現在をうろうろ(688)
日本貧窮者経済新聞
 地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策は・・・?(11)

 さて、次は何かな?・・・企業取引情報等に基づく地域活性化事業等「地方版総合戦略」等の策定支援(経済産業
省、内閣官房)・・・自主性を大切にするというのは・・・普通の日本語だと・・・指導力が無いので自主性に任せる・・・じゃなかった?下らない法律を作るのではなく・・・地域の役割や、県・市・町・村の個々の役割を示さなければならないのに、その中での自主性でなければならないと思いますが・・・沖縄が昆布の養殖業に乗り出すのは無意味・・・先ずは、それぞれの地域の既存の強みのある産業の生産性を高めるために何が必要なのか?そのあたりでは?

 まち・ひと・しごと創生総合戦略 に示されているような、漠然としたものではなく・・・地域間の競合があっては意味が無いし・・・総合戦略とは言う物の、戦略自体が存在しない・・・政治屋はやる気が無いのかね?単なる馬鹿か?段々心配になってきました・・・なんだかね。・・・次は?

 プロフェッショナル人材事業(内閣官房、内閣府)か・・・なんだか・・・中身は?

 目的は・・・都市圏の大企業等のプロフェッショナル人材が、地方の中堅・中小企業の事業経営に参画する等地方への新しい人の流れを作る仕組みを構築する。

 施策の概要は・・・民間ビジネスとして、都市圏から地方への円滑な人材還流が行われること等を目指し、都市圏のプロフェッショナル人材の発掘、人材データベースの統合ポータルサイトの運営、地方の中堅・中小企業等の相談窓口(全都道府県)であるプロフェッショナル人材センターの整備、地方の中堅・中小企業への研修会等の実施、民間人材斡旋業者等への受入企業情報等の提供、地域経済活性化支援機構(REVIC)の子会社を活用した経営(サポート)人材等のマッチング等を行う。

 漠然としたものですね。地域に重点目標があるのなら、その地方への集約もできるが・・・国の地域の役割という物を示さないことには動きようがないような気がしますがね・・・なんだか、職安の統廃合でも考えているのですかね?広域職安みたいな感じ・・・首都圏の人材が地方に行くわけないじゃん・・・最低賃金の低い場所に・・・仕事が無い場所へ・・・

 地域の強みを伸ばせば、そこには人の需要と賃金の上昇が起こりちゃんと人は集まるし・・・国はビジョンを持っているとは思えないのでね。政治屋がやってる掛け声では人は動けない・・・目的が無いのですからね。世界に冠たる北海道の酪農とか、世界に冠たるXXのYYとか・・・それぞれの地域が強みを持てば・・・明確な物がまるで見られない。従って、投資先が見えないから国内投資もあまりパットしない・・・なんだか、見るのがばからしくなってきましたね。細かく見ても発想の基盤が同じですから、総合戦略に成りえない・・・先を眺めるとしましょう。次は・・・

 ああ・・・第21回経済財政諮問会議の資料を見ていたのに・・・地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策 なんだかね?内閣府経済対策等 にある・・・第21回経済財政諮問会議 とはちょっと違うが・・・精神と施策例・・・施策例の方は興味深いが、とりあえず・・・ざっと、施策例を見ましたが・・・水素社会は核融合や核分裂がまともに動くようになってからの遠い話でしょう・・・経済諮問会議のを中心に見て行きましょう・・・

2.地域の産業振興等による経済の活性化
 地方を活性化するためには、その地域において、若い世代が安心して働けるよう、相応の賃金とやりがいの得られる就業機会が提供される必要があり、そのためには、地方の特性を生かした付加価値の高い産業が創出・形成される必要がある。また、魅力ある人材と安心して生活できる地域社会が形成される必要がある。


 地方が活性化するには?地方の主たる産業は・・・一般に一次産業だから・・・先ずは一次産業でしょうね。何故か、そこに3次産業を起こそうとするという不思議・・・サービス業はインフラの脆弱な都市には必要ですが、ド田舎にはそれほど必要としないのでは?昔風の農家を考えると、ライフラインなど存在しない・・・井戸と薪でも生活できる・・・もし戦争が起これば、経済封鎖されますから都市には住めない、大勢の人を狭い空間に集めるから、水・食料・エネルギーの全てが不足する、従って都市から食料生産の現場まで買い出しに行かなければならなくなる。都市には人を集住させるためのサービスが必要なのだが・・・田舎だとそんなに必要としないというわけです。従って、教育及び介護に限定されていく・・・のかな?沈殿・ろ過だけで飲める水の豊富な場所では、水道なども必要とされないが・・・電気もそれほど必要とされない・・・人を取り巻く環境が豊かだから・・・しかし、地方は・・・日本経済では窓際族的な扱いになってしまうのは不思議ですね。金を投入してもらうより仕事をよこせだと思うが・・・

 まずは、農産品の需要喚起でしょうね。これで、農業が元気になれば良いのだが・・・食品加工業の集約でも良いでしょうが・・・下手に需要喚起を起こせば、チーズの増産を呼び掛けたらバターが無くなるという供給力ですから、間違いなく数年がかりでゆっくりとした需要喚起を起こす必要があるという事でしょう。喰い物が溢れれば自殺者も減るし、人口だって増加するはずなんですがね。食料自給率を上げなければ戦争だってできない・・・日本近海で戦争が起こっても同じですね。船舶輸送に影響が出れば直ちに食糧不足が起こる・・・輸入が止まれば3カ月程度しか持たないのでは?カロリーベースで考えると、米も消費は4倍程度まで増加するのでは?

 まあ、増産して儲かりそうなものは・・・醤油は売れそうですね。日本酒も、真珠、魚肉製品のかまぼことか練製品、緑茶もブームが作れそうな?帆立て貝なども良いのでは、あとはゴマ油などの植物油、煙草も海鼠とか貝柱の類、菓子なども・・・輸出できる農産品のテコ入れなどが良さそうな気がしますね。エビを輸入した分だけ高級海産物を売りまくる・・・日本食ブームなんかになられたら、日本の生産規模では間に合わない物が多いと思いますがね・・・ここで拾い出したのは、実は・・・国税庁の日本酒輸出ハンドブック の中に挙げられている日本からの農林水産物・食品の輸出なんですがね。結構、売りまくれるものが日本酒の他にもあるようですからね。こういった、市場が海外に広がっている物を振興するのが手っ取り早い・・・海外市場は巨大ですからね。

 米国が海外から輸入するライスワイン(HS:2206004500:清酒を含む)の最大の相手国は日本で、2013年は輸入量全体の67.5%、輸入額では92.7%を占めています。・・・だそうです、こりゃ日本酒輸出公社でも作って日本の様々な銘柄の日本酒をアメリカに輸出すれば良いのだろうと思いますが・・・良質な酒を厳選して・・・しかし、各地の酒販協同組合との関係が出てきそうですから、輸出専門として業界を統合するのも面白いかもしれません・・・輸出に際して日本酒の定義をしておかないとまずいかも・・・日本で生産された物だけが日本酒であるとか・・・海外に生産拠点を置かれると日本での雇用が減るし外貨の還流が困難になる。

 日本酒の瓶の輸出国内でのリサイクル事業も良いかも?酒運搬船と海外のボトリング工場;オンデマンドの印刷で酒ラベルを生産しても面白い・・・そうなると、日本から原酒を輸出して、各国の好みに合わせたブレンド酒なども面白いかも?

 輸出に関する業務を専門とする部署でもちゃんと置く必要がありそうな気がしますね。それと、生鮮食料品を空輸するための航空貨物の専門空港・・・とりあえずは、成田空港がその役割を担う事になるのかね?いや・・・養殖ブリは九州が主産地のような感じですね。農林水産省-特集1ニッポンの”おいしい”をもっと世界へ(2) 農林水産省-輸出物流コスト削減調査(結果) 

 生鮮品は福岡空港から航空輸送、冷凍品は博多港から海上輸送にて、主にアメリカやカナダといった北米向けを中心として輸出されている。東町漁協の年間生産量(約 4,500t)のうち、輸出向けは約 1.2〜1.5 割を占めているが、その内 9 割はアメリカ向けである。なお、台湾向け輸出を 19 年 8 月より開始しているほか、イギリスやドイツ等の EU 諸国向けも、諸問題により輸出を停止していたが、20 年 1 月より輸出が再開されている。また、卸売市場経由での国内商社渡しによる間接輸出も行われているとのことであるが、輸出相手国や数量等の詳細は不明である。

 少なくとも、鹿児島の養殖ブリは鹿児島産業貿易株式会社 ここが頑張っているようです。こういった会社の採用情報が・・・現在募集していませんは・・・昭和 60 年に鹿児島県、鹿児島県漁業協同組合連合会等の出資によって設立された鹿児島産業貿易株式会社か・・・この会社は・・・平成25年度の県の調査では・・・

 当法人の作成している計算書類等は公認会計士又は監査法人による会計監査を受けていない。平成 24 年度末の総資産額 171,814 千円のうち、現預金が 120,233 千円と大部分を占めている。
 平成 22 年度の赤潮発生により、平成 23 年度の売上高は大幅減少となった。このような状況の中、当社は県貿易協会主催の商談会等に積極的に出店した結果、平成 24 年度は香港、シンガポールの東アジアを中心として、オーストラリアやスイスにも販路が拡大し増収となったことから売上高は改善傾向にあるといえるが、赤字が継続して発生している状況においては、中長期経営計画等を策定して計画的に経営再建を目指す必要があると思われる。
 自己資本比率も平成 24 年度末で 80%と高いことから、財務状況も問題ないと思われる。

 そこそこ頑張っているようですね。

 もっと、商社が頑張るしか無いですね。しかし、何故、世界に売るというのが出てこないのか?逆に気になります。まさか、一次産品の生産力は、大量の輸出に耐えられない状況まで小さくなっているとか?なんだか、そんな感じですね・・・長芋の調査で面白い事が書かれている・・・

 青森県産の長芋の輸出は、首都圏などの中央卸売市場からロサンゼルス(リトル東京)やシンガポールに向けて行われたのが始まりであり、本格的な輸出は、先行している北海道に比べてやや歴史が浅い。なお、台湾等への輸出では、青森県が北海道に先行していたが、同県の場合には国内出荷が主で、輸出に振り向けられる長芋の量に限界があったために、大量生産・大量出荷が可能な北海道に輸出産地が移行していったという経緯がある。

 北海道に、貨物空港の大きな奴を置く必要がありそうですね。北海道の農産品が外貨の稼ぎ頭になりそうですね。高付加価値商品を世界に・・・私のような貧乏人には世界最安値の食品を・・・だからTPPで農産品が自由化されたら、日本産の農産品は、私の口には入らなくなる・・・下手をすると、米は全量輸出用になる・・・まあ、タイ米でもカリフォルニア米でもいいですが・・・安ければ・・・

2015.01.08

  

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