現在をうろうろ(601)

 TPPで変わるかもしれない通商路とパナマ運河の拡張・・・?

 どうも、TPPが上手くまとまると、世界の通商路に変化が出そうな気がしますね。南米の状況が大きく変わりそうな気がします。そして、ニュージーランド・オーストラリアが変わる・・・気になるのは・・・南シナ海・・・ここは、明らかに中国の海としての位置付けが・・・特に気になっているのは・・・かつてのクリッパー航路・・・特にウールクリッパーの航路です。

 近頃は大型船が増えて・・・スエズマックス、約16万トン、幅は50 m、喫水上の高さが68 mとか、マラッカマックスは水深25mしか無い事によるものですね。そして、パナママックス・・・全長294.1m、全幅32.3m、熱帯淡水の喫水12m、最大高57.91m、目安は排水量65000トン・・・かなり小さい・・・中国は物資の大量輸送を望んでいるのではないかと・・・そしてTPPは南米とニュージーランド、フィリピンを結ぶ・・・

 ニュージーランドは・・・ウールクリッパー航路が再び息を吹き返せば、重要な通商路へと・・・中国からオーストラリアやニュージーランドの航路が気になるが・・・よくわからない・・・近頃は笛を吹いて遊んでいて、きっちり調べる気力に欠けるのが問題ですね・・・

 ただ、このウールクリッパーの航路ってのが、南アフリカも変えそうな感じ・・・スエズマックスは喜望峰を越えて・・・ホーン岬を越えて・・・南緯40度線を回る最短の地球一周航路ですからね。物流が大きく変わる・・・トルコは原発を導入して、製造業を大きく拡大しようとしていますから・・・トルコも悪くない、南米のブラジルなども悪くない・・・そしてインドや・・・ひょっとしたら南アフリカも・・・と夢を持ってしまうわけです。

 このクリッパー航路は、スエズ運河と大陸横断鉄道の威力で衰退しましたが・・・中国が巨大船を運用するとなると・・・ちょっと様子が変わる・・・そして、近頃は中国の自動車関連の投資が結構凄いような気がしますからね・・・気になるのは、やはり日本の輸出・・・Vehicle Production, Sales and Exports by Region トヨタのデータですが・・・2012年までのものですが・・・北米での生産は1,720.6千台、日本からの輸出は704.6千台・・・トヨタは儲かるが日本からの輸出ではない・・・中国はやがて本国から北米へと輸出を始めるのだと思いますが・・・意外と、南米をターゲットにしているのではないかと・・・ふとね・・・

 なんとなく、ドルを介さないでの貿易の形態を・・・ドルの代替としての・・・オーストラリアドルやニュージーランドドル・・・元か、ある意味インフレ通貨・・・これでの取引は良いかも?気になるのは・・・ブラジル・アルゼンチン・ベネズエラ・・・気になるのは、メキシコの米国との貿易・・・こいつがかなり低下・・・従って・・・南米は美味しいかも・・・南米の躍進があれば、中国の大きなコンテナ船が走るようになると・・・南緯40度のかつての世界周航路が・・・中国がTPPに関心を示したのは、そういった事情があったのか?ただ、これは、オーストラリアとの貿易を拡大すれば良いだけだから・・・先ずは、周辺の諸国に金を貸しての支配権の確立・・・アジアインフラ銀行の設立・・・インドは参加かな?オーストラリアは自国通貨を国際通貨にするための準備としての不参加か・・・?妄想は膨らみます・・・

 アメリカのリバランスが気になる・・・しかし、私の妄想だと・・・日本は、世界の主要交通路から外れる可能性もある・・・こりゃ、真面目に現在の海上交易路をしっかりと調べておかなければならないのかとね・・・仕方ない・・・船会社の株でも買うか・・・そうすれば否応なしに学ばなければならなくなる・・・不定期外航バラ積み船をメインとしている会社でもターゲットにするか・・・リスクが高いが・・・ちょっとだけ買っておけば、少なくとも勉強しなければならなくなる・・・株価が安い会社・・・1社あるじゃん・・・バックがしっかりしていて、低位株・・・しかし、なかなか・・・どうするか・・・

 パナマ運河の拡張って話があったっけ・・・それで、衛星写真を眺めた記憶が・・・そろそろ拡張が完成するのではなかったっけ・・・Official Website for the Panama Canal Expansion 着々と拡張が進んでいるような?

 どうやら、こいつが完成すると、今まで以上に大きなコンテナ船が太平洋を渡ってアメリカ東海岸への進出が見られるようになるという事ですかね。中国が一段と大きく発展する事になるのか・・・なんとなく、中国経済の足踏みは、こういった交通インフラの充実を待っているという事なのかもしれません。

 超大型船は欧州−アジア航路に就航させるためのものでしたから、それがアメリカへも行くようになる・・・輸入統計(国・地域別) - 米国 - 北米 - 国・地域別情報 - ジェトロ 日本の対米輸出はだめじゃん・・・ふむ・・・環インド洋連合とかあるのか・・・

 やはり中国の工業を精査する必要がありそうですね・・・ジェトロの南アフリカの貿易を見ていると、興味深い自動車のレポートがあります・・・2013 年の日本の自動車生産台数は前年比 3.2%減の 963 万 181 台となり、販売台数は横ばいの537 万 5,513 台となった。輸出台数は同 2.7%減の 425 万 4,668 台であった・・・それに対して・・・中国自動車工業協会の発表によると、2013 年の自動車生産台数は 2,211 万 6,800 台(前年比 14.8%増)、販売台数は 2,198 万 4,100 台(13.9%増)で、ともに初めて 2,000 万台を突破した。要因としては中国経済の安定的成長および所得水準の向上が挙げられる。・・・中国経済は安定成長か・・・どうも、日経の報道にはこういった報道が無い、まあ日本の経済の新聞だからかね?世界経済新聞とか無いかね?

 この中国の自動車生産関連の報道があるのか?ちょっと気になって・・・中国 自動車生産 2000万台 - Google 検索 あれ?同じ検索キーワードで日経のサイト内の検索をかけたのに、関連記事が見つからなかったが・・・グーグルでの検索では日経の記事がある・・・日本経済新聞 電子版 中国新車販売、初の2000万台超に 世界の4分の1 駄目じゃん・・・この記事、新車販売台数の話に限定されている、製造に関しての話が無い・・・世界の自動車大手が中国に工場を建設しているという事は・・・自動車も中国の主要な輸出品に化けることになる・・・どうも、日経の報道は中国の工業や経済に関しては軽く見る傾向があるような感じですね。中国恐るるに足らず・・・基本姿勢が宜しくないのでは・・・このような報道を眺めていると、どうも日本優位を信じさせたがっているような感じ・・・

 どうも、日本の報道は当てにならないというか・・・編集方針が日本優位を前面に打ち出す形を取っているような感じ・・・これって、道を誤る可能性が高い気がするが・・・世界のビジネスニュース(通商弘報) - ジェトロ これも目を通すようにしなきゃ!

2014.12.05

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

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 世界のビジネスニュース(通商弘報) - ジェトロ

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