現在をうろうろ(624)
日本貧窮者経済新聞
 自民党の憲法草案は・・・?(3)

 一応、戦争に関してぐらいは見ておかなければならないでしょうかね・・・現行憲法の戦争放棄・・・草案は安全保障・・・真逆な感じですね・・・

第二章 安全保障
第9条(平和主義)
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動としての戦争を放棄し、武力による威嚇及び武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては用いない。
2 前項の規定は、自衛権の発動を妨げるものではない。


 国権の発動としての戦争を放棄、武力による威嚇や行使を国際紛争を解決する手段として使わないのなら武力をもつ意味はあるのか?自衛権の発動って・・・これは戦争であるとか武力の行使ですね・・・さて・・・自存自衛の戦争は困るんですね・・・有名なのはアメリカ上院軍事外交合同委員会でのマッカーサー証言

Yes,sir.In the Pasific we bypassed them.We closed in.You must understand that Japan had an enormous population of nearly 80 million people,crowded into 4 islands. It was about half a farm population.The other half was engaged in industry. Potentially the labor pool in Japan,both in quantity and quality,is as good as anything that I have ever known. Some place down the line they have discovered what you might call the dignity of labor, that men are happier when they are working and constructing than when they are idling. This enormous capacity for work meant that they had to have something to work on.They built the factories, they had the labor,but they didn't have the basic materials. There is practically nothing indigenous to Japan except the silkworm. They lack cotton,they lack wool,they lack petoroleum products,they lack tin, they lack rubber,they lack a great many other things, all which was in the Asiatic basin. They feared that if those supplies were cut off, there would be 10 to 12 million people unoccupied in Japan. Their purpose, therefore, in going to war was largely dictated by security.

 日本には産物がない、アジアの海域にはそれがある・・・南方資源地帯の物資が日本の安全保障上で必要であったから、日本は戦争へ飛び着いた・・・つまり、そこの物資が安全保障上重要であれば、日本は当然それを奪取すべく戦争を引き起こすわけですからね・・・アメリカの策略に簡単に乗せられて、自存自衛の戦争だとか言って結局は叩きのめされて海外領土をすべて失うわけですから、また、下らない策略に引っ掛かって、自存自衛の戦争をしないように余計な武力などは無い方が良さそうです。何しろ、頭に血が上りやすい民族ですから・・・新聞なんかが直ぐに戦争だ!と扇動しますからね・・・すると政治屋も図に乗って国民の声だ!世論だ!と叫んで、エネルギー物質もないのに戦争を始めてしまう・・・第二次世界大戦の戦艦大和の沖縄出撃の頃に残っていた帝国艦隊は威容を誇るものの油は無いんですからね・・・単純なアメリカの外交に振りまわされて、丸裸・・・この調子だと、また・・・日本はアメリカの属国として自存自衛の戦争の旗を掲げそうな気がしてね・・・

 ただ、1975年のヘルシンキ宣言があるので、領土不可侵ですからね・・・傀儡政権でも作らなければならない・・・それを上手くやったのがロシアで、クリミア自治共和国としてロシア連邦に編入・・・ヘルシンキ宣言下での民主的な領土分割の新手口・・・北朝鮮が未だに存続できるのは・・・単なる朝鮮の内戦であるから・・・内戦によって1つである領土が2つになっている・・・さらに厄介なことに、韓国も北朝鮮も国連加盟国・・・中国と台湾の関係とはちょっと違う・・・冷戦終結後の北朝鮮と韓国の国連加盟・・・暗黙の了解で2つの国に分かれた・・・共に、独立した主権国家・・・なのかね?ここも、領土不可侵という事で、休戦が事実上、終戦を迎えている?このあたりが良くわからない・・・自国の利益を追求した結果の危ない均衡をいつになったら脱却できるのか?

 この第2項で、日本は侵略戦争が可能になるのでしょう・・・しかし、今時侵略戦争は・・・自滅するのなら良いが、ちょっと流行らない・・・ただ、多重債務者ですから・・・国債という借用証文を乱発していますからね・・・政府は多重債務者対策をしていますが・・・・自らの借金の深刻さに気づいていない債務者等を相談窓口に誘導するため、広告媒体等を工夫した効果的な広報を実施していくべきではないか・・・我が国の政府も大丈夫なのかね?・・・多重債務者発生予防のための金融経済教育の強化 学校教育現場等における金融経済教育に関する取組みについて、目に見える形で取り上げ周知することが必要ではないか・・・必要ですね。政府の借金体質も問題だし・・・多重債務問題の根本的な解決のため、借金の具体的な問題に加えて、あるべき生活設計や生活信条に関する教育・啓発に取り組むよう努める・・・あるべき政府設計やガバナンスに関する教育や啓発が政府にも必要なのだと思いますが・・・・多重債務問題と自殺問題は関連があるので、それぞれの対策間で連携することが必要ではないか・・・政府も、巨額の借金を抱えて暴走して自殺・・・戦争なんかを考えないように方向付けをさせないと危ないのかも?多重債務者対策本部 ここから文章を引いていますが・・・

 近頃の政府は自暴自棄に陥っているのか?・・・多重債務者対策については、市場メカニズムや信用制度の健全性の維持と、借りられない人に対するきめの細かい対応のバランスを確保していくことが重要であり、行政や社会の負担が過度にならないよう留意することが必要ではないか。・・・ふむ、政府の巨額の借金対策については、市場メカニズムや信用制度の健全性の維持と、借りられなくなりつつある政府に対するきめの細かい対応のバランスを確保していくことが重要であり、経済や社会の負担が過度にならないよう留意することが必要ではないか・・・政府の財政規律は絶望的ですからね・・・日銀が国債を買うだけで何とか回している・・・やがて、ハイパーインフレの嵐がやって来る・・・さあ、戦争だ!ってね・・・

第9条の2(国防軍)
1 我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮官とする国防軍を保持する。
2 国防軍は、前項の規定による任務を遂行する際は、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。
3 国防軍は、第一項に規定する任務を遂行するための活動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる。
4 前2項に定めるもののほか、国防軍の組織、統制及び機密の保持に関する事項は、法律で定める。
5 国防軍に属する軍人その他の公務員がその職務の実施に伴う罪又は国防軍の機密に関する罪を犯した場合の裁判を行うため、法律の定めるところにより、国防軍に審判所を置く。この場合においては、被告人が裁判所へ上訴する権利は、保障されなければならない。


 軍法会議が再興されるようですね。ここの審判所の関連のものができそうな気がして・・・これって、憲法76条2項の規定に微妙に抵触する?だから審判所で一審を行い、上訴審は・・・保障されなければならない・・・この微妙な言い回しは何?現行憲法の第76条2 特別裁判所は、これを設置することができない。行政機関は、終審として裁判を行ふことができない。・・・こんな感じだが・・・被害妄想の気のある私だと・・・審判所の決定は実質的な終審で・・・権利は保障されているが、実質的にはその権利を実現する道は無いよ!って言われているような気がしてね・・・

 3項は・・・みんなでやれば怖くない!はあまり気にしませんが・・・その後・・・公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる。・・・これって何?戒厳司令部を置くための文言かね?軍事クーデターを引き起こすための文言のような気がするが・・・軍というのは、国境から外に向かっても使えるし、内に向かっても使えるのでね・・・ちょっと、こいつは治安維持法より大物かもしれない・・・公の秩序という文言は・・・国際秩序を維持ならあまり気にしないが・・・公の秩序と言われると国内を考えてしまう・・・凄く嫌な感じ・・・多分気のせいでしょう・・・

第9条の3(領土等の保全等)
 国は、主権と独立を守るため、国民と協力して、領土、領海及び領空を保全し、その資源を確保しなければならない。


 この文言は不明?なんで資源保護なんって言葉が入るかね?まるで損得勘定を入れての憲法かね?資源=価値ある物・・・高邁な理想ではなく、お宝を守るための憲法かね?資源確保・・・隣の庭に資源があって、自分の所に無ければ・・・一つ間違えると領土拡張の野心につながる・・・国民と協力して?なぜ国民と協力するような文言が現れる?主権者の財産を守るという意識で構成されているのではないようですね。

 なんだか、日本国憲法の前文の・・・

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

 この崇高な理想に比べると何と安っぽい憲法草案なのだろうか・・・久々に読み返して・・・涙が出そうになりますね。自国の主権を維持するために・・・国民と協力して、領土、領海及び領空を保全し、その資源を確保しなければならない。なんと情けない文言か・・・一所懸命・・・鎌倉時代ですか?

 なんだか、昨今の政治屋君達には、現行の日本国憲法はもったいない気がしてきました・・・我が国の実情にあった安っぽい憲法の方が、この国には似合うような気がしてね・・・あと、1000年ぐらいしたら日本も本当の意味で、この現行の日本国憲法に似合う国になるのかもしれないと思います・・・国の実情にあった安っぽい憲法に改正する必要があるのではないかとふと思ってしまいます。あまりにの高邁すぎて・・・あの政治屋君の頭には入らないのではないかと・・・なんとなく1984年の映画、アメリカ万才 こんなのを見たくなりましたね・・・コメディーですが・・・

 これは、DVDもあるようですが入荷の予定はなさそうです・・・私の所は未だに、LDが現役ですから・・・合衆国憲法や・・・権利に関する軽いお話が散りばめられています・・・

 さて、続きは・・・見る気力に欠けてきました・・・

2014.12.15

  

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