現在をうろうろ(748)
日本貧窮者経済新聞
 新「宇宙基本計画」って何だ?戦争準備か・・・?(50)

 さて、前回の続きです・・・

 ちょっと、水産庁のページを眺めているのですが・・・ちょっと気になるのがありますね。平成24年の・・・藻場は水産魚介類の産卵・生育の場として、水産資源の維持・増加に重要な役割を担 っている一方、今日、沿岸域の開発等により減少している藻場の状況は平成10年度以降、全国的に調査されていないのが実情である。・・・というやつ・・・研究として・・・調査実施に必要となる10m程度の分解能を有する人工衛星画像、航空写真を取得し、 藻場の位置及び面積の解析に最適な画像を抽出するとともに、PC 上で藻場の位置と面積を把握可能となるよう太陽光反射、大気、水深などについて、画像に加工・補正処理を行い、日本沿岸全域の藻場の位置等を特定する。 ・・・我が国の偵察衛星の画像が使えれば楽勝なのに・・・偵察衛星が軍事目的だけしか活用されていないのでは駄目じゃん・・・内閣府が解析して、その成果を水産庁に出すとか・・・生の写真ではなく分析結果の図表とか・・・

 政府は軍事目的という枠を引いたら、それで、囲い込んで終わりじゃん・・・従って、軍事技術の民生への利用そのものが初めから考えられていないというだけなのかね?250人も分析する人間がいるのに・・・それが、役立ったことが未だに殆ど無いようですからね・・・

 平成二十三年六月三十日提出 質問第二八六号に対する答弁を眺めると・・・質問本文情報

 情報収集衛星は、外交・防衛等の安全保障及び大規模災害等への対応等の危機管理のために必要な情報の収集を主な目的とするものであり、その具体的な運用状況を明らかにすると、今後の安全保障上の情報収集活動に支障を及ぼすおそれがあることから、お答えを差し控えたい。

 内閣衛星情報センターにおいては、情報収集衛星により撮像した画像の判読・分析を行い、必要に応じ、関係省庁にその結果を配付・伝達し、関係省庁において、それぞれの所掌事務の遂行における情報源の一つとして、その結果を活用したところである。さらに、内閣情報調査室においては、情報収集衛星により撮像した画像の判読・分析結果や独自に収集した情報を基に、被災状況推定地図を作成し、関係省庁に幅広く配付したところである。当該地図を配付された関係省庁においては、現地対策本部等に当該地図を配付し、現地の移動可能な経路の把握、津波により被災した農地面積の推計、被災した企業活動拠点の把握等に活用しているところである。
 したがって、「国民の命と安全を確保するという政府の責任を果たしていなかったということになるのではないか」及び「「大規模災害等への対応」という文言が単なる「方便」に過ぎないことを意味しているのではないか」との御指摘は当たらないと考えている。いずれにせよ、今後とも、情報収集衛星を大規模災害等への対応にも有効に活用してまいりたい。

 つまり、都合の良い形でしか利用していない・・・公開されていれば、いくらでも使い道が見つかるはずだけれども・・・結局は国防という名で利用は不可という事ですね。

 興味深いのは・・・公開されている福島第一原子力発電所の破壊状況を撮影した人工衛星の画像は、すべてアメリカの商用衛星が撮影したものである。日本の情報収集衛星は福島第一原発の上空から画像を撮影していないのか。撮影していたとすれば、なぜ情報収集衛星の画像を公開しないのか。

 お尋ねの衛星画像については、内閣官房が、日本スペースイメージング株式会社及び株式会社日立ソリューションズから、合計三千六百八万五千七百七十円で購入したものである。当該画像は、QuickBird、WorldView-1、WorldView-2、IKONOS及びGeoEye-1により撮像されたものであるが、前三者についてはDigitalGlobe社が、後二者についてはGeoEye社が保有していると承知している。

 不思議だね・・・軍事衛星は下々が見るようなものではない、下々に見せるのは米国から高い金を出して買い込んだものだ・・・藻場の調査のための予算はどのぐらいの金額なんだろうと日本沿岸域藻場再生モニタリング事業 結局、軍事関連になった途端に宇宙の利用は下々のものは利用できなくなるという事のようですね。リモートセンシングのための衛星画像が山ほどあればどうにでも解析できるのに・・・軍事が民需を制限するのか・・・馬鹿らしい・・・

 軍事衛星の他に、研究者のニーズにあった画像があればいくらでも研究ができるような気がするが・・・波長ごとの写真があれば様々な事に利用できるはずなのに・・・海面の衛星写真は、波があっては水面下の様子は見えないし・・・

 右の写真ぐらいだと藻場の様子が見えますね・・・ウルップ島の海岸ですけどね。どうやら海獣の仲間も泳いでいると思われる水しぶきなどが見えますね。

 画像なんってものは、見方次第で色々と利用法はあるはずなんですがね・・・

 海獣類は見えるか?イルカやシャチは確認できそうですね・・・左の画像はシャミュ・スタジアム・・・というところですが・・フロリダの・・・座標は・・・これは航空写真か?不明ですが・・・

 28°24'30.24" N 81°27'42.02" W ここですけどね・・・さすがに沿岸を探し回って、自然の群れを探す気力に欠けるので・・・

 結局は、何が見えるか?そのある程度の知識が無ければ探す気も起らないし、利用法も考えることはできないわけですね。見えないと思っていると、見えるものも見えなくなるというわけでね・・・さすがに、シャチなど大きいですね・・・結局は・・・我が国の宇宙開発利用を支える産業基盤を持続的に維持・発展させていくためには、国内需要に加えて、国外の需要にも応え、新たな市場を創造していくことが肝要である。・・・ではなく、何に利用するかの問題で、利用の仕方によってはちゃんと価値が現れるはずなんですがね・・・米国、欧州、ロシア、中国等の宇宙産業が、母国の強力な支援を得つつ国外における受注獲得を果たし、産業基盤の維持・発展に努めていることを考慮・・・そpりゃ、宇宙開発には莫大な金がかかるから、良いプランで売りまくっているだけでしょうね・・・通信衛星が中心でしょうけど・・・世界最高水準ではなく、世界の一般水準を売ってると思いますけどね・・・こなれた技術は安く提供できる・・・でも、何故か研究途上のものばかりとかではないのかね?それも重要ですけどね。

2015.01.30

  

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