現在をうろうろ(853)
日本貧窮者経済新聞
 海上自衛隊は米軍輸送船の護衛艦隊か・・・?

 ああ、なんだか前回の輸送船を見て、我が国が米国の戦略にどのように組み込まれているのか分かったような気がします。あの政治屋悪魔がシーレーン防衛を声高に叫び、後方支援を行い、前線には出ませんと・・・そして、無理な論理を組み立てて訴えかけていた奴・・・平成26年5月15日 安倍内閣総理大臣記者会見 平成26年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ

 今や海外に住む日本人は150万人、さらに年間1,800万人の日本人が海外に出かけていく時代です。その場所で突然紛争が起こることも考えられます。そこから逃げようとする日本人を、同盟国であり、能力を有する米国が救助、輸送しているとき、日本近海で攻撃があるかもしれない。このような場合でも日本自身が攻撃を受けていなければ、日本人が乗っているこの米国の船を日本の自衛隊は守ることができない、これが憲法の現在の解釈です。

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 私たちの命を守り、私たちの平和な暮らしを守る、そのためにはいかなる事態にも対応できるよう、常日頃から隙のない備えをするとともに、各国と協力を深めていかなければなりません。それによって抑止力が高まり、我が国が戦争に巻き込まれることがなくなると考えます。先ほど申し上げたような事態においても、しっかりと日本人の命を守ることこそが総理大臣である私の責任であると確信します。

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 再度申し上げますが、まさに紛争国から逃れようとしているお父さんやお母さんや、おじいさんやおばあさん、子供たちかもしれない。彼らが乗っている米国の船を今、私たちは守ることができない。そして、世界の平和のためにまさに一生懸命汗を流している若い皆さん、日本人を、私たちは自衛隊という能力を持った諸君がいても、守ることができない。

 軍艦や軍の輸送船は交戦中は民間人を原則として乗せない・・・軍艦や軍の輸送船は軍事目標だから、ありえない想定・・・従って、この演説の全体を否定したのが、私の間違い・・・日本人が乗っているはずのない米国の船を今、私たちは守ることができない。・・・この事が問題なんですね。

 日本の自衛隊の艦船は見かけは戦闘艦ですが、実は、打撃能力は事実上有していないのでね。イージス艦の対艦能力は低いのでね。ミサイル護衛艦にしても・・・基本的に対空迎撃システムしか日本の艦船は積んでいない・・・対地攻撃や対艦攻撃能力は非常に低いのです。従って戦闘の正面に進むことはありえない艦船なんでね。やっと、話がつながって来ました。打撃能力のある空母や戦艦は無いのだから・・・あとは、シーレーン防衛用・・・

 日本の海上自衛隊の役割は、米国海上輸送司令部の輸送船の護衛艦隊であるという事ですね。沿岸用の小型の対潜護衛艦は近頃調達されていましたっけ?基本的に大型の護衛艦・・・足の長い奴ばかり調達していたのでは?シーレーン防衛とか叫んで・・・実体は違うのでは?自衛隊の護衛艦の役割は、ハワイ以西のグアム・横須賀・沖縄・釜山・鎮海の米海軍第七艦隊のシーレーン防衛艦隊であるということだね。有事の際にはフィリピンへの派遣は、南シナ海の制海権は微妙だから、多分無理・・・これですっきりじゃん・・・役割分担・・・後方支援、米海軍の艦艇の護衛・・・何で気付かなかったんだろう?

 日本には護衛すべき主体が存在しないという不思議な海軍ですから・・・陸軍の輸送船団は無い、海軍の輸送船団も事実上無いに等しい・・・フリートタンカーも少数はあるが、艦隊で護衛する程の数がいない・・・日本船籍の外航船もほとんどない、RO-RO船も外洋を走れるが、内航船ですから・・・護衛すべきものが無い護衛艦隊・・・いずも型護衛艦の存在意義がまるでわからない・・・強襲揚陸艦の支援程度はできますが、戦闘能力は無きに等しい、従って強襲揚陸艦の支援には向かない。支援をするものを支援する艦がさらに必要になる。洋上補給機能を有しているから・・・艦隊随伴型の輸送艦と見ればOK・・・簡易病院船的な使い方もできる・・・綺麗に役割が嵌った・・・しかし、こんなことは国民には公表できないので・・・戦争のできる国!日本人が乗っている事はありえない米国海軍の輸送船の護衛艦隊の建設!紛争国から逃れようとしているお父さんやお母さんや、おじいさんやおばあさん、子供たちをつかった・・・まあ、米海軍の全面対決という事態にはならないから、出番は無いが、準備は普段から必要!という事になったのではないかと・・・米国の打撃艦隊は空母を中心に形成されますから、日本もそのパターンを踏襲して、戦闘能力の殆ど無いが形だけは立派ないずも型・ひゅう型のヘリコプター母艦を中心とした艦隊を構成・・・実は、守るべきは米国海軍の輸送船・・・

 中国と日本の全面対決はありえない・・・それだけの国力は日本に無い・・・尖閣諸島に関しては、東京都が買収計画を立て、動き出したために米国を牽制するために中国が利用した・・・基本的には沖縄の米軍基地の増強が行われる事になる。そして、沖縄に至る島々には自衛隊の基地が・・・従って、日本海軍は、沖縄に至る花綵列島及び、その太平洋側の米海軍輸送艦の護衛任務、そして日本海への展開かね?米海軍は打撃艦隊に専念する事になる。根拠は・・・平成26年7月20日 サマーコンファレンス2014「たくましい国」日本創造フォーラム 平成26年 総理の一日 総理大臣 首相官邸ホームページ この中の一節・・・

 近隣諸国、ある国が日本に向けて弾道ミサイルを発射するかもしれないという状況の中において、そのミサイルを警戒するためにミサイル防衛の一環として、日本海に展開している米国のイージス艦、ミサイルを撃ち落とすためにSM3という能力を発揮しようとすると、あるいはミサイルの軌道をしっかりとつかもうとするためには、イージス機能を全て上空に向けなければいけません。そうすると、自分の船の周りはおろそかになるわけであります。それをカバーするのは、別のイージス艦であったり、能力の高い船になります。イージス艦が一番いいでしょう。第七艦隊に配属されているイージス艦の数は、限られている。その中でもし、近くに自衛隊のイージス艦があって、近くから対艦ミサイルを発射された場合、それは感知できない。感知できるのは近傍の自衛隊のイージス艦だけということになった。そのミサイルを撃ち落とせるのに、日本のイージス艦は、ミサイルを撃ち落とさなくていいのかということになります。撃ち落とさなかったら、その瞬間に、日米同盟の絆が危うくなるのは当然のことだろうとこのように思います。そしてまた、近隣諸国において紛争が起こり、そこから逃れてこようとする邦人を輸送している米国の船を、日本の自衛艦は守ることができない、果たしてこれでいいのかどうかということであります。

 米海軍のイージス艦は、第七艦隊の空母艦隊を中核として形成される打撃艦隊ですから・・・輸送艦隊を守る艦隊ではない・・・米海軍の制海権が、中国艦隊に蚕食されつつあるという認識なんでしょう。ソ連やロシアの場合には出撃する軍港が限られるからその動静は把握しやすいし、原潜による対処も十分可能・・・しかし、中国は東シナ海・南シナ海に1艦隊ずつ、即応能力のどちらへも即応能力を持つ艦隊が1つあって・・・非常に狭い海域に中国艦隊の全力が存在し、しかも、陸上基地からの航空機による支援も受けられる・・・航空機の支援のうけられる場所には、空母艦隊といえども入り込むことは困難ですから。

 第七艦隊の隊列の中には、日本艦隊の場所はあるわけない・・・指揮系が違うから・・・そして輸送艦隊の護衛という後方支援・・・この役割を国内に発表したらどうなるか分かっているから、苦しい言い訳の・・・民間人は乗せない軍艦ででっちあげ・・・軍事常識の足りない馬鹿者を演じたのかね?

2015.03.20

  

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