現在をうろうろ(614)
日本貧窮者経済新聞
 カジノ法案と町方の生活と給与と・・・

 ああ、報道を眺めていると、まだ例のカジノ法案ってやつ・・・統合型リゾート施設(IR)推進法案てのが蒸し返されるのかね?・・・確かに、悪の政治屋が国民を堕落させて金を巻き上げるシステムとして成長戦略に組み込まれたものですね・・・ギャンブルには依存性があるから青少年に禁じられるのではなく・・・青少年は金を稼いでいないので、金のために色々と困った事をする可能性が高く、早期の依存は・・・生涯にわたって続くのでその害は長く続く・・・青少年に禁じられている多くの事は、青少年は金を稼いでいないことに起因しているわけなんですが・・・健康のためとか、余計な理屈をつけて禁じるパターンが多いですね。

 さて、カジノは・・・外人向けカジノはOKだと思いますね。観光では、その国に金を落としに行くわけですから・・・しかし、自国民から金を巻き上げるシステムであるならそれは単なる害悪でしか無い・・・生産をせずに単に富の偏在を作り出し、売上を税として御上がピンはねするシステムですからね・・・確かに、カジノ業界は生産をしなくても外から流入してきた金の配分を考えれば良いだけで・・・これで産業と言えるか?の問題です・・・誰かが汗水流して働いた金を集めて、ピンはねして再配分・・・従って、ピンはねシステム出しか無い・・・産業の活性化になるかと言えば・・・カジノでの一攫千金を狙う為に一生懸命働くという事になる・・・カジノの奴隷か・・・やがて、労働が馬鹿らしくなり・・・最後の賭けに出る・・・なけなしの信用でかき集めた金を張って・・・勝負・・・起死回生かそれとも自殺か・・・従って、胴元は儲かる、みんなの賭け金はピンはねにより減少し、その減った金を分けるわけだから、全体としての富は減少する・・・だから、外国人にやらせて外国の富を吸収するための装置としては有効・・・自国民向けではない・・・

 証明終了・・・しかし、多重債務者の政府は、国民から金を巻き上げることで財政再建を考えている・・・政府が借金を賭博で返そうとしている・・・こりゃ世も末だと、貧乏な私は思いますね・・・金を借りて豪遊して一時の楽しみも可能でしょうが・・・貧乏でも借金も賭博もせずに暮らせれば良いわけです・・・

 どうも、近頃は一攫千金型の政策が多いような感じですね。それと、資金を使わない方向での・・・国としての事業というのが減少・・・金のあった時には、何かをしたぞ!という感じの箱もので記念碑的に成果を残しましたが、近頃は・・・地方創生本部とか看板を出すだけになったみたいですし・・・

 多分・・・末期的な様相を示しているのでしょう・・・貧乏な私のような庶民にはあまり関係ないですが・・・政府が無くなっても庶民は普通に生活を続ける事になりますから・・・やがて、新しい政府ができるだけ・・・預貯金など現金型の資産が紙屑になるだけですからね・・・家屋敷などは存在し続け、工場などの生産設備も・・・単に政府の看板が変わり、通貨が一新されるだけ・・・江戸幕府から明治政府に移っても・・・

 鹿島神宮と町方百二十年の歩みなんかを見ても・・・政府が変わっても別に庶民の生活の変化は無いようです・・・貨幣などの交換がありますが・・・別段、現れていないような感じです・・・鹿島神宮領が無くなりますから、神宮の経営体制への影響は大きかったと思われますが、生活自体は平穏であったような感じですね。

 庶民の関心は自分の生活・・・資本家・政治家・政治屋はそれぞれの関心分野が似ていますが・・・基本的には生産財を中心としている資本家への影響は少ない、金融資産を運用している連中は・・・基本的には円という紙幣を溜めこんでいるのではなく、円で計られる金融資産を運用しているわけだから・・・日本国債を大量に保有しているのでなければ影響は少ない・・・政治家は民衆の代表ですから民衆の支持が続くでしょうから問題なし・・・政治屋は・・・利益母体の危機ですから存続が危ぶまれる・・・ポリシー無き政治屋ですからね・・・ふと、気になっているのは・・・政治屋君の演説・・・日経の2014年12月8日の記事・・・

 アップル、日本に研究開発拠点 首相が明らかに
 安倍晋三首相は9日夕、さいたま市内で街頭演説し、米アップルが日本国内に研究開発拠点を設けることを明らかにした。「アップルが最先端の研究開発を日本ですると決めた。もうじき正式に発表になる。アジアで最大級の研究開発拠点を日本に置く」と語った。「アベノミクスで円安になる大きな変化が起きている」と強調した。

 円安とアップルの研究開発拠点との関係は何?ただ、この技術開発拠点の規模は・・・日経の報道では・・・

アップル、横浜に開発拠点 日本の技術取り込み 技術者引き抜き懸念も
 米アップルは9日、横浜市に数十人規模の技術開発拠点を設立すると発表した。開発機能を米国に集中してきた同社が国外に技術開発拠点を置くのは初めて。アップルはスマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)で日系メーカーの部品を数多く採用している。新設の開発拠点を通じ、さらに日本の技術力を今後の製品に取り込む狙いだ。

 新設する拠点は「テクニカル・デベロップメント・センター」で、来春にも横浜市のみなとみらい地区に置く。アップルは同日、「日本での事業がさらに拡大され、数多くの雇用創出にもつながる」との声明を出した。

 同社の技術開発の中心は本社がある米カリフォルニア州クパチーノ市周辺。日本を含む世界の部品メーカーは現地に出先機関を置き、新製品への採用を目指して訪問を繰り返している。日本に拠点を置くことで、日本の部品メーカーとの共同開発が進み、調達量がさらに増える可能性がある。韓国サムスン電子も1997年に、横浜に研究開発拠点を置いている。

 一方で、アップルが開発拠点を置くことで、日本メーカーの技術者が引き抜かれる懸念もある。ドイツ証券シニアアナリストの中根康夫氏は「日本全体にとってのプラスと、個別企業のマイナスの両面がある」と指摘している。

 という具合の報道ですね・・・円安ですから、きっとドル建ての給与体系で技術者を囲い込むという素敵な戦略ではないかと・・・米アップルとしては給与を上げなくても円安で給与がアップする事も当てにできますからね。つまり・・・月給2000ドル・・・ちょっと前は16万円、今は24万円・・・仲間の不良アメリカ人が、月々の配当で暮らせるようになったとか・・・逆に言えば・・・ちょっと前は2000ドル、今は1322ドル・・・に月給が下がったとも言える・・・円安を喜ぶ庶民っているのかね?庶民に向かって円安の効果の別の側面の説明をしないのが不思議ですけど・・・

 円安政策によって、日本の労働者の価値を貶めることに専念し、物価高で通貨価値を下げることで、借金の実効的価値を減らし、代わりに貯金の実効的価値を下げる政策をしている・・・例えば2割の所得税の意味だって・・・数年前100ドル=8000円に対して160円の税金を払っていました・・・今100ドル=12000円に対して240円の税金を払う事になりました・・・

 通貨の安定が無ければ、経済成長もないと思うのだが・・・こういった状況下で賭博を開帳するとどうなるかは火を見るより明らかではないかと・・・

 このところ、ちょっと南アフリカが気になっている・・・先月ムーディーズが信用格下げをしたんでね・・・南アの弱い中期成長見通しとこれによる政府の債務残高の対GDP比の拡大見込みについて言及し、南ア国債信用格付けを Baa1-から Baa2 へ格下げされて・・・南ア国債はジャンク級へとまた一歩踏み出したわけです・・・ムーディーズによれば、南アのエネルギー不足、利上げなどを含む構造的脆弱性に起因する弱い経済成長見通しによるもので、経済の低迷が、政府債務残高の対GDP比の増加が確定的だとか・・・日本とよく似ている・・・それに対して、Energy on second nuclear vendor parade workshop こんなのをやってますね。日本はどうなるのか?ちょっと心配・・・

2014.12.11

  

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