円安が怖くなってきました・・・どこまで下がるのやら？

現在をうろうろ（607）

　円安が怖くなってきました・・・どこまで下がるのやら？

　なんだか、経済の先行きがね・・・円安と株高・・・リフレだかインフレだか何でもよいですが・・・アベノミクスの円安からの資産防衛は簡単ですね。海外投資と株式投資、余計な金は円ではなく外貨で持つ・・・対策はこれだけですね。通貨としての円は危険だから持たない・・・しかし、こういった自衛策を取れるという庶民はあまりないのでは？証券会社や銀行がそういったパッケージサービスでも始めると多少は違うのか？なんって・・・少なくとも日本国債など間違っても買ってはいけないような気がします。外貨建は発行しないでしょうが・・・こいつが出たら買いも悪くない・・・非国民になれますがね。インフレ政策の中で10年後の国債の価値など・・・例えば・・・２％のインフレだと、リンゴ100個分の価値の国債を買いました。あまり厳密ではないですが・・・1年後にこの国債の持つ価値で買えるリンゴは98個です。という事になりますからね。物価が上がると額面が変わらなければ物の値段に対して価値が下がる。

　借金をしている者に対しての円通貨の紙屑化ですから・・・そろそろ、10万円金貨の地金価値が10万円を時々越えていますから、円安が続くと確実に溶解されて地金に化ける・・・陛下の肖像を入れなかったのはこの日が来ることを予見していたとか？現在古銭商の売りが12万円程度ですから、金価格が1g6000円程度に見込んでの事なのでしょう。

　そういえば、パチンコ屋の景品に2500円分が金1gだったのはいつのことだったか・・・■2009.10.14.up[お知らせ］　田中貴金属では、パチンコ景品の金1g等は「パチンコの景品用」として製造されたものですので、お買取りはしておりません。又、盗難事件が発生しており、警察当局の指導により、ケースから取り出されたものであっても、当該品の買取はいたしません。何卒ご了承ください。・・・ちゃんと警察の介入があったという事のようです。金が金の価値を否定された・・・

　10万円金貨は鋳つぶすと貨幣損傷等取締法の対象かね？
貨幣損傷等取締法（昭和二十二年十二月四日法律第百四十八号）
１　貨幣は、これを損傷し又は鋳つぶしてはならない。
２　貨幣は、これを損傷し又は鋳つぶす目的で集めてはならない。
３　第一項又は前項の規定に違反した者は、これを一年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。

　対象になりそうですが・・・融かしちゃったらわからない・・・ただ、ケースから出したりすると、流通が困難になるからどうなるのか？ケースなしは10万円の価値にしかならないだろうから・・・20万円以下の罰金か・・・何枚鋳つぶすと20万円の罰金も払えるか？と意味のない事を考えますが・・・初犯は20万円以下でしょうから・・・

　パチンコ景品の金1gか・・・換金目的に作られた特殊景品ですが・・・警察の保護下にあるとは・・・これって、従軍慰安婦の法理と同じでは？人身売買は禁止されているが、年季奉公の契約で身柄を押さえられて事実上売られていくことに対して、警察や軍がその保護と移動命令を出していた・・・結局は一事が万事というわけですね。非合法と合法の狭間で動くもの・・・

　日本経済の話だった・・・さらに、節税対策は・・・高い株を買って、下がったところで売って損を確定して、買い直して、時間をかけて株価の上昇を待ちつつ、別の売買で儲けて・・・税金はチャラ・・・

　実務というのはなかなか面倒で・・・損をするのも気分的に難しいし・・・なかなか、損して得取れなのですがね・・・

　しかし、政府が勝手に積み上げた借金を消すためのインフレ政策・・・円安政策は困るね・・・給与水準より先に物価高と実質的賃下げが先行するから・・・この差額分で借金を消して行く作業をするわけですからね。これを、逆手にとって、借金と正しい投資を行えば金儲けのチャンスだが・・・均衡が好きなんで借金も損も嫌いですからね・・・困ったものです。

　それから、報道は資本家向けの経済学を庶民に説いて、庶民の同意を得ようとしていますが・・・庶民向けの経済学と金持ち向けの経済学ではその視点が違いますからね・・・貧乏人の中で、金を持っては天国に入れないから、喜捨するように説いても、喜捨する金もない者には無用の説教ですからね・・・

　しかし・・・どうも、報道は変？

　日経の報道を見ていると・・・円の実力、40年で最低　追加緩和やアジア通貨台頭で 2014/12/7・・・

　円相場が急落している。日銀によると、日本の貿易相手国通貨に対する円の総合的な価値を示す実質実効為替相場は1973年１月以来、約42年ぶりの弱さになっている。当時の円相場は１ドル＝約300円で、73年２月の変動相場制移行後で最低となる。対ドルやユーロ、アジア通貨も含めた円相場の歴史的な全面安といえ、輸出には近年ない好条件となる半面、輸入や海外への旅行には強い逆風となりそうだ。

　こんな報道ですね・・・日経は財界人向けの専門紙だからこういった言い方ができますが・・・輸出には近年ない好条件となる半面、輸入や海外への旅行には強い逆風となりそうだ。・・・輸出商品を作る労働者の実質的賃金が下がることで輸出業者は肥え太る半面、輸入品の高騰で輸入品を日々の糧としている私のような貧乏人には強い逆風になり。安いものを求めに海外に出ても、海外での円の威力は42年ぶりの弱さで、安い物など存在しない・・・ただし、数年前の使い残しの紙幣や小銭などはかなり有効に使える。

　日本貧窮者経済新聞というのでも出ないかね？赤旗は経済分析はあまりやりませんからね・・・庶民の景況感の域を出ないようですし・・・円安倒産の威力は増しているようだし・・・円安倒産のニュースは・・・帝国データバンクは、円安の影響などによる原材料の高騰は、厳しい経営を続ける中小・零細企業に「"最後の追い打ち"をかけることになりかねない」と懸念。円安関連倒産は、年明け以降も地方企業や中小・零細企業を中心に「増加基調をたどる可能性が高い」と分析している。・・・・だと、中小企業はどうなるのか？そろそろ補助金ネタも尽きかけていると思われますがね。

　円安倒産の概況は・・・業種別にみた年間の累計では「運輸業」が156件(構成比36.2%)でトップ。以下、「繊維・衣服・繊維製品卸売業」が29件(同6.7%)、「食料品・飼料・飲料製造業」が27件(同6.3%)・・・運輸業は燃料費の高騰と人件費負担かね？繊維・衣料関連は、輸入原価の高騰を転嫁できなかった・・・食料・飼料飲料関連も同様ですかね・・・次は、庶民の家計に打撃がやって来る・・・正月特別価格の継続ですかね・・・100円のかまぼこ、100円以下の練製品の消滅、庶民の味方のおでんパックなどが高くなる・・・輸入食材が高騰したら・・・農産品の輸出拡大なんか始まったら・・・食えなくなる・・・さて、何を食うか・・・日本貧窮者経済新聞・・・なんだかこの表題が気に入っちゃいました。

　貧困の暗黒の中の青ざめた貧窮者よ立て・・・駄目だね。どうもイメージが暗い・・・しかし、冗談抜きで・・・貧窮がやってきそうな予感がしますね。安価で美味しく満足感のある食事の開発とか・・・豊かさを探る研究も良いかも？

2014.12.08