良くするための基盤づくりをしなければならないのに・・・どう見ても金を出せば、兵士を出せば・・・これで、信用が買えると思っているような節があるような?中国が発信してきたアジア近隣諸国の理解と信頼を要求・・・というのは一理あるような気がしますね。

 頼むからやらないでくれ・・・米中韓が言うのに、肝試し的に靖国参拝を行うというのは・・・幼少から毎月1の日にも靖国参りをしているというわけでもなさそうですからね。宗教的なもの、崇敬というやつは・・・反復行為であって、肝試し的なものではないと思う。肝試し的に行ったとするなら・・・やはり、神罰が下っても良いと思いますが・・・靖国の祭神は山ほど・・・246万6584柱もの英霊が・・・日替わりで出てきたら大変です・・・しかし、これが政治目的や外交の失敗によって作られた英霊ですからね・・・為政者の決断は重いのですが・・・そして、 先の大戦に関しての反省はあまりなさそうな?だって・・・国連大学での演説には・・・国連の重要性なんか聞きたくも無いような感じですからね・・・そんな物知ってる!とやっていますから・・・そりゃ、国連憲章に敵国として挙げられ続けているわけですから・・・

 国際社会の中で、国連憲章の敵国条項の話が出始めない限り、日本は常任理事国になんかなれない、なれるわけも無い・・・しかし、国連の常任理事国になる覚悟と実力があるような事を言っているようでは、反省の無い国と言われてもおかしくないと思いますがね・・・私より凄い妄想癖でもあるのかもしれませんが・・・そこまで行くと、敬服・・・もっと先へ行くと鉄格子の病院へ・・・現実は厳しい・・・

 しかし・・・世界の平和と繁栄に貢献・・・具体的にどんな貢献をしてきたかね?金を出す以外に・・・世界第二位の経済大国としてふさわしい金を出していますが、これはあたり前の事で誇れない・・・それ以外の事で・・・人の心は金では買えないのですから・・・人を感動させるような何かを、人の心に刻みこめるような何かを、社会システムの中に打ち込み不動のものとした何かを・・・

 戦争のできる国づくり・・・これを始めたことで、既に反感を山ほど買っていますからね・・・そもそも、現在の国際社会の枠組みの中で、靖国神社の祭神を増やす事は、政治目的では増やす事はできない事になっていますから・・・残るは外交の失敗ですからね。戦争の無い社会の実現のために世界の国々は腐心をしている中で、外交で失敗しないようにと精一杯努力をしている・・・ウクライナでの内戦だって・・・周辺国を巻き込んだ戦争に拡大しないのは・・・周辺国は熱心に話し合いをしているからですね。話し合いができるうちは、戦争には至らない・・・しかし日本は、これができない・・・毎度おなじみの・・・何より、安保理の改革は、もはや議論に時間を割く時ではありません。具体的な、成果を生む時です。・・・この論法が好きですから・・・最早議論に時間を割く時ではありません。戦争だ!になってしまう・・・外交交渉でのカードの切り方も出鱈目だしね・・・

2015.03.28

  

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