現在をうろうろ(596)

 フルートの歌口の形状と音との関係は・・・?

 久々にフルートに凝っているんですが・・・ずっと以前はフルートが1本しかなかったので、そのフルートの使いこなしに狂った時代でしたね・・・ヤマハのYFL-211ですが・・・キイのパッドを全交換して調整したので調子は上々です。PCの脇に立てて、暇を見ては吹いていますが・・・今や色々と種類の違ったフルートを吹いてみたくて・・・オーバーホールの時のために買い込んだ新品の最低価格帯の中国森徳のフルートが思いのほかよかったので・・・挙句の果てに台湾ジュピター、ヤマハYFL-311IIなんかを買い込んじゃいました・・・新品じゃないのでYahooオークションですから・・・それほど金は使っていません!吹き比べて分かった事、YFL-211はなかなか良い楽器であること、ただ音色に面白みが無いのは確かですがね・・・中国森徳は音がなかなか素敵ですね。値段の割には非常に・・・克服しましたが難点は、キイがオイルの回りが良くなくて不調だったのぐらいですかね。現在はちゃんと調整しましたから問題は起こらないですね。そして、こいつの音が・・・実は、ヤマハのYFL-311IIによく似ている・・・

 じゃあ、中国森徳とヤマハYFL-311IIのどちらを吹くかと言えば・・・重さからするとヤマハ、値段を考えると中国森徳・・・7118円対130000円(購入価格は1万円ちょっと)で中国森徳の勝!・・・貧乏性なので・・・台湾ジュピターJFL-611E-IIはこれまたよい楽器で・・・US $1,326.20だから・・・今や157000円位(購入価格は7000円台)ですね・・・頭部管が銀製ですからヤマハのYFL-311IIと同じ位置付けのフルート・・・円安で高価なものへと・・・

 さて・・・気になるのは値段ではなく・・・音の違い、ヤマハの211と311は明らかに音が違う・・・というわけで、実験です。吹きなれている211の胴部・足部に、211と311の頭部管を入れて音をチェックすると、211の音と311の音がしますから、基本的な音に関しての支配力はどうやら、音の発生の要である頭部管である事が分かります・・・

 頭部管を眺めると・・・右のような歌口がついています。明らかに形状が異なるのでね・・・右の写真の上が211で下が311です。大きな違いは・・・息が当たる場所の直線部分が211の方が長い・・・

 そこで実験、いつも吹くようにして、口に当たる歌口を左右にずらして行くと・・・明らかに普通の音が出る範囲が211の方が広い・・・従って、口に当てる位置の融通性が211の方が広い範囲にある事が分かります。

 311の方では、その範囲がずっと狭い・・・従って、フォームの定まっていない初心者にとっては211の方が適当に口を当ててもまともな音になる範囲が広い事になりますね。適当に吹いてもそこそこ音になってくれることが分かります。

 音色の違いは・・・歌口の形状の違いのような感じですね・・・

 そこで、明らかにヤマハ211と311は音が違うので・・・311と中国森徳と台湾ジュピターは傾向が似ているので・・・歌口の形状を比較すると、左のような写真で・・・形状の類似性が見られます。

 さて・・・ここから、内部の様子へはちょっと踏み込みにくいですね。ボアスコープがあれば内部の様子が少しは分かりますが・・・鍵関連の仕事は近頃していないので・・・近いものはありますが・・・近いうちにちょっと工夫してみましょう・・・粘土があれば、内側から型を取って形状を引き出して見ることができますね。

 多分、機械加工の関係からすると・・・直線的なテーパー断面と考えれば良さそうな気がします。従って、大差はない可能性が大きい・・・

 どうやら、これで音の類似性に関しては理解したつもり・・・詳細はそのうち・・・そう、確かにこの左の3本、一番上が中国森徳、中央が台湾ジュピター、一番下がヤマハ311ですね。中国森徳のは銀じゃないですから・・・どうやら材質の違いはそれほどなさそうです。

 そうなると、ヤマハの211と311の音の差はどうやら、材質ではなく歌口の形状の違いと考えて良さそうです・・・さすがに311の頭部管の歌口を削って211の形状に近付けたら・・・この実験はやってみたいですが・・・気力に欠ける・・・仮説が証明されて、211の音のするフルートが2本になっても面白くない・・・

 どうも、練習用にPCの横に立てかけられているフルートがヤマハ211と中国森徳に絞られたのもなんとなく分かった気がします・・・そうなると・・・ヤマハ311とジュピター611は何のために買ったのやら?なんだかちょっと悩ましい・・・こりゃ森徳をもう1本買っておくのも良いかもしれない・・・どうも1万円前後で購入したフルート達・・・頭部管だけなら・・・私だって製造可能なレベルのものですね・・・以前使っていた彫金道具を引っ張り出せばなんとかなりますね。素材は・・・扱いなれているシルバー950・・・残っているかな?21.5×6.5cm程必要かな・・・と良くないパターンにはまりそうな・・・なぜか手にノギスを持っている・・・マズイな・・・クラウンとかヘッドスクリューと呼ばれるパーツにルビーとかエメラルドなんかを埋め込みたくなっている・・・シルバークレイとかを使って作るのも面白いかも・・・心金は発注するか自分で磨くか・・・19mmロット棒・・・バーナーはガスだけ買わなきゃ・・・吸引鋳造機も欲しくなりそう・・・銀に七宝とか・・・何を考えているやら?近頃、色のついたフルートもあるから・・・2万円ちょっとの赤いフルートが欲しい・・・素材の銀の板金を作るのにロールも欲しくなる・・・ロールは必須かな・・・吸引鋳造機はシルバークレイを使えば不要だけど、シルバークレイは収縮率が30%ぐらいあるから、本格的な鋳造機が欲しくなる、・・・50万円ほど予算があれば工房も良いかも・・・動力も引いてあるから・・・全く何を考えていいるやら・・・ああ、水蒸気による圧迫鋳造でも良いか・・・これが安上がり・・・大昔に技工所で遊んだ時の拾いものの技術・・・全く馬鹿ですね。

 古いムラマツのフルートも気になります・・・結局は、貧乏なので・・・なかなか高価なものは買えませんし・・・ムラマツは壊れていても2万円位しますからね・・・ふと、朝起きてみたら金のフルートになっていたらとか・・・夢を見そうな感じです。

2014.12.03

  

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