現在をうろうろ(717)
日本貧窮者経済新聞
 新「宇宙基本計画」って何だ?戦争準備か・・・?(19)

 さて、やっと我が国の方針が出てくるようですね。ただ、なんとなく自己満足的なものになりそうな気がして・・・どうせ、第三次世界大戦でも目論んでいて・・・そのくせ、本気の戦争準備には成りえず、ハッタリで何とかしようというのではないかと・・・そうなると、おかしな作文が現れそうで・・・面白そう・・・事は戦争ですから、面白がってはいけないのですが・・・一応は、政府の公式文書なんですから・・・

W 我が国がとるべき国家安全保障上の戦略的アプローチ
 国家安全保障の確保のためには、まず我が国自身の能力とそれを発揮し得る基盤を強化するとともに、自らが果たすべき役割を着実に果たしつつ、状況の変化に応じ、自身の能力を適応させていくことが必要である。
 経済力及び技術力の強化に加え、外交力、防衛力等を強化し、国家安全保障上の我が国の強靭性を高めることは、アジア太平洋地域を始めとする国際社会の平和と安定につながるものである。これは、本戦略における戦略的アプローチの中核をなす。
 また、国家安全保障上の課題を克服し、目標を達成するためには、国際協調主義に基づく積極的平和主義の立場から、日米同盟を基軸としつつ、各国との協力関係を拡大・深化させるとともに、我が国が有する多様な資源を有効に活用し、総合的な施策を推進する必要がある。
 こうした観点から、外交政策及び防衛政策を中心とした我が国がとるべき戦略的アプローチを以下のとおり示す。


 安全保障の確保には我が国自身の能力とそれを発揮し得る基盤を強化する・・・国自身の能力か・・・戦争では生産が軍備へとシフトしますが・・・一般生産品が無いと庶民は生きていけなくなる、特に食料品が無いと生きられない。食料の自給率を高めて、戦争ができる国になる必要があるのだが・・・食料増産への意識が低いのでは?この時点で、戦えない国であるというしかない・・・資源もないから、戦争道具を自給する事も困難・・・大東亜戦争では、様々な物を供出して戦争道具を作っていましたね。そして、代用品での生活・・・自給できた兵器は、どうやら竹槍程度ですから・・・どんな、戦争をイメージしているのやら?

 竹槍の他に、松根油がありましたね・・・松でも植林するのかね?メタンハイドレートなどの掘削にもエネルギーが必要だし、人力で何とかなる松根油の方が合理的か?テレピン油でジェット機を飛ばせるのかテストするのも良いかも?伐採してから8年以上たった松の根375kgからおよそ3〜4斗だから60リットルぐらいは取れるか・・・零式艦上戦闘機は燃費が良くて、正規機体内タンクが62リットルで1000kmの飛行が可能・・・F4ファントムで内部タンクが7500リットル・・・松の根が5トン近く必要ですね・・・近頃の戦争はエネルギー物質が大量に必要になるますね・・・こりゃ、原発の電力で、エネルギー物質を作る必要がありますね・・・すると、原発と併殺するエネルギー物質製造プラントは重要な戦略施設になるから、防空体制を強化しなければならない・・・対空兵器を完備させ、原子炉は地下深くに設置するとか・・・大地下要塞を作る必要があるとか・・・数千mを掘って、マントルの熱を利用するとか?何か、凄い事をしないと、我が国は戦える国には成りえないという事ですかね?太陽光発電では、効率100%でも1平米あたり1秒に20g程度の水しか分解できないし・・・

 あと気になるのは・・・自らが果たすべき役割を着実に果たし・・・こいつは何かな?平和のために軍備を強化する事かね?状況の変化に応じ、自身の能力を適応させていくことが必要・・・状況の変化に関しては、中国の台頭と北朝鮮の核兵器という事になりますね・・・核ミサイルに対抗できる能力をという事になるのか?そして、中国の艦隊との艦隊決戦ができる海軍力を育てる?空母を伴う機動艦隊に対抗するには、空母も必要でしょうし・・・中国には3艦隊ありますし・・・台湾海峡の中国軍の兵力は大きいので・・・原油はどこから持ち込むかね?中国の3艦隊のピケラインを突破できるタンカーなど無いと思うが・・・そうなると、米国からの太平洋を越えての輸送・・・中国の原潜がアリューシャン連島付近に遊弋するようになると、日本はどのように対抗する事ができるか?原潜なら、往復8000kmの航海などチョロイものだが・・・偵察衛星と原潜による通商破壊が行われるとかなり厄介・・・海洋汚染の問題があるから・・・偵察衛星と原潜とタンカー拿捕用の高速巡洋艦などが良いか・・・

 状況の変化は、どうやら・・・一国で国防は成立しないのと同様に、一国では経済そのものが保てないという事ですかね?日本が、戦争をすること自体が困難であるという認識は生まれないのかね?

 エネルギーに関しては、マントルまで掘削する計画があったような記憶が・・・海洋の熱水噴出孔なども発電に使えないものかね?資源も回収できるし・・・結局は、エネルギー及び資源をどこから調達するかにかかっている・・・そうなると、海洋を利用するか、エネルギーが十分にあれば玄武岩からだって、金属鉱石にだって化けさせる事ができますからね・・・基本的には、酸素を取り除くためのエネルギーが大量に必要になるわけですが・・・最終的には、十分なエネルギーがあれば、何でも原料物質に変わる・・・というだけですね。

 ああ・・・経済力及び技術力の強化に加え、外交力、防衛力等を強化し、国家安全保障上の我が国の強靭性を高める・・・何で、防衛力ばかり強化しようとしている?経済力・技術力が必要であるという正しい認識をしているのに・・・緊急経済対策は単なるお買いものリストでしたから・・・日本の稼ぐ力を大きくするための政策では無かったですからね3.5兆円の買い物をして日本のGDPを0.7%増やす・・・3.5兆円のGDPのアップを目指す・・・という、不思議な政策・・・こんな発想では、投資じゃない・・・稼ぐ力の向上のための政策は行われていないようですからね・・・技術力の強化も近頃は借金の山に押しつぶされているようですし・・・外交力は無いし・・・緑のお札で靡く国にしかいけないようだし、ご近所付合いは至って下手・・・というわけで、残されたものは防衛力の強化で、砲艦外国を行いたいという事のようですね。

 近隣諸国との外交が上手くいっていない中で、防衛力の強化に意味があるのか?という疑問がわいてきますが・・・中国の対外姿勢、軍事動向等は、その軍事や安全保障政策に関する透明性の不足とあいまって、我が国を含む国際社会の懸念事項となっており、中国の動向について慎重に注視していく必要がある。・・・とかやっていますが、裏返すと・・・日本の対外姿勢、軍事動向等は、その軍事や安全保障政策に関する表向きの透明性とその方向の透明性の不足とあいまって、日本は国際社会の懸念事項となっており、日本の動向について慎重に注視していく必要がある。・・・と、そのまま書き直しても通用しそうな気がしますが・・・なんとなくね・・・自民党の憲法草案にある、軍事独裁を実現させるシームレスな一連の条項の件もあるし・・・毎度おなじみの・・・中国を脅威として、98条で緊急事態宣言、99条で法律と同一の効果の政令、何人も国その他公の機関の指示に従わなければならない・・・そして、解散されない衆議院・・・これにより、緊急事態は続き、独裁が可能になる・・・ナチの政権奪取よりさらにシームレス・・・自民党が改憲したら、自民党をつぶして独裁者になろうか・・・なんって政治屋が出るかもしれない・・・制度は利用するものだから・・・

 いずれにせよ・・・国際協調主義に基づく積極的平和主義の立場から、日米同盟を基軸としつつ、各国との協力関係を拡大・深化させる・・・この事で中国包囲網を作り上げたいわけですね。ただ、日米安保の条約の条文からすると、日本が勝手に戦争を始めても米国は助けてくれない・・・大東亜戦争の開戦のように・・・中華人民共和國政府曩ニ日本國ノ眞意ヲ解セス濫ニ事ヲ構ヘテ東亞ノ平和ヲ攪亂シ遂ニ日本國ヲシテ干戈ヲ執ルニ至ラシメ・・・とやっても、第一条 締約国は、国際連合憲章に定めるところに従い、それぞれが関係することのある国際紛争を平和的手段によつて国際の平和及び安全並びに正義を危うくしないように解決し、並びにそれぞれの国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎むことを約束する。
 締約国は、他の平和愛好国と協同して、国際の平和及び安全を維持する国際連合の任務が一層効果的に遂行されるように国際連合を強化することに努力する。・・・とあるので、米国は参戦しないし、

 第五条 各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する。
 前記の武力攻撃及びその結果として執つたすべての措置は、国際連合憲章第五十一条の規定に従つて直ちに国際連合安全保障理事会に報告しなければならない。その措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全を回復し及び維持するために必要な措置を執つたときは、終止しなければならない。

 ・・・そもそも、中国が国連の常任理事国だから・・・さて、具体的なアプローチはどうなるやら?

2015.01.18

  

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