現在をうろうろ(578)

 11月の月例経済報告に関する関係閣僚会議(1)・・・?

 ああ、貧乏人には困った指示が出ていますね。月例経済報告等に関する関係閣僚会議 これの11月の閣議資料を眺めていますが・・・日本経済の基調判断で、現状では・・・景気は、個人消費などに弱さがみられるが、緩やかな回復基調が続いている。消費者物価は、このところ横ばいとなっている。・・・あたり前だね、限られた資金しかないから、税として持って行かれる額が増えた分だけ個人消費は弱くなる、ただ、財布の紐の引き締めは続かないから、貯蓄なども動員するでしょうからね・・・ボーナスを当てにして・・・私には、ボーナスなど無いので、頑張って稼ぐしかない・・・消費者物価は横ばい・・・こいつは当然でしょう。購買力がないから、高いものは売れにくいから、世界中から安い物を探しての提供を商人連中が頑張っている・・・それと、輸入業者の利益の圧縮かね・・・この2つはいつまでも続くとは思えない・・・ネット通販の中国系の連中が商品の入れ替えを始めていますね・・・購入履歴で現れなくなったものが多くなってきましたからね。

 先行きは・・・先行きについては、当面、弱さが残るものの、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、消費者マインドの低下や海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押しするリスクに留意する必要がある。・・・これって、甘くないかね・・・願望に近いような気がする・・・別段生産は向上しているとは思えないのだけれども・・・不足するエネルギー、縮小される工場・・・減る人口・・・人口がどんどん減っているから雇用環境は良くなる、円安で海外で稼いでいる会社の収支は、同じだけ売っても、昨年に比べて1割以上の増収・・・円安の威力ですね。消費者マインドは、舶来品の価格上昇と政府の物価高騰計画で低下・・・これで、中国の海外景気の下振れなんかの煽りを食うと、日本に安価な商品が回ってこなくなる・・・それでも、積極的な戦争による抑止効果下の平和主義を叫ぶ・・・軍拡のための予算など国内生産拡大のために回さなければならないのに・・・大国との交渉が怖くてできない政治屋さんには困ったものですが・・・所詮、後ろに軍という虎がいないと大口が叩けない狐のようなものなのかもしれませんね。

 政策の基本的態度か・・・政府は、大震災からの復興を加速させるとともに、デフレからの脱却を確実なものとし、経済再生と財政再建の双方を同時に実現していく。このため、「経済財政運営と改革の基本方針2014」及び「『日本再興戦略』改訂2014」を着実に実行するとともに、産業競争力会議や、政労使会議での議論などを通じ、好調な企業収益を、設備投資の増加や賃上げ・雇用環境の更なる改善等につなげることにより、地域経済も含めた経済の好循環の更なる拡大を実現する。
 また、経済の好循環を確かなものとし、地方にアベノミクスの成果が広く行き渡るようにするため、経済対策のとりまとめに向けた準備を進める。


 大震災からの復興か・・・そろそろ、復興の速度は遅くなるはずだが・・・昔の生活には戻れない、新しい生活を始めなければならない時期ですからね・・・復興庁も復興特別税も10年間の存続期間が定められていますが、きっと・・・その後は新しい名称の役所と新しい名称の税に化けるはずですからね・・・こういった組織というのも利権の一種だから、そして、新しい岩盤が作られる・・・日本では何かの目的で作られた組織が、その目的が終わったために解散される事は少ないような気がしますがね・・・いつまで、復興の名の下に金集めをするのか・・・復興目的で新たな税が出なけれ良いが・・・

 デフレ脱却か・・・デフレ賛成の私には頭の痛い話ですね。貯金が目減りする話ですから、借金をしている者の視点からしか考えていないような・・・極端な説明ではデフレとは、1000円で1万円分の買い物ができるようになることで、インフレとは1000円で100円分の買い物しかできなくなる事を意味する。また、デフレとは1000円の借金で1万円分の返済を要求されるようになる事で、インフレとは1000円の借金で100円分の返済しか要求されなくなる事を意味する。・・・借金の無い人にとっては何のメリットもない・・・ジンバブエで2007年に100兆ジンバブエドルの貯金があった人は1ジンバブエドル100兆枚・・・翌年には100兆ジンバブエドル1枚の価値になる。100兆ジンバブエドルの借金をしていた人は、100兆ジンバブエドル札1枚で返済終了・・・これが、インフレの威力と認識しているのでね。前年に100兆ジンバブエドルの工場を建てていれば・・・その代金は紙屑みたいなもので・・・工場の価値は変わらないからインフレ下では借金が得!従って、経済が不安定なものになると、紙幣などの価値が滅却するものではなく、金塊や金貨が好まれる事になる・・・戦後の不良債権処理で貯金や国債などの額面で示されるものは価値が滅却したが、株券や土地など、現物では成金ができたというわけです。

 あれ?経済再生と財政再建の双方を同時に実現していく。・・・経済再生だけじゃなかったんだ・・・財政再建はてっきり経済再建方へ丸投げと思っていました・・・?財政再建のためには、借金体質の見直しですから、極度の支出の切り詰めが必要になる・・・これを決められない政治屋君達に問題があるような気がしますが・・・米国など、不急の役所などは財政困窮により一時閉鎖とか計画を始めますがね・・・2001年の中央省庁の再編というやつは何か意味があったのか?いまさらながら気になりますがね・・・

 「経済財政運営と改革の基本方針2014」及び「『日本再興戦略』改訂2014」か・・・経済財政運営と改革の基本方針2014 〜デフレから好循環拡大へ〜 これね・・・

1. デフレ脱却・日本経済再生
日本経済は、低い経済成長と長引くデフレによる停滞の 20 年を経験してきた。安倍内閣では、長引くデフレからの早期脱却と日本経済の再生のため、「大胆な金融政策」、「機動的な財政政策」、「民間投資を喚起する成長戦略」を「三本の矢」として、新たな経済政策(「アベノミクス」)に一体的に取り組んできた。現在、経済の好循環が動き始め、日本経済は長期停滞やデフレで失われた自信をようやく取り戻しつつある。
 この経済の好循環の動きを更に進め、デフレ脱却と経済再生への道筋を確かなものとし成長への期待を根付かせていくために、需要の安定的な拡大に取り組む。同時に、需給ギャップが縮小してきた今こそ、新たなチャレンジの好機であり、絶え間なくイノベーションが起こり、次々に高付加価値の財・サービスを生み出し、成長する経済を目指す。


 私のような貧乏人にはデフレは歓迎なんですが・・・大インフレ、ハイパーインフレの気配があったら借金を積み重ねてでも借金して株や金貨を買うのに・・・手法は無い信用で借りられる限りの金でできるだけ大きな信用を創造する事・・・この繰り返しをすれば信用を育てる事が可能・・・インフレ期にはこれができますからね・・・「大胆な金融政策」、「機動的な財政政策」、「民間投資を喚起する成長戦略」・・・ふん、なんか威勢がいいが・・・大胆な、機動的な、民間投資を喚起する・・・馬鹿でも付けられる冠ですね・・・どのように大胆か、どのように機動的なのか、どのように民間投資を喚起するのか?それが問題ですから、所詮は御題目ですね。現状では中身の無い「金融政策」、「財政政策」、「成長戦略」でイノベーション・・・私の翻訳では天佑・・・が絶え間なく起こり、次々に高付加価値の財・サービスを生み出し、成長する経済を目指す。という虫の良い政策ですかね。まあ、株高で少し儲けさせていただきましたが、恐怖の円安でその分を吐き出す羽目になりそうです。経済は色々な意味で均衡していますから・・・食べていけるだけで満足しなければならない・・・ふむ・・・この経済財政運営の改革の中に美味しい話は無いのか?気になりますね・・・

2014.11.27

  

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