新「宇宙基本計画」って何だ？戦争準備か・・・？(9)

現在をうろうろ（707）

　新「宇宙基本計画」って何だ？戦争準備か・・・？(9)

　続きです・・・宇宙は遠いですね・・・困ったものです。安全保障の概念がはっきりしないと、宇宙でどんな戦争準備が始まるか分かりませんからね。それが問題です・・・雰囲気としては、日本の兵器産業を確たるものにするためには、日本製の兵器の有用性を実戦で証明しなければならないという事になるでしょう。米国やロシア製の兵器はスタンダードですし・・・ドイツ製も、中国製も、北朝鮮製もそれなりの実績を持っているようですから・・・販売実績からすると、コストパフォーマンスの良い兵器のようですね。ドイツ製はオプションも多いし・・・日本製はどうも、ガラパゴス兵器のような感じがするので、ちょっと気になります・・・日本流のカスタマイズが世界でどの程度受けるかの問題ですが・・・さて、続きは・・・

（２）大量破壊兵器等の拡散の脅威
　我が国は、世界で唯一の戦争被爆国として、核兵器使用の悲惨さを最も良く知る国であり、「核兵器のない世界」を目指すことは我が国の責務である。
　核・生物・化学（ＮＢＣ）兵器等の大量破壊兵器及びそれらの運搬手段となり得る弾道ミサイル等の移転・拡散・性能向上に係る問題は、依然として我が国や国際社会にとっての大きな脅威となっている。特に北朝鮮による核・ミサイル開発問題やイランの核問題は、単にそれぞれの地域の問題というより、国際社会全体の平和と安定に対する重大な脅威である。さらに、従来の抑止が有効に機能しにくい国際テロ組織を始めとする非国家主体による大量破壊兵器等の取得・使用についても、引き続き懸念されている。

　戦争被爆国だから核兵器の悲惨さを良く知る？戦争の悲惨さの方を政治屋君には知ってもらいたいね・・・核兵器は戦争の中で使われた一つの殺人手段ですからね・・・恐怖を知らしめるために・・・これ以上の戦争継続で、広島・長崎・・・次は・・・お前は既に負けているのだ！降伏せよ！の強いメッセージですからね・・・核兵器の無い世界を本当に望んでいるのか疑問ですね・・・日本の政治屋の思考パターンからすると、全ての国で核兵器を廃絶してくれて、我が国だけが核兵器を保有していれば怖いもの無し！と考えていると思えますからね・・・無い事によるコンプレックスを感じているに違いないですね。

　通常型の潜水艦が、原潜に勝てるわけが無い・・・速度が違いすぎる・・・カメが拳銃でウサギを狩るようなもの・・・しかし、原潜に勝るような認識を植え付けようとする・・・戦争はハンデキャップをつけて戦われるのではなく、無差別級ですからね・・・降伏しなければ、拳銃一丁で戦車軍団と戦わなければならなくなる・・・物量の利く世界ですから・・・だから、過剰な軍備を止めるためには軍縮会議を開いて、互いの合意の上での軍縮を始めなければならなくなるわけです。百発百中の１門の大砲と百発一中の百門の大砲が数回撃ち合うと、数の少ないものが確実に負けますからね・・・圧倒的な物量には勝ち目が無いという事です。

　戦争の無い平和な世界の構築は・・・基本的には簡単です・・・互いの国がかけがえのない国になればよい・・・実は、あの政治屋君も口先では、それに近い事を言ってるんですが・・・TPPへの参加の決定の記者会見の中でね。

　最も大切な国益とは何か。日本には世界に誇るべき国柄があります。息を飲むほど美しい田園風景。日本には、朝早く起きて、汗を流して田畑を耕し、水を分かち合いながら五穀豊穣を祈る伝統があります。自助自立を基本としながら、不幸にして誰かが病に倒れれば村の人たちがみんなで助け合う農村文化。その中から生まれた世界に誇る国民皆保険制度を基礎とした社会保障制度。これらの国柄を私は断固として守ります。

　世界のどの国にも、朝早く起きて、汗を流して田畑を耕し、水を分かち合いながら五穀豊穣を祈る伝統があります。自助自立を基本としながら、不幸にして誰かが病に倒れれば村の人たちがみんなで助け合う農村文化、この文化を国のレベルでも実現する事ができれば・・・不幸に陥った国があれば、世界の国々がみんなで助け合うそういった文化を世界に構築することができます。・・・とはならない・・・覇権競争の中の政治屋君ですから・・・おらの村が一番！世界に冠たるニッポン！になってしまう・・・つまり、政治屋というのは、一般の文化から・・・ちょっと外れた所に存在する連中のようです・・・田舎のヤクザの親分さんと同じように・・・

　核兵器など必要としない世界に徐々になりつつありますから、今後どれだけ隣国がかけがえのない国になって行くかの問題だけですね。もしくは・・・鎖国をして、プチ権力闘争の場としての島国にしたいのかもしれませんが・・・世界なんか面倒だ、隣国がなんだ・・・と引きこもるのも一つの手段ですね。そういえば、引きこもりの連中対策はどうなのやら？なんだか、海外を考えたくない国粋主義的な考えと一脈通じるものがありそうですね。国内への引きこもり、家での引きこもり・・・まさか、外で挨拶ができない人たち？なんってね・・・まあ、あの政治屋君も、近隣諸国への挨拶が下手で・・・遠くのよく知らない国との間で新しい遊び仲間を作ろうとしている・・・まあ、それも引きこもりよりは少しは良いですが・・・近隣諸国と仲良くできないのは問題ですね。・・・何しろ、こうして戦争準備をしようとしているわけですから・・・

　その戦争準備の件で、ちょっと困るのは核・生物・化学（ＮＢＣ）兵器等の大量破壊兵器及びそれらの運搬手段となり得る弾道ミサイル等の移転・拡散・性能向上に係る問題は、依然として我が国や国際社会にとっての大きな脅威となっている。・・・これですね。我が国や・・・ではなく、我が国も軍拡と死の商人を演ずることになったので、我が国の誇るH-II型ロケットは、大量破壊兵器の運搬手段として考えられるようになるわけです・・・宇宙戦略との関連が出てくるわけです。ロケットは単なる輸送手段であるが・・・悪の政治屋の権限下に置かれると、死を運ぶミサイルに変わる・・・隣の国が怖い、今のうちに叩け！・・・

　日本は、あとは核爆弾を作れば、実質的な核ミサイル保有国になれますね・・・核ミサイルの問題点・・・再突入の熱に核弾頭を耐えさせる事・・・これについては、既に日本は実験済みですから・・・

　例の深宇宙探査のはやぶさの再突入カプセル、地球に速度12km/s、角度12度で大気に突入する。高度約5kmで火薬によりパラシュートが開傘、前面および背面ヒートシールド分離し、ビーコンを放射しながら緩降下する。予測される着地点は、長手方向約200km、幅約20kmの楕円領域である。落下地点は予想地点の中央から1ｋｍ以内とか、再突入カプセルの設計の優秀さを示していますね・・・これを北朝鮮がやったら？

　パラシュートを使わず。ここで起爆のための安全装置の解除と起爆装置の起動・・・軍事転用可能な技術というのは面倒なんです。

　日本は、一応平和国家を標榜し続けていましたから、このような実験が可能でしたが・・・今後はどうなるのか？目的が邪推される可能性が大きいのでね・・・いくら、人工衛星の打ち上げだと主張しても、弾道ミサイルの試験であると言わるるようになる可能性があるわけです。

　まあ、米国から貸与されていた原爆用に転用可能な濃縮ウランやプルトニウムは日本の保安体制の甘さを理由に引き上げられましたから・・・事によると、戦争のできる国という脅迫が、米国にも伝わった可能性はありますね。敗戦70周年のやり直し記念花火を打ち上げられては困りますから・・・

2015.01.15