現在をうろうろ(683)
日本貧窮者経済新聞
 地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策は・・・?(6)

 さて、どんな具合に続くのか・・・次はエネルギーか・・・エネルギー政策は足元を見ていないような気がしますが・・・先行投資も必要ですが、現在の地方への景気の拡大なんですが・・・大丈夫かね?現下の状況を把握しているのか?それとも、単なるハッタリか・・・

(3)資源・エネルギーの安定供給
 資源・エネルギーの安価かつ安定的な確保を行うため、メタンハイドレートや海底熱水鉱床を含めた国内海洋資源の開発促進、革新的エネルギー技術の研究開発加速、再生可能エネルギーの出力制御システムの構築等に取り組む。
 ・メタンハイドレート開発促進事業(経済産業省)
 ・海底熱水鉱床採鉱技術開発等の調査事業(経済産業省)
 ・海洋資源確保に向けた調査研究の加速(文部科学省)
 ・海洋資源開発・海上輸送技術の向上(国土交通省)
 ・革新的エネルギー技術の研究開発加速(文部科学省)
 ・高性能核融合実験装置(JT-60SA)計画の加速(文部科学省)
 ・再生可能エネルギーの接続保留問題への緊急対応(経済産業省)


 結局原発の話は出てきませんね。決められない政治屋・・・票田を考えると原発は触れたくないが、水素社会も電気自動車も結局は宇宙でのエネルギーの源の核融合や核分裂であるにもかかわらず・・・避けていますね。化石燃料も再生可能エネルギーも基本的には核融合反応の結果のエネルギーの利用ですからね・・・太陽の核融合エネルギー・・・太陽エネルギーを直接利用するなら・・・宇宙開発と、無線送電の技術が必要・・・水素動力か、水素コンテナとしてのアルコールなどのエネルギーにより飛行するロケット技術・・・水素合金や金属水素なども面白いが・・・現在の技術水準の遥か先・・・

 メタンハイドレートねこいつは実現可能ですが、地方ね・・・メタンハイドレートの採掘はどうするのかね?核分裂による熱を利用した採掘機とか面白いと思うが核分裂というだけで反対が出るね。メタンハイドレート層の上を走行する原子炉のイメージになっちゃうね・・・低出力の臨界直前位の核分裂による熱・・・ちょっと面白いかも・・・

 海底熱水鉱床か・・・結局は低コストで採掘できるかの問題・・・100m程度の深さのところなら現実的だけど、それ以上に深ければよほどの富鉱でなければ採算割れ?研究対象としては面白いが・・・現下の経済に対しては夢物語のような気がしますね。海底作業ロボット・・・安価なエネルギー源があれば実現可能ですが・・・潜水艦のエネルギー源問題と同じですね。大量の酸素を積んで、400馬力で4200トンの潜水艦の走らせる程度の話になってしまう・・・千メートルの電源ケーブルを引きずるだけでも結構大変・・・先ずは、陸上の鉱山の低コスト完全自動化の技術の確立あたりから始める方が良さそうな気がしますけどね・・・日本の細い鉱脈の鉱山を復活させるだけの低コスト完全自動化の技術なら、世界に冠たる技術になると思いますが・・・こちらの方が実用化は早いのではないかと・・・どうしても話題性の高いものへ話が膨らむ・・・夢を見ている時間は無いのでは?何しろ、2020年で命運が尽きそうな感じですから・・・2020年まで5年で答えを出さなければならないのだという事が分かっていないのかと心配になる内容ですね。

 中国が恐ろしい勢いで海上プラットフォームを作り出していますからね・・・世界の3分の1のシェアを目指して・・・あ!メタンハイドレートは、太陽光を海中に引きこんで加熱するのが面白そうですね。輸送パイプも加熱する必要があるから、このパイプに沿って海水の流れができる・・・深海の栄養塩類の多い海水を表層まで運べれば、そこで大量のプランクトンを発生できる・・・良い漁場が勝手にでき上がるのでは?複合的な実験施設は資金効率が良いのでは?ラジカセ的な複合機・・・日本の御家芸じゃないかね?

 海洋資源開発・海上輸送技術の向上・・・これの中身は何?海洋資源開発の具体例として、メタンハイドレートと熱水鉱床の話が出た後ですから・・・経済産業省・文部科学省・国土交通省の3省でかぶっているとか?明瞭な線引きはどうなっている?先端研究開発が文部科学省で採掘の実用化が経済産業省でプラットフォームなどのハードウエア及び海上輸送が国土交通省?なんだか、全体像をチェックしたい気がしますが・・・5年で結果が出せるのか?

 平成26年度海事局関係予算概要 を眺めるとなんとなく雰囲気が分かるか?

海洋フロンティアへの挑戦
 (1) 海洋産業の戦略的育成のための総合対策 うち、大水深海域での海洋資源開発関連技術支援の拡充
 (2) 新たなエネルギー輸送ルートにおける海上輸送体制の確立
 (3) 海洋エネルギーの活用促進のための安全・環境対策
 (4) 船舶による環境汚染防止のための総合対策

海事分野の安全・安心、防災対策
 (1) 大規模災害時における船舶の円滑な活用の推進
 (2) 大型コンテナ船の安全基準の確立
 (3) マラッカ・シンガポール海峡等航行安全対策
 (4) 検査・監査等執行体制の強化
 (5) 船舶油濁損害対策の推進

船員の確保・人材育成
 (1) 船員雇用促進対策事業費補助金
 (2) アジア地域における船員教育者養成事業等


 新たなエネルギールートにおける海上輸送体制の確立の中身は・・・
 シェールガス革命や水素の需要拡大に対応し、新たなエネルギー輸送ルートにおける安全かつ効率的な輸入を可能とする海上輸送体制を確立し、今後拡大が見込まれる次世代LNG運搬船等の世界市場の獲得のため、我が国事業者による世界に先駆けた取り組みを推進する。

 どうやらこいつのようですね・・・次世代LNG運搬船 - Google 検索 ふむ、2016年に運用開始予定の新パナマ運河の通行が可能な最大船型か・・・その4年後に、旧型になるのか?中国は巨大なニカラグア運河を2020年に完成させるつもりですから・・・巨大船の建造ドックも準備して稼働していますから・・・座標は・・・

 30°14'14.01" N 122°14'26.48" E ここですがね。右の写真のような巨大な奴です。長さ480m幅90mが入れる・・・多分、金海重工のもの・・・空母建造用かと思っていましたが、どうやらニカラグア運河をターゲットにしてのものですかね?

 とにかく、中国の海洋技術は長足の進歩を遂げている・・・世界に冠たるとか、世界最高水準も良いのだが・・・基本的には産業は数が問題ですからね。世界標準レベル+αの量産がやはり強いようですね。商船で世界の海を制覇するつもりのようですね。

 日本最大の造船ドックは・・・1000mの95m程のものですかね?・・・座標は・・・

 32°42'12.95" N 129°49'24.73" E 立派なものです。三菱造船香焼工場ですね。LNG船の建造を専門としているようですね。

 確か、近頃は、LNGも船舶用の燃料として考えられるようになってきていて、LNG船で蒸発によって発生したガスを燃料として使うようになっているようですが・・・LNGを燃料とする船舶については・・・国際的なLNGのサプライチェーンは存在していないような?業界の基盤整備が待たれているという事のようですね。

 どうやら、この船舶エンジンは、MAN社のME/MC機関を、燃料油+LNGの混燃を可能とするME-GI機関で、ライセンスの供与も近いうちにあるようで、世界中でライセンス生産が始まるようです。すると、LNGのサプライチェーンの展開はどこがやるのかね?

 あとは、大型コンテナ船が気になりますね。中国のニカラグア運河の影響は、パナマ運河の拡張どころの話ではなくなるようですからね。残りの3つは次回だね・・・

2015.01.06

  

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