現在をうろうろ(586)

 TPPで作られる世界の物流のネットワークは・・・?

 さて、何か興味深いものはないか・・・やはりTPPかな?巷では話題にならなくなっているような感じですが・・・脱退が決まったか?追い出されたか?なんって・・・あ!総選挙の目的は、年末までに片付けなければならない宿題の山の存在を内外から忘れさせるための手段か?・・・TPP、エネルギー、財政再建・・・色々と5月のヨーロッパ訪問で政治屋君が注文をつけられて帰ってきたやつ等・・・どうせ、そんな所でしょうね。それは、どうせ全部先送り18カ月後かね・・・

 私の妄想では・・・そもそも、TPPは我が国を主要交通路から外す陰謀から始まった物のような気がしてね。だって、TPPは、2005年6月3日にシンガポール、ブルネイ、ニュージーランド、チリの4か国間で調印し、2006年5月28日に発効した。この4カ国を繋ぐ交易路の話ですからね。

 私の妄想だと・・・右の航路ですね。チリからニュージーランドを通り、ブルネイ経由のシンガポールを結ぶ大圏航路・・・

 これに対抗する日本に関連する航路は・・・ 川崎汽船が2012年4月下旬より、アジア-メキシコ/南米西岸サービスを改編します。今回の改編は、異なる寄港地をカバーする現行の2つのサービスループを大型コンテナ船11隻による1ループ(ANDES)に統合し、同時にメキシコ-南米西岸港間のフィーダーサービス(MSX)を開設するもので、寧波からチリ・ペルーへの直航サービスを可能とする等、顧客のニーズに対応した高品質のサービスを提供します。

 基隆‐香港‐ダーチャンベイ(深セン)‐厦門‐上海‐寧波-釜山‐マンザニーロ(メキシコ)‐カヤオ(ペルー)‐イキケ(チリ)‐バルパライソ(チリ)‐リルケン(チリ)-カヤオ-マンザニーロ-東京-基隆

 という事は・・・中国の貨物を南米へという事なのかな?そして、チリの産物が東京経由で中国へ入る・・・まあ、循環しているわけだから日本もルートに入るが・・・そういえば、チリ産のワインなどが日本に入っていますね・・・南シナ海からの1万海里の通商路・・・中国が中南米の国々との友好関係を作り出そうとしているのもなんとなく分かる気がしますからね。

 南シナ海発で日本を通る南米への航路と、ニュージーランドを通る航路を考えればTPPの意味は・・・東シナ海からニュージーランドまでの航路に関するものですね。トレス海峡を通るルートで書いてみましたが?ビスマルク海からソロモン海・珊瑚海・・・か?オーストラリアが初期に参加していないから、トレス海峡を考えていなかった?このあたりの航路の知識が必要ですが・・・なかなか見当たらない・・・

 欧州とニュージーランドを結ぶ航路はかつては、オーストラリアの南を通る航路で結ばれていましたが・・・欧州から大西洋を南下して、喜望峰を回り一路東へ・・・しかし、スエズ運河・パナマ運河の開通により・・・ヨットレース用の航路になった感じですが・・・クリッパー航路・・・カティーサークを近頃飲んでない・・・オーストラリア・ニュージーランド・・・さらにはホーン岬を回っての世界一周の最短コースですね。南極を一周する航路とも言えますが・・・

 およそ右のような航路ですね。

 いずれにせよ多くの港を効率よくつなぐ必要があるので、こういった航路があったわけですが・・・いずれにせよ、TPPでは南シナ海の沿岸諸国とニュージーランド経由南米チリという考えではないかと・・・

 中国とチリを結ぶ航路の問題になるか・・・中国は南シナ海の実効支配が目標となり・・・東シナ海の安全航行が問題になる・・・米国のリバランスは、これを見据えて南シナ海の利権に参入するためのものか?・・・日本はどうするのが良いのかね?那覇港を整備するとか・・・那覇の軍港施設が邪魔なのか・・・

 しかし・・・何で、船舶輸送に関する資料が少ないのかね?日本の古代からの資料などを集めたりしていましたが、古代から現代まで海運の資料ってあまり無いんでね・・・不思議です。

 現在のでも、海運会社のページから断片的に拾い集めてきますが・・・南シナ海あたりの海運が良く見えない・・・それと、TPPによってでき上がるかもしれない通商路に関する資料が無い・・・どうも、新しい使い勝手のよいバイパスを作る話のような感じですからね・・・那覇港の軍港の利用率が低いのなら・・・自由港として活用するとか・・・既に塀で囲まれていますから・・・保税地区を新規に作る必要はないような気がしますがね・・・那覇港を自由港にすれば、かなり面白い気がしますがね・・・貿易で中国を牽制できるかも・・・妄想は面白い・・・しかし、南シナ海の安全航行が困難になるような事態ってどんな場合だろうか?なんとなく、考えにくいが・・・

2014.11.30

  

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