現在をうろうろ(733)
日本貧窮者経済新聞
 新「宇宙基本計画」って何だ?戦争準備か・・・?(35)

 どうも、戦争ができる国なんってものになることは疑問なんですが、残念ながらイスラム国からは戦争の対象となるという認識を得てしまいましたので困ったものです。既に戦争のできる国への脱皮も宣言されたし、世界に兵器を売りまくる事も宣言してしまいましたから、この70年の歩みは既に過去のものですね。しかし、耳触りの良い言葉によると・・・

(3)軍縮・不拡散に係る国際努力の主導
 我が国は、世界で唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向けて引き続き積極的に取り組む。
 北朝鮮による核開発及び弾道ミサイル開発の進展がもたらす脅威や、アジア太平洋地域における将来の核戦力バランスの動向、軍事技術の急速な進展を踏まえ、日米同盟の下での拡大抑止への信頼性維持と整合性をとりつつ、北朝鮮による核・ミサイル開発問題やイランの核問題の解決を含む軍縮・不拡散に向けた国際的取組を主導する。
 また、武器や軍事転用可能な資機材、技術等が、懸念国家等に拡散することを防止するため、国際輸出管理レジームにおける議論への積極的な参画を含め、関係国と協調しつつ、安全保障の観点に立った輸出管理の取組を着実に実施する。さらに、小型武器や対人地雷等の通常兵器に関する国際的な取組においても、積極的に対応する。

 どうやら、核兵器を持たないコンプレックスを、周辺諸国が核兵器を廃棄する事で克服しようとしているかのように見えますね。米国の核装備に関してはどのような見解を持っているのか?世界で唯一の戦争被爆国・・・日本が原爆を開発していたら当然使っているはず・・・国立公文書館 アジア歴史資料センター 戦争に関する観察断片 興味深い文献・・・

 過去の戦争に於いては一方が戦に敗れある条件を以て降伏すればその後は講和会議に於いて戦捷国の企図する政治目的を達したのが慣例であるのに、今日は日本の降伏後に戦捷国は執拗に我が内政に干渉して其のイデオロギーを強要しつゝあるのである。厄介なことである。・・・こんな風に受け取っていたのかね・・・イスラム国に対してもイデオロギーの放棄を

 戦争勃発の要件として見逃してならない事は開戦に入る直前には軍備を中心とする国力に於いて多くの場合交戦国双方とも戦争遂行可能な状態に置かれているものであるということである。何となれば一方が国力戦力充実せず到底戦争の遂行が出来ないと自覚するとその国は事前に相手の政略に屈服するか若くは妥協するから戦争は起こらないのである。嘗て千九百三十六年に私が千九百四十年前後には必ず世界戦争がおこると考えられるから其の時勢に遅れざらんが為には四十年頃を目標として軍備の充実をしなければならないと謂う判断の下に、軍備充実要綱の骨子を起案して石原部長に意見を具申したところ、直ちに之を容れられて昭和十二年以後の軍備充実が実現した経験がある。・・・ふむ、こいつは新しい知見だね。

 確かに戦争準備はそういったものですね。我が国の平成26年度以降にかかる防衛計画の大綱 によれば・・・本大綱に定める防衛力の在り方は、おおむね10年程度の期間を念頭に置いたものであり、各種施策・計画の実施過程を通じ、国家安全保障会議において定期的に体系的な評価を行うとともに、統合運用を踏まえた能力評価に基づく検証も実施しつつ、適時・適切にこれを発展させていきながら、円滑・迅速・的確な移行を推進する。・・・という事は2025年あたりに中国との戦端を開ける防衛力を蓄えるという事かね?何となれば一方が国力戦力充実せず到底戦争の遂行が出来ないと自覚するとその国は事前に相手の政略に屈服するか若くは妥協するから戦争は起こらないのである・・・こんな考え方が現在の対外政策の根底にあるならね。まあ、近頃はいきなり戦争が始められるような国際情勢ではないですから、比較的平和なのかもしれませんが・・・しかし、なんとなく、この手の考えの下に我が政府は動いているのではないかと?

 どうしても日米同盟の下での拡大抑止への信頼性維持という観点から離れられないようですが・・・なんだか、戦後レジームからの脱却とは相容れないような考えだと思われますが・・・憲法改正 衆議院議員 安倍晋三 公式サイト

 戦後レジームからの脱却を成し遂げるためには憲法改正が不可欠です。

憲法改正が必要と考える理由として、次の3点を指摘します。
まず、憲法の成立過程に大きな問題があります。日本が占領下にあった時、GHQ司令部から「憲法草案を作るように」と指示が出て、松本烝治国務大臣のもと、起草委員会が草案作りに取り組んでいました。その憲法原案が昭和21年2月1日に新聞にスクープされ、その記事、内容にマッカーサー司令官が激怒して「日本人には任すことはできない」とホイットニー民生局長にGHQが憲法草案を作るように命令したのです。
 これは歴史的な事実です。その際、ホイットニーは部下に「2月12日までに憲法草案を作るよう」に命令し、「なぜ12日までか」と尋ねた部下にホイットニーは「2月12日はリンカーンの誕生日だから」と答えています。これも、その後の関係者の証言などで明らかになっています。
 草案作りには憲法学者も入っておらず、国際法に通じた専門家も加わっていない中で、タイムリミットが設定されました。日本の憲法策定とリンカーンの誕生日は何ら関係ないにもかかわらず、2月13日にGHQから日本側に急ごしらえの草案が提示され、そして、それが日本国憲法草案となったのです。


 いや、憲法学者や国際法以前の問題ではないかと・・・現実に世界中を戦いの巷として血を流しその中で醸成された国際連合の精神の具現物だから、明らかに国際的なもので、単に日本一国が作り上げた憲法ではないので、その意味でも重要な憲法だと思われるが・・・戦争をしない平和な未来を作るためのものだから、こういった内容以前の・・・日本人に任すことはできない・・・日本だけのための憲法でない、日本と世界の関係とあるべき未来の世界を描いている、現日本国憲法は素晴らしいと思いますがね・・・リーンカーンの精神も込められている。急ごしらえの憲法かね?根底にあるのは国連憲章の精神では?

第二は憲法が制定されて60年が経ち、新しい価値観、課題に対応できていないことです。例えば、当時は想定できなかった環境権、個人のプライバシー保護の観点から生まれてきた権利などが盛り込まれていません。もちろん第9条では「自衛軍保持」を明記すべきです。地方分権についても道州制を踏まえて、しっかりと書き込むべきです。

 別に、基本的人権を拡張するには憲法を改正する必要などどこにもないと思われますが。・・・国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基く・・・権威は国民に由来するから、国は国民に尽くす義務があるのが気に入らないのかね?新しい価値観も含めて国民に由来する権威によって国が動けば良いだけなのに?軍を持つのは構わないが、軍の運用の問題ですね。基本的には領土問題などは、国際法では・・・日本では無視されている1975年のヘルシンキ宣言に盛り込まれていますが・・・日本語の全訳を目にすることは稀ですね。従って、国境紛争のための軍の使用というのは国際法上の問題になるという事になるわけですね。従って、困った国境をまたぐ有効なイスラム国対策が取りにくい・・・2つの国にまたがる2つの国の内乱・・・地方分権か?借金の山があるとこんなことを考えなければならなくなる・・・国は地方を束ねてこそ国なのに・・・日本は2つの国にしちゃうのも良いかもしれない・・・東京圏と大阪圏で2つの都を置いて・・・地方分権は国の力を殺ぐことになると思いますがね。まあ、政治屋にはポリシーが無いからそこには求心力が生まれないから、それでも良いのかもしれませんが・・・

第三に憲法は国の基本法であり、日本人自らの手で書き上げていくことこそが、新しい時代を切り拓いていくのです。
憲法前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と記述されています。世界の国々、人々は平和を愛しているから日本の安全、国民の安全は世界の人々に任せましょうという意味にほかなりません。


 馬鹿じゃないかね?日本だけでなく、世界が生み出した国連の理想を盛り込まれた憲法なのだよ。日本国憲法の精神を具現した日本国民なら、われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。・・・この名誉ある地位を占める事ができるのですが・・・残念ながら、政治屋君の浅知恵による支援計画で、日本がただの強請られる国になってしまったわけです。イスラム世界からの観光誘致はこれで消えたと言っても良いのでは・・・平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼する事ができないのなら、常に猜疑心の中で暮らさなければならない。世界の国々、人々は平和を愛しているから日本の安全、国民の安全は世界の人々に任せましょうという意味にほかなりません。・・・そんな事は書いていないのでは?まずは信頼の醸成が重要・・・しかし、残念ながら信頼の醸成について何をした・・・イキガリ高校生と同じで、怖いものなんかない!制服で煙草を吸って歩いてやる的な靖国参拝とか中国を牽制したと叫んでいるだけ・・・これでは、国際的な信頼の醸成はできないし、するつもりもないという事なのでしょう。まあ、どんな国を作りたいのかの説明なしで、この3点で憲法改正を叫ぶのは単なる間抜けではないかと・・・これじゃあ、日本は三等国にしかなれないね。未来の国の姿を語らないから、経済もどこに向かって進むのか分からないから、方向性が出てこないのだと思いますが・・・

2015.01.25

  

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