レーザー彫刻機が欲しい！と思うのだが・・・財布がね、そこで妄想を・・・？

現在をうろうろ（588）

　レーザー彫刻機が欲しい！と思うのだが・・・財布がね、そこで妄想を・・・？

　レーザー彫刻機が気になって・・・私も彫刻刀やナイフの類を使って色々と作ることがありますが・・・レーザー彫刻機は面白そうです。図面を引いてやればその通りに切り刻んでくれますから・・・ずっと以前に産業用の鉄板を切るようなやつは見たことがあるんですが・・・興味はありましたが・・・あまり見ない事にしていました・・・だって、欲しくなりますからね。

　しかし、本気で欲しくなって色々と調べ始めました・・・危なく20万円以下のレーザー加工機を買いそうになりましたが、今のところ財布の悲鳴を聞かずに済んでいます。問題は、買い込んで何をするか・・・その問題ですね。ローランドのシールカッターなどもいじっていたことがあるのでね・・・紙飛行機とか作らせていましたけど・・・直ぐ遊び道具になっちゃうんで・・・

　色々と考えたのですが、ミニチュアのギターやバイオリンなどを作ってみるとか、そんな物しか思いつかない・・・フルートケースでも作って、それに何か絵でも彫刻するのも良いかとか考えたのですが・・・半田鏝で絵を描けばよいし、彫刻しても悪くないなと思って・・・どうしても、レーザー加工機を使わなければならないというものが思いつかなくて・・・螺鈿の箱とか作れるか？なんって考えましたが・・・螺鈿の材料の貝はリン酸カルシウムだから・・・熱で変質しそうですから、よほど薄く加工したものでなければ切るのは難しいのでは？・・・ああ、加工をやっている所がありますね・・・螺鈿加工と掘り込みの作業が同じデータでできそうなので面白そう・・・色々と思いつくのですが・・・4月新学期に向けて、鉛筆の名入とか・・・どうも、金儲け系に走らないとあまり使わない可能性が高い・・・やはり、私は、産業機械としての頭で考えているんですね。

　ただ、あまりデザイン力が私には無いのでね・・・それが問題・・・普段、コーレルドローを使っていますから、レーザー加工機用のデータも作れますが・・・シナベニヤに楽譜を焼き付けるとか・・・そういった事ばかりしそうなんでね・・・あとは、レザークラフトか・・・レザークラフトもやりましたから、道具はある程度ありますね・・・でも・・・時間が・・・置き場所が・・・というわけなんですね。

　色々、可能性を考えましたが・・・残念ながら、ちょっと先送り・・・間違いなく、加工のための素材が増えるから・・・一次加工品、二次加工品、仕掛品・・・頭の中で作りたいものをリストアップして、それを3つぐらい作ると・・・ショールームも必要で、本気の商売になっちゃう・・・ネットオークションに出すとか・・・デザイン力の無い所は、著作権が既に切れている物を使うとか・・・そちらのリストも頭の中にできているのですが・・・妄想ではなく、現実のものにして行くと、本気の仕事になっちゃう・・・従って先送り・・・

　で・・・どんな製品があれば面白いか？それを考えていたんです・・・実は、プリント基板が作りたい・・・やり方は見当がつくので、普通のプリント基板に塗装して、あとはレーザーを当ててパターンを書き込みエッチングをすれば良い・・・でもね。これでは面白くないだって、エッチング処理をしたくないのでね・・・３Dプリンターではそういった機能を持つやつがありますね。ふと、私が欲しいものが見つかったわけです・・・

　レーザー加工機と３Dプリンターのハイブリッド機ね・・・ついでにインクジェットプリンターのヘッドもついていれば・・・段々慾が深くなる・・・カット・掘り込み・銀の塗布・絶縁層の塗布にさらに、色をつけたり、できれば部品実装も・・・部品を置いてレーザーでちょっと温めるとかね・・・1台のマシンで何にでも使える・・・

　ふと、日本人なら作り上げられるのではないかと・・・基本的に我が国で作った世界のヒット商品ってのは・・・多くは、既存のものに日本的感性によって付加された価値で売ったような気がしてね・・・ソニーなどがその代表でしょう・・・既存の真空管式ラジオの真空管をトランジスターに置き換えてトランジスターラジオを売り、既存のテープレコーダーを小型化してウォークマンを売り・・・ビデオデッキのテープをカセットに放り込み、簡便に、そして小型化・・・βは負けましたがVHSも見なくなりましたし・・・記録媒体としてのテープも消滅・・・日本が近頃もの作りで低迷しているのは・・・世界最高水準を狙うから・・・日本独自を考え過ぎるからではないかと・・・だから日本の得意技が生かされていない・・・

　多分、技術者に課せられている、日本独自の世界最高水準のとか大げさなものはあまり考えない方が良さそうな・・・日本は改良が得意ですからね・・・既存の技術に日本的感性を加味したもの・・・2つの物の融合や、切り捨て・・・ウォークマンなどは、基本的には録音機能やスピーカーを切り捨てた事によって成功した商品ですからね・・・

　３Dプリンターとレーザー加工機なんか面白い・・・レーザーで紙を焦がして印字するとか面白い・・・単なる紙焦がしプリンターなんてのも・・・そりゃかつて熱転写プリンターなんってものもありましたが・・・未だにファックスなどでは存在するのか？は大げさですね・・・レシートなどは感熱紙が主流ですから・・・さすがに、放電破壊紙などは無いだろうな・・・いや、魚群探知機や気象図では使われているとか・・・

　そうそう、レーザーで紙を焦がして印字・・・ちょっとオシャレかもしれない・・・どら焼きに書きこむとか・・・干物に書きこむ・・・駄目だ余計なことばかり・・・ただね。何か、面白いと思って、熱中して・・・その輪が広がった先に新製品が生まれるのではないかと・・・なんとなく、日本型の開発って、元になるものが無いと開発者もなかなか燃えられない？そんな気がしますね。ものまねと言われても、その模倣の域を遥かに超えたもので日本の家電は世界に君臨していた・・・そんな気がしますからね。

2014.12.01