現在をうろうろ(833)
日本貧窮者経済新聞
 メルケル首相が来て・・・インダストリー4.0って何・・・?

 メルケル首相がやって来るに当たって、報道はあまり事前の騒ぎたてをしませんでしたね・・・どうも、事後に関してもそれほど話題を積み上げて来る気配があまりありませんね・・・どんな話になっていたのやら?気になりますね。

 一応は、2015年3月9日の共同記者会見の話が現れてきたのでその中身を見てみる事にしましょう・・・平成27年3月9日 日独共同記者会見 平成27年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ これですね。どうせ政治屋君の話は大したことはないでしょうし・・・アンゲラ?だれ・・・ああ、ドイツの首相のことか・・・ふむ、G7議長国の大任を我が国は担う事になるか・・・

 三本の矢の経済政策、特に三本目の矢である成長戦略、具体的には雇用制度改革や農政改革などの大改革について説明をしなければならなかったようですね・・・メルケル首相からは、ギリシャを始めとする欧州経済について説明があったという事は・・・財政再建の話があった・・・そして日本政府の財政はアジア及び欧州で注目されている・・・日本がG7を始めとする国際場裏の場で、一層協力を深めていくことで一致をいたしました・・・G7を巻き添えにするな!G7の足を引っ張るな!とでも言われたかね?

 日EU・EPAの2015年中の大筋合意や、高効率石炭火力の推進、IT社会の在り方を含む経済社会分野における協力の促進、日本とドイツの中堅、中小企業協力や、女性の活躍促進など、共通の課題での対話を進めていくことで一致いたしました。・・・ふむ、2014年の5月のヨーロッパ訪問の際の約束を早く果たせと督促があったような感じですね。

 インダストリー4.0を通じて、日本とドイツで第4産業革命を起こしていく、そういう決意であります。・・・ふむインダストリー4.0か・・・この言葉は、首相官邸のサイトではあまり目にしませんでしたが・・・首相官邸ホームページ検索 首相官邸ホームページ - インダストリー4.0 ロボット新戦略関連で扱われているようですね。どうやら、ドイツと日本政府とではインダストリー4.0の認識にずれがあるのではないかと?

 確かインダストリー4.0の基本概念は・・・設計と生産拠点の分離というか・・・スマート工場の概念ですね。自動化された工場がネットワーク化・・・こんな単純じゃないね。技術革新とそれに応じた生産工程の見直しと更新、そのための不断の努力が基本にあって・・・生産工程の見直しに関してIT技術の活用、生産工場の自己監督と生産方法に関する改革の促進、生産工程の最適化・・・ああ、ドイツの事だからやがて新しい工業規格の形で体系を組みあげてくれるから、それまで日本は待っていて、その工業規格をパクって日本型の生産体制を構築すれば良いのではないかと・・・日本の御家芸ですから・・・というわけにはいかないか・・・インダストリー4.0の概念は厄介ですね・・・日本では、実装段階の話だけが先行している感じですから・・・日本で大きく話題になっているのは・・・全品カスタム仕様の自動生産・・・という話ですかね?基本的な考え方を私もチェックしていなかったが・・・くそ、ドイツ語のページを見なければいけないか・・・Industrie 4.0 Hightech-Strategie der Bundesregierung 機械翻訳と大昔大学で第一外国語をドイツ語にした威力で・・・駄目ですね。技術用語を知らない・・・機械翻訳で・・・ざっと眺めると・・・

 中心になるキーワードは標準化・・・そしてIT技術・・・別に目新しい話ではないのではないかと・・・日本では多分随分と昔からIT技術なしでペーパーの世界でこれを実現していたはずですが・・・系列企業の中では・・・そして、最も成功したのがトヨタの生産システムではなかったかと・・・こいつを、標準化して・・・どの生産工場でも同じように流せるようにしたいような感じですかね・・・インダストリー4.0で特に重要なのは・・・・トヨタがカタログエンジニアを排したのに対して・・・カタログエンジニアってのは、カタログに載っているままの機械を買い込んで、何の工夫もせずに組み合わせて使う事を排しましたが・・・ここで、一工夫を加えることを要求していた部分ですかね・・・つまり、操作系であるとか、人間が間に入って調整する必要が無いような工夫の事だと思われますが・・・この工夫を標準化によって排除してしまう・・・

 買ってきた機械の中に標準化という人間の知恵を織り込んでおいて、その組み合わせを指示するだけで・・・カタログ通りの性能が様々な会社の装置を組み合わせても、組合せの知恵を使うだけで最適化できるというような話になっているような感じですかね・・・そして、それが原材料の保有などの情報も統合化されて・・・多くの生産財を持つ企業を一つの系列企業であるかのような生産体制を組み上げる事を意味するようですね。

 生産のユニットを物理的に並べ替える必要無しに・・・加工が繰り返される中で、工程の流れを自動的に最適化してしまうという事のような感じです。

 必要な物を、必要な時に、必要な量だけ生産する・・・さらに、効率の良い所に担当させるというやつが入り込むような感じですね。なんとなく・・・電子カンバン方式の標準化と企業系列を超えた普及・・・しかも、生産ラインも標準化するつもりでいるという事ですかね?つまり・・・生産ユニットの多能工化という事なども含むというような感じですね。

 ざっと眺めて読めないドイツ語と妄想を取り交ぜるとこんな感じですかね?受発注などの全てを標準化しようとしているような感じですね・・・単一の製品のバリエーションを増やす事を越えさせるという事になるのかね。何しろ、工場は中国で指示書はドイツで、中国の実施書をドイツで眺めて、リアルタイムでドイツから中国の実情に合わせた指示書が出せる・・・というのを実現しようとしている。

 ちょっと、妄想・・・

 考えとしては・・・そうだな・・・部品点数が少なくて、種類の異なる工場群が必要になりそうな物・・・金工・木工・ガラス工とか・・・つまみがプラスチックのガラスの蓋のついた木の柄の鉄フライパンでいいや・・・製品の部品リストはプラスチックのつまみ、つまみのネジとワッシャー、ガラスの蓋、ガラスの蓋のステンレス枠、ガラス蓋の蒸気抜きのステンレス環、フライパン本体、柄の取り付け金具、リベット、旋盤加工された木の柄、柄の取り付けネジ、パッケージ、印刷イメージ・・・標準化されたCADデーターで・・・こいつを作業仕分け入札を行えるサーバーに、生産保証金をつけて送ると・・・ここで構成部品を生産可能なメーカーに振り分け・・・ガラス加工・プラスチック成型・ネジ・金属プレス・木工加工・箱印刷製造・組み立て工場と業種別の仕分けを行い・・・関連製造所で納期をクリアーできる所による自動見積・入札・・・自動で最低価格に決定・・・決定により配布データにより生産・・・組み立て工場への部品搬入・・・組み立て、箱詰め、製品の完成・・・設計者が規格化された仕様書及び納期、製造代金を指定すればその枠内での最低価格製品を完全自動で完成させられるという感じですかね?輸送費まで仕分け積算できれば・・・完璧・・・

 定型的なものであれば・・・

 例えば、農業の6次化・・・原乳の生産・・・指示はインテグレーターへ・・・原乳10kリットル受け渡しはいつもの場所日付は来月の1日、バターに加工、パッケージは標準の村名入りと指定して、売り先東京・・・発注、とやると・・・自動で安くて納期に間に合う工場へデータが行って、最低価格の所へ発注・・・来月の1日にタンクローリーが来て、工場へ原乳の搬入・・・一連のプロセスを経て製品になり、東京方面の商社の最高値の所へバターは行って販売・・・売上はインテグレーター経由で分配・・・標準化と自動化によって原材料と基本コンセプトで消費者まで行き、代金が分配される・・・こんな感じなら農業の6次化も可能でしょうが・・・

 クラウドを利用して、標準化したシステムに情報を流しこむだけで製品が完成し、販売網へも自動的に流し込み、回収された代金まで生産保証金と合わせて分配・・・発注者は標準化したデータと生産保証金を振り込むだけ・・・もしくは、原材料と生産保証金を振り込むだけ・・・最低の生産コストで最高の販売者へ・・・夢だね。

 あれ・・・当初の目的とは違った内容になっちゃった・・・メルケル首相の方へ直ぐに移れると思ったのに・・・インダストリー4.0の話になってしまった・・・学生時代にドイツ語をもう少し気合を入れて学べば良かった・・・Danke とか Ich weiss nicht や Noch einmal とか・・・応用は bier bitte と言って、次は Noch eine bier bitte・・・こんな類しか知らない・・・実用的か?LLで習ったのは・・・Bitte Schweineschnitzel mit Salat ・・・サラダ付きのトンカツは注文できる・・・我ながらよく卒業できたと・・・

2015.03.12

  

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